「ぐぅ・・・ごぉ・・・ごがっ?!・・・。」
「・・・何か変な夢を見たような気がする。」
「ん?時計時計・・・。訓練・・・たるい・・・いや、やる。」
やあ、俺は相澤康一!A(あえて)K(空気読まない)B(ばか)と呼ばれていたりする神々しい万札が大好きな期間限定の15歳さ!
『・・・・。』
前まで俺は、クラス対抗戦に乱入してきたISの中に入りワチャワチャやって帰りました以上。
『・・・・。完全に原型をとどめていないな。』
『なんのだよ・・・。』
『キャラだよ。』
『俺のキャラクターには変幻自在のライセンスがデフォルトで備わっています。』
悲しいことに(物理)でな。
『それは置いときまあ、確かあの事件は現実世界では俺の存在など皆無、確か一夏が止めたみたいなことになっているんだっけ?』
『ああ、大体そんな感じだ。』
まあ、ぐだぐだしていたが・・・そもそも事前に言ってくれってことだよ。事後だから言うけど。俺はもうつかれたよパトラッシュ・・・。
『いや、君は基本的に動かないだろ?疲れるも何もないと思うんだが。』
『あれだよ、エネルギーを溜めているんだよ。ゲームでカセットを変えるという大役に向けて。』
『無駄だよ!?もっとほかのところに使おうよ!?』
『地味にだるいんだよあれ、それでもゲームの面白さと割りに合わない時があるし。あ、それはそうと・・・』
「なあ、一夏それと箒さん。ふと思ったんだが・・・。」
「「いきなりなんだ?」」
と、寮室にいた俺以外の二人に話しかける。無論不法侵入だ。一夏達も大分気にしなくなってきたな。平気でお茶を啜ってるんじゃねえ。
「もうそろそろ、部屋の都合が付くころじゃね?」
「ああ、そういえば・・・もう部屋変わっても良さそうだな。」
と俺の質問に一夏が賛同していた。箒さんは「なん・・・だと・・・」。見たいなリアクションをしていた。むしろそれまでに間違いを起こすべきなような、気がしないでもない。
「俺のほうの同居人がそんなこと言っていたから、少し気になってな。」
「確かに。聞いてみたほうが早いと思うけど・・・。」
と一夏が言って考える。しかし、なにやらせてもさまになる人も居るもんだな。とそこに額に汗をかきながら視線を泳がせまくって
「い、いや、一夏そこまで急ぐこともないのではないか?」
と、箒さんが焦ったように何かを言い始めた。そんなに一夏と離れたくないのか?恋って大変だねぇ。
「そうか?」
一夏君?そんなに女子との死亡フラグが欲しいのかね?
「そうだ!円滑な人間関係をもっと円滑にするためには、男女が同衾すると言っても、そういうのは必要だと思うぞ!?」
おい、むしろ箒さんはそこまで行く前に周りの人とのコミュニケーションを取ろう!そこまで行ってないステップバイステップだよ?。たぶん一夏にとってお前は昔一緒に居た人ぐらいだぞ!。
「そうだな。けど、箒も男と一緒に居ると疲れるだろ?。」
おお、いいこと言った。ベストな答え方だと思うぞ?
「いいいいい、いやいやいや。アレだ!石の上にも三日というだろ?もう慣れてしまったみたいな!?」
「適応能力高けえな。」
あわてると何を言い出すのか分からなくなる・・・観察結果っと。
いやぁ、前まで如何してもうまく行かないときは、何かに当たってたりしていたし成長したものだなぁ。
『あれだけ、邪魔していれば忍耐も付くと言うものだろうな・・・。』
『ああ、どれだけ殴られたことか・・・。』
『その代わり頭は働くようになったが・・・一夏関係のことだけだがな。』
まあ、色々あったよなぁ・・・。箒さんに殴られたり箒さんに殴られたり、あ、そうだそれと箒さんに殴られたりしたな。殴られるようなことしているのもあるが。
「いや、でも箒お前、俺が来てからそうそう『男女は七つにして同衾せず』みたいなこと言ってたじゃねえか。」
「う、それは・・・。」
「そういえば、寮に初めて行った時にお前らの部屋に穴開いていたんだけど、どうして?」
まあ、分かりきってるがな。
「「なんでもない!。」」
「そうかー、俺はてっきり一夏が箒さんの裸でも見て箒さんが怒って、ああなったとばかりに・・・違ったんだね。」
「「うんそうだよ!。」」
・・・ごまかし方が下手すぎる。まあ、知っていたのはこの部屋の盗聴を遡って傍受したんだよ。
「そうか、それでさ・・・一夏。」
「なんだ?」
「俺トイレ行ってたからさ、全くあの事件の状況を知らないんだけど?めっさ聞きたい。」
「かん口令敷かれているからダメだ。」
「マジか。そうか・・・あ、お前どこか部活入らないの?なんか、校則見てみたら確か強制参加みたいな見たいなことを書いてあったぞ?」
「はぁ!?本当か?・・・康一は?」
「俺?まだだよ。まあ、適当に入るよ。・・・・・・・・・弾も出来たしな。」
「ん?なんか言った?。」
「聞きたいなら聞かせてあげるけど、聞かなければ良かったとおもえよ。」
「怖っ!?ドスが効いて怖い!。」
「まあ、ほんの冗談だよ。」
と俺は話を逸らすことに成功した。
「しかし、襲撃とか日常茶飯事なのかね?。康一?」
「ん?ちょっと待って予定表を・・・。」
「ねえよ!学校に『この日襲撃!。』みたいなことかいてあったら怖いわ!。」
「けど、二つ程イベントがあるね。」
けどこの場合は・・・
(そうだな、二つ程イベントがあるな)一夏
(そうだな、二つ程
(そうだな、
これが一番正しい解答だな。
「まあ、良いや。一夏がんばれ~。」
「いや、この学年別個人トーナメントとか言うのはお前も出るだろ!?」
「ああ、本当だ、めんどくさい。」
「相澤お前は二言目に「康一でいいよ~。」康一、二言目にめんどくさいって言うのは辞めて置け。」
全く、この世に相澤性を持っているのは俺だけじゃないし。たぶん一葉とかよっ、って感じで顔出すと思うし、つーか顔出そうとして止められてたし。俺のクラスメイト達と顔合わせるのも時間の問題か?。
「そういえばまだ、この学年別個人トーナメントは連絡は来ていないな。」
と一夏が言った。そういえばそうだな一ヶ月前には連絡するのに・・・。
「何か裏がありそうだな・・・そうだな・・・考えるのがたるい。」
そんなことを呟き俺以外の二人をどん引きさせた頃扉の前では
(えええええええええええええ?確かに康一君なにかはありますし部屋変えもありますけど・・・えすぱー?エスパーなんですか!?)
山田先生にいらないプレッシャーを与えていた。