艦隊これくしょんー啓開の鏑矢ー   作:オーバードライヴ/ドクタークレフ

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ほんっっっっとうにお待たせして申しわけないです! 就活で死にそうなオーバードライヴです。
やっとのこと完成、最新話です。

それでは、抜錨!


ANECDOTE012 コレデ一人ボッチダ

 

 

 

「高峰!」

「北方棲姫の艦載機をマーキング! リンク開始! 渡井IFFを外部変更、警報凍らせろ!」

「もうやってる!」

 

 ヒメ……北方棲姫の宣言を受けて司令部に怒号が飛び交う。

 

「本気か? 大佐殿」

 

 星影がそう声をかける。高峰が司令長官席で突っ伏したままの航暉の方を振り返り、その後ろに立つ星影とは目を合わせず口を開く。

 

「この状況をさっさと終わらせる必要がある。そのためにこれが一番手っ取り早い」

「北方棲姫は深海棲艦だぞ」

「だが同時に電ちゃんの仲間でもある」

 

 高峰はそう言って視線を前に戻した。スクリーンに映る艦載機……駆逐艦“あすか”から急速に離れていく赤いマーカーの一部が黄色を一瞬挟んで緑色に変わる。

 

「星影少佐、貴方の思いもよくわかる。危険なリスクを孕んでいることは百も承知だ。それでも、私はそれに賭け、私達はそれに縋る」

 

 ヒメの艦載機のナンバリングが変更されていく、80機を超えるマルチロール機が飛び出していく。

 

「そんなものを信じるのか? 神様を信じるようなものじゃねぇか」

「深海棲艦が神様か……」

 

 どこか可笑しそうに笑った高峰が肩を揺らす。

 

「ならば簡単な話だ。俺たちは神の殺し方を学べばいい。―――――神を殺すように深海棲艦を殺せ。それで俺たちは奴らに勝てる」

 

 杉田が長距離砲撃を再開、レ級に向って徹甲弾の固め打ちが開始される。

 

「学ぶには情報が必要だ。EEEI、敵性基本必須情報の生成、それもまた我々の任務だろう。北方棲姫の戦闘データ回収、及び敵との交信の傍受は対深海棲艦ガイドラインを大きく進歩させる。その可能性を我々は求めているんだよ。リスクを背負ってでもね。だからこそ我々は防衛計画からは切り離された“攻勢部隊”として組織されている」

 

 そこで初めて高峰が星影と目線を合わせた。強烈な感情が、星影を射ぬく。

 

「そのリスクを背負いたくなければ、指揮下から外れろ、星影少佐」

 

 一瞬の視線の交錯。それを割ったのは以外にも凪風だった。

 

「ここが引き際じゃないの? ステラ」

 

 その声に星影が苦い顔をした。

 

「―――――己の面が曲がっているのに鏡を責めてなんになる?」

「……くそっ」

 

 吐き捨てるような声に高峰が視線を逸らした。

 

「対空指揮は俺が取りまとめる。渡井、しおいたちは?」

「レンジイン」

「タイミングを見てレ級に攻撃させろ。タイミング任せる。―――――もうすぐ金剛たちがコンタクト。状況が動くぞ。パターン34ロメオ。乱戦になる。用意!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒメちゃんの艦載機が……」

 

 高空からダイブしてくる白い航空機。白昼に落ちる矢のように空中から降りてくるそれがレ級の艦載機を蹴散らしていく。それを見て電は僅かに笑みを浮かべた。

 

「電ちゃん……?」

「大丈夫なのです、今はヒメちゃんを信じるのです」

 

 そう言った頭上を白い徹甲弾が駈けた。その射線の元をたどると海上に4人分の千早の白が見えた。

 

『ヘーイ! イナヅマ! まだちゃんと生きてるネー?』

「金剛さん……ごめんなさい、水上打撃群の指揮、移譲するのです」

『了解ネー! あなたは十分頑張った、だからここからは“私達の”出番ネー! 比叡、榛名、霧島! Follow me! ついてきてくださーい!』

『はいっ!』

 

 金剛と視線を交わしてすれ違う。選手交代、金剛が前に出た。速度をあげていく。

 

「榛名、私に合わせてくだサイ!」

「はい! 金剛姉様!」

「比叡、霧島! バックアップよろしくデース!」

「気合入れていきますっ!」

「了解しました!」

「私達はレ級を一隻沈めれば御の字! 張り切って行くワ!」

 

 金剛がフルスロットルで加速する、その一歩後ろを榛名がついていく。4つの砲架が稼働し全てが一隻のレ級に向いた。

 

「キャプテン・タカミネ! エンゲージ!」

《交戦許可》

 

 端的に帰ってきた返事に金剛が引き金を引く。徹甲弾が浅い角度で打ちだされ、レ級を後ろに押し下げる。それでも“彼女”は傷ついた体を持ち上げ砲撃姿勢に入る。

 

「さすが単騎でクェゼリンを潰しただけあるネー!」

 

 飛んできた砲火をサイドステップで躱す。金剛が左、榛名が右に避け、その間を馬鹿デカい砲弾が駆けていく。横に飛び退いた勢いを殺さず回転運動に変えて相手との距離を保ったまま回り込むように動いていく。

 

「榛名!」

 

 榛名の主砲が吐きだした砲弾を軽々と躱したレ級が金剛へ向け海面を蹴る。急激に距離が詰まったことに驚きながらも金剛はそれと対峙する。

 

「くあっ!」

 

 彼女の笑みを至近距離で睨む。彼女の手が金剛の両手を押さえにかかる。ありえないほどの強力な握力に金剛は一瞬顔を顰めた。それを見たレ級が切れ込むように鋭い口の端を持ち上げる。

 

「――――――Ene zel derifeed?」

 

 余裕の声が響く。金剛にとっては意味をなさない、敵のコトバ。

 

「舐めるんじゃないわ、Deeper」

 

 そう言うと同時、金剛が大きく頭を振りかぶる、硬質を響かせながらレ級の鼻頭に頭突きを叩き込むと一瞬手首を抑え込む力が弱まった。うまいこと拘束を外し相手の左手を掴み直す。

 骨格が人間と類似している場合、骨格構造上の弱点もまた人間に似通う。相手の手首を極めたまま無理矢理肩関節が外れる方向へと押しやった。

 

「こんなところでもカズキのリンクが活きるネー」

 

 相手の表情が歪む。それと同時に金剛の主砲が展開。直後、至近距離で、レ級のしっぽに徹甲弾が叩き込まれた。彼女の尾だけが怒ったかのように金剛の艤装を噛みちぎらんと食らいつく。

 

「姉様!」

 

 そのしっぽの付け根を蹴り飛ばすように飛び込んできた比叡が主砲の破損上等で相手のしっぽの付け根に主砲を押し付け、砲弾を叩き込んだ。

 

「―――――hereseasem slamev!」

「わけわからん言葉で叫んでるんじゃねーですよ、深海棲艦」

 

 しっぽの付け根から体液のようなものを滴らせながら叫ぶレ級に比叡が冷たくそう言った。それと同時、相手の艦載機が比叡たちの上空に飛び込もうと反転する。

 

《やらせません。》

 

 加賀の声が無線に乗ると同時、上空を烈風が低空から蹴上げるように飛びかかる。それを掻い潜ったものが横から走る小口径の砲弾に吹き飛ばされた。

 

「護衛はうーちゃんの十八番ぴょん!」

 

 右手に主砲、左手にデザートイーグルを構えた卯月がドヤっと言いたげな顔で対空戦闘を繰り広げていく。そこに島風型の二人が追いついた。

 

「前みたいにやられたりしないよ!」

「今度こそ、負けません!」

 

 島風と微風が操る自律砲台が金剛たちを守るように飛び出した。持ち味の瞬足を活かし制空のない海域を文字通り駆け抜けてきたのだ。レ級がそれを見て舌打ちするような音を立てた。

 

 全周に雷跡が伸びる。レ級の魚雷発射管が作動したのだ。その先にいた榛名が飛び退いてことなきを得る。周囲を走る島風が笑みを浮かべて、叫ぶ。

 

「おっそーい!」

 

 金剛が一気に飛び退いた。直後レ級の真下から突き上げるような爆発。立て続けに3回。

 

「さすがキャプテン・ワタライ指揮下の潜水艦! ここまで正確に魚雷を決めるなんて驚きネー!」

 

 痛みに背を丸めるレ級に金剛が砲を突きつける。

 

「……できれば殺したくないネー。でも、アナタは私達の仲間を傷つけすぎた」

 

 引き金が引かれ、それが彼女を沈める決定打となった。それでも敵の侵攻は止まらない。

 

「あと二隻、頼むわよ、ダーリン!」

 

 視線の先で大きな爆炎が上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暁が前に出る、至近距離での雷撃戦。上空カバーに入っているのは赤城艦載機だ。

 暁がクルリとその場で回りながら魚雷を撒き散らした。安全距離の制限は解除してある。すぐに起爆。その爆風すら使用して距離を取り直した暁は僅かに笑みを浮かべていた。

 

「お願いだからもう少し楽しませてよね!」

 

 暁の主砲が動く。発砲。駆逐艦の主砲の発砲なんてダメージにはならない、それでもこの場では十分だった。直後にレ級を巻き込むような砲撃が走った。46センチ砲から発せられた巨大な徹甲弾。―――――大和型の主砲弾だった。着弾観測結果を暁の目は正確にとらえ、その誤差を的確に調整していく。

 

「響!」

 

 再装填のラグを埋めるように響の雷撃が伸びる。白い航跡、通常魚雷の筋。レ級は痛みに顔を顰めながらもそれを避けようと左へと舵をきる。直後、足元で爆裂。

 

「悪いわね」

 

 遠くから狙った雷の酸素魚雷が起爆したのだ。

 すでに艦爆機は赤城が駆逐していた。放たれた通常爆弾がいくつもの火柱を立てていく。響がそれを見て口笛を吹くころ、暁の目は海面すれすれ極低空で何かが光ったのを見ていた。あれは―――――。

 

 

「司令官、遅かったじゃない!」

 

 

 

―――――航暉の十八番、極低空水平爆撃。

 

 

 

《迷惑かけたな、後は任せろ》

 

 いつもよりも苦みの強い声が響くと同時、極低空で編隊を組んだ爆撃機が暁たちの頭上を飛び抜ける。黄色線1本、赤城艦載機、彗星一二型甲。

 

 いくつもの爆弾が投下され、そのほぼすべてがレ級に吸い込まれた。これまでで最大の爆炎が上がる。断末魔が響けばそれに追い打ちをかけるような雷撃が届く。

 

「これぐらいで大丈夫かしらー?」

 

 龍田が笑顔で近づいてくる。最後の魚雷は彼女のものだったらしい。

 

「これで残り一隻、相手のボスだけね~」

 

 のほほんんという龍田の目線の先には高速で海を駈ける巨大な鉄の船が浮かんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――楽シイ海ニハ、何ガ必要?」

 

 上空を眺めて北方棲姫が呟いた。目の前では艦載機が飛び交っている。深海棲艦同士の演習戦のようだが実弾が飛び交っている。

 

「私ハ戦ウコトシカ知ラナイ。ソレデモ、戦ワナイ海ヲ見ルコトハデキル?」

 

 これは楽しい海とは言わないのだろう。誰かを殺し、誰かに殺される海を、必要のない殺傷が溢れる海を、きっと楽しいとは言わない。

 

「仲間ヲ傷ツケル、カ……」

 

 頭に浮かぶのは北方にいた時の仲間だった、ルナ、ソル、ラジェンドラ……消えてしまった仲間を想い浮かべる。

 

「ソレデモ、私ハ約束シタカラ、楽シイ海ヲ作ルッテ約束シタカラ」

「後悔はないの?」

 

 後ろからかかった声に北方棲姫は頷いた。

 

「大丈夫。私ハ電トイッショニ楽シイ海ヲ作ル。ソウ決メタ」

 

 振り返ればそこにはグレーアッシュの髪を揺らす少女が立っていた。

 

「ユウバリ、来ルヨ」

「えぇ、悪いけど……潰させてもらうわね」

 

 夕張の背負った艤装が一気に駆動する。夕張の身長を優に超える砲が振り出される。腕だけでは保持できない重量の砲は艤装マウントに乗せられ、それから伸びるコードは彼女たちのいる甲板に吸い込まれていた。馬鹿デカい弾倉が差し込まれロックされる。

 

「こちら夕張、水晶宮、砲撃用意完了。敵艦“クラリフィス”をレーダーで捕捉したわ」

《了解だ夕張嬢、深深度リンク用意、潜るぞ》

 

 杉田の声が無線越しに響く。視界の倍率が上がっていく。遠くに見えていたレ級の顔が大写しになる。

 

《OIGAMI-IIへの電力供給開始》

 

 管制装置が起動し、その緊張に心拍が僅かに上がる。狂ったようにここを目指すレ級を見て夕張は僅かに息をのんだ。

 

「――――――Clarifice, Lus xeklase zel」

 

 北方棲姫はつぶやくようにそう言った。夕張には彼女が何を言ったのかはわからなかった。管制装置正常起動、OIGAMI-II/RDY

 

「Clarifice、楽シイ海デ、今度ハ―――――」

《夕張、レコメンドファイア》

 

 砲撃指示。夕張が引き金を引いた。

 強烈な反動を無理矢理踏ん張って耐える。爆風が夕張の髪をなびかせる。砲門からプラズマ化した飛翔物(プロジェクタイル)の残滓がこぼれだし、高温で発光する帯を残して強烈な加速度を持ったタングステンの榴弾が正確にレ級を飲み込んだ。

 OIGAMI-II―――――ウェーク島で作られたレールガン方式の榴弾砲の強化モデル。電磁誘導によって弾き出されるプロジェクタイル、あまりの高圧により発生したプラズマの急速な膨張すら加速度とできるように綿密に磁場を操作することにより超高速で砲弾を弾き出す精密部品の集合体。言うならばレールガンとサーマルガンの合いの子のようなものといえる。

 プラズマのまばゆい光が霧散する頃には放熱フィンが開き、電導路の冷却を行う。次弾装填作業も並行して行われる。その間にもあまりの高温に瞬時に蒸発した海水を埋めようと、海が泡立っているのが見える。

 

《――――――第二射、ファイア》

 

 強烈な閃光が走ってい行く。強力な電磁波が体を焼くような感覚が走る。その感覚すら平常に感じるほどに体は刺激に慣れきっていた。

 

「―――――――ふっ」

 

 止めていた息を吐く。視界の先には文字通り掻き消えたレ級の残滓だけが漂っていた。

 

「―――――――クリア。残存兵力は航空戦力のみよ。杉田大佐、実戦使用の感想聞かせてくれるかしら?」

《制御がピーキー過ぎるな、これ》

「32キロ先0.5メートル単位で合わせる杉田大佐がそれを言うの?」

《安全領域の弾を打ち出すのと、いつプラズマが暴発するかわからない物を飛ばすのだと使う神経が違う》

 

 そう言った杉田が無線を切った。

 

「……コレデ、私ハモウ深キモノニハ戻レナイ“ハンパモノ”ニナッタ」

 

 夕張がシステムを待機モードに変更しているとそう囁くような声が聞こえた。

 

「やっぱりつらいかしら?」

 

 二発分軽くなったマガジンを手に夕張はそう聞いた。

 

「私ハコレデ艦娘デモ深海棲艦デモナクナッタ。私ハコレデ一人ボッチダ」

「……それはいい気付きだと思うわ」

 

 夕張はそう言って僅かに俯いた。

 

「一人ぼっちって知っていれば、誰だって許せるし、なんとかなるものよ」

 

 OIGAMI-IIを格納状態にして夕張は続ける。

 

「みんなそうよ。電ちゃんやレーベちゃんだってきっと誰にも話せない一人ぼっちな気持ちを持ってる。でもその寂しさを直視できない。だから誰かを縋る」

 

 夕張はそう言って笑った。

 

「だからみんながいるんだよ。一人ぼっちだから“みんな”がいるんだよ」

 

 私はね、と夕張。

 

「夕張型は私一隻だけだから、友達がいなくなるんじゃないかとか、いろいろ不安だったのよ。その時はつらかったわよ?」

 

 泣きそうな顔をしている北方棲姫の頭を撫でで夕張はしゃがんで視線を合わせた。重そうな艤装が揺れる。

 

「でも、不安なのはみんなそうだったわ。違う不安や、違う寂しさや、違う怖さを抱えてたの。誰にも話せないまま、ね。それを話せることにはすごく勇気が必要だし、誰にも分ってもらえないんじゃないかって思って一人ぼっちになっていく。でも自分が一人だってわかってしまえば案外開き直れる」

 

 夕張の瞳が細められ、その笑みはどこか明るく見えた。

 

「だから、大丈夫! みんな一人ぼっちだったし、一人ぼっちよ。この部隊のみんなはそれをわかってる。だからみんなあなたを見捨てたりしないわ」

 

 ぎゅっと彼女を抱きしめる。

 

「改めてようこそ、私達の部隊、第50太平洋即応打撃群(J-PaReS Group50)へ」

 

 夕張の声にヒメの顔がクシャっと歪んだ。幼い嗚咽が漏れる。嗚咽は泣き声に変わり、海に吸い込まれていく。

 

「……よかった」

 

 それを甲板の影で聞いていたレーベがほっと息をつく。

 

「今回はうまく進んだみたいだね」

「……ワタライ大佐」

「ヒメを外に出したのは、レーベ君だよね?」

 

 戦闘用の作業服を着たままの渡井大佐が笑ったままレーベの隣に立つ。船橋の壁に寄りかかりちらりと横目で彼女を見る。

 

「……僕の罰則はどうなるのかな? 解体? 謹慎処分? それとも、ドイツ本国への強制送還かな?」

「知らないが、ドイツからの中将からのお小言ぐらいで済むんじゃないかな? 公式には口頭での注意ぐらいで収まると思うよ?」

 

 太陽が昇って吹き付ける風はどこか湿っていて、今日も暑くなりそうな気配を隠していた。それに短めに切りそろえた黒髪を僅かになびかせて彼は笑う。

 

「驚かなくてもいいよ。一応、ヒメの戦力化に貢献したわけだし、月刀航暉は御咎めなしで済ませるだろうしね。まぁ僕が関与することではないんだけどさ」

 

 北方棲姫の声を聞きながら渡井は落下防止の柵による、帰還してくる艦娘たちの列が見えていた。

 

「とりあえずは祝おうじゃない。とりあえずの危機が去ったことにさ」

 

 彼が手を大きく振った。電たち即応打撃群本隊の帰還だった。

 

 

 

 





さて、世の中イベントはじまっていますが、皆様楽しんでますか?
オーバードライヴ鎮守府ではまだ一回も出撃していません。リアルがそれどころじゃなかったんですよ……。今晩から頑張ります。

感想・意見・要望はお気軽にどうぞ。
次回はこのコラボ回最終話、カナリア鎮守府でのお話です。

それでは次回、お会いしましょう。

次は早めに投稿できるといいなぁ……

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