The Problem Hunter   作:男と女座

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反撃の狼煙。そんな映画のタイトルは…多分無いでしょうねw
だってゲームのスキルにあったから、「コレで良いか。」と採用したもんですから。


モンタナ君
武器…狩龍、ツクヨミ(刀)
防具…ユクモノドウギ

弥生さん
武器…カオスティックロック(ギター型狩猟笛)
防具…赤フルフル



第18話 狩猟物語 反撃の狼煙

「ハッハッハ。こっぴどくヤられたな?ビル。」

 

「うるせー、バカ野郎…。助かったよ、バカ野郎…。それと、バカ野郎…!」

 

「それだけ言えりゃ元気だな。」

 

「何で……お前らがいるんだ?」

 

「フリューゲルの指示だ。ルイーナの砦でやばいことが起きたからって緊急の指示でな。

 それにお前さんも砂漠に行っているなら、きっと来ていると思ったんさ。」

 

「よく弥生も来たな…?」

 

「ココに来る馬車で拾った。てか絶賛演奏中で御者が発狂しかけた。」

 

「あー…。」

 

 

「座れ座れ。」とモンタナは、俺を砦の壁にまで連れてくれた。先程までいた弥生の行方を捜して振り返ると、ドスゴドラノスの前で「さぁて、聴いてごらん?そして泣いて唄え!」、「このDead or Alive感が最高ーッ!」と相変わらずなので気にするのを止めた。

 

モンタナは左腰にあるツクヨミ、背負った狩龍を確認し、俺に回復薬グレートを投げて渡した。そして包帯を取り出し、

 

「頭の止血をするから休んでいろよ。」

 

モンタナに言われて初めて視界が赤い事に気づいた。ぼんやりと眺めて見ると、砂漠に点々と赤黒い血痕。結構出血していたようだ。怪我を気にし始めたら身体中が痛みで騒ぎ始めた。

 

 

「で、やっぱ強いみたいだな。お前がそこまでヤられたとなると。」

 

「フヘヘ…。多勢に無勢ってヤツだ…。」

 

「そりゃ手強そうだな。止血に包帯を巻くから、頭下げろ。」

 

「少し待て。痛ぅ………大タルあるか?」

 

「そこらに転がっているので良いなら。

ほらよ。」

 

 

俺は身体が悲鳴を上げている中で大タルの中に、俺は手持ちのホットドリンク全てを注いだ。ホットドリンクの効果で身体を余計に温めるのは危険と思い、まったく使用していなかったので大タルに注ぐには十分の量だった。

 

 

「少し漏れているぞ?てか止血。」

 

「アイルー達の爆弾と違って水密処理出来ないからな。それにこの赤いのはホットドリンクだ!」

 

「いや血ぃ、ダラッダラ流れてんぞ。」

 

 

頭から流れるホットドリンクも注いだ大タルにフタを取り付ける。「やれやれ。」と言いながらも、モンタナは作業の邪魔にならないように包帯を巻いてくれた。

 

 

「よし、投げてこい。弥生が囮になってくれるから、必ず口に当てろ。多分飲ませられれば…」

 

「了解だ。」

 

 

そう言って彼は、しこたま重い大タル(ホットドリンク入り)を、アイルーが大タル爆弾を使うように担いで走って行った。

 

 

「頼んだ―――――…。」

 

 

覚えているのはそこまでだった。

 

 

 

 

 

 

ハッとして目を覚ました。

ぐっすりと眠りを満喫し、ゆっくりとした目覚めと違い、高い心拍数と“自分”を忘れた様な気色悪い感覚が寝起きの気分を更に悪くさせる。

 

 

「お、起きたな。リリーも心配してたが、さっき休ませたぞ。ジェネシスは修理に武具屋へ持って行ったからな。」

 

「モンタナ…、今、何時だ?」

 

 

昨日──いや今日か?──の出来事を、混乱した記憶を整理しながら思い出していた。最後の方を覚えていないが、少くとも倒せてはいないようだ。モンタナは「昼。」と簡潔に答えてくれた。

 

 

「俺が大タル持って行った時、弥生を噛みつきに口を開けたからな。そのタイミングを見計らって放り込んだら、苦しみ始めて地中に潜って逃げたぜ。」

 

「やっぱ熱に弱かったか。」

 

「他の雑魚も追うように行ったな。ただ帰ったらお前さん、気を失っていて流石に焦ったさ。」

 

「そうか。相変わらず心配してくれる良い友人を持ったよ。本当にありがとうな。」

 

「…よくもまぁ恥ずかしくもなく言えるよ。」

 

「それが俺の良い所だろ。」

 

「どー感だ。」

 

「じゃ友人のよしみで付き合ってくれ。」

 

「おう、なんだ?」

 

 

 

宿を出ると何人かの町人が立っていた。俺を見ると「大丈夫でしたか?」、「この薬は効きます。使って下さい。」、「安心しました…!」と様々に声を掛けてくれた。俺は「大丈夫だ。」と1人ずつ全員に答えるのに忙しかった。

 

 

 

「良い人達だな?」

 

「心配性だよな。さすがに頭下げすぎてクラッと来た。」

 

「ハハハ。なら、涙拭け。みっともない。」

 

「あ?ああ。」

昨日の様に俺の心は高ぶっていた。ただ憧れのあの人に近づけた興奮や喜びだけは違う。討伐未完了の悔しさや申し訳なさ、それでも頼られる喜びが嵐の様に入り雑じっている。

「復帰したてで情緒不安定なんだよ、きっと。」

 

モンタナはニヤリと笑ながら「そーゆう事にしておく。」と俺を見た。

 

 

 

ギルドの集会場である建物の裏へ回り、テオの遺体を入れる時に使ったらしい搬入口へと向かった。この状況下では見張りの人間がいないので簡単に通れた。件の部屋への廊下を内心ビクビクで―――モンタナは堂々と―――歩いていたらライラを見つけた。丁度良いタイミングだ。廊下で他に誰もいないのを確認してから彼女に話しかけた。

 

 

「ライラ。実は頼みたい事があるんだ。」

 

「はい?」

 

「もう手持ちの火薬が無くなったから、炎龍の粉塵をくれ。」

 

 

俺の突拍子も無い頼みにライラとモンタナが硬直した。そして我に返ったライラは「素材の取引は禁止されています!」と、まぁ当然な事を言って断った。だが俺も、今回は簡単に折れる訳にはいかない。

 

 

「大丈夫。混乱時に紛失!でなんとかなる。」

 

「なりませんよ!

それにビルさん?こんな事をして良いと思っているんですか?」

 

「ハハハ。いや、まぁこんな俺でも、他に手が無い→ギリギリまで頑張って踏ん張る→それでも、どうにもこうにもならない→そんな時は良心が痛むが力強く!!で行動するんだよねぇ。」

 

「はぁ…。って、えぇーッ!?」

 

「いやはや“チーム・びっくりハンター" の“奇人変人を束ねるリーダー"でともなると、ね?」

 

 

ライラは(不味い!)と言った具合に口に手を当てたのを見逃さなかった。本来なら「事実なんだけどな!」と自虐ネタの笑い話にして終わらせるんだが、今回は事情が違う。夜には、あのドスゴドラノスを倒さなければならないのだ。

 

 

「と言う訳でモンタナ、頼みます。」

 

「おおぉう!お久しぶりだ。」

 

 

モンタナは深くお辞儀をした。そして左手でツクヨミ、右手で狩龍を半分程抜き、威圧感ある構えと目力を向けながら高らかに良い声で叫んだ。

 

 

「小生、名前をモンタナ!振るう刃は相手を選ばず!向かえば血潮の海となる!

 ライラ!チーム・びっくりハンターのリーダーの命により、大人しく要求の物を渡してもらおうか!?」

 

「ギャ~~~~…」

 

「「さぁ!!!!

  さぁ!さぁ!さぁ!返答や如何に!?」」

 

 

 

 

 

 

「少ぉし悪い事した、よなぁ…?」

 

罪悪感を持ちつつも、キッチリと炎龍の粉塵を2つ手に入れた。

 

 

「お前さんが言い出したんだろ?小生にまで片棒を担がせて。益々この猟団がギルドに睨まれえるな。」

 

「そう言う割りにはノリノリだった。」

 

「…いつかあの飛龍を狩る前に言おうと思っていたからな、前口上ってやつを。

 で粉塵を使えるのか?」

 

「炎上作用を上げるから、前々から温めていたアイデアを使えば面白い物になりそうだ。いーや~楽しみだなァ。」

 

「顔がニヤけてんぞ。」

 

「お前も新しい太刀持った時、そんな顔だ。」

 

「こんな顔してんの!?」

 

「俺達、各々好きな物を前にすると似たり寄ったりだ。」

 

「うっわ、引くわー。」

 

 

無自覚とは恐ろしいものだ。

俺は沈んだモンタナの背中を軽く叩いて、昨夜の食堂へ誘って向かった。

 

 

 

「おお、無事だったか。せっかくビルの鎮魂歌を作曲していたのにな?」

 

「や、弥生さん。冗談になってないニャ。」

 

 

昼食後のお茶を楽しみつつ、俺への不吉な曲を弥生は作っていたようだ。

 

 

「マーチ、久しぶり。」

 

 

俺の挨拶に弥生のオトモ、マーチ(アメショー)は「はいニャ!」と答え、俺達は席に着いた。弥生の趣味なのか、マーチはカエルの様なズワロネコシリーズを装備している。彼女とは好みが似ている俺には、マーチの装備がやけに可愛く見える。今度はリリーに装備させるのもアリだな。

食堂の女給に注文を訪ねられ、俺はガレオスの燻製と果実のジュースをまた頼んだ。モンタナは「水。」とだけ答えた。まだ金欠らしい。

 

 

「マーチ。すまないが、宿にリリーが休んでいる。俺が無事だと伝えてきてくれ。それと調合の準備を頼むって。」

 

「分かったニャ!」

 

「でビルよ。この後はどうするんだ?」

 

「夜にまたモンスターは来る。俺達はそれまで待機な。」

 

「ああ、はいよ。では料理が来るまで、昨日までの事でも聞かせろよ。」

 

 

俺は2人に、弥生とアイルー村から別れた所から説明を始めた。ゴドラ等のモンスターについては、調査隊が用意した資料に俺の昨日の体験や予想を加えて話した。

 

 

「ま、私は弾くだけさ。いつも通り…囮ならやっても良いがな。」

 

「問題はその子分連中だな。狩り過ぎるとボスがダメージ関係なく怒り状態になるのか。」

 

「爆弾で一掃を試したが、ボスが阻止しちまう。だが、まぁ何とかなるさ。」

 

「何とかなるってなー。」

 

「料理お待ちどー。」

 

「さ、料理が来た。いただこう。」

 

「まぁ気にするだけ無駄か。いつも通りに、やれるだけの事をするか。」

 

「そうさ。それが俺達のやり方。」

 

 

簡単に会議を終わらせ、食事にした。途中、見ているだけのモンタナを見かねて料理を分け与えた。初めは遠慮していたが、やはり腹を減らしていたのか、最後は良い食いっぷりをしていた。

 

 

 

 

 

時刻は夕方。寒冷期が近づいたとは言っても、今日もまだ気温は高い。

昨夜の戦闘から修理に出したジェネシスについて武具屋へと足を運んだ。筋肉質のオヤジさんに尋ねると、暗い顔をしながら口を開いた。

 

 

「出来る限りの修復はしたんだがな…、まぁ見てみろ。」

 

 

布に巻かれた銃槍を取ると、綺麗な銃身が現れた。だが妙な事に気がついた。よーく見てみると、真ん中辺りから曲がっている…!

 

 

「どんなに修復作業しても、芯から曲がっているようでな…。」

 

 

尻尾の叩き付けをジェネシスで受けたのが不味かった。これ特有の銃身が回転すらしなくなっている。

 

 

「コレ…使える、よな?」

 

「砲撃のし過ぎには耐えられないと思う。時間と資材があれば、もう少しまともな修復が出来たんだが、すまないな。」

 

 

砲撃を重視している俺には少し困った診断だ。他の武器の貸し出しもあるようだが、下位の武器しかないので断った。オヤジさんも申し訳なさから、砥石を最大数までプレゼントしてくれた。

 

 

「ああ、そうだ。少し大きな砲撃用の薬莢を用意してくれるかい?」

 

「どれ位だ?」

 

「4つ分ぐらい。」

 

「入らないだろう?」

 

「銃槍の先端に取り付ける。砲撃の炎で起爆する弾にしたい。」

 

「うーむ。よく分からんが、少し待て。」

 

 

―――――――――――――――

 

 

「ほれ、これで良いか?」

 

「お、良いね。ありがとう。お代は?」

 

「サービスだ。ただモンスターを必ず狩ってくれ。」

 

「ああ、任せてくれ。」

 

 

俺は宿屋に帰った。リリーは部屋で調合の準備をして待っていた。無事の確認の抱擁を交わし、早速調合に取り掛かった。調合とは言っても炎龍の粉塵と火薬を交互に、先程作った大型薬莢に詰め合わせる程度だが。それでも扱う物が物なだけに、いつも以上に慎重になった。下手したらアイテムだけでなく、宿屋ごと“もえないゴミ”になってしまうからだ。

 

 

 

―――――――一方その頃。モンタナは?――――――――――

 

 

 

行く当ても無く、小生と弥生は食堂でたむろっている。夕時に食堂は賑わい始めた。昼飯をもらってから時間が経っているとは言え、水ばっかり飲み続けて、もう2リットル以上は飲んだ。弥生は相変わらず、お茶を片手に作曲作業に集中していている。

 

 

「もうすぐ日が沈むな。弥生、作曲はもう終わりにしてくれよ?」

 

「…………。」

 

「弥生?」

 

「モンタナ。お前はこの耳障りな音が聞こえないのか?」

 

 

弥生は人が行き交う食堂の中で、奇妙な発言をした。気になって耳を澄ませても、人々の会話や行動の雑音で、わざわざ言う程の耳障りな音とは思えない。

 

 

「きゃああああああああ!!!!」

 

 

突然女性の叫び声が食堂を貫いた。「何だ!?」と席から立ち上がって見ると、カウンターからゴドラノスが現れ、女給へ威嚇していた。俺は彼女へ駆け寄り、背中の狩龍で跳びかかるタイミングに合わせ、小生はヤツの背中ではなく脇腹辺りを狙い、斬り払う。

 

 

「クシャァ…!」

 

 

倒すことは出来た。しかし突然の出来事に店員、客が騒然としている。小生は弥生を見ると、「地下だ。」と言う様に下を指で差し、再び席に着いた(オイ、それで良いのか!?)。小生は女給に客達を避難させるように頼み、また店長にはカウンターの奥を調べさせてもらうように頼んだ。

 

 

「ち、地下、地下に行ける階段がある。涼しいから倉庫や、水路へ続く洞窟がある!た、助けてくれ!」

 

「分かった。ギルドの人間に、このことを伝えてくれ。」

 

 

怯えて逃げる店長に連絡を任せ、小生は慎重に石の階段を下り始めた。

地下室、と言うよりも横長の洞窟に階段や扉を取り付けただけで、岩壁に点々と松明が立ち並ぶ程度の簡単な造りだ。小生は松明を持ち、辺りを探ると後ろから弥生が下りてきた。

 

 

「あら、案外と簡単な地下室だな。」

 

「作曲はしないのか?」

 

「ああ五月蝿いと出来る物も出来んさ。」

 

「そうか。部屋への扉は壊されていない。中にはいないか?」

 

「少し待て。」

 

 

弥生は木の扉に耳を当て、中の様子を少しの時間で探り「いないな。」と答えた。

 

 

「じゃどこから来たんだ?」

 

「おや、見ろ。」と弥生が指を差した方向には、岩壁にぽっかりと開いた穴があった。地下は堅い岩で守られていたが、この穴から入ってきたらしい。無理やり通ったのか、穴の周りの一部には血が付着していた。

 

 

「急がないと、他の場所からも出てくるかもしれないな。」

 

「モンタナ。岩で塞いで見張っておきなさい。」

 

「…なんで小生が。」

 

「私はビルを呼ぼう。発破して完全に塞いでもらわないと。」

 

「そう言う事なら任せておけ。」

 

 

弥生が階段で地下を後にした時、穴の奥からまとわり付く様な気配。そして穴の中からボトボトとゴドラが流れ落ちた。

 

 

「ええい、気色悪い!」

 

 

ビルからの話に聞いた以上のおぞましさに一瞬寒気が走った。小生は手頃な岩を持ち上げ、穴へと投げ込んで塞いだ。しかし、その行動で小生に気づいたゴドラは一斉に小生へと向かう。

 

 

「寄るな!」

 

 

大きな飛竜なら良いが、小さいゴドラには斬り方云々よりも、迎え撃つ様に切り払った。2、8、14体とドンドン斬り倒すも、数の多いゴドラの勢いは止められない。大勢に噛み付かれると恐ろしい事になる、とビルからの忠告が頭をよぎる。

 

 

「そうだ…!」

 

 

ビルの忠告を思い出し、小生は松明を取り、あさっての方向へと投げつけた。

 

 

「シャァア…?

   シャアァ…!シャァアア…!」

 

 

「ふぅ…。」

何とか松明の方向へとゴドラの群れは進んだ。数の暴力と言うか、群れの恐怖を味わい、小生の手はいつの間にかスゴイ汗がにじんでいた。

「少し、やばかったな。」

 

「モンタナ!大丈夫か?」

 

「おお、ビル。大丈夫だ、問題ない。が、さすがに、な。」

 

「俺も昨日はそんな感じだったさ。」

 

「ビル。こいつらの音は好まん。手早く片付けよう。」

 

「ああ、離れろ。」

 

 

ビルはゴドラに悟られないように近づき、小タル爆弾Gを置き、それに反応したゴドラを一掃した。そして今度は同様に壁に爆弾を置き、壁を崩して穴を完全に塞いだ。

 

今夜、このモンスターのボスと戦う。今度ばかりは気を引き締めなければならないようだ。

 

 

 

 




ゴドラの群れで襲う。って案は軍隊アリや、特撮映画「ガメラ2 レギオン襲来」の小型レギオンが大元ネタですね。
どんな強力な1体でも、弱くとも大勢の群れには勝てない。ってのが主題ですね。

ちなみに上記の小型レギオンについてのシーンは、ガメラの身体中に小型レギオンが取付いて、深手を負うシーンからです。


次回で決着です。

ありがとうございました(^^)!

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