そして男になる
はぁ、学校も慣れたしなぁ・・・まだ女子高的ノリには肌に合わないところがあるが、大体馴染めたと言っても良いだろう。しかし、昨日のフラグの立てっぷりはすごかったなぁ。
あのあと、山田先生がやってきて.
「お引越しです!。」
箒さんの顔の表情が見事に抜け落ちたもんな、あれは・・・人ってあんな表情できるんだって思ったよ。わたくしめの参考になりました。
はい!と言うわけで。あらすじみたいなのはやったな。まあ、さっきも言った通りかなりこの学校にも慣れたし、取引相手も出来た、流通経路も確保したし、かなりいいスタートになったと思う。だがしかし!
「今日はなんと、転校生を紹介します!。」
これだよ!こんなん涼宮的に考えてもう地雷だろ?!いや、むしろ苗字からして地雷を隠す気ゼロじゃねーか!。
「シャルル・デュノアです、どうもよろしく。」
「「「キャーッ!!二人目の男子よ!!。」」」
「おい、康一が居るだろ!?」
「え?・・・もう女子だと思ってた・・・。」
「ああ、なんかもう男の娘だよね・・・腐知識もあるし。」
ええい、黙れ。俺の情報を流失させるんじゃない!あと俺は女性だの男性だのどうでもいいと思ってるだけだから。・・・心の中で言っても仕方ないな。
と言うわけで転校生がやってきました~。ふざけんな。完全に一波乱あるだろこれ、って言うか俺の知り合い(社長)にかなり似ているんだけど、なにこれつーかもういいよ。ああ、そういえば
「織斑、相澤。同じ男子だろうデュノアを案内してやってくれ。」
「だってよ、一夏。」
「お前もな!・・・お前いつもどこ通ってるんだよ。」
一夏はその顔で女子が群がって移動教室のときに遅れると言う失態を犯すことがある。それで殴られると言う理不尽もあるがな。それゆえに一夏に視線を向かして俺はそれに外れるという手法を取って俺は遅れないようにしている、つーかそんなことしなくても俺だったらスルーされそうだな。
「企業秘密って・・・あるよね。」
「ああ・・・・・・で!?何があるんだよ!その企業秘密の先には!!」
「あ、あはは。面白い人たちだね。」
苦々しい顔をしながらシャルルがはにかんでいた。
「俺も入ってるのシャルル!?」
「一夏、むしろお前しか入ってないよ。」
「主にお前だぁ!!。」
一夏も俺に会ったときよりつっこみが進化しているような気がするなぁ。まあ、関係無いが。なーんて思っていると、一夏が。
「そうだ、シャルル。早く行こうぜ。」
「うん。」
と、言って。すぐに教室を出て行ってしまった。ポツリと俺一人が取り残される、誰も居ない空間に向かって俺は、席を立ち上がりながら言った。
「デュノアの野郎、あいつは進歩という言葉を知らねぇんかよ・・・まあ、そのほうが面白そうだな。」
そんじゃあ、まあ行くか。
着替えと移動が終わり(なんか途中でバラが見えた気がする。)俺は名簿順に並んだ。
少し遅れて俺以外の男子二人が来た。まあ、遅いぞ見たいなことを担任殿に言われてさっさと並んだ。今日はどんなことをするのかね・・・まあ、死なない程度にがんばるけどさ。あ、いつもの二倍?なんだ二組と合同か。
「まずは、戦闘を実演してもらう。相澤前に出ろ。」
「ウゲッ!?、拒否権は?」
「ない。」
「了解・・・担任殿?相手はどちらで?担任殿が生身でやるのです?」
実際に倒せそうだしな。俺ぐらい。そういったら、周りからクスクスといった声が上がった。
「私相手に勝てると思ってるのか?」
おう、担任殿そんなにくいものを見る目で見ないで。
「時と場合によります。」
まあ、そう答えた方が面白くね?
「具体的には?」
「日本列島に満遍なく核打ち込んでISを入手させずに兵糧攻め。」
「大規模過ぎるわ!!。」
整列している所からかなり笑ってる奴が居る・・・おい、大丈夫か?引きつってるぞ?
「んで?担任殿で無ければ、誰なんです?。」
「少し待て。」
と言ったとき、空から声がうっすらと聞こえてくる。これは山田先生?・・・まあ、ここの教職だしそれなり以上に戦えてもおかしくは無いだろう。
「キャアアァアァァァァァァァァァァァァッ。」
「あれですか?」
「職員をあれとか言うな。」
とりあえず落ちてくる軌道からして一夏の方向へ一直線だな、助けよう。俺は腕だけISを展開させて落下地点に割り込む。あ、一夏邪魔
「てめっ康いtうおおおおおおおっ!?」
「ど、どいてくd
パシッ←落ちてくる山田先生を掴んだところ
スゥ←その力を利用して俺の真後ろに加速させた音
グルン←体を入れ替えて回した音
グルグルグル←上の動作を加速させた音
ブン!!←ブン投げた音
キラリーン。古典的漫画表現に付き説明なし。
「ふぅ、で?誰が相手です?」
回りは俺の暴挙に唖然としていたが、そんなことは露ほども知らぬように俺はきわめて平和で何事もなかったかのように爽やかな歯にキラリとかいった擬音でも付いてそうな笑顔でそう言ってやった。早口きつい。
「・・・飛ばす必要はなかったんじゃないか?」
「・・・まあ、帰ってくるでしょう。IS着てましたし。はぁ・・・しかし、めんどくさい。凰の奴やオルコット嬢でも良かったんじゃないか?」
と俺は率直に疑問を投げかけた。
「別に良かったんだが時間が掛かりそうだったからな。」
「なるほど、ああ、それと先生。嘘つくときに左眼孔と右口角が硬直しますんで気をつけてくださいね。」
と、俺の観察結果を言ったら気持ちの悪いものを見る目で押し黙ってしまった。恐らく理解を超えていたんだろう、見られているって認識するだけでも人って行動を阻害されるからな・・・あれだ、所詮スポットライト効果と言うものだろう。むしろそこまで見ないけどな。さっきのも適当だし、本当は左半身の硬直だ。
そして、しばらくして。
「はぁはぁ・・・ひ、酷いじゃないですかぁ・・・投げ飛ばすなんて。」
息を切らしながら山田先生が戻って来た。得ろ意よね。
「はっはっはっは。何を言ってるんですか貴方は私にもっと酷いことをするんですから。」
「え?なんですか?」
「どうやら、私と貴方が戦闘をするらしいですよ?」
「え?酒の席の冗談じゃなかったんですか?」
康一 は 担任 の 微妙 な 弱み を ゲット した!!
「へぇ、酒の席ですか・・・あれ?どうしたんですかぁ?お・り・む・ら・せ・ん・せ・い?そっ、そんなに冷や汗だしてぇ、えっへっへっへ。因みにもう録音済みでゲスよ。」
「康一君。私はあなたと言う生徒が分かりません・・・。」
どうしたんだ?山田先生は?
「いえ、私は貴方が望むのであれば理想の生徒にでも成って見せましょうか?」
ちょっと、言い方が意地が悪かったか?
「それは、それで負けたような気がするのでお断りします。」
「そうですか・・・それでは。担任殿!そろそろ始めましょう、みんなが俺のキャラの変わりようについていけていないので。」
「私もそろそろ説明が欲しいところだ、では、戦闘開始!!」
とまあ、こういう流れで戦闘を始めることになったとさ。
『私が出てきてない・・・』
『まあまあ、次の次の回で出番はあるから。』
『いやな予感しかしないぞ。』
小休憩的なもの。
紆余曲折あり山田先生と戦うことになってしまった・・・よし、諦めよう。
まあ、理由は多々あるんだけど大きな理由は山田先生戦い方を知らないと言うのがある。めんどくさい。そうだ、もう負けよう。
と思いながらカゲアカシを背負っているホオズキを透明化させて展開する。そうすると。射撃してきた・・・股関節部分に来るなこれ。ああ、どうしよう顔に当たれば絶対防御発動して早く終わるか。
「よっと。イテッ」
「よっと。イテッ」
「よっと。イテッ」
「よっと。イテッ」
そのころ、下で見ている生徒達は・・・。
「わあ、すごい・・・山田先生全部の回避先を読んでいる。」
「それはそうと康一君の機体もすごいよ?四回ぐらい絶対防御発動しているのにまだ動けているもん。」
そういう声と。
「あれ?織斑先生どうしたの?頭抱えているけど・・・。」
「どうしたんだろうな?」
と言う声が聞こえた。
「こっち?。あ、ガトリングか・・・。避けよう。」
「ほっ。」
「いやいや。グレネードランチャーはきついって。IS解除。」
一瞬だけ真下に力が行くようにスラスターを吹かしその力を保ったままISを解除し落下していくそして落下のスピードで着弾点から体をずらす。
「おいおい。またかよ。」
またグレランが発射される。こうなったらグレランの弾切れを狙うか・・・盾を出すか。
「よっこいしょ。」
まあ、これはホオズキを開いて盾にするんだがな。あ、透明だからISを着ている人以外わからないか?
ドゴォォォォォォォォンッ
つか、耳がいてえ・・・早く弾切れになんねえかな・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、弾がきれたっぽい。あと(俺のライフがゼロに近く)一撃だし終わらせるか。
「よっと。痛い。あ。せんせー終わりまし」
と言いかけたところで出席簿が飛んできた。
「真面目にやれ!。」
「いや~。超強いですね山田先生。」
その、光景にみんなが疑問符を頭に付けた。それは、二人が何をやっているかわからなかったからだ。・・・と思うんだけど・・・そんなに難しいかな?いや、難しくないようにちゃんと目で弾丸のところを追っているし楽だったし・・・。
「相澤君、嫌味にしか聞こえませんよ?」
「そうですか?早く終わらせたかったですおし?」
「やっぱりか!」
「ええ。」
このころ。とある電脳空間では・・・。二人の男女が
『しかし・・・彼視点からの戦闘は面白くないな・・・。』
『いやいや、これ自体つまらない戦闘だからな?』
『・・・あれだよ、自分の息子の運動会を見てるとテンションあがるみたいな感じじゃん。』
『しらねーよ!自ら負けに行く二次小説見たことねえよ!むしろ完璧にやる気無い息子の運動会見たくないだろうよ!!』
『う、うちのあんちゃんはやれば出来るこばい、今はやる気出さんだけやけん・・・。』
『似非肥筑方言使うほど信用がないんか?』
『いいじゃないか!中の人繋がりで!!ようやく掘り下げられなかったけど転校生一人目も来たし!!。』
『変なところで気を使ってるんじゃねえ!!。』
変な漫才を展開していた。
因みにそのころ・・・。
やっす、俺康一っす。なんかさっき俺の担任に・・・。専用機持ちを囲んでグループを作ってホコウクンレンダー見たいなこと言われていたんだが。少し女子の視線が痛い・・・。けどかんばるよ!!。
「はいはい。ちょっと一夏君ともう一人のパツキン美少年とできなかったのは残念だけどね?早くしないと織斑先生の
「そこ、喋り過ぎだ!。」
「だってよ。」
(((あそこのグループ楽しそうなんだけど!うらやましい!!。)))
色々な意味で目立っていた。