ふあぁぁっ・・・眠い。
やっす、おら相澤康一。朝日に当てられて目が開けられないぞ。
現在俺は、日々の日課を終えて飯を食い(学食ではない)教室に居るところだ。
・・・早く来すぎたか?、まあ、遅くなるよりかは良いか。
と、現代っ子よろしくスマホで時間を潰し始めることにする。
「早く来てやる事はそれか?」
「・・・この状況を見てみろ・・・それしかないだろ。」
エネが、暇つぶし用のアプリケーションを開こうとしたところにスマホ経由で声を飛ばした。
「つーかお前どうしたんだ?いつもなら頭に直で飛ばすのに。」
「それはだね、こっちの方が楽なんだよ。」
「・・・本音は?」
「スマホと喋る変人と思われたときに君はどうするのかということをかんさt・・・ハッ!?」
やはりか、このやろうめ・・・人を困らせてそんなに楽しい・・・よね。
「なぜ、途中から賛同に変わってる?」
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけ・・・それと同じ原理だ。」
「OKよく分かったよ。」
「分かってくれて嬉しいよ。」
あ~あ。嬉しいよ~。はあ、エネとお喋りするとボケに回ってしまって面白くないなぁ。ボケるのも良いんだけどね。
そのとき、いきなり教室のドアが開いた。
あ、ここからは地の文は私ことエネが努めさせてもらう。・・・彼の、康一の言葉はウソで塗り固められているからな。・・・それでは楽しんでくれ。
「・・・・・・・・・あれ座敷童子かと・・・。」
その開いた原因となった人物は、人のことを東北地方で伝承される妖精のような者呼ばわりしながら首を捻っていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん、どう返して良いんだか分からないや。」
俺も捻っていた。
「私も・・・。」
「いや、そうやられると困る感じなんだけど?」
「・・・ごめん。」
「えっと、笠森さん?・・・だよね?双子の姉とかってことは?。」
今から明言しておくがドアから入ってきたのは笠森さんだった・・・いきなり出てきたなぁ。
「ないない。笠森であってるよ。」
「いやぁ。間違ってたらどうしようかと思ったよ・・・。笠森さんはこんな早い時間にどうしたの?」
「実はへんな時間に起きちゃって。」
「ああ、学校生活で、しかも寮だし以前との生活は完全に出来なくなるから・・・。聞かれてないかもしれないけど、実は僕もなんだ。生活リズムが崩れたりすると一気に眠れなくなっちゃったりするよね。」
「うん、私もたまにある。・・・学校生活にも早く慣れないと。」
そんなこんなで会話が進み・・・。
「学食のデザート食べた?」
「まだだよ、冷蔵庫の中腐らせちゃ悪いから。」
「主婦!?」
「いやいや、主婦度だったら一夏の方が高いよ。」
「そ、そう・・・けど絶対学食のデザートは食べた方がいいよ。」
とか。
「あ、そういえばクラス対抗戦が近いね。」
「え?なにそれ?おいしいの?」
「食べものじゃないよ!?・・・本気?」
「うん、本気と書いてマジだよ。」
「なんか、古い事知ってるねぇ・・・説明するとクラス代表同士が戦うリーグマッチだね。それで小規模の賭けが発生したり・・・しなかったり。」
「えっと・・・つまり僕には関係無い競技で、一夏君が大変な目にあうってことだよね?」
「う、うん・・・大体そんな感じ。」
「良かった・・・笠森さんが教えてくれなかったらずっと教室で待ってたかも知れなかったよ。」
「そこは、異変に気付こう!!。」
とか。
「ついでにもう一つ聞きたいことがあったんだけど。」
「なにかな?」
「セシリアさんといい、織斑君といい康一君。結構いい動きしていたけど何か・・・剣道や武術の類はやっていたの?」
「全然。」
「うっそお!?それであの動きって・・・。何かあるんでしょ?」
「・・・実は僕。小学校でいじめられていたから、避けるのや逃げるのはうまいんだ。」
「それは・・・ごめんなさい。」
「けど、不思議なんだ。たまに、いじめられる時にお腹の辺りや頭が痛くなってきて、それが、我慢できなくなったら、ぴたりといじめが終わって周りには誰もいなくなっていた・・・って時があるんだよ。・・・不思議じゃない?」
「そ、そうねぇ~~。」
「笠森さん?どうしたの窓の方向に視線が釘付けになってるけど?」
「なんでもないわ。」
(それ・・・ストレスが原因の解離性同一性障害・・・二重人格とかなんじゃないかな?・・・康一君を・・・怒らせないようにしておこう。)
(・・・計画どうり。)心のゲスガオ
などなど、さまざまな会話をしたがその中で、こんな話題が出た。
「そういえば、ここに転校生が来るらしいよ?」
「へぇ、どこから来るんだろう欧州かな?」
「いや、私の目が間違ってなければ、アジア系の人だったねあれは。」
「・・・・・・見たの?」
「イエス!いやー偶然に出会ってさ、迷ってるようだから道案内してあげたの。」
「優しいんだねぇ笠森さん。」
「いやいやぁ情報が欲しかっただけですよぉ~」
「フフフッ、なにそれ?。」
「ごまかし方は二種類あって、ひとつはキレるもうひとつは笑って誤魔化すのですよ。」
「そう・・・それで話は変わるけど何でこんな変な時期に転校して来るんだろう?」
「ああ、それはちょっと難しい話になっちゃうけど・・・男性IS操縦者のデータや仲良くなってつながりを持とうとしているんじゃないかな?」
「大変だね一夏君も。」
「康一君も男だよね!?」
「・・・ああ、最近女装していたから、よくわかんなくなって来ちゃってた。」
「やばい、カミングアウトが半端なくて突っ込みが追いつかない。」
「ごめん、冗談だよ。」
「わーい、こんなに信じられない冗談ははじめてだー(棒)」
「ええ?本当に?そんなに男らしくないかな?」
「う~ん、あんまり男子をまじまじと見ては居ないからよく分からないけど。織斑君よりかは中性的な顔だちって言うのかな?それに近いことは確かだよ。結構伸ばしているから一瞬女の子かと思ったこともあったしね。」
「本当にかぁ・・・。シラベタガアレノセイカ?」
「どうしたの?」
「いやなんでもないよ。」
と、やはり彼は誤魔化してその場をしのいだ、そして彼が彼女に振る
そのとき、いきなりドアを・・・ってあれ?デジャヴ?
「ちょっと、転校生転校生って五月蝿いわね。もっと堂々と言いなさいよ!。」
「転校生!!!。」ドン!
「そうじゃない!!」
「康一君、きっと(求めてた回答は)違うよ!?」
そこには、ツインテール?私は髪型に疎いので良く分からないが恐らく、それかそれに類似した髪型で胸はひんny・・・ステータスであり、日系の顔立ちもっと言うなら雰囲気的に中国だろうか?快活そうな顔が印象的な、私も彼も当てはまる人物データベースに該当している人物が居た。
「・・・。アタシ、裏でこそこそ~とか、だまし討ちとか演技とか逃亡とかが暗い言葉が一番嫌いなのよ。ってか綾香、アンタは転校生のアタシと会ったでしょうが。」
「ごめんね鈴、もったいぶりたくなる性質でね。」
「教えてくれたときも言ってたわねそんなこと・・・で・・・そっちの挨拶もない人はどこの誰?。」
「ああ、彼はこの学園でn・・・」
と彼は話を振られたので仕方ないと・・・驚かすことにしたようだ。
彼は前髪を手で掻き上げて額を見えるようにし若干笠森を押しのけるようにして言った。
「よお、
「「・・・・・・・・・・・・・・え?」」
と、変な声が二つ上がったあと後ファンと呼ばれた少女はくるりと踵を返してそのまま走り出す
鈴音 は 逃げ出した!
しかし! まわりこまれた!
「どうした、逃げるなよ。」
「いやだ!絶対に変な服を着させられる!。」
「あの時はしょうがねえっつたろ?お偉いさんと仲良くなっちまったんだから。」
「やだいやだい!おうちにかえるんだい!!。」
(キャラ崩壊してる・・・二人ともだけど。)
「ちょっ・・・ちょっと!?二人とも・・・まずは落ち着こう?。鈴もほらこっち来て。」
「う、うん。」
そして、えぐえぐと泣き始め、それを宥めるのに二分弱、そうして笠森の状況確認が始まった。
「えっと、まず状況を説明しよう。じゃあ、康一君なんで君はそんなに砕けた口調をしているのかな?」
「ああ、それはね?ちょっと3年前くらいに詳細は省くけど、色々あってこの口調になっているんだ。けど一年前くらいに久しぶりに会った人が居てねその人にこんな口調で話したら・・・。
『え?だれ?気持ち悪いです・・・。』
・・・って言われてから知っている人の前では口調を砕くようにしているんだよ。」
「ああ、それはそれは・・・心中お察し申し上げます。」
「ははは、分かってもらえたのならいいけど。」
「・・・ウソだ。らいあーよぎるてぃよ・・・。」
「・・・信用はゼロみたいだねぇ。」
といいながら康一は苦笑いしながら頬を掻いた。
「それで、鈴ちゃんのほうはどうしたの?康一君に何かされたの?」
「コイツが・・・部隊のみんなをコスプレ化させたのよ!」
「なにがあったの!?そしてなにをしたの、康一君!?」
笠森が目を見張りながら康一に驚き混じりに怒鳴ってきた。・・・彼の行動はそんなにおかしいのか?
「いやぁ、ちょっと中国に密入国したときにさ日本に戻るお金がなくて金稼ぐために・・・あ、そうだ名刺渡しておこう、わたくしこういうものです。」
「ん?・・・え?これ後付け設定にも程があるわ!と言いたいけど・・・これ津野明の名刺じゃない!?」
「うん、僕、ご本人なんだ。」
「・・・・・・・・・え?あのISスーツ改造師の津野明が?康一君?」
「うん、まあ、偽名だけどね。こんな小遣い稼ぎをやっていたから中国のお偉いさんがさぁ『許可してやるから・・・部隊の人たちの人数分作れ。金は出す』って言い始めてさ。それだから作らせて頂いたんだよ。」
「・・・今度作ってくれない?」
「お友達価格で提供するよ。」
「ありがと!!。」
「その代わりこのことは内緒にしてくれると嬉しいな。。」
「うん、するする!!。」
ここで商談が成立したらしい。
「それで疑問なんだけど・・・なんで鈴ちゃんはこんなに怯えているの?。」
と、笠森が今気付いたかのように極根本的な質問を康一に問いかけた。
「いや、それが・・・好きなのを作って良いよって事でその人にあったイメージを形にしてみたら・・・凰さんのは女王様みたいな奴に仕上がっちゃって。そのとき使っていた
「・・・・・・・・・・・・・・・・それをお偉いさんが許可したの?」
「うん・・・思いのほか合っていてびっくりしたよ・・・しかも鬼のように強かったから、余計に。」
と康一はどこか遠いものを見る目になり彼女らを見つめていた。
「・・・あの時だけは、自分の強さを恨んだわ。」
「鈴ちゃん2年で代表候補生だもんね。・・・こっちでは正気の沙汰ではないと言われていたぐらいだもん。」
「そんなこと言われて居たんだ・・・まあ、ある目的があったし。」
「へえ・・・あ、甘納豆あるけど食べる?」
とまたまた、康一が例にも漏れずお菓子を進めた。
「貰う。」
「変なものは入ってないよね?」
「ああ、大丈夫。饅頭じゃないから。」
「饅頭だとダメなんだ!?」
なぜかまたまた、和菓子タイムが開始され、かなりカオスな状況になっているがそれは・・・。
「そういえば、二組のクラス代表がこの時期に来た転校生に変わったらしいね。・・・えっと聞いてる?。」
「うん、涼宮的に考えて結構謎だね。私って。」
「え?・・・涼宮?あ・・・えっと。しかも、中国から来た子だって聞いたわね。」
「この、セシリア・オルコットを今更ながらに危ぶんでの転入かしら?・・・今度は間違えずに言えましたわね・・・。」
「「「「・・・・・・・・・。」」」」
「そ、それじゃあ、クラス対抗戦は・・・どうなんだろうな?」
「いや、大丈夫だよ。今のところ専用機を持っているのって一組と四組だけだもの。」
「いやいや?その転入生が持ってるかもしれないよ?私持ってるし。」
「ああ、その可能性は考えてなかったな。実力持ってなければクラス代表を交代なんてないだろうし・・・専用機を持っているかもしれないな。」
「ああ、なるほどいい推理だな。」
「そうでしょ?って言うかその可能性をアンタは真っ先に疑わないといけないわよ一夏。」
「そうだな。」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
「どうした?みんな?俺の隣に座っている鈴を食い入るように見て・・・・・・。ってウワアアアアッ!!?」
ガタッ、ガガッタ、ガッターン。
「どうしたの一夏?そんなお化けを見たような顔しちゃって。」
「どうしたもこうしたもない!鈴、何時の間に!?ってか康一みたいなことするんじゃない!!。」
「そりゃあ、康一のアドバイスを参考にさせてもらったもの。」
「また康一かよ!?。」
(・・・どう?すごくね?俺の言った通りになったじゃん)
(いやくだらないよ!)
(ええ?酷くね?)
というやり取りが始まったときには終わっていた。
ごめんなさい!私が投稿話数を間違えて変な風になってしまっていました!ここで誤ります。二度目ですが。本当に申し訳ございませんでした!