ノリと勢いとイチャイチャ見たさに書いてみました。
・・・、ブラックコーヒーを用意する事を強くお薦めします。
用意はいいですか?
それでは始まります!
sideシャルロット
2月13日
バレンタインデー前日に、僕は一夏の為にチョコを作っていた。
一日じゃあ出来上がらないから、前日に下地だけでも作っておく。
ゆっくりと、ゆっくりと、愛を込めてかき混ぜる。
僕は一夏の事が大好きです。
その想いを込めて、ゆっくりとかき混ぜる。
一番大切な人の為にはじめて作るチョコなんだ。
だから、彼に喜んでもらう為にチョコを作るんだ。
幸せだなぁ・・・、好きな人の為に何かを作るって・・・、
フランスでは感じた事の無い気持ちだよ、
僕に光をくれた一夏、大切な男性。
愛しい、僕の恋人。
そんな彼の為に、僕はチョコを作るんだ♪
「ふふっ♪楽しみにしててね♪一夏♪」
sideout
side一夏
さて、今日は2月14日、
そう、バレンタインデーであります。
貰えるモノは嬉しいよ、嬉しいんだよ、嬉しいんだけど・・・、
「なんだこの量は・・・。」
朝、教室にいったら、机の中に大量のチョコの包みが入っていた。
教室から出れば、何処からともなく誰かがやってきて、
俺にチョコを渡そうとしてくる、
けど、シャルと一緒に居れば寄って来なかったが・・・。
「お返しなんて出来ねぇのによ・・・、
なんで俺なんかにくれるんだよ?
一応恋人持ちだよ?」
ありがたいとは思っても、正直気が進まないんだよな・・・。
放課後は取り敢えず、直ぐに教室から逃亡し、色んな場所に隠れた。
女子の追跡を振り切り、自室へと戻ると・・・。
「お帰りなさい、一夏♪」
シャルが満面の笑みで俺を出迎えてくれた、
ああ!!マジで可愛いぃぃ!!
なんでこんなに可愛いんだよ!?
抱きたい!今すぐ押し倒して、愛し合いたい!!
けど、取り敢えず理性で抑える。
「ただいま、シャル。」
取り敢えず荷物を置き、シャルを抱き締める。
ああ、これが一番の精神安定になるなぁ・・・。
ほんとありがたい。
「あー・・・、なんで女子ってイベント事にあんなに盛り上がるんだろ・・・?」
「ふふっ♪仕方ないよ、それが女の子なんだもの。」
あー・・・、そうですよね~・・・、なんかようやく解るようになってきたよ・・・。
「ねぇ一夏・・・。」
「ん?どうした、シャル?」
何かありそうなので、俺は一旦シャルを離す。
ちょっと残念・・・。
シャルは部屋にある小型冷蔵庫の扉を開け、
何かを取り出す。
それを後ろ手に隠し、俺のところまで戻ってくる。
てか、モジモジしてるのもマジ可愛いんだよ!!
ヤバイよ!俺の理性!!
「えっとね・・・、はい!」
シャルは勢い良く手を前に出した。
彼女の手に握られていたのは、
紅い包みに、ピンクのリボンが華やかな箱、
つまり、チョコだ、しかも、これ手作りっぽいな!
「ハッピーバレンタイン、一夏♪」
「ありがとう!嬉しいよ、シャル!」
俺の言葉は、社交辞令でもなんでもなく、
本心から来たモノだ。
「それとね、聞いてほしい事があるんだ。」
「ああ、聞くよ。」
シャルは深呼吸し、俺を見て言葉を紡ぐ。
「貴方に出逢えて、僕は光を見つけられました、
貴方に愛されて、僕は幸せを見つけられました、
貴方と一緒にいれる事が、僕の一番の幸せです、
ありがとうの気持ちを込めて、このチョコを贈ります、
貴方の恋人、シャルロット・デュノアより愛を込めて。」
ヤベェ・・・、マジで嬉しい、
今までに感じた事の無い位嬉しいな、こりゃ。
「ありがとう、シャル。
俺も幸せだよ、貴女といるときは、いつも嬉しいよ。」
俺はシャルからチョコの包みを受け取り、包みを開く。
そこには・・・、
『愛しの貴方へ、チョコと一緒に私を贈ります、
美味しく召し上がれ♪』
と書かれた、ハート型のチョコがあった。
・・・、これってあれか?
誘ってるんだよな?
もう我慢しなくてもいいんだよな!?
「それじゃあ、いただきます、シャル。」
「召し上がれ♪」
俺はまず、チョコを一片口に含み、
それからシャルの唇に、己の唇を重ね、舌を絡ませてチョコを味わう。
そのチョコの味は、今までに味わった事の無い位、甘く、幸せな味がした・・・。
sideout
noside
コトが終わり、シャルロットはぐったりと、
それと同時に幸せそうな表情で、ベッドに横たわっていた。
「ちょっとムチャしちまったかな・・・?」
そんな彼女の様子を見て、一夏は自嘲するように呟いた。
「さてと、あらためて、シャルのチョコをいただきますか。」
そう言って彼は、ライトスタンドの台に置いてあった、
シャルロットの手作りチョコを口に含む。
「うん、うまい♪」
一夏は知らず知らずのうちに、笑みを浮かべていた。
「よし、ホワイトデーには、奮発してやりますか!」
そう言った後、一夏は恋人が眠るベッドへと入っていった・・・。
sideout
はい、どうもです。
私めも、書いてる途中で胸焼けがしました・・・。
今回もモゲロをよろしくお願いします。
ではまた次回に~!