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プロローグ
ー新暦ー0078年 聖王教会ー
聖王教会の一室。そこには数人の女性が集まっていた。
聖王教会のカリム・グラシア。同聖王教会のシスターのシャッハ・ヌエラ。そして、ギンガ・ナカジマとその同僚、そしてスバル・ナカジマとセッテ・ナカジマ。その中で同僚がギンガに尋ねた。
「ねぇ、二人はさ、何で出会ったのか教えてよ」
「え?」
「そうですね、是非とも聞いてみたいです」
カリムも言う。
「そうですか……そうですね………その出会いは突然で、とっても大きいものでした。逆に、この出会いがなかったら私は一体どうなっていたのだろうと考えると、正直その時の将来不安になるくらい。彼は、私の事を本当に大切に思ってくれて、それから、優しくしてくれました。はじめは怖くて、近寄り難くて、でもあんまり人に伝わらない優しさを持っていて…」
さて、一方、聖王教会の別室では、数人の男女が集まっていた。
有名な顔でいうと、ティアナ・ランスター、フェイト・T・ハラオウン、高町なのは、高町ヴィヴィオ。そしてその中での中心はオッドアイで茶髪の少年と。
この部屋でも同じ話題が持ち上げられている。
なぜ二人が出会ったのか、説明をその少年がしていた。
少年「その出会いは俺を大きく変えてくれた。たった一人で、大切な物を失くし途方に暮れていた俺を彼女は……彼女だけは俺のことを心配してくれた。だから…いや、だからって訳じゃないな、なぜかすごく守ってやりたいと思って…」
ギンガ「一匹オオカミの彼が私に会うために陸士108部隊にまでやってきて…そんな彼の事を好きになるのには、そんなに時間はかかりませんでした。彼……アキラ君を」
少年「俺は彼女の…いや、ギンガの気持ちに気づけなかったのは……今はちょっと悔しく感じるが……俺もギンガの事を好きになれて良かったと思ってる」
ギンガ「いっそ全部話してもいいかもしれませんね……この五年間で何があったか」
少年「俺とギンガが出会ったのは…もう確か……五年前…だったかなぁ…。まぁあんたら機動六課と一緒にいた時期の方が長いから知ってる事件の方が多いかも知れないが……ま、聞いてくれ」
ギンガ「ちょっと長くなる昔話ですけど、聞いてくれると嬉しいです」
少年「出会い方はあまり良いモンじゃなかったがな…。でもある意味ではすげぇ出会い方ではあったな」
ギンガ「出会ったのは…今から五年前。アキラ君に何度も命を助けられました。彼がいなかったら…出会わなくても今の私はいないと思います」
第一話へ……。