二人の女神の憂鬱   作:性別はヒデヨシ

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自己紹介

「おはよう新入生諸君」

 

生徒一同「おはよございます」

 

担任が教壇に立ち挨拶をして、それに返す一同。まぁどこでもこんなものか

 

「まずは、入学おめでとう。これから北高の生徒して頑張ってくれ。俺は担任の岡部だ。担当は体育でハンドボール部の顧問もしている。ハンドボールに興味があったら是非見学に来てくれ。」

 

担任の岡部先生はなかなか熱い人みたいだ

 

「さて、じゃあ俺の自己紹介の次は皆の自己紹介だ。簡単でいいからな。じゃあ窓際の席から頼む。」

 

「はい、西中出身……」

 

出身校と名前、そして趣味位の簡単な自己紹介をしている

 

「南東中から来ました朝倉涼子です。趣味は料理です。皆さん宜しくお願いします」

 

おぉ、誰が見ても美人って答えそうな顔立ちだな。

しかも、南東中っていえばこの辺りじゃ有名なお嬢様中学じゃないか。なんで北高なんかにいるんだ?

 

俺がそんなことを思ってると朝倉さんは席に座り次の人がまた自己紹介を始める。

着々と順番は進み佐々木の番が来たようだ

 

「北中出身の佐々木 …です。趣味は読書です。皆さん、これからよろしくお願いします。」

 

佐々木の自己紹介が終わり次は俺の番か

 

「北中出身の………です。趣味はこれと言ってないで何か面白い事が合ったら教えて下さい。これからよろしくお願いします。」

 

自分で言っててなんだが趣味が無いってのは自己紹介としてどうなんだろな、まぁ簡単な自己紹介なんてこんなもんか。

そう考えながら席に座り次の奴の自己紹介を聞こうとした。

たしか、次のやつは女だったな

 

ガタ

 

後ろのやつが立ち上がった。

顔と名前を覚えるため後ろを振り向く

 

「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間に興味ありません。このクラスの中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしの所まで来なさい。以上。」

 

なんだこの女は?

宇宙人?未来人?異世界人、超能力者?急に何を言ってるんだ?

いや、別に宇宙人がいないなんて言わない。未来人が居ないとも言わない。異世界人や超能力者も同じだ。

ただ目立ちたいだけか?

それとも本気で言っているのか?

そう忙しく考えながら前を向くと佐々木と目があった、さすがに驚いたようでやや困ったような笑いを浮かべている。

 

ハルヒが座り回りがどう反応していいか分からない中、担任の岡部先生が

 

「独特な自己紹介だな。まぁこのクラスに宇宙人や未来人がいるか分からないが、普通の人の友達も作るようにな。では次の人頼む。」

 

「あっ…はい。えっと南中出身の…」

 

さすがに先生だけあってこういうことの受け流しは上手い。もしここで「ふざけるな」などの強めな言葉を言ったら生徒との間に溝が出来るし、涼宮さんも孤立する事になりかねん。

しかし、涼宮さんの次の挨拶はやりにくそうだ。席順が前で良かったぜ

 

自己紹介が次々と終わり最後の一人

 

「東中出身の………。これからよろしくお願いします。」

 

涼宮さんの後からは多少やりにくい感じはあっただろうがこれと言って変な自己紹介もなく無事に終了した。

 

「よし、まだお互いに知らない事だらけだろうかそれは一緒のクラスで生活していく内に分かるようになるだろう。改めてこれからよろしく頼む。あと、今日は授業もないからここで終わりだ。配布物がちゃんと揃っていることを確認してから帰ってれ。」

 

こうして我ら新入生の入学式は終了した。

 

配布物を確認して、帰る準備をしていると前の席に居る佐々木がこちらを振り向いて

 

「キョン、せっかくの高校生活一日目だ、一緒に帰らないかい?」

 

 

 

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自己紹介だけだから短い、、、
速くいろんなキャラ出したいね

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