…………ク?え?クなんだって?帰り血浴びた赤服爺さんなんぞ俺は知らん!知らんぞ!!
それでは皆様メリー苦しみます。
あ~終わった終わった。背伸びして柔軟して・・・あ、ゴキゴキって言った。
「俺復活致しましたです。」
特に意味はない独り言だった。さて、俺は冒頭にも言った通りに保健室から抜け出せたのですが。
ああ特にないよ何も、という訳で全回復を果たしたことで。
「さあ、喋ろう簪よ。」
「いきなりなに?結構忙しいけど?」
怪訝な顔をされてしまった・・・。
まあ、しょうがないよね。
「まあ、暇なんだ…………じゃあ、ISの製作はどう?」
「めんどくさいわ。」
「アラヤダこの子。最初の俺に食って掛かってきた面影が欠片もない。」
どことなく目が腐っているような…………いやちゃんと煌いているな。
「ま、それはいいとして。何で忙しいんだ?」
「ん?臨海学校があるじゃない…………?。」
…………………ああ、忘れていたわ。
「ごめん、わすれっち」テヘペロ
「黙れ、そして腐れ」
どこぞの手乗りタイガーさんが言いそうな暴言が放たれた所でもめげずに俺は強引に言葉を押し通した。
「そんで、サボるために色々と画策しているわけでござんすか。」
「女の子的には、スタイルが云々とかの方が大きい・・・。」
おお・・・俺的にはあんまり理解しがたいな・・・だけど、知るしかないな。と重ねて質問しようとしたところ。
「大体、私は機体制御の段階まで行っているし、機体駆動データは申請すればもらえるから行くことの方がメリットがあるの、臨海学校だって元々そういう目的だし。」
まあ、そりゃそうですけど。
「そして…………。」
「…………そして?」
「貴方が施工を進め過ぎちゃったから参加せざるを終えなくなったのよ!!」
「まぁ、いいじゃん。」
「まあ、いいじゃん…………じゃぁなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!このままだと私はただのイロモノ女になってしまう!!」
この理由は、ここのIS学園学校の指定水着がスク水(旧型)だからだ。あの何ともいえない魅力を内包したゲフンゲフンとてつもない視覚兵器をのさばらしているのだ。実にがんぷくゲフンゲフンけしからん。ニーソでも買おうか。
「全く…………本当にどうしよう、私、服装や流行に疎いから…………
無言で親指を自分に向けないでくれる?その気は毛頭ないから。」
ですよね~。まあ、それなりに恥ずかしくないようなのは選べるが…………大体、組同じじゃないしなカメラに収められん。
「っつーか俺も行くんだよなぁ。めんどくせえ。」
「・・・それに至っては腹をくくるしかないね。」
そうなんだが、俺お腹痛いって言って休もうかな?完全にその手が通用する相手じゃないな。うちの担任は野生動物並みの勘と独裁国家並みの強制力を兼ね備えているからな。何か…………言葉に出来ない危険が・・・あ。
「……………臨海学校…………服装…………流行…………女の子…………。」
「争い…………。」
「なぜにッ!?」
俺は、最悪のシナリオを考えた………………まず、誰かが抜け駆け・・・暴動・・・鎮圧・・・。
「ありがとう…………担任殿よッ!!」
「私には何がなんだか・・・。」
そうだ
プルルルルルガチャ。
「もっしー?」
『康一か?おう、どうしたんだ?』
「一夏おまえ、近頃買い物に行く予定とかあるか?」
「おー、週末にシャルロットと一緒で駅前に行く予定があるな。」
「そうか。話は変わるが、オルコット嬢の奴がこういっていた、女性から誘われたときは全身全霊を持ってエスコートするのが紳士の…………いや、そうでもなくとも男として最低減の勤めといっていたぞ。」
『お・・・おう。』
「話は大いに変わるけど。パソコンって多重の処理をすると低スペックだと落ちるよな。」
『そうだな。』
「おい、一夏このまま続けるが。男性の脳って多重処理には向いていないらしいな。」
『脳とパソコンって話し飛んでるじゃねえか。』
というより、会話の流れが不自然とは思わないのか?
『まあ、いくけど…………どうしたんだ?』
「暴動が起きるかもしれないからな・・・俺にとっては見なければいけない物なのですよ、とまあ、これだけだじゃあな。俺は誘わないでいいから。」
といって俺は一方的に電話を切った。
「…………俺、今週末出かけるわ。」
暴動を止めるために俺は今から準備をすることにした。
『エネさーん。協力してくだしい!!』
『結局私頼みかーい!!』