初めて書いたので、面白く読んでいただけると嬉しいです!
プロローグ
第2回モンド・グロッソ世界大会の決勝のその日、織斑一夏とその双子の弟織斑冬二(とうじ)は何者かによって誘拐されてしまった。
『しかし、これで本当にあの織斑千冬が決勝戦を辞退するのか?』
と、一人の男がしゃべりだす。
『大丈夫だ!何でもあのブリュンヒルデは相当なブラコンらしいからな。ハハハ!』
と、もう一人の男が自分達の姉である千冬の事をバカにし、笑っていた。
俺、織斑一夏はどうやら冬二とは別の場所に監禁され、手足を拘束されてるみたいだ。冬二は無事なのだろうか、千冬姉は助けに来てくれるのだろうか、そう思いながら俺は身動きがとれず、何も出来ないでいる自分に苛立ちを覚えていた。
そして、しばらくして周りの男達が慌て出していた。
『おい、ブリュンヒルデが試合に出てるじぁねーか!』
『なに!、そんなバカな!弟達を見捨てながったのかあの女』
俺は頭が真っ白になった。千冬姉が俺たちを見捨てた?そんなバカな!しかし無情にもそれは現実だったみたいだ。
『クソ!どうすんだ。このままじぁ俺達はあの女に殺されるぞ!』
『おい、弟を監禁していた場所が襲撃さてるらしいぞ。』
『なに!何処の連中だ‼』
『日本の暗部対策の人間とドイツのIS部隊だ。弟の方はもう救出されたとの報告だ!』
『あぁ、もう終わりだ。こうなったらこいつはもう用済みだ。ここで殺しておくか?』
『そうだな。悪いがお前はここで死んでもらう。まぁそう言う事だ悪く思うな。』
そう言って男達は俺の所に歩みよってくる。
(そうか、冬二は無事か。良かった。冬二さえ無事ならそれでいい。)
そして、男は一夏に向ってナイフを突き刺そうとするが、その時だった。
パァァァーーン
一発の銃声が鳴り響いた。頭から血を流し倒れる男、その他の仲間達は銃を撃った相手を見て怯えていた。
『全くよ~役に立たね~奴らだな。もうお前らいらねからここで仲良く死ね!』
そう言って女はISを展開し、その場にいた男達全員を射殺した。女はその後ISを解除し、俺の所へ来る。
『ほぉ〜こいつがブリュンヒルデの弟の兄貴の方か。少しは使えそうだ、持って帰って再教育すればいい駒にはなるか。ハハハ‼』
(再教育?何言ってんだこいつは?)
俺はそう思いながら女の顔を見る。すると女は俺の髪を掴みこう言ってきた。
『お前は今から俺らの道具だ。口答えはするな。拒否するならてめぇの弟と一緒に天国に送ってやる。』
『クッ⁈』
(冬二まで殺すつもりなのか。そんな事させてたまるか)
俺は冬二を守るため女の要求に頷き、奴らの組織
“亡国企業”に連れていかれる事になってしまった。
(千冬姉、 冬二、ゴメン・・・)
そして、俺はその女に気絶させられた。
どうかした?って言ってもまだプロローグだけですので、何とも言えないかな?次回も頑張ります。