『前回のあらすじ、世界で三人目となる男性IS操縦者であるシャルル・デュノアを加えたIS実習で前回の山田先生との戦闘と実習、それと一日の授業が滞りなく終わったのであるBYエネ。』
相澤康一だ、今現在俺は。一夏達(具体的な面子は、箒さん、オルコット嬢、凰とデュノアジュニアである。)と一緒に放課後の練習をしているところだ。俺は、基本的な動作、装備の呼び出しにマニュアルの姿勢制御などをやっている。
一方、一夏は・・・。
「こう、ズバーンとやってからガキン、ドカーンって感じだ。」箒
「なんとなくよ、感覚で掴みなさい。」凰
「くぁwせdrftgyふじこlp;(一夏にはこう聞こえている。)」オルコット嬢
三人の女子に囲まれながら練習をしているだが、三人ともかなり意味不明なことを言っている。箒さんは擬音語だし、凰は才能に説明が追いつかず、オルコット嬢に到っては専門用語と数字の羅列で、一夏の耳にはもはや言語を放棄している哀れなお嬢さんのようにしか見えないと言う状況に一夏は陥っていた。
「全くわからねえよ・・・。」
「「「(なぜ)(なんで)(どうして)分から(ん)(ないのよ)(りませんの)!!。」」」
三人一斉に避難を浴びせに掛かる。そうして、非常に困ったような顔をして俺を呼んだ。
「どうした一夏。」
「ちょっと、この三人の説明が分からないんだ、康一分かる?」
「聞いてないから分からないな。」
その、言葉を皮切りに・・・。
「こう、ズバーンとやってからガキン、ドカーンって感じだ。」箒
「なんとなくよ、感覚で掴みなさい。」凰
「くぁwせdrftgyふじこlp;(俺にもこう聞こえている。)」オルコット嬢
「分かったか?」
「分かりなさいよ。」
「分かっていただけますよね?康一さん?」
殺気をダダもれにしながら聞かないでください・・・。それじゃあ、俺の回答は。
「一夏…………普通は分からん。」
「普通は。って、分かるのかよ。」
「ああ、いいか。こういうのは、説明を聞いたのを性格で読むんだよ。」
「?性格で読む?」
と、俺の回答に全員怪訝な顔をした。それをさもないかのごとく話を進める。
「ああ、理由要る?」
「…………康一が居ないと練習にならないって言うのは。」
「あいよ。それじゃあ、説明。一夏ちょっと俺に一回で良い、攻撃してみてくれ・・・っとカゲアカシ。」
俺は、ISを呼び出して待機する。まだ、一夏は俺の行動の真意に気が付いていない。
「お、おう。何でもいいか?」
「ああ。」
返事を聞いてようやく動いて袈裟に切るそれはISの腕で受け止められる。
「で?これがどうしたんだ?」
「なあ、一夏。お前どうやって攻撃した?」
「え?どうやってって、腕を振り上げて腕を振り下ろした。」
「じゃあ、そのやり方は?」
「はぁ?やり方?」
この時点で、俺の生存は決まったようだ、三人とも自分の教え方の問題点に気がついたようだし。
「まあ、これは答えられなくていい、感覚だし。」
「ん、まあ、感覚でやったよ。」
「そうだ、何々をしたらこうなるって言うのを感じるのが感覚だ。」
「だろうな、それで性格がどうやって関係して来るんだ?」
「それは、これまた例を挙げよう、例えば二人の男女がいて、女の方が男女交際を迫ったような言い方をされたとしようそうすると、男はそのことに気が付かなかったんだ面と向かってはっきりと言ったはずなのに。」
「なんで?」
「そういう性格だからだ。」
「うぅん、人の好意に鈍感なのか?」
「「「(お前が言うな)」」」
「大正解だ!その理由は多々あるかもしれないが、この場合は人の好意を受けたことがなかったためでいいだろう。そうしたら、分かったと思うんだが、性格は受け取った感覚の集合体だ、さっきの様な事をいくつも積み重ねて行って性格になる訳だ。」
「なるほど、それじゃあ、大体の性格が分かっていれば戦い方いや、大体の相手の感覚も分かってくるって訳か。」
「ああ、例えば箒さんが、教えていると思うのはたぶんこんな感じだな。ちょっと、刀貸して、俺実体剣持ってないから。やりにくいし。」
「ああ、けど零落白夜は使えないぞ?」
「ん?なにそれ?」
「諸刃の剣。」
「まあ、適当に一発食らわしたら返すし、いらないよ。じゃあ、ちょっと構えて。」
「こうか?」
「おう、じゃあ。行く。」
俺は駆けて距離を詰める。先ほどと同じような袈裟切り、違う点は背筋をまで駆動させスピードを重視するように全身で切る。結果は切っ先だけが腕をかすり袈裟切りを大きく振ったために両手は体の外側にあるという俺の死に体だ。
一夏は死に体を逃さず刀が振れないぐらいの至近距離までに近づき拳を振るう。
さらにこちらからも距離を詰めて。腕すら振れない至近距離へ、そこで背中を使った体当たりへ(鉄山靠という技だ)そして、距離が開いて体を回して肘打ち、からの刀での胴切り。
「んまあ、こんな感じだ。少しアレンジさせてもらったがな。一夏、お前は無駄な動きが多いし攻撃も読みやすい、だったら狙うのは読まれてもいいから攻撃を当ててからの連続攻撃だ。いうなれば多撃必殺見たいな感じか?箒さん?」
「ああ、そんな感じだ。もうちょっと残心が欲しかったが。」
「と言う訳だ。因みにこの方法を使えば、MMOFPSや対人戦を有利に進めることが出来るからな。」
「それ、すげー役にたたねえ情報!!?」
「はっはっは。ギザギザハー○の子守唄歌っちゃうぞ。」
「触るもの皆傷つけるのか?」
「それはギリギリだから辞めろ。」
『(と言うか原作で出てきたパロネタより酷い。誰も知らんだろ。)』
「んで?理解は出来たか?」
「ああ、理屈はばっちりと。」
「なら良かった。」
さてと、練習に戻るかな?んっと、装備の出し入れは終わってISの使い方だよな、パワーアシストを取って自重を感じないと・・・。
すると、件の男性IS操縦者のシャルル・デュノアが、自身のISなのだろうか、オレンジを基調とした、肩についている羽のようなものが特徴的なISを纏い一夏に話しかけてきた。
「ねえ、一夏。模擬戦しない?白式と対戦してみたいんだ。」
「ああ、いいぜ。と言うわけで。少し席を外すな?。」
一夏VSシャルル
終了。
『まあ、大体は原作と同じやられ方をしている。』
一夏が負けた。大体負けているが、健闘したほうだな。俺は体の動かし方は分かるけどISは分からんからな、そろそろ俺はお暇させてもらうとしましょうかね。
俺は歩行練習や浮遊練習を終えて俺は学食に行った。六時は食事の時間にしては早いか?。
だが、情報は早くていいだろう?