IS使いの剣舞   作:剣舞士

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えー、今回はいきなり2年後の話しになります。


第6話 新たなる決意

チュンチュン…

小鳥たちが鳴き、窓から差し込んでくる朝日で俺は目覚めた。どうやら今日も天気は晴れるようだ。

 

「うー〜~んっと!今日もいい天気だな~」

 

そう言って俺は自分の部屋から出て、洗面所へ向かっていた。そして、顔を洗い、寝癖を直して俺は大広間にやってきた。

 

「あら、一夏君 おはよう!今日は早いわね?」

 

「おはようございます!刀奈さん。何だか今日は早く目が覚めちゃって。」

 

そうして、挨拶を交わしながら彼女の向かい側のソファーに座る。彼女はと言うと、テーブルの上に女性向けのファション雑誌を広げ読んでいた。水色の髪にそれとは対照的な紅い瞳。スタイルは抜群で文武両道な彼女の名は、

“更識 楯無”本名を“更識 刀奈” この更識家の17代目当主にして、歴代の“楯無”のなかで最強と言われてる人だ。

 

(それにしても、俺もここに来てもう二年になるんだよなぁ~)

 

そう、二年前のあの日突然彼女は、レスティアは俺の前からいなくなった。理由は分からず、俺自身も試合の後の記憶が何故かすっぽり抜けているのだ。が、レスティアの事だけは憶えており、彼女を捜す旅に出ていた途中、刀奈の父つまり先代の楯無さんに会い、この更識家に身を寄せているのだった。そして、一年前に先代の楯無さんが亡くなり、今は長女である刀奈さんが当主になり、俺はその裏で彼女をサポートしている。

 

 

「おはようございます。お嬢様。一夏さん。」

 

そうしていると、俺の後ろから声が聞こえてくる。

 

「おはよ〜虚ちゃん!」

 

「おはようございます!虚さん。」

 

彼女は、布仏 虚さん。代々更識家に仕える布仏家の長女である。

 

「今、紅茶をいれますね?」

 

「ありがと~♪」

 

「ありがとうございます。」

 

虚さんのいれる紅茶はとても美味しく、刀奈さん曰く世界一と称している。まぁー本当に美味しいんだけどね。

 

「うーん♪美味しい♪」

 

「うん!本当美味しい!」

 

「お粗末さまです。」

 

そうして紅茶を飲みながら、不意にテレビを見ていた時であった。丁度朝のニュースをやったいたので、それを見ているとーーー

 

「えー、本日のニュースは、こちらからです。先月高校受験の際、男性でありながら試験会場に置いてあったISを動かしてしまった『織斑 冬ニ』君についてです。」

 

ぶふぅぅぅーーー‼‼‼

 

俺は盛大に飲んでいた紅茶を吹き出した。そして、目の前で雑誌を読んでいた楯無さんに思いっきりかかっていた。

 

「あ、あぁーーー」

 

「………」

 

(この沈黙がいたい‼と、とにかく謝らなきゃ‼)

 

「す、すいません‼刀奈さん。」

 

すると、意外にも刀奈は笑顔で、

 

「大丈夫よ~?全然気にしてないから。」

 

そう笑顔で言ってくる刀奈さんだが、その目全く笑ってなかった。

 

(ヤバイ、全然目が笑ってないよ。超怒ってるよ!血管マーク三つも出ちゃってるよーーー!!!)

 

「ふぅー、まぁいいわ。ところで、どうするの?」

 

そう言って、刀奈さんはおもむろにテレビに視線を向けた。

 

(ん~。俺は、どうしたいんだ?これから、どうして行きたいのだろか?)

 

「政府としては、どうするのでしょうか?」

 

「やはり、政府としては、IS学園に入学させるでしょうね〜」

 

テレビの中で、司会とコメンテーターがそんなやり取りしていた。IS学園、世界で唯一のIS操縦者育成のための機関。そこには、全世界からISの事を学びに来る少女たちがやってくる。そして、IS学園は一個の独立国と同じ様にあらゆる機関や国の干渉を受けない。冬ニを入学させるには、絶好の場所である。

 

「俺は、もう一度千冬姉と冬ニに会いたい!会って、もう一度あの頃の様に過ごしたいって思ってます。」

 

正直な気持ちを俺は刀奈さんにぶつけた。すると、刀奈さんは、確信してたかのように微笑み、

 

「そう。なら、一夏君もIS学園に入りなさい!IS動かせるんだから、問題ないわ!」

 

いきなりの事に俺は驚いたが、もう逃げるのはやめよう!

ちゃんと向き合って行くんだ! その思いの方が強かった。

かくして俺、『織斑 一夏』は、IS学園に入学する事に決めた。

 

 

 

 

 




一応、完成したけど、イマイチしっくりこない。
ヤバイ!早くもスランプ⁈

ではまた次回!感想お待ちしております。

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