仮面ライダーディケイド~昭和リイマジの世界~   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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シオン「というわけで早速1話目を投稿する」
士「やっとか………」
シオン「なお、まだ物語の一部は試行錯誤中である」
ユウスケ「∑おい!?」
海東「まだ考えているのかい!?」
シオン「一応ラスボスの怪人態とかそういうのは考え
ている」
夏海「サブキャラは?」
シオン「タックルとアマゾンに関連するやつしか出来
てない☆。一応ノートに書いてないだけで、頭のなか
で思い浮かべているけど」
士「よし、それじゃあこれとブログ書き終わったら
さっさと移してこい」
海東「忘れられては困るしね」
シオン「分かってるって。あ、それとそこまで支障がないネタバレ」
全「「「?」」」
シオン「昭和リイマジの見た目はオリジナルの人たちをベースにしてるけど、タックルはボーイッシュ系の見た目にする予定」
全「「「ちょっと待てぇぇぇ!?」」」


第1章
『ライダーが生まれる前』の世界


とある世界の夕方、喫茶店の近く。その近くに一人の青年がバイクに乗って、その喫茶店の前でバイクを止めた。

 

「―――ふぅ、今日も疲れたな………」

 

そう言って青年はバイクから降り、喫茶店のところに歩いていく。

 

「今日はコーヒーとショートケーキだけ食べて帰ろうかな………?最近お金が少なくなってきたし………」

 

青年は財布の中身を確認しながら店の扉に立つ。

………因みに彼の所持金は500円ちょいぐらいだ。

 

それはともかく、青年は財布の中身を確認すると、一度ポケットにしまう。

 

そして手をドアノブに手を

 

―――掛けようとした瞬間だった。

 

突如喫茶店が光だし、それに驚いた青年は慌てて後ろに下がる。

 

「!?!?なんだこの光!?」

 

あまりに眩しくて目をしばらく閉じていたが、その後は急激に輝きが減っていく。

 

そして青年が目を開けた先には………

 

――本来"そこにあるはず"の喫茶店が、"そこにはないはず"の写真館が聳え立っていた。

 

「………は?」

 

あまりの出来事で混乱する青年。

 

―――さっきまでそこ、喫茶店だったよな………?

―――なんで写真館になったよな………?

 

青年はそんなことを3分ぐらい思いつつ、恐る恐る扉の取っ手に手をかける。

 

「あーっはっはっは!?はっははは!?」

 

―――次の瞬間、突然中で悲鳴に近い笑い声が聞こえた。

 

青年は突然の事にびくり、とするが、意を決して扉をゆっくり開ける。

 

「………お邪魔しまーす………?」

 

青年は恐る恐るなかを見た。するとそこにいたのは

 

―――自分と同じ制服の男が床で痙攣していた。

 

その近くにも、自分と同じ制服を着た青年が叫び、えらく怒っている女性がいた。

その近くでは、老人が笑いながら見ていた。

 

―――なんなの、これ?

 

青年はそう思っていたが、老人―――光栄次郎が彼に気付き、手招きをしていた。

青年はよく分からないままだったが、とりあえず老人のご厚意を受けとることにした。

 

~今から4分前~

 

カメラを持った青年―――門矢士は、突如降りた背景スクロール―――赤い光を放っている影の周りに9人ぐらい影がある―――を見ていた。

 

「―――次の世界は………大体分かった」

 

そう言って士は近くに置いていた紅茶を飲んだ。

 

「―――何が分かったんですか?」

「次の世界ってどんな場所なんだ?」

 

そう言ってやって来たのは、この写真館の経営者の孫である光夏海と、『クウガの世界』という異世界からの居候である小野寺ユウスケだった。

彼らはこの写真館を使って、異世界を旅している。

つまりはこの世界の住人ではないことである。

そんな彼らに士は溜め息をつきながら、説明をしていた。

 

「この絵をよく見ろ。中に1号や2号、V3とかがいるだろ」

「そういえばよく見てみれば見たことのあるやつが………」

「でもそうなると、この絵の影は10個、ですよね?」

「よくわからんが、これだけは言える。この世界は『昭和ライダーの世界』だ」

「ほんとに大体だな、士」

「うるさい」

 

軽く図星を突かれ、ユウスケを睨み付ける士。しかし夏海は疑問に思っていた。

 

「でも今までこんなことってありましたっけ?」

「確かに『ライダー大戦の世界』とは少し違うみたいだし」

「そのことなら僕が教えてあげようか?」

 

……ふと後ろから声が聞こえた。

3人は後ろを振り返る。

するとそこにいたのは左手に青い拳銃の様なものを持った男がいた。

 

「海東………お前か………」

「なにしに来たんだよ………。」

「というかそのクッキーさっき私が作ってたやつじゃ!?」

 

3人は男―――海東大樹にそれぞれ思ったことをいっていた。

 

「士とクウガの青年は酷くないかい?それとナツメロン君、クッキーはすでに出来ていたから、お皿の上に残りを出しといたよ。因みに僕はさっき食べたやつも含めて、6つしか取っていってないからね」

 

「あ、ありがとうございます!それと私はナツメロンじゃありません!!」

 

夏海は名前を訂正しながらお礼を言う。

 

「………で、この世界はどういう世界なんだ?」

 

士は紅茶を飲みながら海東に訊ねる。

 

「そうだね………。確かにこの世界は士の言う通り『昭和ライダーの世界』と言っても過言ではない。現に僕が知ってる限りでは、この世界で二人ぐらいライダーがいるらしい」

「ほらなユウスケ、言った通りだろ」

「自慢げに言うな」

「しかしちょっと惜しいかな」

「………何?」

 

海東の『ちょっと惜しい』という言葉に士は疑問を持つ。

海東の言葉が本当なら、すでにライダーは居ることになるはず。

そんな考えをする士を、知ってか知らずか海東は話を続ける。

 

「確かにライダーはいる。けれど彼らは完全にはライダーになったとは言いきれない様な状態だ」

「『ライダーなのにライダーではない』ですか………?」

 

夏海の問いかけに海東は、バキューンと指鉄砲をする。

 

「正解だナツメロン」

「だから夏海です!!」

「ちょっと待て、『ライダーなのにライダーではない』ってどういうことだ!?」

 

ユウスケは海東に問い詰めるが海東はユウスケを華麗にかわすと、士に向けてこう言った。

 

「いずれ分かることだ。そんなに深い意味ではない。」

 

「けれど、その意味は逆に何故そうなったのかというのを深めると思う」

 

「その意味をどうするかによって『ライダーが生まれる前の世界』が『昭和ライダーの世界』に変わるだろう」

 

「まぁ、後の事は自分で理解したまえ。それじゃあ、アデュー!」

 

………そう言って海東は直ぐ様出ていった。

海東の言葉が分からない士は、夏海に紅茶の御代わりを要求する。

だが………要求の仕方が悪かった。

 

「海東の言葉の意味が大体分からん!おい『ナツミカン』!!紅茶のおかわりをくれ!!!」

「おい士ちょっと」

 

ユウスケは慌てて士を止めようとしたが、すでに遅かった。

―――何故なら夏海が親指を構えながらこう言い放ったからだ。

 

「―――私は『ナツメロン』でも『ナツミカン』でもありません!!光家秘伝『笑いのツボ』!!」

 

その瞬間、士の首に親指が当てられた。

そして………。

 

「あーっはっはっは!?はっははは!?」

 

士の悲鳴に近い笑い声が響いた。

そして1分も経たぬうちに、士は痙攣しつつ、まだ笑っていた。

 

「あっ………はは………はっ………」

「士ー!!?」

「士君が悪いんですからね!」

「はっはっは、いやー士君大丈夫かねぇ?はっはっは」

 

ユウスケは叫び、夏海は未だに怒って、偶然やって来た栄次郎は笑いながら心配していた。

………因みにこのときの時点で何故か士とユウスケの服が、制服に変わっていたが、この場にいるもので気付いているものはいない。

そして栄次郎は、扉の前に誰かいることに気づき、手招きをして入るようにしていた。




※この作品はいまだ試行錯誤中のため、次回予告はありません←
いや、正直2回目でここまで長くなるとは思ってなかった………。
お陰でめっちゃ疲れました。

さて、今回は比較的に士と青年の被害者回でもありましたね。いや、青年は完全とばっちりですけど。
目の前にちゃんと喫茶店あったのに、いきなり写真館に変わったら誰でも困るわww。
そして士の笑い声www。

今回は『昭和ライダーの世界』でもありますが、海東が言うように、『ライダーが生まれる前の世界』でもあるんですよね。
理由は『仮面ライダーSPIRITS』の6巻を読めばわかると思います。大体そこからとってきたみたいなもんなので。
ヒントは『その頃のZX』ですかね?

そして士の自業自得ww。
一番酷いのは、ある意味栄次郎さん。

一応次回と次々回までは戦闘はないと思います。できるだけ早く更新していきたいですね。
それじゃあ次回もお楽しみに。

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