そして、話は変わりますがIS使いの剣舞をご覧の皆様に質問です。えー、今後レオノーラやルミナリスをだそうと思っているのですが、何処の代表として出そうか迷っています。
私の案としては、ルミナリスは聖国の騎士ですので、バチカン代表あたりが妥当かな?と思ってたりします。
そして、レオノーラは何故か分かりませんがアメリカ代表って感じがするんですが、皆様どうでしょう?
もし、「この国のイメージがあるからココ!」っと言うのがあればお願いします。
その登場と再開は、あまりにも突然で驚きを隠せなかった。
「鈴……もしかして、鈴⁈」
「そうよ‼中国の代表候補生 凰 鈴音!今日は宣戦布告に来たってわけ‼」
ビシッと右手人差し指で俺たちを指す鈴。自分では、かっこいいと思っているのか、左手を腰に当て、はにかんでこっちを見てる。すると、冬ニは、、、
「鈴……その~、あんまりかっこ良くないよ?それ。」
「なっ!なんて事言うのよあんたは‼」
冬ニの本音に鈴は顔を赤くし、激怒した。
(冬ニ君……もう少し言葉を選ぼう……)
俺の心配をよそに、鈴はさらに冬ニに食ってかかろうとするのだが、
ガァン!!!
突然鈴を殴るものが現れた‼その正体は……
「痛った〜!なにすんの‼ はっ⁉」
「もうすぐSHRの時間だ。自分のクラスに戻れ。そして、入口を塞ぐな。邪魔だ。」
「ち、千冬さん……」
「学校では、織斑先生だ!馬鹿者!」 バシィィン!!!
再び、鈴の頭に主席簿アタックが炸裂した。
「う〜〜。痛い……また後から来るからね!逃げないでよ一夏、冬ニ!!!」
「早く戻れ‼」
千冬のその一言で鈴は逃げる様にクラスに戻っていった。なんだか悪役みたいで、さっきのよりも似合ってたと思うのは、俺だけだろうか?
そして、午前中の授業が終わり俺たちはいつもの面々と、食堂に来ていた。そして、またしても俺たちの前に鈴が仁王立ちして待っていた。
「遅い‼ラーメン伸びちゃうじゃない!!」
((そんな事言われても、待ち合わせしてないじゃん‼))
俺と冬ニのツッコミが見事にハモった所で、俺たちは鈴も加え、一緒に食事に入った。
「って言うか鈴……いつこっちに戻って来たの?代表候補生って聞いたけど……」
「そんないっぺんに質問しないでよ…あんただって入試の時にIS動かしたってテレビで言ってたけど、何でそんな事になったのよ?」
「そう言われても…」
冬ニも困った顔をし、仕方なく入試の時の事を話した。なんでも去年に起きたカンニング事件の所為で、試験会場が学校の校舎ではなく、多目的ホールで行われたらしい。そして、冬ニも出来たばかりのホールで試験をする事になったのだがそこで迷ってしまい、仕方なく見つけたドアに入って見ると、そこにはISが置いてあったそうだ。
冬ニも自分が動かせるはずもないと思い、興味本位で触った所、ISが起動し、係員に見つかって今に至るのだ。
「ふぅーん。そんな事があったのね〜……って言うか!一夏!あんたこそいつ戻って来たのよ⁉帰って来たんなら連絡しなさいよね‼」
「あぁー悪かったな…帰って来てからも色々と忙しくてな。でもまた会えるとは思ってなかったぜ? 鈴。」
「ふっふーん!どう?凄いサプライズになったでしょう?」
そう、鈴はいつでもこんな感じだった。イタズラしたり、驚かせたりしては一番楽しそうに笑っていた奴だ。
ちなみに今鈴の言った「帰ってきてたなら…」と言うのは、俺があの組織に誘拐されていた時期の事で、みんなには千冬姉と一緒にドイツに行った事になっていたのだ。
そうやって、懐かしい話をしていた時、痺れを切らした箒とセシリアがテーブルを叩きながら俺と冬ニに問い詰める。
「冬ニ!一夏!そろそろ説明してもらおうか‼」
「冬ニさんは、この方と付き合ってらっしゃいますの⁉」
「べ、別にわたしは、……」
「そうだよ。僕たちと鈴はただの幼馴染だよ。」
冬ニはなんでもないかの様に言うと鈴は冬ニを睨んだ。
「幼馴染?」
「あーそうか。箒とは入れ違いになったんだったね……
箒がファースト幼馴染で、鈴がセカンド幼馴染って事になるね!」
「ファースト……!」
そして、何故だか箒は喜んでいた。
「わたくしの事を忘れてもらってわ困りますわ!わたくしの名前は、セシリア・オルコット!イギリスの代表候補生ですわ!先日も冬ニさんと一夏さんのお二人と熱い勝負を……」
「そう言えば冬ニ、あんたクラス代表になったんでしょ?」
「うん!鈴は二組のクラス代表になったんだよね?」
「そ~よ。なんなら私がISの操縦を見てやろうか?」
「えっ⁈いいの?」
セシリアの話を無視して冬ニと鈴が話していると。
「ちょっと‼聞いてますの⁉」
「あ~ごめん、私興味ないから……」
「なっ!言っておきますけど!あなたには負けませんわよ!」
「私だって負けないわよ…だって私強いもん。」
中国とイギリス、二つの代表候補生の目から火花が散っていた。
その後の放課後、冬ニは、箒、セシリアと一緒にアリーナへ向かいISの特訓をすると言っていた。俺は一足早く自分の部屋へと向かい、彼女の情報を集める。
「あら、お帰りなさい一夏君♪」
っと思っていたのだが、やっぱりやめにしておこう。
部屋には、楯無さんがベッドの上で雑誌を読んでいる。
「今日はえらく早いですね?いつもは遅いのに…」
「まぁーね。仕事はほとんど虚ちゃんがやっててくれたから早い終わったのよ。」
流石虚さん。仕事が早い。
「ところで、一夏君の幼馴染が二組に転校して来たんだって?」
「えぇ、中国人の凰 鈴音って言います。」
「あぁー、中国代表候補生の!」
楯無さんは納得した!っとばかりに頷く。そして、おもむろに胸元からある紙を取り出した。
「丁度いいわ!今度のクラス代表トーナメントの試合表を見せてあげるわ……」
「おっ!ありがとうございます。」
(つーか、今どっから出したんだ⁈)
楯無さんからトーナメント表を受け取り、冬ニの対戦相手の名前をみる。
一回戦 一組 織斑冬ニ 対 二組 凰 鈴音
(オイオイ⁉ いきなり鈴とかよ!)
俺が驚いていると、
「フフッ、やっぱり心配?」
「えぇ、鈴が今どれくらい強いのか分かりませんけど、結構やばいですよねこれ?」
「まぁーねー。仮にも代表候補生だし、でも弟君も頑張ってるんだから信じてあげなさい。」
「そうですね……当日はあいつに直接激励でもしてやるか!」
「そうしてあげなさい。さて、話も終わったところで……」
「ん?何ですか?」
「一緒に寝ちゃう?」
「何でそうなる⁉寝ませんよ‼ちゃんと別々に寝ますからね!」
「えー!いいじゃない!一日くらい!」
「この間もそうやって俺のベッドで寝てたでしょうが!!」
「ちぇーっ。一夏君のケチ!…………最近一緒にいてくれないくせに…」
「えっ?何か言いました?」
「何でもないわよ‼」
そう言うと、楯無さんは勢いよくシーツをかぶり寝てしまった。この人のイタズラは、本当なのか、冗談なのか、わからない。ホント勘弁してくれ……
やっと書き終えた。次回はクラス代表戦でも書こうかなと思ってます。
感想待ってます‼