IS 化け狐と呼ばれた男 リメイク   作:屑太郎

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代表候補生登場!!・・・あれ?

そして、休み時間へ・・・IS学園の授業ってなにやってるんだろうね?

 

『いや、君が言ったらダメだろう?』

 

そうか?けど、やっと休み時間だ~。よし、一夏と遊びに行ってこよ。

 

『いってらっしゃい。』

 

そんな、ISに支援を受けて遊びに行ってくることにした。饅頭を食いながら。

 

「よっす、一夏。食べる?」

 

「・・・なんで?饅頭?・・・まあ食うけどさ。」

 

と言いながら一夏は饅頭を口に運んだ。

 

「いや、普通に饅頭だな。」

 

そう感想を言った。俺としても変なものを入れたものを渡すつもりはないけどな。

 

「なんだ・・・リアクション用の饅頭が欲しかったのか?」

 

「中身が気になる!!。」

 

と馬鹿な話に花を咲かせていると・・・突然に横槍が入った。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「ん?」「よろしくない。あ、それで俺が・・・」

 

「日本人は話をするって言うことも出来ないんですの!?」

 

その横槍の主を牽制し無視して会話を続行しようとしたが、それを振り切り乱入してきた前回話した、異質な視線の二人目が居た。

・・・なんかどっかで見たことがあるような?・・・先手を打ったはずだが・・・しくじったか・・・。

 

「ああ、ごめん、ATフィールド切ってなかったわ。」

 

「何のお話ですの!?」

 

「お前は汎用人型決戦兵器か・・・二人ともちょっと落ち着け・・・それにそちらの方はなんの御用で?」

 

「・・・わたくしをご存知ないのですか?このイギリスの代表候補生であるセシリア・オルコットを?」

 

「・・・ああ、それに・・・。」

 

おい、辞めろ肯定したところで少し苛立ってるぞ・・・。

 

「代表候補生ってなに?。」

 

『『『『『『『『『『『『ズルッ』』』』』』』』』』』』

 

あ~あ、言っちゃったよ、さっきの担任に怒られた(物理)授業でのくだりと同じ顔していたもの。

 

「日本の男性と言うのはこれほどまでに知識と品性が乏しいものなのかしら?」

 

「これってアレだよな、よく日本の男性が言う『今の若いモンは・・・。』とおんなじだよね。」

 

あの言葉ほど愚かな物はないと思うな・・・一人でサンプリングとして機能させるなよ。

 

「ああ・・・言わない方が吉だぞ。」

 

「そう?あ、食べる?」

 

「食べる、そういや康一これどこの饅頭?」

 

「手作り。」

 

「マジか。」

 

「ちょっと!あなた方は会話を成立させようとする気があるのですか!?」

 

「ああ、ごめんイギリスの・代表候補生さん・・・だっけ?」

 

「自己紹介を聞いておりませんでしたの!?仕方ありませんわね、いいですか?もう一度良くお聞きになって?」

 

「分かりました」

 

「わたくしこそは!、セシリア・オルコットであるイギリスの・代表候補生ですわ!。」

 

「・・・なあ、さっきから名前と称号みたいなのが逆になってないか?」

 

「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」」

 

「・・・あ、これ食べる?」

 

と言って居たたまれなくなった俺は、饅頭(自作)を差し出す。

 

「い、いりませんわ、・・・なにを仕込んでいるか分かったもんじゃありませんもので。」

 

「そうか・・・結構がんばって作ったのにな・・・はぁ・・・。」

 

あ、やばい・・・これを作ったときの事を思い出したら、少し泣けてきたわ。

 

「・・・まあ、下々の謙譲を快く引き受けるのも貴族の勤めですし・・・頂きますわ。」

 

よし、ここに日英同盟が完成した。

と考えていたら、オルコットさんとやらが口にそれを運んだ。あれ?それ・・・。

 

「あ。」

 

パクッ

 

と、オルコットさんが饅頭を食べた。

 

「ふむこれが日本のお菓子で・・・?ゴブファッ!!!!!?」

 

口に入れて少し経った後に吹きだした。

 

「それ、リアクション用の饅頭だった。」

 

「なるほど、芸能人がやっている奴を間近に見るとこんな感じなんだな・・・。」

 

以外に一夏が冷静だな・・・。

 

「なん・・・ですの?こ・・・れぇ?・・・おっ、息が・・・できま・・・せ・・・。」

 

「大丈夫か?アフターケアー用のコーラはあるから。」

 

ガシッ

 

ゴクゴク。

 

ケホケホッ

 

「ハァ・・・ハァ・・・ちょっとなにを渡してくれますの!?」

 

「ごめん芸人用の饅頭だったみたい。」

 

「芸人?こんなものを食べる人が居ますの!?」

 

「うん。極一部だけどね」

 

「何でそんなものを『キーンコーンカーンコーン。』っく!またきますわ!」

 

 

「康一・・・ワザと?」

 

「うんにゃ、ちゃうよ?。」

 

「だといいけど・・・。」

 

 

こうして、休み時間は足早に過ぎ一つのわだかまりどころか敵対フラグを立てて次の授業へ進めることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!・・・だね』

 

『何のことだ?って言うか、音楽聴いているときに話しかけるの止めてくれないか?。』

 

『読者に分かりやすくするためだよ。理解してもらう努力をしなければね。』

 

『・・・スルーかよ・・・まあ、今は放課後だし一夏と別行動してるから何にもおきないしいいか、別に。』

 

今は、先にも言った通り放課後だ。今日の授業がつつがなく・・・オルコットさんとやらを怒らせた以外はつつがなく終わり授業から開放され、今度は学生たちプライベートな時間がやってきた。それでも、学業に専念しようとしている人も居るらしく、野暮ったく空を駆けずり回っているISの姿があった。しかし・・・空を飛ぶってのは、とても気持ちよさそうだ。

 

『・・・・・・そう思うか?。』

 

『ん?どうした?』

 

『いや、なんでもない独り言だ。』

 

・・・モノが独り言って・・・何かおかしくないか?深くは聞かないが。

 

それにしても、行き当たりばったり過ぎるな・・・いきなり寮暮らしって、正式な自宅なんてないから、愚痴れる立場じゃないが・・・まあいい。

 

そういえば今俺がなにしているのかの描写をしていなかったな・・・あれ?俺今なんて?・・・まあいい、気のせいと言うことにしておこう。では仕切りなおして・・。俺は自宅通学と聞いていたのだが、いきなり寮になってしまったのだった・・・まあ、身体保護の措置らしいがな、だがいきなり俺が、男が入ってきてどうするんだ?一人部屋は・・・贅沢だ・・・けど、予算のゴリ押しで作れそうな気もするもんだが・・・そこらへんはどうなんだろ?

 

まあ、百聞は一見にしかずだしな、考えて出なかったらさっさと行ってしまうに限る。

 

しかし、何にもないな・・・びっくりするぐらいに。いやまあ、それだけIS学園のセキュリティが優秀だってことだが・・・なぜかどこかに何かあるような気がしているんだが・・・災害も人災も忘れた頃にやってくる。それをこの十五年間ではっきりとこの身に刻まれて、それに目標も刻んだ・・・小学校の卒業式に・・・大衆も面前で。

 

それはともかく・・・俺のへやって・・・1050だよな?俺の目が腐ってなければそうだが・・・。

 

「んっと・・・1050、1050っとあった。」

 

ちょっとした虱潰しをして俺の部屋を探し当てた。

 

まあ、男だし女子と二人にさせておくってことはないだろ?んじゃ、俺の根城へご招待~。

と脳内で思いながらドアノブに手を掛けてそのままそれをひねt・・・

 

『完全なフラグだな・・・』

 

バッ!!

 

『・・・そういうこというなよ・・・けど危なかった。完全に油断していた・・・こんなところだ何のトラップがあるか分からないからな。』

 

んじゃあ・・・。

 

コンコン

 

・・・この寮の構造上の奥行きからいって、ここまでに来る時間は六秒位だろう。しかし来ない。

 

コンコン

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・来ない。

 

コンコンコンコン

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン「いや子供か!!」

 

っは!びっくりした・・・誰かの声が聞こえていなかったらこのままずっと無心で叩き続けていたぜ・・・。つーか喋れたんだな。

 

「ああ、喋れたと言うより君の音楽プレイヤーぐらいにしかしていないスマートフォンから音を出しているだけだがな。」

 

「もうずっとそっちでいろよ、めんどくさいから。」

 

「そうしたら、君はただの変質者になるだろ。」

 

「大体もう生まれたときから変質だっての。」

 

「モノではないんだね。」

 

「モノだからな、そんじゃあけますか。」

 

もう大丈夫だろ、と扉を開けた「ウオッ!?」

 

・・・人いるやん・・・集中状態による聴覚排除されてるけど。

 

なにをそこまで駆り立てている?なんか目がすごく血走ってるんだけど・・・何でだ?いや、ただ目が少し赤みかがっているだけか、髪は水色メモメモっと・・・。しかしなにやっているんだ?こんなところだしIS関連か?パソコンで?むしろノーパソで?・・・どんだけスペックたけーんだよまあ、何もすることないし・・・一夏のところにでも行ってこようかな。

 

確か、聞いた話だと1025だったな・・・この階の端っこだな。

 

行って来るか・・・。一夏大丈夫かな・・・何かやらかしていそう・・・。あれ?

 

1025←穴だらけのドア。

 

・・・なにやらかしたの!?・・・いやけどこれ木刀か?それに一夏の細腕・・・俺も人のことは言えないがあんな腕でこのドアを破壊できるとは思えない。なら誰が?

 

このだが角度この太刀筋に見覚えがある・・・言わずとも知れた篠ノ之流の太刀筋だ・・・大丈夫か?

 

 

・・・本当に退屈しなさそうだな・・・平穏を求めているのになぁあっはっはっはっは。

 

 

と俺はこれから、起こるであろう事態に頭を抱えるしか出来なかった。

 

 


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