IS 化け狐と呼ばれた男 リメイク   作:屑太郎

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短 短 短 その二

これは、環境が変化したとある歪な関係が形成されている二世帯住宅に住んでいる人たちの環境が変わり、そのあとの日常話である。

 

 

【入学式前。】

 

桜が芽吹きそうな季節のこと、とある小学校では入学式が行われている。

 

都立越河小学校入学式と、書かれた看板の周りに少年少女たちが好奇心旺盛な目をせわしなく躍らせ、来る新たな生活に期待と不安に胸躍らせているところに一人、異質な少年がいたその少年は目を腐らせ、周りにいる人間つまり先の少年少女たちをただ一人ねめつけて空を仰ぐ。そして、溜まったトレスを吐き出すように深呼吸して・・・言った

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クソガキが多い。」

 

「あなたもそれですよ?」

 

俺は入学式に来ていた、場所は前から決まっていたらしく、どこかの私立へ受験しろ、とのお達しも無かった。そこが唯一の救いである・・・何か裏があるのは俺の気のせいか?。

 

「さて・・・今回は・・・。」

 

「まて。」

 

裏の前にこっちの表を回避せねばッ!。

お手伝いさんは、なぜか俺のことをカメラで撮りたがる。俺はカメラが苦手なのに、ペーパー師匠並みに撮りたがるのだ。因みに俺も撮るのは好きである。

 

「撮りますよ?大丈夫ですデータはパソコンに移しました。」

 

「めんどくさいことを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

「因みに32GBのマイクロSD三枚にバックアップして家の各所にばら撒いてあります。」

 

「それじゃああのパソコンのスペックじゃあ確実に止められる!。」

どうしてそこまで・・・・。

 

 

注:パソコンのスペック・・・十年前に買った奴=オンボロ、なぜ動いているのか分からない。

 

 

クソ・・・いつか消してやる・・・。

 

 

 

【入学式中。】

 

針の筵だな、餓鬼臭くてかなわない。これからの生活にワクワクさせている目だ、あまり変わらないのに・・・ただ、基本的には世話する人が通常二人から一人増え、三人になっただけなのだそこに差異はない。

 

けど・・・まあ、こういうのも久しぶり・・・って言うか無いからな。

 

楽しむのも一興だろう。

 

 

 

【入学式後】

 

入学式が終わり、俺の担任になるであろう女教師が立ち、顔合わせをするときの話ををしていた。

 

「皆さん入学おめでとうございます。皆さんは(略)。」

 

そんな教師の声を聞き流し俺は二つの懸案事項を抱えていた。

まず一つ目。一つ目はこの学校・・・俺の体の親類が、あの、育てれば良いやと考えている(であろう)あの人たちは恐らく、かなり厳しい教育をさせると思ったのだが・・・この有様だ。だが・・・何か裏がありそうなのだ。

 

そしてもう一つの懸案事項・・・それは・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

シュバババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ

パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ

 

 

このお手伝いさんだ。あの人は写真のことになると性格が変わる、あのような超人的なことをやってのけるパソコンを開いてフォルダ開いてみたら、陸海空ありとあらゆる写真が入っていた。いや、もう写真とかいいだろ?これでもかってぐらい撮るなよ、あのやろう移動できないのをいいことに・・・。

 

どうやって出来るんだよその先生の視界から入らずに写真撮る技術、どう考えても無駄だろ?しかもこれよく見てみたらかなり良い感じに撮れてるし・・・もういいのか?もう諦めてもいいのか?

 

・・・いやよくない言い訳が無いだろう。

 

つーかそれで飯食っていけるよ。こんなにむしろアイドルや女優の撮影現場に突撃して行っても只だよ、そして売れるよきっと。

 

まあ、周りの人たちは気づいているし・・・はぁ、俺の周りには変な人しか居ないのか・・・どうなるんだろうな・・・学校生活。

 

 

 

 

こうして、奇しくも彼もまた周りと同じ状態に立ったのだった。

 

 

【残された人。】

 

どうも、大高です。

 

いきなりですが暇です。

 

康一様が居ないとこんなにも静かなんですね、片付けなどもはかどって仕方がありません。ですが、あの忙しく騒がしくとも、楽しかったあの日々は何にも代えられない様な気がします。

 

 

ですから私は、今日も康一様の帰りを待つことにしましょう。

 

 

「ただいま。」

 

「お帰りなさいませ。」

 

 

楽しいのです、あなたと居ると。

 

 

 


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