最後がその合間に書いた物が消えてしまって殴り書き状態になっていたので、2014年の6/10に修正しました。
これからも、応援的な理由で誤字脱字指摘の理由で、この小説をよろしくお願いいたします。
あと きたおかブルーは ふりがなづけを おぼえた!
……こんにちは、またはおはよう。あれから時が経ち、中学生になったグリーン・グランデ入り立花響だ。
…幼稚園の時の話が一気に飛んでるのは、そうしないと作者が「最低は白銀の翼と交錯する」と同じく更新が進まない事態になると判断したからだ。 (結局なってしまったが)
…そして、今回の話は我の日常の一コマである。と言っておこう。
◇
…朝、我は起きた。最近の悩みは、もう学生なので眠る時間に限りができてしまった事だ。
…断じてニート思考などではない。加速さえできれば解決できた問題なのだ。
…だが、外には一緒に登校しようと未来が待ってくれている、急がねばな。
…最近は家に泊まって朝ごはんを一緒に食べることの多い親友だが、最近少し入り浸り過ぎではないかと思う。
…いや、未だ女性の裸に馴れない我の着替えを手伝ってくれるのは嬉しいが、最初の頃はアホ程大量の荷物を持って来て同棲する気満々だわ、親に断りもなくいきなり家に来たから未来の親が「未来がいなくなった」と軽くパニックを起こしてたくらいだしな。
…まあ幼稚園卒業で泣いてたし、未来は人付き合いが苦手な子だ。
…だからこそ数少ない友達である我と一緒にいたいと思うのも無理はないと思うし、昔、未来の家に来た時も彼女に甘えてしまったからな…。
「あら響、起きたの?おはよう。」
「…………」(訳)おはようございます、母上。あ、ご飯は…。)
「大盛りでしょ?分かってるわよ♪」
…ちなみに、我の最近の好物は大盛りご飯だ。ご飯はおかずだ。しかし何故だろ、この少女の姿になってから無性にご飯が食べたくて仕方がないのだ。我ながら不思議な物だ。
…前世ではインスタント料理ばかり食べていて空想上の存在だったのに、今ではご飯の米には品種から生産地までこだわる様になった。ホント不思議な話だ。
「おぉ、おはよう響。今日も学校か?頑張れよっ!」
「………」(訳)いいですとも) コクン
「……えっ?スマンもう一回言って」
…この人は我の今世の父親、つまり立花響のお父さんだ。会社で忙しく、最近は会えないがよい父親だ。
…この人も、全く喋らない我を大切に育ててくれた大切な家族の一人だ。まぁ最初の頃は余りにも我が喋らないので声帯に異常があるんじゃないかと慌てていたが、昔は親が心配してくれているという事に心打たれたものだ。
…そして…
「みぃ~」
…こいつが我が未来と共に助け、我が米を与えすぎてまん丸に太った(?)もう一人の家族。
「………」(訳)おはよう。)
猫の名前結果発表♪
「…」(訳)みき)
「みぃ??」←声小さくて何言ってんのか分かんなかった
…この子の名は『みき』だ。
―――通学路―――◇
…ご飯を味わって食べていたかったが未来を待たせていた為、急いで食べて現在通学路を登校中の響だ。
…今は近くの小学生&中学生達で少し道が混雑しているが。我は一番後ろで未来と
「…………」(訳)みきを助け、学校に行く様になってもう半年か…。早いものだな…)
「フフッ響、その言い方だとまるでおじいちゃんだよ?」
「…………」(訳)ホウ。それじゃあ未来はお婆さんか?)
「…あ…!もうっ!それじゃまるで私たち老夫婦じゃない!もう響ったら知らないっ!!」
…未来はそう言われると顔を真っ赤にしてそっぽをむく。
フッ、いつも泊まりに来てお風呂だの着替えだので我をもて遊ぶお返しだ。
…しかし、この半年でよく我の声を理解できるようになったな未来は…。我が側近アイアン・パウンドでも、知り合って10年でやっと我の声を理解できたというのに本当に耳がいい。最近ピアノを習ってる成果と言う奴なのか?
…もし初の七王会議の時に、彼女が我の側近をしていたら、我の考えたニュービー(新人)保護計画を無駄にする事も無かったか…。
…あの頃はニュービーが初期に持っている100
…あと、あの時お菓子持って来てOKだったか聞けたかもしれん。あの時は周りの王達の殺気によって産まれた気まずさに、胡座を組んで必死に菓子を隠してたからな…。
↑
(当時、グリーン・グランデのリアル年齢は小5と推測されます)
…まあそんな辛い思い出は置いておくとして、そろそろ他の班と合流するはずだ。つまりもうじき…。
「おはようビッキー」
「おっーすっ響!」
「おはようございます、響さん」
…噂をすれば、だな。
「…………」(訳)…うむ、おはよう。創世くん、詩織さん、弓美ちゃん)
…我の声は小さいので、我はその声に腕を振って答えた。
「…ん?何も聞こえなかったけど私の事何か勘違いしてないビッキー?主に男とか」
…この黒鉄色のショートカットが特徴的な男の子は『安藤創世』
…我に『ビッキー』未来を『ヒナ』と言うように、親しい者に奇妙なニックネームを着ける癖がある子で、名前の読みは『
「ねえねえ響!昨日の仮面ライダー鎧○見た?凄いよね極○ームズの力は!!私Fe○rのギルガ○ッシュを思い出したよ!」
「…………」
「弓美ちゃん。響は『我は前のカチ○キアーム○の方が好きだな、あの重装甲が良い。そそる』って言ってるよ」
「う~んそっかぁ~…、私はあの極アーム○の神秘的なデザイン好きだけどな~。よしっ!そうとなればなるべきこそ!響!今日私ん
…そのイイ笑顔に、我も親指を立てて返す。
「……!」グッ!
「弓美ちゃん。響が『お前は本当に中学生か?だがその話乗った!』って…。えぇ!?ダメだよ響!弓美ちゃん見たいなオタクさんになっちゃうよ!?」
「なにそれ酷いっ!でもうちの業界ではご褒美ですっ!」
…この中学生にしてすでにオタクの境地に達している栗髪ツインテールは『坂場弓美』正直将来が心配なアホっ子だ。
…そして見ての通りアニメだの特撮だのが大好きで。アニソンも聞くらしい。
…今度我にも聞かせてくれ。
「あらあら、私の事も忘れないで紹介して下さいね響さん♪」
…忘れてはいない。
…最後に紹介するのは、金髪の綺麗な髪が特徴の帰国子女『寺島詩織さん』
…何故かさん付けを強いられるお嬢様で、いつも給食のご飯を分けてくれるいい子である。そのため、我は本当にこの子には頭が上がらない。お嬢様言葉であの『鉄腕』を思い出すからではないぞ?
…鉄腕といえば、詩織さんも確か親戚が凄い人だと言っていたな。
…いや、それはどうでも良い話だ。この子ら3人と我&未来を合わせて仲良し5人組と呼ばれている。これが重要なのだ。
…皆、余り喋らない我に構ってくれる良い子達だ。我の今世は本当に、出会いに恵まれている。
…前世では親や友達はいないも同然、加速世界でも緑の王とわかるだけで謙遠され、比較的仲間の多かった黎明期の連中も、今はほとんどが全損していなくなってしまった。BBの前にプレイしていたAAやCCの仲間達とも、行方すら知れない…。
…それに比べれば今は、我を愛してくれる家族が。友達がそばにいる。こんな当たり前をどんなに夢見たことか―――
「ーーん?ビッキー泣いてない?」
…違うぞ創世くん。これは果汁だ、オレン○アームズの果汁が目に入って痛いだけだ。
「イヤそっちの方がまずいよ!?」
「泣くの?響泣くの?」
…未来…、どこから出したそのカメラは。
「オレンジ○ームズどこオ○ンジアームズどこォォ!?」
…ああ、嬉しいな、こんな"当たり前"が享受できる日が来るとは…。
前を歩く子供達((((なんだあれ…(汗))))
―響たちが通う中学校―――◇
…ふう、やっと苦手な国語が終わった。なぜそこまで書き順を覚えねばならんのかよくわからんな。文字がわかればどうでもよかろうに。
…ちなみにこの学校に入った理由は…、まあ家に近かったからだ。べ、別に未来がいないと寂しかったとかそんなんじゃないんだからなっ。
↑
(立花響のツンデレを妄想して下さい)
……スマン辞めよう。我ながらスゴい気色悪いな、ゴツい緑の巨人がツンデレ…、誰得だまったく…。
―別クラス―
「ゴボップッ」
「先生ェェェ!!未来ちゃんの鼻から赤いシャンパンが!!」
「未来さん!?鼻血噴き出してどうしたんですかぁ!?」
…ちなみに今、我のいる○年○組は3限目の体育をしている真っ最中だ。
…今日の授業内容は身体測定。前世では全く運動できなかったが今では大体できる。だが、その《大体》に至るまでがなかなか苦労した…。
…グリーン・グランデの防御力と重さをこの体が受け継いでいると知ったのは二歳の時。ハイハイして壁に激突し、貫通したのが始まりだった。
(その様を目撃したおばあちゃん曰く「雄々しい獅子の後ろ姿を見た様じゃった」らしく。現在写真として残っている。)
…毎夜毎夜、だんだん防御力と共に上がる体重に対応すべく。優しい両親に知られぬよう真夜中に歩く練習をして、立ち上がったのが四歳の時。
…地面をヒビ入れて走らぬように踏み所の調整ができるようになったのは幼稚園に入る直前だった。いやはや苦労した。
…加速世界ならスゴいで済むが、さすがに生娘としてこの防御力が知れ渡ると色々面倒が起きそうだからな。
…ぬ?それじゃあ今体重どれぐらいだ…だと?それはもう少し仲良くなったら教えてあげる。だ。
…さて次の時間割は…。
『音楽』
「……………」←響レイプ目
―音楽室―――◇
「響さん!」
ビクゥ
「今は音楽の時間なのですよ!一人だけ声を出さないで怠けないで下さい!!」
「……………!!」(訳)いや先生我…、いえ私はきちんと声を出していて、それを周りの人たちが聞き取れないだけなのです!!)
「何を言ってるのか全くわかりませんコウモリの超音波じゃあるまいし!声を出しなさい声をおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「……」(訳)しっ…しかし――)
「問答無用ぉぉぉぉぉぉぉうっ!!鉄☆拳☆制☆裁ィイィイィィィィィ!!」
「…………………!!」(訳)あああああ!!)
緑の王も、先生には勝なわなかったよ…
◇―昼休み・屋上―◇
「……………………」(訳)…人類は呪われているのではないかと思うのだ…。主に我がな。)
…なんなのだあの
「はい響玉ねぎ」「ほいっ私からはピーマン」
パクっ
…弓美ちゃんと詩織さんが我に食べ物恵んでくれてた…美味い…。インスタントでない生の野菜は美味いぞ…!
「ビッキー、みんなの嫌いな物食べさせられてるの気づいてる?」
「おかしいよね響、私キチンと聞こえるのに…よしよし。」
…おぉう、未来…、我が友よ…!
「いやいや、あれは全く全然聞こえないってビッキー。
センセが怒るのも無理ないって。私らでも翻訳無理だもんアンタの声は」
…酷いぞソーセージ!あの先生の味方をするのか!?
…その時、未来がいきなり我の頭に覆い被さる様に抱きついた。ちょっ胸ぇぇ…!
「いいのっ!響の声は私だけに聞こえればいいの!」
「ティひひひ♪いきなり嫁発言ですかぁ~♪」
弓美が口に手を当て、シシシと八重歯を見せながら
「あっちがっ…!これは違うの!聞かないで響!」
「あらあらうふふ♪どうです響さん。お嫁さん発言を聞いた感想はっ♪」
「…………!」バシバシ
「お嫁さんのお胸に夢中で聞こえないみたいですね♪」
「響ぃ~、そこは聞いてよぉ…」
…何だか未来の泣く声は聞こえるのだがなぁ…、覆い被さられて聞こえない。あとマシュマロの様に柔らかい胸ぇぇ…。
「あの~、響さんと言う人はいますでしょうか?」
…何とか未来の拘束を逃れて立つと、その丁度目の前に一人の男の子が立っていた。
「……………」(訳)ん、この子は確か『悠詞』くんだったか…。我々と同い年の…)
…未来はうなだれて動けそうにないので筆記で答える。
『我に何用か?』と
…そのメッセージを見た悠詞くんは、ニッコリと太陽の様な爽やかな笑みを浮かべてこう答えた。
「僕と付き合ってくれませんか?響さん」
………はぁ?
クロム・ディザスターの名前もきちんと使わせて貰うのでよろしく!!
3/3 身体能力向上をカットさせていただきました。違和感あったんで