どうやら俺はたくさんの世界に転生するらしい【完結】   作:夜紫希

7 / 177
ここからは超電磁砲編です。





超電磁砲編
科学実験


 

「「あちー」」

 

 

俺と原田は声に出して夏の暑さについて感想を言った。

 

俺と原田は炎天下の大通りを歩いていた。

 

 

あの事件の後、しばらくはステイルと神裂は一緒に子萌先生の部屋に住んでいたが、次の仕事があるそうなので、イギリスに帰るらしい。

 

 

「もう帰るのか?」

 

 

「次の仕事があるからね」

 

 

俺の質問答えるステイル。

 

 

「それより」

 

 

その時、ステイルはR指定が入るほどの怖い顔になり、

 

 

「僕らを騙したあいつらを灰にしてやらないとね……」

 

 

やべぇ、目がマジだ。神裂に止めてもらうように言わないと。

 

 

「ステイル」

 

 

神裂が買い物から帰ってきた。

 

 

「釘とハサミと金づち、それにチェーンソーを買ってきました」

 

 

「ありがとう、助かるよ」

 

 

さらば魔術師。安らかに眠れ。俺にはあいつらを止めれない。

 

 

 

そして二人を見送って帰る途中、原田と会ったというわけだ。

 

原田はこれからデパートで買い物をするらしい。だったら俺も夕飯の材料を買うから同行させてくれ。というわけだ。

 

 

「ま、まだか?」

 

 

「も、もう少しだ……」

 

 

俺は8回目になるであろう質問をする。それに8回答える原田。

俺達はバス賃を節約するため歩いてデパートに向かうことにしたが、遠いです。ものすごく。

 

俺達はフラフラと歩いていった。

 

 

_________________________

 

 

「着いた…」

 

 

原田が呟く。おい死ぬな、ここまで来て。

 

デパートに入ると

 

 

「「Oh…,It’s cool!!」」

 

 

あまりの涼しさに英語になっちまったぜ☆

 

 

「よーし、行くぞ!」

 

 

スーパーハイテンションになった原田と一緒に歩く。お前誰だ。

 

 

「原田は何を買いに?」

 

 

「〇〇〇〇〇!」※卑猥の言葉なので伏せています。

 

 

「帰れ」

 

 

なんて言葉を公共の場で発言してんだよ!

 

 

「冗談だよ冗談」

 

 

冗談で済まされる言葉じゃねーよ。

 

 

「本当は新刊の本を買いに来たんだ」

 

 

「近くの本屋じゃだめなのかよ?」

 

 

「ここの本屋のほうが1日早く出るんだ」

 

 

なるほど。

 

 

「タイトル名は?」

 

 

「俺の〇〇〇〇が〇〇〇

※卑猥の言葉なので伏せています

 

 

「お前いい加減にしないとぶっ飛ばすぞ」

 

 

原田が全部を言い終わるまえに声を被せる。こいつまじぶっ飛ばそうかな?

 

 

「いや、ほんt」

 

 

ゴッ!

 

 

「ヘブンッ!?」

 

 

原田に右フックを入れる。いや本当なら、なお悪いわ。

 

 

「目的違うし別行動なー」

 

 

床に倒れた原田を無視して夕飯の材料を買いに行った。

 

 

「い、いってら………しゃい……」

 

 

よく言えたなおい。

 

 

_________________________

 

 

ピンポンパンポーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

『今から一階の休憩大ホールで伊瀬(いせ)医科高校の生徒、三年、宮川 慶吾(みやがわ けいご)の研究ショーが始まりす。ふるってご参加してください』

 

 

最後音なげーよ。どうしたら出るんだよ。

 

放送案内が流される。

 

 

ピンポンパピ、ピンポ、ピンポンパンポーン

 

 

やり直しばっかしてんじゃね。失敗しすぎだ。

 

俺は放送を流した人を少し心配する。クビにされそうで怖いわ。

 

 

(まだ時間あるし見に行くか、暇潰しに)

 

 

俺は一階の休憩大ホールに向かった。

 

 

_________________________

 

 

「こんにちは、宮川 慶吾です」

 

 

俺が着いた時に丁度始まった。

 

休憩大ホールの真ん中に円形状のステージの上に白衣を着た少年、宮川がいる。そして回りには人がそ囲み、用意された椅子に座っている。客は100を越えるほどいた。そのせいで椅子には座れなかったので、後ろのほうで立って観ることにした。

 

 

「私が長年研究してきたモノが遂に完成しました」

 

 

宮川は手を広げ、言う。

 

 

「それをここで発表したいと思います!どうぞ!」

 

 

客は入り口からやって来た、赤い布が掛かった大きな四角形が運ばれてきたモノに拍手する。

 

 

「これが僕が開発したものです!」

 

 

赤い布を宮川は取る。

 

箱の中には水が入っていた。そう水だけしか入ってなかった。

 

観客がざわざわと騒ぐ。

 

 

「これは僕が作った特殊な水です」

 

 

おおお、と観客は歓喜の声を上げる。

 

 

「この水はどんなモノでも吸収する水なんです」

 

 

観客の頭の上に?がたくさんでる。

 

 

「論より証拠。そして、これを見てください」

 

 

そういって宮川は薄い茶色の球体を取り出す。

 

そして、

 

 

 

 

 

「核爆弾です!」

 

 

 

 

 

「「「「「なにいいいいィィィ!!!」」」」」

 

 

何てモノを取り出すんだ!?

 

観客は騒ぎ出した。

 

 

「お、落ち着いてください!これは本物ではありません!」

 

 

そ、そりゃそうか。本物持ってくるわけないよな。持ってきたらそいつは相当頭がいってるな。

 

観客は静かになる。

 

そして、

 

 

 

 

 

「レプリカです。半径1500メートルしか爆発しません!!」

 

 

 

 

 

「「「「「わああああああァァァァ!!!」」」」」

 

 

こいつは頭がいってるな。

 

 

「これを今ここで爆発させます!」

 

 

「「「「「やめろおおおおォォォォ!!!」」」」」

 

 

あ、スイッチみたいなの押しやがった。

 

 

「これで15秒後には爆発します!!」

 

 

「「「「「おいいいいィィィ!!!」」」」」

 

 

自由すぎるだろアイツ!?

 

宮川は核を水の中に入れた。

 

 

「皆さん、観ていてください!核が爆発を吸収される瞬間を!!」

 

 

観客たちは静かになり、水槽を観る。

 

なるほど。これが実験か。

 

 

「大丈夫です!!爆発しません!!」

 

 

観客は笑顔に

 

 

「ぶっつけ本番ですが問題ありません!成功します!」

 

 

「「「「「おおありじゃあああァァァァ!!」」」」」

 

 

ならなかった。むしろ泣いている人やお祈り捧げる人まで出た。世紀末かここは。

 

そして、

 

 

 

 

 

バフンッ!

 

 

 

 

 

間抜けな音を出して爆発した。

 

水槽は割れていない。

 

 

「せ、成功したあああああァァァァ!!!」

 

 

「「「「「よかったあああァァァァ!!!」」」」」

 

 

超巨大隕石は地球を避けました!と同じ位喜んでるな。

 

宮川も喜んでいた。

 

 

「よかった。作ってよかった」

 

 

泣いてるし。が

 

 

「核の使用許可が出ないから2年かけて作ってよかった…!」

 

 

とんでもないことを言い出した。

 

 

「み、水を長年かけて作ったんじゃないのか…?」

 

 

観客の一人が聞く。

 

 

「え?いや、水は7日で出来たよ?」

 

 

もうなんなのこいつ?

 

 

「僕は核を作りたかったんだ」

 

 

何か語りだしたぞ。

 

 

「でも製作の許可が取れなかった…」

 

 

当たり前じゃ、ボケ。

 

 

「でも僕は諦めなかった!そして僕は2年かけて作り出した!核を!!」

 

 

違法だからな?それ。

 

 

「そして核を爆発させたかった」

 

 

殺人鬼になりたいの、お前?

 

 

「被害が出ないようにはどうすればいいか考えた」

 

 

爆発させないという考え方はないのか。

 

 

「だから俺はこの水を一週間で作り上げた!」

 

 

もうついていけねー。

 

 

「そして僕は今日爆発させれたんだ!!」

 

 

そうですかー。よかったですねー。あ。

 

 

「僕はこれからも核を「確保ー」……… Ha?」

 

 

ガシャンッ!

 

 

宮川の腕には手錠をかけられる。

 

 

「ちょっと署で話をしようか」

 

 

「(^q^)」

 

 

違法なのは知ってたんだな、あいつ。

 

 

「君の罪は重い。だが」

 

 

ん?

 

 

「そこの水を爆弾処理班に提供して罪を償わないか?」

 

 

「!?」

 

 

おお、これは良い展開に

 

 

「核以外を爆発させるだと!?この外道が!!」

 

 

核を爆発させるお前のほうがよっぽどの外道だ。

 

 

「………とりあえず行こうか」

 

 

ポリスが諦めやがった。ちょっとは何か言えよ。

 

こうして、研究ショーは終わった。客は全員口を開けていた。

 

_________________________

 

 

「ネギ安かったなー」

 

 

ネギが一本20円で売っていた。10本買っても200えーん。

 

野菜が安かったので沢山買ってきました。今夜は野菜パーティーだ!!

 

原田からメールを受け取り、集合場所のベンチで休憩していた。

 

 

(肉抜き野菜炒め、金平ゴボウ、ほうれん草のお浸し他には………)

 

 

俺は今晩のメニューを考えていた。肉……肉も食いたいなぁ。今から買ってくるか?

 

 

その時、

 

 

 

 

 

ドゴオオオオォォォォ!!!!!

 

 

 

 

 

「!?」

 

鼓膜が破けるような音がした。

 

 

(爆発!?)

 

 

デパートの客は逃げる。そして

 

 

『この建物は我々が貰った。死にたくなければすぐにこの建物から立ち去れ』

 

 

放送が流れた。

 

 

ガガガガガッ!!!

 

 

同時に、銃声が鳴り響いた。

 




少し執筆状況を話します。

転生する世界は3つ目まで考えてあります。(1つ目はとあるです)
もし4つ目はこの世界にいってほしいという意見も受付てありますのでよろしくお願いいたします。

執筆状況はストックは全くない状態です。完成したらすぐに出すようにしています。
次はこの時間までには書くのでよろしくお願いいたします。



感想や評価をくれると嬉しいです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。