ようやく10話まで来ました。でも、物語的にはまだ序盤なんですが…まぁーでも頑張りまーす。
三時間目の授業は、どうやら千冬姉が教壇に立って行うらしい。相当重要のようで、山田先生までノートを取り始めた。
「さて、いい時間で終わった所でこのクラスのクラス代表を決める!クラス代表とは、委員会の出席などまぁークラス長と考えていい。自薦他薦は問わない。だれかいないか?」
ちなみに、クラス代表は一年間変わることはない。委員会の他にも文化祭や体育祭の実行委員も兼用するらしく、仕事は多い。だからあまり目立たない様にしようと思っていたのだが……
「はい!織斑一夏君を推薦します!」
「私も推薦します!」
「私は、織斑冬ニを推薦します!」
「私もです!」
「え⁈俺⁈」
「え⁈僕⁈」
「せっかくの男子なんだから~盛り立てないとね〜!」
思っていた矢先、俺たちを見世物にしようとする女子たちが真っ先に俺たちを指名する。
「他にはいないのか?いないなら無投票当選だぞ?」
「ちょ、ちょっと待て!俺はーーー」
「ちょ、ちょっと待って!僕はーーー」
俺たちが、抗議をしようと立ち上がると、
バァン!!!!!
後方から物凄い音がし、振り向いてみると、セシリアが机を力いっぱい叩きながら、立ち上がる。
「納得いきませんわ!男が代表だなんていい恥さらしですわ!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年も味合せるなんて!大体、文化でも後進的なこの島国で暮らす事自体私には堪え難い苦痛で……」
「イギリスだって対してお国自慢ないじゃんか!」
「それに、イギリスだって島国だし、世界一不味い料理で何年覇者だよ!」
「な⁈イギリスにだって美味しい食べ物はありますわ!あなた方私の祖国を侮辱しますの⁉」
険悪なムードの中、セシリアと俺たちは一歩も譲らない。
「決闘ですわ‼」
「あーイイよ!望むところだ‼」
「わざと負けるようなら、わたくしの小間使い、いえ、奴隷にしますわよ?」
「ハンデは、どれくらいつければいい?」
「あら?早速お願いかしら?」
「いや、僕らがどれくらいハンデつけたらいいかなと……」
「あはははは!!!!!!!!!!」
「冬ニ君、それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのって、ISが出来る前の話だよ‼」
「女と男が戦争したら、男は3日ももたないって言うよ?」
みんな笑っている。それはそうだ、いくらISが動かせると言っても俺たちは男。女尊男卑のこの世の中、絶対的に女性の方が強いと思っているのだ。
「むしろ、わたくしがハンデわつけなくていいのか気になりますわね…」
「冬ニ君、一夏君今から謝ってハンデ付けてもらえば?」
「男が言った事を覆す訳にはいかないよ!一兄はどうする?」
「俺もいらねーよ!そこまで馬鹿にされて、黙っているわけにはいかない!」
お互いの鋭い視線がぶつかり合う。
「それでは、期限は二週間後。第三アリーナで行う。まず最初に、オルコット対織斑弟、次にオルコット対織斑兄の試合をする。全員準備しておくように!」
こうして決まったクラス代表決定戦。互いの誇りにかけて全身全霊で戦ってやる!
ついにセッシー言っちまったぜ!
次回は冬ニと一夏の専用機の事を書こうかなっと思います。まぁー書けたらですが…
とにかく、頑張ります!