IS使いの剣舞   作:剣舞士

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ども~剣舞士です。遂にお気に入りが100に到達しました‼ありがとうございます‼超嬉しいです。感無量です。


第15話 セカンド幼馴染登場!

あの決闘から数日たち、俺たちはセシリアと和解し、専用機持ち同士意見交換などをしたり、名前で呼びあったりと以前の様にギクシャクしなくなっていた。

そして今はと言うと、

 

「えー、今日はISの飛行操縦の実演をしてもらう。織斑兄弟、オルコット、試しに飛んでみろ…」

 

「わかりましたわ!」

「わかりました!」

「了解です!」

 

セシリア、冬ニ、俺は集団から抜け、それぞれISを展開する。

セシリアと俺は即座に展開できたのだか、

 

「う~んと、あれ?」

 

冬ニはまだ展開するイメージが固まっていないらしく、展開に手間取っている。

 

「早くしろ!熟年のIS操縦者なら展開に一秒ともかからないぞ!」

 

「う~。えぇ〜い、こい!白式!」

 

途端に冬ニの体が光に包まれ、白式が展開される。

 

「で、出来た‼」

 

「よし、では飛べ‼」

 

千冬の合図に反応し、俺とセシリアは直ぐに飛びたつ。

それを追う様にして、冬ニも飛びたつ。

 

「遅い!白桜はともかく、スペック上の出力では、白式の方が上だぞ‼」

 

まだ飛行に四苦八苦している冬ニに、千冬からのお叱りの言葉がとぶ。

 

「そんな事言われてもな〜大体飛ぶ感覚がまだわからないのに。どうやって飛んでるんだろうこれ…」

 

「イメージは所詮イメージ。自分のやり易いやり方でするのが建設的でしてよ?」

 

そうしていると、セシリアが冬ニの横を並ぶ様にして飛び、飛行のレクチャーをしている。あれからセシリアの俺たちに対する態度が変わった。最初は性格の悪いお嬢様なんだと思っていたが、元々根は優しい女の子なのだ。

 

「自分のやり易いやり方か……一兄は、どうゆうイメージで飛んでるの?」

 

「ん?俺か?そうだな、自分の背中から羽が出ててそれを羽ばたかせて飛んでるイメージかな?」

 

「あら…以外と一夏さんって可愛らしいですわね♪」

 

「うッ!可愛いわやめてくれ…その…なんか恥ずかしいから……」

 

「うふふ♪」

 

そんな会話をしながら、ある程度飛んでると、千冬からの指示が飛んで来た。

 

「よし、では次に急降下と完全停止をやってみろ。」

 

「「「 了解!」」」

 

「では、お先に!」

 

そう言うと、セシリアがスピードを上げ急降下し、地面すれすれで完全停止した。流石は代表候補生である。

 

「そんじゃあ、俺も!」

 

そう言って、一兄も急降下し、完全停止を決めた。セシリア程すれすれではないが、それでもうまい。

 

「よーし!僕だって!」

 

そして、最後に冬ニが急降下したのだが……

 

「わっ!やばい!うわっ!うわぁぁぁぁ!!!」

 

 

ズドォォォォォン!!!!!!

 

 

グランドに立ちこめる砂煙。物の見事に地面に激突した冬ニであった。

 

 

「冬ニ‼」

「オイオイ、大丈夫か?冬ニ。」

 

箒と俺が穴の近くまで行き、様子を見てみると地面に顔を突っ込んだ冬ニがそこにいた。

 

「プハァー!はぁ、はぁ、し、死ぬかと思った……」

 

どうやら無事みたいだ。

 

 

「グランドに穴を開けてどうする…後で片づけておけよ。」

 

そう言う千冬だったが、ホッとした表情で笑っている所を見ると、やはり冬ニと事が心配だったのだろう。俺はもその光景を見ながら安堵の表情になった。そして、箒はと言うと……

 

「情けないぞ冬ニ!私が教えた事が全然出来てはないではないか!」

 

(教えた事ってあれか?「ズバッとやる感じだ!」とか、「ガキンドカンって感じだ!」とか?あれで教えた事になるんだろうか……)

 

俺がそんな事を思ってると、、

 

「一夏…今失礼な事を考えていないか?」

 

「ギクッ‼ い、いや~そんな事ないぞ?」

 

「話し方がおかしいが?」

 

「ソンナコトナイ。コレ南米デハフツウ…」

 

バシッィィィ!!!叩かれた。

 

そして、冬ニの元にセシリアが走って向かっていた。

 

「冬ニさん!大丈夫ですの?」

 

「う、うん。大丈夫だよ。ありがとう……」

 

「でもケガをしてるかもしれませんし、一応保健室にまいりましょう!わたくしも一緒に……」

 

「ISに乗っていてケガなんてするわけないだろう!」

 

「あら…篠ノ之さん。体を気遣うの当然でしてよ?」

 

「貴様が言うか……この猫かぶりめ!」

 

「鬼の皮をかぶるよりかは、よっぽどましですわ!」

 

「「ぐぬぅぅぅぅ……」」

 

いつの間か冬ニの心配よりも、二人の睨みあいに変わり、それを見ていた冬ニは頭に?マークを浮かべ、それを見ていた俺は呆れていた。

 

 

その後の放課後食堂の一角を貸切、冬ニのクラス代表就任パーティーが開かれた。

 

「えっと〜なんで僕がクラス代表になってるの?僕負けたのに…」

 

「それは、わたくしと一夏さんが辞退したからですわ‼あの時怒った事を申し訳なく思い、反省しまして冬ニさんにクラスの代表になっていただこうと思いましたの♪」

 

「えぇ〜‼そんな~……一兄は、何で⁈」

 

「え?俺?そんなの面倒くさいから……」

 

「えー‼一兄が勝ったんだから一兄がクラス代表やればいいじゃんか!」

 

「心配すんな!お前なら出来るって、それに俺は俺で副代表になっちまったしな…」

 

 

「なんだ…そうだったのか…まぁーそれならいいかな。」

 

そう言うことだと俺が冬ニを納得させた所でパーティーは進んで行き、盛り上がっていた。すると、どこからかカメラのシャッター音とフラッシュが焚かれ、その方を見ると、

 

「はいはーい。新聞部で〜す!期待の新人専用機持ちのみんなの写真を撮らせてもらっていいかな?」

 

「どうする?一兄。」

 

「別にいいんじゃないか?」

 

「わたくしも構いませんわ…あの~撮った写真は後で貰えますわよね?」

 

「もちろん‼ささっ、並んで並んで〜!あ~いいね!手を合わせてみよっか!……そんじゃあいくよ〜!」

 

 

ハシャッ!!!っとシャッター音が鳴り響き、写真に写すのだが、問題はその場の全員が入っている事だった。

 

「なんで皆さん入ってらっしゃいますの⁈」

 

「いやいや~セシリアだけ抜け駆けはよくないっしょ!」

 

「うぅ〜~〜」

 

頬を膨らませるセシリアを見て、俺たちは苦笑していた。

 

次の日の朝、教室が新たな噂で持ちきりになっていた。

 

「そう言えば、二組に転校生が来たって知ってる?」

 

「転校生?この時期に?」

 

「うん!なんでも中国からの転校生なんだって!」

 

「中国か……」

 

俺には思い当たる人物が一人だけいた。

 

「でも今のところ専用機があるのって一組と三組と四組だけだから、余裕だよ!」

 

「その情報古いよ!」

 

ふと、声のした方を見ると、やはりと言うか何と言うか俺の予想が的中した。

 

「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には負けないから!」

 

「鈴……もしかして鈴なのか⁈」

 

そうそれは突然のセカンド幼馴染の登場であった。

 

 

 

 

 




今回は、セカンド幼馴染の鈴さんの登場で終わりました。
感想お待ちしております!!!

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