IS-Junk Collection-【再起動】   作:素品

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作者的三大ツンデレ

一位 有栖川 レナ(Word Embryo)正統派無乳嫁ツンデレイン

二位 藤林 杏(CLANNAD)元祖暴力系足技ツンデレイン

三位 遠坂 凛(Fate)うっかり腹黒ツンデレイン


これは作者の趣味と性癖の塊です。

なんか色々やらかしました。

見ても見なくても本編に関係ないので大丈夫です。


幕外 『初恋継続中』は外道と淑女が撮影しました、高らかに鈴ちゃんなう!のコーナー

「えんだぁああぁああああ!?」

 

「YearraaAaaAaAaaaaaaaa!!」

 

「「will'o 愛! say! youuwwwWWWWRRRRRRRRRYYYYYYYYY!!!」」

 

「いやーーーーーーーーーーー!!?」

 

世界がはじけた。

 

それはさながら、コジマ汚染によって脳みそがエメラルドスプラッシュしている者たちによるソウル稼ぎのように淡々と、かと思えば月光の足にただならぬフェチズムを感じてしまった中坊のような激動の開幕だった。

 

なぜなら、今スクリーンに映し出されている『初恋継続中』という、とある男女の恋愛模様をピン子からキリコまで隠し撮りし、大胆な加工と効果を盛り盛りにしたショートムービーが上映されていたからだ。

 

「なんで、こんな映像があるのよ!? しかも、弾とあたしのモノローグまで再現されてるし!?」

 

「おや、これでも満足できませんでしたか、このいやしんぼめ。やはり、映像の縁取りに酢豚を使うべきでしたか・・・」

 

「酢豚の意味が解んないわよ!! ていうか一夏、奥で何してんのアンタは!?」

 

「えっ、要るだろ? 協会。あ、工事のサインしてくんない?」

 

「まだ要らないわよ!!」

 

「奥様、聞きました? まだですってよ」

 

「えぇ、しっかりがっちり聞きまし織斑の奥様。やっと一段階進んだのに、もうそのつもりですよ?」

 

「まぁ、中国さんですし(out of 眼中)」

 

「まぁ、鈴さんはエロい薄い本の方面でもほぼまったく見ることのないほど人気ない、もといファンが少ない、胸もエロも希少価値な方ですから(ゲス顔)」

 

「この変態!!」

 

「「It's 褒め言葉」」

 

「キーーー!」

 

ということで、作者的に正統派幕外編の始まりです。

 

「ていうか、あんた誰よ!? そして、あの映像はなに!?」

 

「申し遅れました。好きな棒歌ロイドはGUMI一択、本編参加はまだか百舌鳥 伊流華です。以後、お見(ry」

 

「そして、あの映像は俺たちが撮った」

 

淑女s「「「「ご馳走さまでした!」」」」

 

「ウッセーーー!!」

 

「おい、双海。そんな口調でトップアイドルになれると思ってんのか?」

 

「それ前世の話だから!」

 

「俺はお前を断じてツンデレとは認めん! 断じてだ!!」

 

「いや、なんの話よ・・・・・・」

 

「これは最近のラノベに大体通じることなのですが、皆がツンデレと思っているのはツンデレではなく、『キレツン』という亜種に入るわけです」

 

 

例えばISで言うところの、イギリスやモップに酢豚のことです。

 

『ツンデレ』というのは読んで字のごとく、ツンツンした後にデレデレする属性です。ですが、昨今の『ツンデレ』にはデレがない。皆さまも覚えが有るのではないでしょうか? 一方的にキレて、自分の非を認めないヒロインを。一人くらい絶対思い付くはずです。

 

作者は総じてそれらを『キレツン(キレてツンツンする)』と呼んでます。

 

ツンデレは両思いになってからが本気です。 by 作者

 

 

「イキ過ぎたハーレム文化がツンデレたちからデレを奪っていく。・・・・・・なんと因果なことでしょう。ヒロイン量産化が同時に、ヒロインたちの魅力さえも減衰させてしまうのです」

 

「質の低いハーレムなんて、悲劇しか生まねぇよ。どうせやるんならニセコイのレベルを要求する。あとの作家陣は全員 奈須きのこに弟子入りしろ。遅筆以外は優秀な作家だ。あとは鋼屋ジン」

 

「・・・・・・長々となに語ってんのよ?」

 

「「作者のツンデレ独自理論」」

「あっそ・・・」

 

不快に思われた方は申し訳ありませんでした。 by 作者

 

「ていうか、いつになったら気づくんだよリンリン」

 

「そうですね。端から見たら眼福の極みですし、もうしばらくこのままで良いんじゃないんですか?」

 

「はぁ? なに言って・・・・・・」

 

そう言って鈴が自分の装いに目をやると、そこには『Yシャツ』があった。

 

「やっぱり貧乳は裸Yシャツがよく似合うな」

 

「そうですね。髪はツインテール(怪獣にあらず)からストレートに。しかも湯上がり仕様で若干濡れているので、これからのことを想像させます。さらに男物のYシャツなのでダボダボで、征服感と愛護欲を楽しめます。さらにボタンを第2まで開けることで、鎖骨と首筋が理性を消し去る勢いでエロいです。そして、袖。袖が余ってます。袖が、余ってます。重要ですんで二回言いました」

 

「下着は?」

 

「上はパージ、下はオンです」

 

「パーフェクトだ、百舌鳥さん」

 

「淑女として当然の嗜みです」

 

「何よこれーーー!!?」

 

「騒がないでくださいよ、生娘でもあるまいし」

 

「どうせあれから、ギュッと抱き締めて、そのまま【銀河の果てまで!】したんたんだろ?」

 

「するわけあるか!!」

 

「「えっ」」

 

「えっ」

 

―――閑話休題―――

 

「とにかく脱ぐ!」

 

「「どうぞどうぞ」」

 

「ここでじゃないわよ! まともな服寄越して!」

 

「でも、いいんですか?」

 

「何が!?」

 

「それ、弾くんのだぜ? しかも使用済み」

 

「・・・・・・え?」

 

「いやー、よく盗み出せたよな俺。もう王ドロボウ超えたろ」

 

「それだけはありません。そんなことより次の作品どうしますか?」

 

「いい感じにリンリンが体張ってくれたし、ツンデレいこうぜ。リンリンはやたらに重かったけど」

 

「ヤンデレと正気の狭間で揺れ動くのを演出したかったんでしょうけど、少々空回り気味でしたしね」

 

「とりあえず・・・・・・」

 

「じゃあ・・・・・・」

 

 

そんな感じに外道と淑女が、あれよこれよと議論しているのを余所に、鈴は自らが纏っているYシャツを熱の籠った目で見つめていた。

 

(・・・・・・弾に包まれてるみたい。あたま、ふわふわする)

 

余った袖を指で摘まみ、おもむろに鼻の先に持っていく。

 

そのまま鈴が息を吸い込むと―――

 

「~~~~!?」

 

―――電流が走った。

 

身体の芯から溢れ出るようなゾクゾク感じる感じ、それでいて焼け付くような熱い火照りを疼かせる、甘い快感―――。

 

青少年特有の汗臭いクセのあるニオイが、鈴の小柄な体躯を呼吸するたびに駆け巡っていき、未だ知らぬ感覚を刻みつけていく。

 

(襟のニオイ、袖よりスゴイ・・・・・・)

 

意図せずに息が荒くなる。胎の奥から、うねるような熱が背骨に沿って鈴の身体を焼き上げる。

 

「ふぅ、うぅん!」

 

襟を口にくわえ、必死に声を押し殺しながら、鈴の右腕が徐々に下に伸びていき・・・・・・

 

 

「「じーーーーーーーーーー」」

 

「んぅ、うん?」

 

「「じーーーーーーーーーー」」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「「ジーーーーーーーーーー」」●REC

 

「撮るなーーーーーーーーー!!!」

 

天性の反射神経を持つ鈴は一瞬の内にISを展開し、龍砲をぶっ破した。

 

「いや、だった勝手に始めたのそっちだし。ていうか、作者は今回結構食い込んだな」

 

「クンカー、ありですね」

 

「うるさいうるさいうるさーい! お前ら殺して、あたしも死んでやるー!!」

 

ところ構わずに乱射しまくる不可視の弾丸だったが、鈴自身は決して当てるつもりはなかった。

 

だが、その内一発が二人に直撃したのだった。

 

「えっ、ちょ」

 

「かかったな、鈴音! これが私たちの逃走経路だ! お前はこの外道と淑女の知恵比べに負けたのだ!!」

 

「この教室に見覚えはないのか? 転校してきたばかりのお前には、どこも同じに見えるのか!?」

 

「!?」

 

赤いトマトジュースを撒き散らしながら、二人の吹き飛んでいく先には例の映画を写し出していた映写機、そして既に企画発案として纏められた絵コンテがあった。

 

「「そう、『恋愛継続中』のラブコメ分を吸収するための逃走経路だぁ!!!」

 

《終幕》




綺麗に終わると思ったかい?

ありえません(確信)

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