ブラック・ブレット~赤き目も持つ物達~   作:64490

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原作の人物がでてくるだけでストーリーはかなりずれています


第一話 ウイルスなんて予防すれば防げるもんだろ?前編

2021年 人類は突如出現したなぞの寄生生物「ガストレア」に敗北した

 

都市機能は壊滅

 

荒れ果てた街

 

先にある運命は破滅

 

どう足掻いても死しか待っていない

 

そんな地獄のような世界に

 

立ち向かう英雄がいた

 

 

2031年 東京エリア とある荒れた町

 

「ガ、ガストレアだ!助けてくれぇ!」

そこには年は30ぐらいの少し痩せた男が走っていた

街に響くのは叫び声

男は必死に逃げていた

謎の怪物「ガストレア」から

 

「誰かっ!誰か助けてくれぇ!」

 

必死に叫び、怪物から逃げる男

しかし何処からも返答はこない

聞こえるのは怪物の鳴き声だけ

 

「も、もうダメだ…」

 

男の逃げる先には壁 行き止まりだ

男の後ろには怪物 男にとっては死そのものである

怪物との距離が縮まり、目の前には蜘蛛のような体をした物が口を開いている

男が殺されることを覚悟したその瞬間

 

「とりゃ!」

 

聞こえたのはガストレアの声でなく10代前半の少女の声

そして数秒遅れて左の方から大きな耳障りな音が聞こえてきた

 

「キシャァァァァ!」

 

声の主はガストレア

いつの間にか移動していたことに男は気付き、そしてそれをさせたのがその少女だということを理解することができた

 

「あ、あんたはい、いったい--」

 

「シッ!ちょっと黙って!」

 

少女は両手に刀、頭にはヘッドホン、髪は金髪、そして何よりも目立つ---

 

 

赤い目を持っていた

 

 

 

「ふー、ターゲット破壊完了、おじさん大丈夫?」

 

その出来事は一瞬だった

少女はガストレアに向かって飛び、一瞬で自分の刀を気色悪い青色に染め、さっきまで生きていた物を肉片に変えた

 

「あ、あぁ大丈夫だ、さっきのことに驚いてしまって…」

 

男がそう言うと少女は安心したようだった

 

「良かった!ガストレア倒しても死なれちゃ後味悪いしね!」

 

そう言うと少女はニッコリと笑った

 

「あ、そうだマスターおいてきちゃったんだ!!おじさん、もう私行かなくちゃなんだ!じゃあね!」

 

それだけ言うと少女は建物の上に飛び上がり、男に向けて手を振った

 

「ありがとう、助かったよ!」

 

男は礼の言葉とともに頭を下げた

顔を上げると少女の姿は無くなっていた

 

 

 

 

 

 

東京エリア とある喫茶店にて

 

「あの野郎、やっぱり勝手に行きやがった!」

 

叫んでいたのは学生服に身を包む10代後半ぐらいの少年

 

「うるさいぞ、少しは静かにしたらどうだ…」

 

「蓮太郎の言うとおりなのだ!静かにしないと他の客に迷惑がかかるのだ!」

 

「いや、俺より延珠のほうがうるさいな」

 

少年に対して注意を呼びかけたのは天童民間警備会社のプロモーターである里見 蓮太郎であるそしてそれに賛成していたのは蓮太郎の相棒であるイニシエーターの相原 延珠だった

 

「いや、妾よりは七瀬のほうがうるさいのだ!」

 

延珠にうるさいと言われた少年、彼は如月 七瀬 彼も蓮太郎と同じくプロモーターである しかし彼も天童民間警備会社に勤めているというわけではない 民間警備会社というのは他に何個も存在しており、どの会社もガストレアの排除を業務としている 簡単にいえば七瀬と蓮太郎は同業者である

 

「そもそもあいつが先にいったのはお前らが喫茶店で待つ、なんて言うからだろ!」

 

「輝夜がガストレアを退治しに行ったから騒ぐというのは理由になってないぞ!妾より七瀬のほうが悪いのだ!」

 

「なんだとー!」

 

ギャーギャー ギャーギャー

 

「とりあえず二人とも落ち着けよ…」

 

蓮太郎が声をかけると二人は同時に振り返り

 

「こいつが悪い(のだ)!」

 

みごとにハモったのだった




こんかいが初投稿です
初めましてE@TIPE11です
誤字脱字などがあると思いますがよろしくお願いします

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