MAGES.に教えられた情報を基にイツキ達はモンスターを探して奥へ奥へと進んで行く。道中にでてくるのはさっきから同じようなモンスターばかりであったが、最深部まで進むと都合良く目的らしきモンスターが現れた。何が違うのかと言えば、周りのモンスターとは大きさがかなり違うのだ。
「あいちゃん、あのモンスターが対象じゃない!?」
「大きさも、他のモンスターさんより、ずーっと大きいです」
「やっと見つけたわ。みんな、逃げられる前に倒すわよ!」
どうやら住み着いたモンスターとは狼型モンスターのスラッシュドッグだった。標的を捉えたイツキ達は各々の武器を構えるとそれぞれの役割を果たしに戦場を動く。スラッシュドッグもイツキ達に気づき、臨戦態勢を整える。
イツキはスラッシュドッグの正面に肉迫し、顔面に正拳を突き入れた。助走もあってかスラッシュドッグは一瞬怯む。その隙を逃さず、後ろから走りイツキを飛び越えたネプテューヌが刀をスラッシュドッグに振り下ろす。
「てりゃあああああ!!」
振り切った勢いのまま空中で回転したネプテューヌはかかと落としをスラッシュドッグの頭に追撃しようとしたが、スラッシュドッグは地面を蹴り後ろへと跳んだ避けた。
「にょあ!?」
かかと落としは空を切り、地面に自由落下するネプテューヌ。予想外のアクションだったらしく、地面に打ち付けた瞬間変な声をあげていた。
「だ、大丈夫ネプテューヌ?」
「うう……予想外だったよ……」
イツキはネプテューヌを心配したが、見る限りではあまり大したことでは無いようだ。
そうしているうちに後ろに下がったスラッシュドッグはイツキ達に突進し、その巨大な前足で地面に座り込んでいるネプテューヌを踏み潰そうとする。
「!
そうはさせじとイツキは形態を
「うおっ!?」
予想だにしない衝撃が加わり、イツキは驚きの声を上げるが、ダメージは皆無である。
「うおりゃあああああ!!!」
イツキはすぐにスラッシュドッグの前足を掴むと、気合を入れて真正面へと投げる。
「グオオォォォ!?」
スラッシュドッグは地面を擦り、木をなぎ倒しながら小さくなって行く。スラッシュドッグの通った道は中々悲惨な光景になっているが、遺跡には特にダメージは無いので問題無しと思うことにする。
「おおお!流石お兄ちゃん!女の子を身を呈して守り、それでいて無傷という普通の人には出来ないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥ!」
「馬鹿なこと言ってないでさっさと追撃するわよ!私が最初に行くから、後から続いて!」
「分かったわ!」
「ねぷねぷとイツキさんもすぐに来るんですよ〜」
アイエフはスラッシュドッグの飛ばされた方向へと駆け出す。その後にノワールが続いて行った。コンパもネプテューヌに一声掛けるとそれに続く。ネプテューヌも後に続こうと立ち上がり、少し走り出したがすぐに立ち止まった。
「あれ?お兄ちゃん来ないの?」
何故かイツキはアイエフ達に続こうとはせず、腕を組んで仁王立ちしていた。
「……ネプテューヌ。今の僕を見て何か気づくことがない?」
「……?気づくこと?……あれ?そう言えば目線の高さが同じくらいに……お兄ちゃん身長縮んだ?」
「断じて違う!足元見てよ足元!」
「足元?」
ネプテューヌは視線を下ろすとイツキの足元を見た。視線の先にある筈のイツキの靴は無く、代わりに視覚したのは地面に太もも程まで埋まっているイツキの足だった。
イツキの足は地面に埋れていた。
「……え?それ、どうしたの?」
「……さっきスラッシュドッグの攻撃防いだ時、足元にはやけに衝撃が響かないなと思ったらこんなことになっていたんだ……」
これはイツキの
「へーそうなのー。それじゃ!」
「ちょ!ちょっと待ってよネプテューヌ!」
特に興味なさげな反応をし、無慈悲にもアイエフ達に続こうとするネプテューヌにイツキは呼び止めた。
「え?何お兄ちゃん?」
「え?何お兄ちゃんじゃないでしょ!そこは僕を引っこ抜いてよ!太ももまで埋まっているから、自分じゃ抜けられないんだ!」
イツキはイツキなりになんとかもがいて脱出しようとしたが、足はビクともしない。太ももまで埋まっているために仰向けになることも出来ないのだ。
「もう、しょうがないなあ〜」
ネプテューヌはイツキの正面に立つと
「はいこれ」
「?何これ?」
「ポケットにあったアメ玉」
「これでどうしろと!?」
何故かイツキの目の前に袋入りのアメ玉を置くと言う凶行に出た。流石にアメ玉一粒で今の状況の打破は不可能……と言うより脱出の要因にすらならない。
「じゃ、そのアメ玉で自分を奮い立たせて頑張ってお兄ちゃん!それじゃ!」
「ま、待ってよー!!」
イツキの叫び声虚しくネプテューヌは遠くに遠ざかって行く。
「……」
その場に残ったのは身動きの取れないイツキと一つのアメ玉と晴天にも関わらず、どこか寒さを思わせる虚しい風と静寂だけだった。
とりあえずイツキは目の前に置かれたアメ玉の袋を手に取り丁寧に破くと、中の透明なアメ玉を口に放り込んだ。
「……塩飴……」
口の中に広がったその塩気のある飴は夏の登山やスポーツ中のお供ともいれるアメ玉。しかしこの状況においてそのしょっぱさはただ虚しさを増長させるだけであった。
「……しょっぱい……しょっぱいよぉ……しかも目からさらに塩分が追加されているよ……」
涙しながら口を動かし、足に地面が埋まっている男の様子は客観的に見ると何ともシュールであるが、事情を知るものがいたならば、どこか哀愁も感じられたことだろう。
◇
スラッシュドッグの跳んで行った方へと駆け出したアイエフ達は未だ投げられたダメージが残り、ふらふらと立ち上がろうとしているスラッシュドッグに追撃を加えようとした。
「たああああぁ!!」
先行したアイエフは自身の敏捷性を活かし、スラッシュドッグの胴体へと飛び乗ると、カタールで背中を斬りつける。
「ギャオオオ!!」
「う、うわわ!!」
背中の痛みを知覚し暴れ出すスラッシュドッグ。バランスが崩れたせいでアイエフはスラッシュドッグの背中から振り落とされる。
「え?わわ!あ、あいちゃん!?」
「こ、コンパ!?そこどいて!!」
アイエフの落下地点はコンパのいる位置であり、コンパは急なことに反応出来ず、アイエフの警告は間に合わずコンパはアイエフの下敷きになってしまう。
「い、いたた……ごめんコンパ。大丈夫?」
「だ、大丈夫です……あいちゃんこそ大丈夫ですか?」
「私は大丈夫よ。コンパが下敷きになってくれたから」
2人は互いに謝ると、アイエフはコンパの上から立ち上がり、そのあとコンパもゆっくりと立ち上がる。
「2人ともー!立ったのなら手伝って!こいつ私一人じゃ抑えられない!」
2人はスラッシュドッグの方へと振り向いた。今スラッシュドッグは標的をノワールへと絞り、ノワールへとかぎ爪を振るい、牙を向け、猛攻を続けていた。ノワールはその猛攻を受けるのは危険と判断し、最低限の力で攻撃を逸らしたり避けることを繰り返していた。
「よし、タゲは今はノワールだけに向けられているわね。私が不意打ちに強力なのやるから、コンパは援護お願い!」
「わかりましたですあいちゃん!」
アイエフは再度カタールを構え、背を向けているスラッシュドッグへと駆け出す。
「りゃあああああ!!」
掛け声とともに飛び上がると、スラッシュドッグの無防備な背中へとカタールを突き刺そうとする。
が、しかし
「!?きゃあ!!」
アイエフの体は弾き飛ばされ、近くの木に直撃した。
「グルルルル……」
スラッシュドッグはノワールだけに目が向いている訳では無いようだった。アイエフの接近もキチンと感知し自身の尻尾を振り回しアイエフにカウンターをした。
スラッシュドッグはいち早くアイエフへと振り返り、ノワールのことを見向きもせずに、傷ついたアイエフへと突進して行く。
「!?あいちゃん!逃げてください!」
コンパはアイエフへと声を張り上げて逃げるように言うが、既にスラッシュドッグはアイエフの目前までに迫っていた。
「や、ヤバ…!?」
アイエフは立ち上がろうとするが、目の前にスラッシュドッグの大きな牙を見て、瞬間的に目をつむってしまった。
「私のあいちゃんに、何をやってるのさー!!!」
唐突にアイエフの目前に迫って来たスラッシュドッグの顔面を蹴り飛ばした影。アイエフはその影を見る。
「あいちゃんのピンチに颯爽と登場!女の子を傷つける野蛮な奴には飛び蹴りだよ!」
「……こんな時でも、アンタはそんなテンションなのね」
「ふふふ……それがハードボイルド!」
「全然意味違うわよ……でも、ありがとう」
アイエフはカッコつけて登場したネプテューヌにため息を尽きながらも礼を言うと、スラッシュドッグへと向き直る。
「ぐ、グオォォオ……」
ネプテューヌの蹴りが余程聞いたのか、今までのダメージ量も蓄積されていてスラッシュドッグはうめき声を漏らし、地面に横たわっていた。
「じゃ、さっさとトドメを刺しにいきましょうか。皆行くわよ!」
「アイアイサー!」
「分かったわ!」
「了解です!」
アイエフが駆け出すのと同時に、ネプテューヌ、ノワール、コンパも未だ立ち上がらず横たわるスラッシュドッグへと駆け出して行く。
「グル!グォオッオオオ!!」
4人の接近を感じ、急いでスラッシュドッグは立ち上がろるが、既に4人はスラッシュドッグにトドメを刺す一撃を構えていた。
「カオスエッジ!」
「ブレイズブレイク!」
「フレイムエッジ!」
「高圧縮です!」
4つの武器の一撃がスラッシュドッグを捉えた。
「グオオオオオオオォォォォォ……」
スラッシュドッグは断末魔の声を上げると、地面に倒れ粒子となった。
それを確認した4人は互いの功績を讃えるようにハイタッチをするのであった。
「いやぁ、今回も楽勝だったね。ノワールも意外と強いし」
「ま、当然よ。あなたも中々やるじゃない」
「えへへー。ノワちゃんに褒められたー」
「なあっ!?誰がノワちゃんよ!?変な呼び方しないで!それに褒めてない!」
スラッシュドッグを倒した4人はクエストの報告をするためにガナッシュ達と待ち合わせた場所へと向かっていた。
「さっきまでと比べて随分仲良くなったじゃないあの2人」
「昨日の敵は今日の友です。仲良しが一番です」
「とりあえず依頼はこなした訳だし、今日はもう帰りましょうか……って、あれ?イツキはどこ行ったの?」
「そう言えば、見当たらないです」
「ねぇ2人とも、イツキどこ行ったか知らない?」
アイエフは少し先を歩いているノワールとネプテューヌに聞いた。2人は少し考えるようなら仕草をすると
「いえ、見ていないわよ」
「私もー。お兄ちゃん見たのはさっきあのモンスターと出会った場所で地面に埋れて動けないのを見たのが最後だよ」
「そっか……2人とも知らないか……ん?」
「……あ、そう言えば地面に埋まったままのお兄ちゃん放置してた」
◇
「全く、そう言うの早く言いなさいよネプ子……」
「いやーごめんごめんあいちゃん。すっかり忘れてたよー」
ネプテューヌ達は埋まった状態のまま放置されているイツキを救出すべく、道を引き返していた。幸い引き返す道中でそのことに気づいたのはイツキが埋まっているという場所から大した距離では無かった。
「あ、多分あれだと思うよ」
ネプテューヌは人影らしきものを指差した。全員がネプテューヌの指差す方向を見ると、確かに太ももから下は地面に埋れているのが遠方の位置からでも確認出来た。
ネプテューヌは3人が人影が見えたことを確認するとイツキへと駆け出した。流石に放置をした張本人だけあって責任の一端を感じてはいるようだ。
「へーい!お兄ちゃん待ったー?」
これは決してふざけているわけでは無くこうしてフランクな感じで接することにより、放置されたことの怒りの棘を和らげようと言う考えがあっての行動だった。
「……」
しかし当のイツキは何も反応を寄こさない。ネプテューヌは後ろから近づいたためにイツキの表情は読み取ることが出来なかったが、反応が無い様子を確認してこれはかなり起こっていると判断したのか
「あーごめんごめんお兄ちゃん〜放置しちゃって!お詫びにプリン奢ってあげるからさ〜許してよ〜。ね、お願い?」
「……」
語尾に甘えるような口調でイツキに贖罪を請うネプテューヌだが、やはりイツキから帰ってくる反応は無い。
「……うーん……」
そんなに拗ねているのかと思案し唸るネプテューヌ。そこに後ろのアイエフ達が追いついて来た。
「どうしたのよネプ子?」
「あ、あいちゃん。それがさ、どうもお兄ちゃん思っているよりも拗ねているみたいで、さっきから反応を返してくれないの」
「……ま、ある意味イツキが地面に埋まったのって、ネプ子にも責任の一端はあると思うけど……イツキ、討伐対象は倒したから、クエスト報告しに戻りましょう」
「……」
「イツキさん。クエスト報告が終わったら、皆でご飯食べに行くと思っているです。イツキさんもどうですか?」
「……」
アイエフにもコンパにも全く反応を示さず、ただその場で不動のイツキ。
「ああ!もう見てられないわね!」
痺れを切らし、イツキの正面へとズンズン歩んで行ったのはノワールだ。ノワールはイツキの顔を覗き込むように回り込むと
「イツキ!不貞腐れるのは分かるけど、ちゃんと助けに来たんだからシャキッとす……る……」
ノワールはイツキの顔を見て、目を丸くして言葉を途切れさせてしまった。
「?どしたのノワール?お兄ちゃんの顔に何か付いてるの?」
「……見た方が早いわよ」
ネプテューヌの疑問にそう答えたノワールはイツキから後ろに一歩下がった。ネプテューヌとアイエフとコンパはイツキの正面へと回り込み、イツキの顔を覗いた。
「うわぁ……」
「こ、これは……」
「あらら……」
3人とも似たような反応を示すそのイツキの顔は
「……」
「「「……無表情……」」」
そう、イツキの現在の表情は無表情であり、それ以上でもそれ以下でもない。良い意味で形容するなら能面のような顔、悪い意味で形容するならば死んだ魚のような目だった。
両腕こそその無表情な顔とは裏腹にきっちりGパンの裾に合わせているその光景は、普段なら優等生らしく見えたであろうが今は妙な空気を醸し出す要因になっているだけであった。
「……これ、どうするのよネプ子?」
「何だかイツキさん可哀想です……」
アイエフとコンパはイツキのその惨状に同情し、原因の1つでもあるネプテューヌに打開策を求める。
「えー……意外とこれはこれで本人は楽しんでいるんじゃないかな?ほら、きっと木の気持ちを体感しているんだよ」
「……本音は?」
「絶対に面倒なフラグだから回避したい」
「……ネプ子……」
「ねぷねぷ。ちゃんとイツキさんを助けないとダメです!」
ノワールの本音を問われたネプテューヌの解答にアイエフは呆れ、コンパは少しばかり怒りを露わにしていた。
「しょうがないな〜」
ネプテューヌは仕方ないとばかりにイツキへと向き直る。
そして何を思ったのか、丁度直角になるように肘を曲げると
「とりゃー!!」
思いっきりイツキのその頭へと振り下ろした。
「フビモッ!?」
イツキは無防備であったためにマトモにそのチョップを受け、地面へと上半身ごと落としかけるが、太もものあたりまで埋れているせいで膝が曲がらず、腰をくの字に曲げて地面へとキスをした。
「ちょ、ちょっとネプ子!?いきなりあんたは何やってんのよ!」
「いや〜叩けば正気に戻るかな〜と……」
「ねぷねぷ、発想が昭和です……」
アイエフとコンパもこのネプテューヌの所業に驚き呆れ、倒れ伏せたイツキを心配する。
「う、う〜ん……」
イツキは呻き声を上げるとゆっくりと顔を上げた。特に外傷は見られず、さっきまでの無表情な顔は吹き飛んでいた。
「……あ、あれ?ノワールさん?」
「良かった。あまり大した怪我は無さそうね。さっきからまるで反応が無かったから心配したわよ?」
「は、はぁ…」
「そうそう。まるで死んだ魚見たいな目だったわよ」
「そ、そうだったんですか……」
イツキ目覚めたところで話しかけるノワールとアイエフ達。意識がまだハッキリしていないのか、イツキは2人の話に少し適当になっていた。
「ところでさあ?お兄ちゃんはどうしてさっきまであんなに話しかけても返事してくれなかったの?」
他3名が心配する中、荒治療を施した張本人であるネプテューヌはと言うと、心配するどころか悪びれもせずに自分の疑問の解決を図っていた。
「いや、それがさ……自分じゃ身動きとれなくてすることも無かったからさ、木の気持ちを味わっていた」
「……え?」
「いや、木と言ってもちゃんとフルーツのなる素敵な木の気持ちになっていたよ?塩飴のなるステキな木だよ」
……どうやら彼は地面に埋まったことにより少々……いやかなりおかしな方向へとキャラが移行しつつあるようだ。この解答にアイエフとノワールは硬直してしまった。
「それはステキです!登山中にそんな木が生えていたら嬉しいです」
「えー……私、登山中でも食べるのはプリンがいいな〜。どうせならプリンが木から生えてくればいいのに……」
聞いてもいない疑問に答えるイツキに、よく分からない感心をするコンパとこんな時でもプリンへの愛着満タンなネプテューヌ。
「……ねぇアイエフ、私はどこからあの会話にツッコミを入れればいいのかしら……?」
「入れなくていいわ……私でも、あの会話にツッコミたくは無い……」
これ以上アホな会話は見ていられなかったのか、2人は強引にイツキ達の会話を終わらせ、イツキの体を引っこ抜いた。
イツキが引っこ抜けた際、強く引いたせいでイツキは地面に頭から激突し気絶してしまった。仕方なくコンパが常備している緊急用の折りたたみの担架に乗せて報告に行った4人。
報告が終わった頃、イツキは目を覚ましたので担架から下ろしたのだが、どうも地面に足が埋まった後の自分の所業を覚えているらしく、ずっと顔を真っ赤にして両手で顔を隠していたとか
ブラン「ブランステーション」
ブラン「こんにちは。私が気まぐれで放送するブランステーションの時間よ」
ブラン「ネプテューヌは今現在進行形で出演しているから、暫くネプステーションはお預けね。私は暫く出番ないんだから、これくらい許容しなさいよね」
ブラン「さて、分かっているとは思うけど、この小説はオリジナル展開回もあったりするけど、本来の設定に少しオリジナル設定を加えている場合があるわ」
ブラン「一応作者はタグにオリジナル設定をつけようとは考えているみたいだけど、一応ここでそのことを伝えておくわね」
ブラン「それと、作者も少し忙しい時期になって来て、稀に更新予定日に更新出来ない時があるかもしれないわ」
ブラン「その時は活動報告に載せるから、そちらの方も確認して貰いたいわ」
ブラン「それじゃあ、またね」
次回 『渦巻く疑惑と信用』