インフィニット・ストラトス 光の彼方   作:ichika

4 / 44
気付く想い

side一夏

俺は今、海斗兄が運転する車に乗り、

ある場所に向かっていた。

 

いや、俺がある場所って言っても意味無いか、

なんせどこに行くのかも聞いてねぇしな。

 

おっと、紹介が遅れたな、今この車を運転してるのは、

小早川海斗、千冬姉の幼馴染みで、俺にとっても兄のような人だ。

 

ちなみにさっき俺が電話をしようとした深夏姉ってのは、

海斗兄と同じく千冬姉の幼馴染みで、俺にとっても姉のような人で、海斗兄の奥さん。

 

それと、海斗兄の旧姓は如月、なんでも小早川に婿養子として入ったらしい。

まあ、海斗兄も深夏姉も確か親が居なかったんだよな・・・。

 

 

海斗兄曰く、

『俺達三人はどこか似ている。』

だそうだ。

 

俺からしてみれば、全然似てないと思う。

千冬姉は抜き身の刀みたいだし、

海斗兄は面倒見の良い兄貴だし、

深夏姉はお姉さんタイプだしな、

強いて似てる点を上げるなら、その境遇位なモノだろう。

 

まあ、俺にとってはそんなことはどうでもいい。

ただ、俺の事を弟と呼んでくれる人がいるだけで、

独りぼっちでは無いという事が実感できて、ウレシいからな。

 

そんだこんだしているうちに、目的地に到着したようだ。

 

って此処は・・・。

「懐かしいか?」

「あぁ・・・、懐かしいとかそんなもんじゃないよ。

此処は・・・、俺にとって大切な場所だから・・・。」

 

俺は目の前の場所に来たことがあった。

此処は如月道場、海斗兄の篠ノ之道場とは別に、この如月道場に足を運んでいた。

篠ノ之道場が剣道ならば、この如月道場は、

実戦で使用するような剣術や体術を主に教えている、

 

当時、出会いたての海斗兄に連れられて、深夏姉とかと手合わせしてたっけ?

 

・・・、でもフルボッコにされていつものびてたよな・・・。

いかん、思い出したら寒気がしてきた・・・。

千冬姉も海斗兄も深夏姉も、人外と呼べる程強い・・・。

 

どれぐらい強いかといえば、深夏姉と千冬姉が剣術で闘った時は、

模造刀の軌道が見えなかった。

 

今は多分見えるようになってはいると思うけど、避けれるかと問われれば否と答えざるを得ない。

姉貴二人がこんな感じで、海斗兄は更に上を行く強さ、正直言って、今の俺じゃあ二分ともたずにぼこぼこにされるのが落ちだ。

 

にしても俺よく生きてたな・・・、普通死んでたよ・・・。

 

そういえば、如月のじいちゃん元気かな?

海斗兄達よりも長い間会って無かったからな。

ちなみに如月のじいちゃんとは、如月道場の師範で、

海斗兄の祖父だ、

「なあ海斗兄、如月のじいちゃんは元気なのか?」

「っ!」

 

何気無しに聞いてみると、海斗兄は少し苦い顔をした。

一体どうしたんだ・・・?

「・・・、如月のじいさんは・・・、一年半前に亡くなった。」

「えっ・・・?」

 

嘘だろ・・・?じいちゃんが・・・?死んだ・・・?

 

「心臓発作を起こして、病院に運ばれたが・・・、

間に合わなかった、俺と深夏が来たときにはもう息を引き取っていた・・・。」

「そんな・・・、じいちゃんが・・・。」

「言い訳をするように聞こえるだろうが・・・、あの時俺たちは、

お前と千冬に連絡する事ができなかった・・・、

教えてやれなくて・・・、済まない・・・。」

 

やめてくれ海斗兄・・・、貴方が頭を下げる事なんて無いんだ・・・、

 

「海斗兄・・・、じいちゃんの仏壇を、拝ませてくれ・・・。」

「ああ、わかった、挨拶をしてやってくれ・・・。」

 

俺は海斗兄と共に、道場の中へと入って行った・・・。

 

 

sideout

 

 

side海斗

仏壇の前に座った一夏は、もう十分以上手を合わせて拝んでいる。

 

あいつはじいさんによくなついていたな、

俺も、一夏も親の愛を知らない、

だが、じいさんは、血の繋がりがある俺だけではなく、

深夏も、千冬も、そして一夏も自らの孫のように愛していた。

 

一夏も千冬も深夏も、そして俺もあの人に感謝していた。

 

じいさん・・・、あんたが教えたガキどもは、確かに成長してるぜ・・・。

 

しばらくして、一夏は眼を少し赤くして戻ってきた、

そんな弟の様子を見て、俺は連絡してやれなかった事を悔やんだ。

 

「済まない・・・、一夏。」

「もういいよ海斗兄、一応お別れのあいさつはしたからさ・・・。」

「そうか、この事だが、千冬にも伝えてやってくれねぇか?」

「勿論だよ、海斗兄。」

 

一夏が落ち着くまでの間、俺達は無言でお茶を啜っていた。

 

一体どれ程の時間が経ったら頃だろうか、玄関が開き、アイツが帰って来た。

「海斗~、ただいま・・・、って!!一夏じゃない!!久しぶりねぇ~!!」

「深夏姉!!久しぶり!!」

入って来たのは、長い黒髪を腰元まで伸ばした、黒い大きな瞳が特徴的な美人さんだ、

彼女こそ俺の嫁さんにして、一夏の姉貴分である、小早川深夏である。

 

俺がそんな事を考えていたら、弟分と嫁さんが久しぶりの再会を喜んでいた。

 

深夏にも俺にも、血を分けた兄弟、姉妹は居ない、

だから、俺達は幼馴染みの弟を、自らの弟と思い、何かと気にかけてる。

 

「にしても、一夏ったらなにやってんのよ、ISを動かしちゃうなんて~。」

「思い出させないでくれよ、深夏姉・・・。」

「いい思いしてんじゃ無いの~?もう彼女の一人や二人位出来てる?」

 

あ、その話題で、思い出した、こんな駄弁る為にこいつを此処に連れて来たんじゃない。

「深夏、その事で話がある。」

 

という訳で深夏にも現在の一夏の置かれた状況と気分を説明をする。

こういう手の話は、俺より深夏のほうが適任かもしれない、

「なるほどねぇ・・・、それって間違いなくアレじゃない、

・・・、だから<・・・>なのかしら?海斗?」

流石だな、伊達にこいつの姉貴分やってる訳じゃ無いんだな。

 

「そういう事だ、一夏、さっさとこれに着替えて道場に来い、

お前の本当の気持ちを見付けさせてやる。」

「この私達がね♪」

 

俺達がそう宣言したのと同時に一夏が盛大に顔を引きつった表情を浮かべていた。

 

sideout

 

 

side一夏

白い着流しに着替えた俺は海斗兄に言われた通りに道場に来ていた。

恐らく打ち込みでもやらされるのだろうと思い、準備運動は念入りに行う。

 

「待たせたな、一夏。」

「海斗兄、久しぶりに俺を鍛えてくれ!!」

「誰が鍛えるって言った?俺はただお前に、

お前が元々持っている望みを、改めて確認させてやるだけだ。」

 

「俺の・・・、望み・・・、そんなの決まって・・・、」

決まってる、俺の望み、それは皆を守る事だ、

それは変わらない・・・、なのに、俺はそれを言えなかった。

俺が望んでいるのは、本当にそんな曖昧なモノだろうか?

わからない、俺は本当は何を望んでいるんだ・・・?

 

「一夏。」

答えが出ないまま俯いていると、いきなり海斗兄に呼ばれて顔を上げてみると、

目の前に鞘に収まった日本刀が投げられていた。

 

恐らく模造刀だが、落としたら大変なので俺はちょっと慌ててそれを掴んだ。

「一夏、お前が何を望み、何を成そうとするかは、お前が決めろ、

ただ状況に流されているだけでは、お前は何もかも失う。」

「っ!」

 

海斗兄の声は冷たく、鋭かった、

顔を見てみれば、普段から鋭い目付きが更に鋭くなり、

その身に纏う雰囲気も触れれば切れるような物々しいモノになる。

 

ヤバイ・・・、本能がそう告げる、

ムリダ・・・、勝てるはずが無い、

 

俺のうちなる何かが、ひっきりなしに警鐘を鳴らしているが、

俺はかぶりをふり、ともすれば弱気になる心を叱咤する。

 

俺は何の為に此処に来た?

決まってる、この気持ちの正体を教えてもらうためだ、

 

よく考えれば言葉で済むと思うが、それをしない辺り、

他の何かも一緒に教えようとしてくれている事が理解できる。

 

ならば、俺ができるのはそれを理解する為に、考えながらあの人に打ち込むだけだ、

 

俺は帯に刀を刺し、抜刀して正眼に構える。

それを見て、海斗兄も抜刀し、構える。

 

長らく剣術から離れてたが、基本は忘れていない、むしろ最近はISの訓練では、

剣術のような事しかしていない、ていうかできない。

 

「はあぁぁぁぁっ!!」

烈迫した気迫と共に、一気に間合いを詰め横凪ぎで斬りかかるが、

海斗兄は表情一つ変えず俺の刀を逸らし、俺の腹部へ刀を叩き込む、

 

「グハッ!!」

 

吹っ飛ばされて、壁に叩き付けられる、

イテェ・・・、頭がくらくらする。

 

でも・・・、

「まだだぁぁぁぁっ!!」

抜刀したまま斬りかかるが、海斗兄は少しも表情を変えず、俺の刀をさばき、

やはり急所に近い場所を攻撃してくる。

 

脇腹に鈍い痛みを感じ、その直後にまたしても壁に叩き付けられる。

 

痛みに慣れていない訳じゃ無いが、流石にこのままだと、マジでヤバイ・・・。

 

けど無闇に攻めても、返り討ちに合う、ならば、居合いで・・・。

 

俺は模造刀を腰元に据えて、海斗兄の出方を伺う。

 

居合い技、一閃二断の構え、千冬姉に教わったこの技ならば、あの人に届くかもしれない、

 

「ほう、その技か?ならば、俺からかかって行ってやろう。」

 

そう言った刹那、海斗兄は一気に間合いを詰めて、刀を振りかぶっていた。

俺は一気に刀を振り抜き、海斗兄目掛けて逆袈裟を斬り込むが、

またしても、刀は止められた。

 

「何故だ・・・、なんで届かねぇんだ・・・。」

千冬姉に教わったこの技が・・・、海斗兄に習った刀が・・・、

深夏姉に教わった体術が・・・、なんで届かねぇんだ・・・。

 

「一夏、俺達の真似事なんてしてて楽しいか?」

「真似事・・・?」

「ああ、お前がやってるのは俺達から学んだ技を、

そのまま使ってるだけなんだよ、

つまりな、何の捻りも加えて無い、真似事同然の技じゃあ俺達の片鱗にも届かねぇ。」

 

わかってる、俺はこの人達の技をそのまま使ってるだけだ。

普通の人相手ならば、それでも十分と呼べる程強力だ、

 

 

けど、この人達にはそれは一切通じない、当然だ、

俺は兄貴、姉貴達の技を模倣しているに過ぎない、

 

だから届かねぇ、あの人には・・・、届かねぇ・・・。

 

どうすれば届く?どうすれば・・・?

「なあ一夏、お前、力を手にしてなにがしたかったんだ?」

「皆を守る事だよ、強くなって、皆を守る。」

俺は・・・、無力だった・・・、昔からずっと・・・、

いつも千冬姉や、周りの人に迷惑をかけるばかりで、自分では何もできなかった・・・。

 

だから守る力が欲しかった、誰も傷付かない、そんな力が・・・。

 

「はぁ~、変わってねぇなお前はよ。

誰もそんなもん望まねぇよ。」

「!?」

なん・・・だと・・・?

 

「いいか一夏、誰も誰かに守られてぇ訳じゃねぇ、

いくら守るつっても、結果的には押し付けでしかない。」

「・・・。」

 

押し付け・・・、なのだろうか・・・?

俺は・・・、皆を守りたいと思っている。

でも・・・、皆は俺に守られたいと思っているのだろうか・・・?

わからない・・・、俺は・・・。

 

「お前が言ってる事はな、曖昧に過ぎるんだよ、

漠然としすぎてて、その先に何をしたいか、自分でもわかって無いだろ?」

「っ!!」

 

その通りだ、俺は誰かを守りたい、それは事実だ、でも、守って何をしたい?

ただ守ってそれで終わりでは、自己満足にしか過ぎない。

それは理解できた、でも、俺は守った後、何をしたい?

 

「なぁ一夏、お前が言ってたその子達はさ、

お前に何を望んでんだ?何をしてほしいんだ?」

「わからない・・・、」

「わかんねぇ訳がねぇだろ?

彼女らは、お前に何をしてほしいと思って、いつもお前と一緒にいるんだ?」

 

そうだ、・・・、今更ながら思い返すと、この半年間、俺はずっと彼女達と一緒に居たのだと思う。

なのに・・・、俺は彼女達がして欲しいと思うことがわからない・・・。

 

答えが出ない俺を見て、海斗兄は少し意地の悪い笑みを俺に向ける。

「なぁ一夏、一つ例え話をしよう、もしお前が一人の女に惚れたとする、

そいつは性格もよくて、家庭的、若干年寄り臭いのが珠に傷だが、

境界線のない包容力で、周りからの好意も多い、心の有りようも強く、芯も真っ直ぐだ。

けどな、そいつには致命的とも呼べる欠点がある、それはな、人から寄せられる好意には、

呆れる程鈍いんだ。」

「・・・、」

「お前もそいつにアプローチはするが、わざとやってんじゃねぇのかと思うような勘違いでかわされる。そんな時お前ならどうする?」

「・・・、イライラするかな、」

普通そうだろ、好きな相手がそんな感じだったら、

本当に自分の事を意識しているのか、疑いたくなるよな。

 

「でだ、その状態でソイツがお前とは違う相手と楽しそうにしていたら、

お前はどう思う?」

「嫉妬するだろうな、俺の気持ちをわかっているのかって言いたくなるな。」

「ほう、ならば、ソイツがその相手と何やら性的な方面に行きかけるような雰囲気になっていたら、お前はどうする?」

「・・・、」

何だろう、他人事じゃない気がしてきた。

 

「お前はどうか知らんが、行きすぎた奴なら、刀振り回したり、ライフル持ち出したり、

ISを展開したり、してくるだろうな。」

あー・・・、うん、分かっちゃったよ、海斗兄が言ってた奴って、間違いなく、

 

「俺の事ですか・・・。」

「大正解、そしてそいつに惚れてる奴ってのは、その子達なんだよ、

まったく、自分で気づけよ、そのくらい。」

「面目無い・・・。」

あー・・・、あいつらのあの行動ってそういう事だったのな。

なんでいつも理不尽に殴られてたのか、今更ながらわかったよ・・・。

 

「でだ、彼女達の気持ちがわかった今のお前に聞く、お前は彼女らを守った後、

何を成す?」

「俺は・・・」

俺の脳裏に皆の顔が浮かんでは消える、

皆俺の大切な仲間で、友人だと思っている。

 

だけど皆は、それ以上の関係、つまりは恋人関係になりたいと考えている。

 

好意を抱いてくれていることは正直、嬉しい。

だけど、俺なんかが、彼女達の内の誰か一人を選んで、幸せにしてやる事は出来るのだろうか・・・?

 

でももし、望む事があるなら、それは・・・、

「その子と、幸せになりたい。」

「よく言った、それがお前の本当の望みだ!!」

「これが・・・、俺の望み!」

 

あぁ、やっと・・・、やっと見つけた、俺の望み、心を占める、この気持ちが。

切ないのに甘く、苦しいのに嬉しくなるこの気持ちが!!

俺は・・・、彼女の事が・・・、好きなんだ!!

 

(なら・・・、こんなところで止まってる訳にはいかねぇよな!)

 

俺は海斗兄と距離をとり、鞘に刀を収める。

 

「行くよ、海斗兄、俺は負けない!」

「来い、一夏!!」

 

俺は鞘に収まった刀を帯から抜き、腰だめに構える。

この技は刀と鞘による二段抜刀術、

一撃目に刀、二撃目に鞘による攻撃を加える技なのだ。

 

「ほう、俺の得意技で勝負を挑もうというのか、

ならば、同じ技で打ち破ってやろう!!」

海斗兄も俺と同じ技の構えをとる、

 

あの人とまったく同じ技じゃあ、あの人には届かない、

だが、それがどうした、ならば違う技で対抗すればいいだけの話だ。

 

「いざ・・・、勝負っ!!」

俺と海斗兄はほぼ同時に駆け出し、間合いを詰める。

「はあぁぁぁぁっ!!」

俺は烈迫した気迫と共に抜刀する。

海斗兄もほぼ同じタイミングで抜刀し、俺に斬りかかる、

この技の初撃は刀だ、けど、俺は左手で鞘を持ち、鞘で海斗兄の刀を持つ右手を狙う。

 

鞘が海斗兄の右腕に直撃し、その太刀筋はあらぬ方向にそれる。

「!?」

海斗兄の表情が驚きに染まるが、二撃目を入れることに必死な俺にはそれが見えなかった。

 

「アァァァァッ!!」

俺は腕を振り抜き、海斗兄の腹に模造刀の刃を叩き込んだ。

 

「ぐおっ!?」

予想外の事だったらしく、防御姿勢も取れないまま海斗兄は後ろに吹き飛んだ。

 

届いた・・・、届いた!!

「海斗兄に届いたんだ!!」

その事実が完全に理解できた時に押し寄せた喜びは、このうえなく、甘美なものだった。

 

「いってぇなこのやろう、だが、よくやったな。」

「海斗兄!!」

「いい技だ、まさかああいう風にアレンジするとは思ってなかったぜ。

いいんだよ、お前はそれで、例え俺達から学んだ技を使おうとも、

それを自分なりに改良すればいい。」

「あぁ、わかったよ海斗兄。それと、ありがとう!!」

 

見えたよ、俺が進むべき道が、傷ついても、

歩いていく道が、そして、隣にいてほしい女性が!!

 

「海斗兄、ありがとう!!」

「あぁ、送ってってやる、頑張れよ。」

「あぁ!!」

 

sideout

 




なんだろう・・・、内容がすごくめんどくさいような気がする。
いや、これがご都合主義なのだよ!

次回予告
気付いた想い、その気持ちを胸に一夏は彼女の前に立つ。

次回インフィニット・ストラトス光の彼方
伝えたい想い。
お楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。