どうやら俺はたくさんの世界に転生するらしい【完結】   作:夜紫希

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オリジナル能力がでてきます。


続きをどうぞ。


永遠反射 (エターナルリフレクト)

【原田視点】

 

 

大樹に殴られた後、俺は本屋に向かっていた。もちろん、発売される本を買いに。え?卑猥な本を?違う違う。R-18だから安心しろ。

 

本を買ったあと、大樹を合流しようと思ったが

 

 

「お、白井じゃん」

 

 

ツインテールの少女は振り返る。

 

 

「原田先輩!」

 

 

白井(しらい)がこちらに走ってきた。

 

白井 黒子(くろこ)は俺の後輩だ。まだ中学生なのにレベル4。俺なんか高3でやっとレベル4だぞ!

 

 

「先輩はどうしてこちらに?」

 

 

「俺は本を買いに来たんだ、白井は?」

 

 

「わたくしはご友人と待ち合わせをしておりますの」

 

 

「あー、引き止めて悪かったな」

 

 

「いえ、約束まで時間はまだありますので」

 

 

白井は声のトーンを落とし、

 

 

「それよりも先輩に聞いてほしいことが」

 

 

「………場所を移そう」

 

 

白井の真剣さ理解し、喫茶店へ入っていく。

 

適当に注文し、白井が口を開く。

 

 

「単刀直入に聞きます」

 

 

「何だ?」

 

 

「【知的能力の低下(キャパシティダウン)】をご存知でしょうか?」

 

 

「あれか」

 

 

知的能力の低下。

 

能力者の演算能力を大幅に阻害する音響兵器。

 

レベル4である白井は全く使えなくなり、レベル5でもかろうじてしか使えない。能力者に最悪な状況を巻き起こす代物だ。

 

 

「聞いたことはあるが見たことはないな」

 

 

「その装置の強化版が作られていることは?」

 

 

「!?」

 

 

それは初めて聞いた。もしそんな物を作られたら……!

 

白井の言うことに驚愕する。

 

 

「先日、取り締まった者たちがそんなことを話していました」

 

 

「信憑性は?」

 

 

「高い方だと思われます」

 

 

これを悪用されたらとんでもないことが起きる。

 

 

「具体的な強化内容は分かるか?」

 

 

「……………」

 

 

白井は黙っていたが重い口を開いた。

 

 

「レベル5の能力を完全使わなくさせるほど」

 

 

「………」

 

 

ここまでは予想どうりだ。だが

 

 

 

 

 

「距離は半径1キロメートルまで可能になったらしいです」

 

 

 

 

 

「!?」

 

 

俺は目を見開く。ありえないモノでも見るのような顔になる。

 

 

 

 

 

「しかも小音量でも500メートルは効果があるそうです」

 

 

 

 

 

俺は呼吸をするのを忘れていた。

 

白井は続ける。

 

 

「なので発見が困難になるそうです」

 

 

「まじかよ……」

 

 

俺は上を見てそう呟いた。

 

その時、注文の品が来た。

 

俺はブラックコーヒーを、白井は紅茶を飲む。

 

 

「わかった。今日の定例会で話しておこう」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「お礼を言うのはこっちのほうだ」

 

 

定例会でこれを言えば被害を出さずに済むかもしれない。

 

 

「ではわたくしはこれで」

 

 

「おう」

 

 

と白井が席を立つと、

 

 

 

 

 

ドゴオオオオォォォォ!!!!

 

 

 

 

 

「「!?」」

 

 

爆発音がした。

 

 

「な、なんですの!?」

 

 

白井が驚く。そのとき

 

 

『この建物は我々が貰った。死にたくなければすぐにこの建物から立ち去れ』

 

 

ガガガガガッ!!!

 

 

アサルトライフルの銃声が鳴った。悲鳴も聞こえる。

 

 

「お姉様!!」

 

 

「待て!!白井!!」

 

 

引き止めたが遅かった。すでにもういない。能力で移動したのだ。

 

白井の能力【空間移動(テレポート)

 

名前の通り空間を瞬間移動する能力だ。おそらく既に放送の犯人のところに行ったのだろう。

 

俺も喫茶店を出ようと立ち上がるが、

 

 

頭が締め付けられるような痛みが襲ってきた。

 

 

「ぐッ!?」

 

 

俺はその場に倒れた。立ち上がろうとするが全く動けない。

 

 

(せ、せめて応援を…!)

 

 

俺は携帯電話を取りだし、緊急のボタンを押した。

 

 

 

 

 

「緊急事態発生!!場所は電話から逆探知しろ!!」

 

 

 

 

 

今一番大事な事を言うんだ。

 

 

 

 

 

「【知的能力の低下】だ!無能力者でのチームを作り上げ、迅速に対処しろ!!」

 

 

 

 

 

俺はもう喋ることが出来ないような痛みに襲われ、携帯電話を手から放した。

 

 

_________________________

 

 

【第三者視点】

 

 

「人質は?」

 

 

「8人です」

 

 

「……ひとり増えてないか?」

 

 

「風紀委員が人質の救助をしようとしたため装置を起動して無力化しました」

 

 

黒の覆面を被った二人が話す。

 

人質は手を縄で縛られて一ヶ所に集められている。

 

4人は女子中学生、残りの4人は男子高校生だ。

 

そのうちの6人はぐったりと横になっている。意識はかろうじてある。

 

その周りを四人の覆面が囲む。

 

見張り役として入り口と出口に2人待機させている。黒の覆面は合計で10人だ。

 

 

「よし、爆弾はあるか?」

 

 

「はい、ここに」

 

 

覆面の一人が爆弾を取り出す。

 

 

「いつでも起動出来るようにしろ」

 

 

覆面の男は爆弾に細工をする。

 

 

「どうしてこんなことをするの?」

 

 

その時、一人の女子中学生が声を出した。

 

 

「ああ?」

 

 

覆面は苛立ちを隠さず、彼女に近づく。

 

 

「金だよ!金!」

 

 

覆面は笑いながら続ける。

 

 

「ここにある金は全部とった!あとはお前らと助けにくるやつらをこの爆弾で殺すのさ!」

 

 

「ど、どうして殺す必要が…!」

 

 

少女は怖くなるが、勇気を出して質問する。

 

 

「んなもん、証拠隠滅に決まってんだろ。わずかな証拠でも消す。当たり前だろ?」

 

 

覆面はナイフを取りだし、

 

 

「そうだ、俺に歯向かった記念にお前から殺すか?」

 

 

「!?」

 

 

少女の顔が真っ青になる。

 

 

「や、やめなさい…!」

 

 

倒れている少女が止めるように促す。だが、

 

 

「誰が止めるかよ、ばーか」

 

 

覆面は嘲笑い、ナイフを少女の首に当てた。

 

 

「ほら、その気になったらいつでも死ねるぞ?」

 

 

少女は動けなくなり、一言も声を出せなくなった。

 

 

「さっきの威勢はどうした?」

 

 

覆面は声を上げて笑う。

 

 

そして、

 

 

 

 

 

「じゃあな、お嬢ちゃん」

 

 

 

 

 

 

ゴスッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那、ナイフを持った覆面が消えた。

 

 

否、覆面は20メートル先にある壁まで転がっていた。

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

残った5人の覆面が驚く。

 

ナイフをもった覆面がいた場所に一人の少年が立っているからだ。

 

 

「だ、誰だ!?」

 

 

「どうやってここまで!?」

 

 

「見張りはどうした!?」

 

 

入り口には二人の覆面が倒れていた。体から力が抜けてピクリとも動かない。

 

それを見た五人は銃を少年のほうに構えた。

 

 

「撃て!!!」

 

 

覆面の誰かが言うと、一斉に射撃しようとした。

 

が、

 

 

 

 

 

既にその場所には少年がいなかった。

 

 

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

そして、

 

 

「ガハッ!?」

 

 

一人の覆面が倒れる。

 

後ろには、

 

 

 

 

 

さきほどの少年がいた。

 

 

 

 

 

「い、いつの間に!?」

 

 

「能力者!?」

 

 

「ば、馬鹿な!?装置を発動してるんだぞ!?」

 

 

「か、構わん!!撃て!!!」

 

 

ガガガガガッ!!!

 

 

「危ないッ!!」

 

 

誰かが声を上げるが

 

 

少年は前に向かって走りだした。

 

 

 

 

 

弾を避けながら

 

 

 

 

 

そして、一人を右の拳でぶん殴った。

 

覆面は後ろに飛んでいき壁に衝突する。覆面はあまりの衝撃の強さに気絶した。

 

「う、嘘だろ!?」

 

 

弾を避けられたことに驚愕する三人。

 

 

「何事だ!?」

 

 

出口を見張っていた二人の覆面が走ってきた。

 

 

「く、来るな!!」

 

 

誰かが声をあげたが、遅かった。

 

少年は片方ずつの手を使って応援に来た二人の顔を掴み、地面に叩きつけた。

 

 

「ガッ!?」

 

 

「ッ!?」

 

 

突然の出来事に一人は声すらあげれなかった。

 

 

「クソッ!!」

 

 

一人は30センチメートルのナイフを取りだし、少年に突っ込む。

 

 

ガシッ!!

 

 

 

 

 

そして、少年はナイフの刃を掴んだ。

 

 

 

 

 

ピチャッ

 

 

少年の手から血がしたたる。地面には小さな血の水たまりができる。

 

 

「ヒッ!?」

 

 

覆面は恐怖に顔を歪ませる。そして

 

 

バギンッ!!

 

 

 

 

 

少年は手に力を入れてナイフを折った。

 

 

 

 

 

少年は足に力を入れて、

 

 

ドゴッ!!

 

 

「グフッ!!」

 

 

回し蹴りを覆面の横腹に当てた。

 

覆面は10メートルほど吹っ飛び、白目を剥いて動かなくなった。

 

 

「う、うごくな……」

 

 

声がしたほうには銃口を女の子に向ける二人の少女がいた。

 

 

「う、うごいたら撃つぞ!?」

 

 

少年は覆面を睨んだまま動かない。

 

そして、

 

 

「おい、今なら殺せるぞ!?」

 

 

「俺が撃つのか!?」

 

 

「いいから撃て!!!」

 

 

もうひとりはこちらに銃を向ける。

 

そして、

 

 

少年はハイスピードで銃を少女に向けた覆面との距離をゼロにした。

 

 

ドゴッ!!

 

 

覆面が蹴り飛ばされる。

 

 

「アガッ!!」

 

 

「!?」

 

 

もうひとりの覆面が急いで銃を少年に向ける。

 

 

「ば、化け物…!」

 

 

だが、覆面は撃つことはできなかった。

 

 

 

 

 

恐怖に支配されたせいで。

 

 

 

 

 

少年は最後の一人に近づく。

 

 

「………化け物か」

 

 

少年は初めて口を開く。

 

 

「俺はお前らの方が化け物に見えるぜ」

 

 

少年は血が出ている右手を握り締める。

 

 

「無差別に人質を捕まえ……」

 

 

少年は覆面を睨み付ける。

 

 

「女の子に恐怖を与え、殺そうとしたやつに」

 

 

少年は覆面に向かって走り、

 

 

 

 

 

「人間様を語ってるんじゃねぇッ!!!!!」

 

 

 

 

 

覆面の顔をぶん殴った。

 

 

_________________________

 

 

【大樹視点】

 

 

現在進行形で俺は今ぶちキレてる。

 

 

覆面の奴らをボコボコにした。

 

 

俺は植木ばちに隠してある機械に目を向け

 

 

(うるせぇ音だな)

 

 

ガシャンッ!

 

 

蹴っ飛ばした。耳障りだ。

 

その瞬間、

 

 

バチバチッ!!

 

 

倒れていた女子中学生が青い火花を散らして縄をほどいていた。電気で縄を切ったのか。

 

 

シュンッ!

 

 

もう一人の少女は瞬間移動して脱出していた。

 

 

って、

 

 

 

 

 

「ありがとう、助かったわ」

 

 

「わたくしからもお礼を言いますわ。どうしようもできない状況でしたので」

 

 

 

 

 

御坂(みさか) 美琴(みこと)と白井 黒子がいた。

 

 

 

 

 

(はあああああああァァァァ!!!!!???)

 

 

びっくりした。 超びっくりした。さらに、

 

 

「助けていただいてありがとうございます!」

 

 

「友人を救って頂きありがとうございます!」

 

 

 

 

 

佐天(さてん) 涙子(るいこ)初春(ういはる) 飾利(かざり)もいた。

 

 

 

 

 

俺、原作キャラクター四人を一気に助けた。まじで?

 

テンションが上がってきた俺に、

 

 

「「「「ありがとうございます!!」」」」

 

 

男子高校生がお礼を言う。あ、こいつらは知らねぇや。

 

 

「大樹!!」

 

 

女の子たちと会話しようとしたら声がかけられた。誰だ!?俺のイチャイチャを邪魔しようとするやつは!?

 

声がするほうを見ると原田が走ってきていた。

 

 

「大丈夫か!?」

 

 

「おう、テロリストを10人ボコボコにしてぐちゃぐちゃにしただけだ」

 

 

「そうか、なら………ってよくねーよ!!!」

 

 

ノリツッコミか。

 

 

「しかも最後グロい!?本当に大丈夫なのかよ(テロリスト)!?」

 

 

「ああ、俺はこれが終わったら結婚するって決めてたからな。死ぬわけにはいかねーよ(テロリスト?死んだ)」

 

 

「死亡フラグをたてんじゃねー!(……安らかに眠れ!)」

 

 

ぎゃーぎゃーうるさいな。あとアイコンタクトで会話するなよ俺たち。

 

 

「あの……」

 

 

男子高校生の一人が話しかけてきた。

 

 

「なんだ?」

 

 

俺が答える。

 

 

「さっきからこれ減っているですけど?」

 

 

「減ってる?」

 

 

それを見てみると

 

 

 

 

 

爆弾についている液晶の画面が59、58、57と減っていた。

 

 

 

 

 

「おい、これって……」

 

 

「お前のせいだぞ大樹。フラグをたてるから」

 

 

 

 

 

 

「「「「「ああ、こいつはやばい」」」」」

 

 

 

 

 

 

声を揃えてみんなで言う。

 

 

「おい、やべぇ!!これ核爆弾のレプリカだ!!」

 

 

「な、なんで分かるんだ!?」

 

 

「あの馬鹿が!!ちゃんと処理しろよ!!」

 

 

「俺の質問に答えろ!!」

 

 

「うるせぇ!!」

 

 

「逆ギレ!?」

 

 

「こいつは半径1500メートルを吹っ飛ばすほどの威力だ!!」

 

 

「「「「「はああああああァァァァ!!??」」」」」

 

 

40秒

 

 

「ど、どうすんだよ!大樹何とかしろ!」

 

 

「風紀委員の貴様が何とかしろ!」

 

 

「わ、私が電気で操作できます!」

 

 

「「!?」」

 

 

俺と原田の言い争いに提案をする御坂。

 

 

だが

 

 

「で、でもそれはONのボタンだけで構成された爆弾です!一方通行になっていてOFFにすることはできません!」

 

 

初春が無理だと言う。

 

 

25秒

 

 

「み、水だ!!」

 

 

「な、何言ってんだ!?」

 

 

「一階の休憩大ホールに水槽がある!その中で爆発させれば助かる!」

 

 

「駄目だ!!走っても間に合わねぇ!!」

 

 

ここは二階の一番奥の場所でかなり距離がある。

 

 

15秒

 

 

「そこでお前の能力だ!!」

 

 

「はぁッ!?」

 

 

「いいから爆弾に能力発動しろおおおォォ!!」

 

 

「わ、分かった!!」

 

 

10秒

 

 

「できたぞ!!」

 

 

俺は爆弾を掴み、

 

 

 

 

 

「いっけえええええェェェ!!!!!!」

 

 

 

 

 

豪速球で投げた。

 

 

「「「「「はぁッ!!??」」」」」

 

 

全員が声を上げる。

 

 

「何しとんじゃボケ!!」

 

 

「いっけえええええェェェ!!!!」

 

 

「うるさいわ!!!!」

 

 

3秒

 

 

「全員伏せろおおおォォォ!!!」

 

 

爆弾は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆発しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「た、助かったのか?」

 

 

原田が声をあげる。

 

 

「ま、まじでか……」

 

 

大樹が驚いていた。

 

 

「いや、お前がどうにかしたんだろ?」

 

 

原田がたずねる。

 

 

「だ、だって成功するわけないと思ってたから」

 

 

「そもそも何をしたんですか?」

 

 

佐天が質問する。

 

 

「ついてきたら分かると思う」

 

 

大樹はそう言って歩きだした。

 

他の人も大樹について行った。

 

 

_________________________

 

 

「ここだ」

 

一階の大ホールだった。円形状のステージに上に四角形の水槽がある。てか男子高校生も居るし。

 

 

 

 

 

その中にさきほどの爆弾の残骸があった。

 

 

 

 

 

原田と白井は驚愕した。他の者は首を傾げて?を頭に浮かべる。

 

 

「おい………嘘だろ…!?」

 

 

原田が声をだす。

 

 

「ど、どうしたのよ黒子?」

 

 

御坂が聞く。

 

 

「…原田先輩はレベル4ですの」

 

 

説明を始める。

 

 

「能力は【永遠反射(エターナルリフレクト)】」

 

 

「どんな能力なんですか?」

 

 

次に佐天が聞く。

 

 

「物体に反射能力を与える能力だ」

 

 

今度は原田が説明する。

 

 

「ビー玉に反射能力を与えて、壁に飛ばすと1分は部屋の中を反射し続けることができる」

 

 

「そんなのでレベル4なんですか?」

 

 

初春、少しはオブラートに包めよ。

 

 

「初春、反射した物体は加速していくのですよ?」

 

 

「「「?」」」

 

 

みんな理解してないのか……。

 

 

「加速した物体をぶつけられたら?」

 

 

「あー、なるほどそれは痛いですね」

 

 

みんな理解したみたいだな

 

 

「人の肌にぶつかっても物体は反射します。それを利用して」

 

 

白井は苦虫を潰したような顔をして

 

 

「犯人が立て籠った部屋に大量のビー玉を投げ込んで全身アザだらけにさせた事件もありました」

 

 

「「「うわぁ…」」」

 

 

犯人に同情する三人。俺も聞いたとき同情した。

 

 

「最後は泣きながら部屋から出て来ました……」

 

 

白井も同情してるな。

 

 

そこで御坂は理解した。

 

 

 

 

 

「まさか、あそこから投げ、反射を利用してここに入れたの…!?」

 

 

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 

 

 

「反射も計算に入れてな」

 

 

「しかも丁度水の中で爆発させないと水槽の底で跳ね返ってしまいますの」

 

 

絶句された、俺を見て。やべぇ何か言わないと。

 

 

「………俺、人間だけど?」

 

 

「「「「「それはない」」」」」

 

 

「……………」

 

 

 

規格外おめでとう、俺。




永遠反射 (エターナルリフレクト)

物体をスーパーボールのように反射できるようになる能力。

跳ね返れば跳ね返るほどスピードは上がり、物体の威力は上がる。
止めようと思えば、能力を消すこともできる。

ビー玉を一分間反射できると言っていたが、実はビー玉に反射能力をしたところ、一分しか耐えれず、壊れてしまったからである。

デメリットは大きな物体や人体には使えない。風や水、電気といった形が無いものには使えないこと。

レベル4なのは物体がある程度反射しないと威力が強くならないからである。


長い能力説明、申し訳ありません。

感想や評価をくれると嬉しいです。

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