お気に入りがいつの間にか、80を超えてた⁉
本当驚いていますそして、感動してます!
セシリアとの決闘が決まり未だ教室内は、張り詰めた空気になっていた。
「織斑兄弟。お前達の機体だが、用意するのに時間がかかる。」
「「 え?、なんで?」」
「予備の機体がない。なので学園で専用機を用意する!」
(専用機…か。彼女以外の専用機に乗るのは、なんだか気が引けるんだがな……)
俺がそう思っていると、クラスの全員が驚きを隠せないのか、ひときわ大きな声が教室内に響く。しかし、お隣の冬ニはと言うと……
「専用機があるのって、そんなに凄い事なの?」
などとほざく。
「お前…専用機があるって事は、国家のエリートたちと同じ立場と言う事だぞ?」
「え⁈、そうなの?」
「そうなの?って、これも教えた筈なんだが……」
「うぅ~〜ごめんなさい…」
「だがまあーお前達の場合、状況が状況なのでデータ収集を第一として専用機が渡される。」
そう、千冬姉の言う通り、俺たちは世界では、珍しい例外だ。データ収集が一番の目的でやるだろう。
そして、その日の授業が終わりみんな自由にすごす。部活の見学に行くもの、残って時間いっぱい勉学に励むもの、そして、一足早く学生寮に戻るもの、みんなさまざまだ。
で、俺たちはと言うと本来一週間は自宅からの登下校だったのだが、問題があるといけない、と言う理由で初日から寮での生活になる。
「あれ?でも僕、荷物持って来てないよ?」
「そう言えば、俺も…」
「安心しろ。お前達の荷物なら持って来てやった。とりあえず着替えに携帯の充電機、勉強道具一式とだけ、カバンに詰め込んである。これだけでいいだろう?」
「「 あっははは………」」
否応ない視線と言葉に俺たちは兄弟揃って呆れていた。
「それから、これがお二人の部屋の鍵です。なくさない様にしてくださいね?」
「「 あ、はい!」」
そこで、俺たちは山田先生から自分達の部屋の鍵をもらう。冬ニが1025室で俺が1130室だ。
「あれ?僕と一兄は同じ部屋じゃないんですね?」
「すみません。いきなりだったので部屋の調整がきかなかったので、とりあえずその部屋を使って下さい。」
山田先生はとても申し訳ないといい、千冬姉と一緒に教室をあとにした。俺たちもとくにする事もないので、寮に向かった。
「じゃあまた後でね、一兄。」
「おぅ!」
そうして、冬ニは1025室に俺は1130室に向かった。
「ここか…」
お目当ての部屋が見つかったので、俺は部屋のドアを開けた。
「お帰りなさい!お風呂にします?ご飯にします?それともわ・た・し?」
バタン‼俺はあまりにも非日常的な光景に思わすドアを閉めてしまった。
(ふぅーー落ち着け~多分、今の俺は疲れてるんだ。きっとそうだ!だって今日色々なことがあったもん!だから今のは、きっと幻覚だ!そうに違いない‼)
頭の中でそう結論ずけた俺は、再びドアを開ける。
「お帰りなさい!わたしにします?わたしにします?それともわ・た・し?」
「選択肢がなくなった⁈」
「あるわよ!一択になっただけじゃない!」
「あの楯無さん?俺の部屋でなにしてんですか?」
「あんっ!俺のじゃなくて、俺たちの!」
「はい?」
「だ・か・ら、一夏君は今日から私と同じ部屋で暮らすの!だからここは今日から私たちの愛の巣ね♪」
「えぇぇぇぇぇーーーー‼‼‼」
とびっきりのハプニング!俺はどうやら楯無さんと同じ部屋らしい。そして、部屋の外からは「箒⁈箒さん⁈お願いだから部屋に入れて下さい‼」っと悲鳴をあげながら箒の名前を呼ぶ冬ニの声。
どうやらあいつは、箒と同じ部屋らしい。最後の最後まで続く波乱に俺も冬ニも肩の力が抜けた。
すいません…専用機の事書くとか言っておきながら、全然書けませんでした!思い立ったら、アレも書きたいコレも書きたいと頭の中に出て来て、本当に申し訳ない!こんな優柔不断なわたしを許して欲しい。