【出会いとはいつもいきなり現れる・・・そういう話】
前回のあらすじ。
視界がブラックアウトしたあとに変な記憶を流され。唐突に忠告をされた後、これまた唐突に視界を戻されたのでした。
・・・なに?この変なモノローグ。
よっす。おら康一元気にしてっか?。俺はお先真っ暗だ。
ISなる国家の思惑の塊をしかも女性しか動かせないはずなのに男が操縦するんだからそりゃあ、国家の対策で首脳たちがてんやわんやの大騒ぎになるだろう。
・・・ざまあ。
まあ、そんなことはどうでもいいのだ。これから近い未来をどうするかが問題だ・・・なんか・・・すごく俺らしい下衆な方法を思いついたんだが・・・実行するかどうかは気分しだいだな。
さて、じゃあ行動を・・・するか。
と言った思考をベットらしきものから起き上がると同時に果たし、先ほど言った事象を完成させ、周りを見渡す・・・。
「あっ、やっとおきt「・・・誰も居ない。」そこまでちっちゃくないですよ!?、それにちゃんと目が合ってたじゃないですか!!。」
そこには小さい、緑髪の多きなメガネを掛て居るのが特徴的な、具体的な呼称を使うとすればロリ巨乳という呼称が最もぴったり来る女性が俺が寝ているベットの横に座っていた。
それに特筆すべきは、ちゃんと突込みが帰ってきたことだ。こんなのは図書館の司書さん以来だった。それにその女性は、男性になれていないのか、心なしか緊張しているようだった・・・キガスル。
「ごめんなさい、からかうつもりだったんです。」
「いいえそれなら・・・って、雰囲気に流されそうになってしまいましたよ!!?」
「あっはっはっはっは、からかったことは謝罪します・・・それに緊張は解けましたか?」
「はっ、はい。お気遣いありがとうございます。」
「「・・・・・・。」」
質問していいのだろうか?・・・気にするほどのことじゃあないな。
「あの、非常に私事で申し訳ありませんが、いくつか質問してもよろしいでしょうか?」
「え・・・?えぇ、いいですよ。どんどんしてください。」
なぜか、酷く狼狽した様子で返してきた。
「ありがとうございます、では・・・自己紹介ですね、私は相澤康一と申します、あなたは?」
「・・・私は山田真耶と言います、IS学園の教師をしています。」
「へえ、教職に就いているのですか。・・・これは、山田教諭とお呼びしたほうがよろしいですか?」
「あ、いや。そこまで畏まらなくてもいいですよ。あなたはまだ学園の生徒ではないですし・・・。」
ごもっともだな。
「ああ、それもそうですね。では・・・IS学園に入ることもなさそうですし山田さんと御呼びさせていただきますね。」
とりあえず、鎌を掛けといて・・・次は何を聞こうか?
「・・・いえ、それがあなたは、元々の学校の試験は受けられません。」
「えっ?何でですか・・・まさか、勝手にIS触ったから・・・逮捕されるんですか?」
「いえ、事象は逆ですが・・・あなたは、二人目のIS男性操縦者になったので・・・IS学園に入学。いえ、入学試験を受けていただきます。」
「・・・合格できなかった場合は?。」
「・・・答えることは出来ません。」
そこまで酷いことされるのか!?・・・予想はしていたけどな。
「じゃあ。ここで話してるのもめんどくさいです、早く行きましょう入学試験に。・・・考える暇がなくなるように。」
「・・・え?ええ、分かりました、受験会場はこっちです。」
【本当に、唐突に環境が変わり、新たな環境には新たな人がいて・・・出会いとなる。】
「そういう話。」
「どうしましたか?。」
「いえ、何でも。」