どうやら俺はたくさんの世界に転生するらしい【完結】   作:夜紫希

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ギャグ「ずっと裏でスタんばってます」


滅びゆく世界の中で、小さな光は…

冥府神の保持者は更なる力を追い求めて———世界を壊し始めた。

 

 

転生しては世界を壊す。破壊を重ね、殺戮を繰り返し地獄を作り出す。

 

 

そこでは強者も正義も悪も関係無い。邪魔をする奴は命を奪うだけ。

 

 

剣を振るう者に死を。銃を向ける者に死を。逃げ惑う者にも死を。そこに生を宿らせているのなら、命火を刈り尽すのみ。

 

 

選ばれた勇者すら無力。聖剣すら腕力で折る。悪魔もゴミ。魔王は雑魚。

 

 

どれだけ才に恵まれた最強でも、正面からねじ伏せる。そして絶望の中で死ねと銃を向けた。

 

 

どんな世界も、地獄が始まり全てが無に還る。

 

 

どれだけ強者を並べようとも、蹂躙(じゅうりん)される。

 

 

神に祈ろうとも、その声は届かない。

 

 

悪魔に魂を売ろうとも、答えてはくれない。

 

 

そうして世界は一つ。また一つ。そして一つと———冥府神の保持者は、世界を滅ぼして行った。

 

 

________________________

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴオォォォォッ!!!

 

 

紅蓮の炎と蒼海の氷。二色の巨大な竜巻が大地を破壊しながら突き進む。

 

一方は業火で全てが灰に、もう一方は時間が止まったかのように氷結する。

 

荒れ狂う二つの竜巻の正体は二頭の巨竜。紅い鱗を持つ竜と蒼い鱗を持つ竜だ。

 

移動するだけで山は簡単に切り崩し、全てを黒灰に、もしくは凍り付ける。災厄の竜だった。

 

 

グシャッ!!

 

 

しかし、青き竜の氷が弾け飛んだ。同時に滝の様に流れ出す赤い血が氷を赤く染め上げる。

 

咆哮の様に痛みに絶叫する竜。それでも血の勢いは止まることはない。

 

 

「落ちろ」

 

 

———冥府神の保持者の猛攻が収まらない限り。

 

下から上へと鱗を削り肉を斬らせながら突き進む。体は竜の返り血で真っ赤に染まっていた。

 

青き竜の頭部に来た瞬間、握り絞めていた銃に更なる力を宿らせる。

 

 

「【死すべき運命の炎(シュテルプリヒ・フランメ)】」

 

 

ガキュンッ!!

 

 

竜の頭部は一気に黒い炎に包まれる。中から溢れ出す血まで黒い炎に引火し、巨体の全体から黒い炎が燃え始めた。

 

それに気付いた赤き竜が炎を巻き上げながら攻撃を仕掛けようとする。だがその前に、身動きが取れなくなる。

 

 

「【残酷な雪崩(グラオザーム・ラヴィーネ)】」

 

 

ガキュンッ!!

 

 

業火はピタリと止まる。まるで時間を止めたかのように。

 

竜の巨体どころか炎すらも凍らせる銃弾。赤き竜は自分の死を理解しないまま命を落とす。

 

青き竜も肉体を全て灰に還し、骨だけとなる。地獄の様な痛みを受けながら死を迎えた。

 

死体となった竜の上に慶吾は立つ。その表情に感情はない。

 

 

「———雑魚が」

 

 

呆れるように呟いた。

 

慶吾の殺した竜は『神龍』と呼ばれる程の最強種を誇っていた。人類が永遠に倒すことのできない竜として存在していた。

 

そんな偉大な竜を雑魚の一言で片づけた。

 

実際、慶吾が竜の様な最強を相手にしているのは今に始まったことではない。

 

しかし、人類最強から最強神とまで呼ばれる存在を殺して来た彼には、この竜は雑魚としか思えなかった。

 

 

『———貴様はまだ、力を追い求めるのか?』

 

 

冥府神の問いに「当然だ」と返す。すると冥府神は続ける。

 

 

『貴様の力は桁違いや次元の違いを遥かに超えている。別世界という言葉すら当てはまらない』

 

 

「……それが?」

 

 

『———どこまで追い求めるつもりだ』

 

 

 

 

 

「———果て」

 

 

 

 

 

たった二文字。しかし端的な答えに冥府神は愕然と言葉を失う。

 

最強や頂点というありきたりな言葉じゃない。明白でハッキリとした目的地。その道は神の道よりも長い。

 

人の見る世界じゃない。神すら、冥府神の見る世界でもない。

 

その先にある世界。いや、その先に続くのならそこが果てとは言えない。

 

行き止まりの壁すら無い。『本物の果て』を慶吾は見ていた。

 

 

「人も神も悪魔も、どんな存在すら辿り着けない場所だ」

 

 

自分で言いながら、慶吾はすぐに「いや違う」と否定する。

 

 

「お前らが見えも考えも感じることもできない……そんな場所だ」

 

 

その目標を喜ぶかのように慶吾の内側に秘めた力が増幅する。その光景に、冥府神は何も言えない。

 

 

気が付けば立場は逆転。

 

 

そんな状況に、冥府神は笑うことをやめた。

 

 

 

________________________

 

 

 

大切な存在を奪われて絶望に落ちた男。

 

それでも奴は深淵の底から這い上がった。オリュンポス十二神の希望である楢原 大樹。

 

転生して世界を潰し回る慶吾にも、飽きを感じる時がある。淡々とアリを潰す作業に意欲を感じる方がおかしい。

 

大樹の居る世界を特定するのは簡単。神の力を強く感じる世界に導かれれば良い。

 

冥府神の力を借りて転生する。姿を隠して探すと、学校の校門の様な場所で、丁度大樹とテロリストが戦っていた。

 

テロリストは水で形成された馬に(またが)り大樹と戦闘を繰り広げる。

 

 

「神の力か?」

 

 

『海神ポセイドンだ。ヘルメスと行動している愚かな神でもある』

 

 

「……ヘルメスにポセイドン、か」

 

 

更に明かされる裏切り者の正体。慶吾には心底どうでもいい情報だった。

 

テロリストたちは銃を乱射。魔法陣の様なモノを大樹に向かって発動しているが、奴には効いてない。

 

以前と違い、蒼い炎の刀で敵を圧倒する大樹。バタバタと倒れるテロリストに慶吾は大樹にも呆れた。

 

 

「殺さないか」

 

 

命を奪わない甘さに反吐(へど)が出る。強くなろうという意志が全く見えなかった。

 

大樹が全員のテロリストを無力化した後、学校の方へと戻って行く。同時に慶吾は姿を現して銃を構える。

 

 

「随分と無様にやられてんなオイ」

 

 

マヌケな面で白目になった髭面の男は実に笑えた。

 

 

『……どうやらテロリストも殺すことを目的に襲撃しているわけではないな』

 

 

「あーあ、どいつもこいつも臆病者ばっかだな。はやく殺せよ」

 

 

温い世界に、嫌気が差す。

 

慶吾は右手に持った長銃を男の眉間に狙いを定める。銃からは冥府神の力が溢れ出していた。

 

 

『もう一度か?』

 

 

久遠(くどう) 飛鳥(あすか)は失敗したが……次は行けるだろ?」」

 

 

『……我には見えんな』

 

 

慶吾は不敵に笑う。ただただ笑う。

 

冥府神には見えない光景が、慶吾には見えていた。

 

殺し損ねたテロリストが大樹の大切な存在の命を奪った瞬間、全てのガタが外れて狂う可能性に賭ける。

 

しかし、上手くはいかないだろう。ならば今回は、お前が強くならなければ危険だと不安を煽るだけで良しとする。

 

 

「次はあいつじゃない。女を殺せ」

 

 

ドゴンツ!!

 

 

引き金を引いて、慶吾は転生する。

 

楽しみは後に。最高から絶望へ蹴り落とす為に。

 

 

________________________

 

 

 

時は進む。

 

海神ポセイドンの保持者と炎神ヘパイストスの保持者が楢原 大樹とぶつかったとの情報がヘルメスから受け取った。予想より早い衝突だった。

 

当然、遠い場所から見ようとする。双子の保持者は大樹に圧倒していたが、最後は大樹の大切な存在がきっかけで逆転。今度は大樹が双子の保持者が圧倒的な力を見せる番だった。

 

そして最後にトドメを刺すことは無い。楢原 大樹はまだ甘い世界で生きていた。

 

 

しかし、面白い事が起きる。

 

 

白衣を着た男———ガルペスの登場だ。

 

冥府神の保持者からヘルメスの保持者へと変わった男だった。

 

ガルペスは大樹の様に甘くない。裏切者に、死を与えた。

 

腕を双子の体に突き刺し、風穴を開ける。同時に保持者の力を奪って行った。

 

 

「また同じことをしているのか……」

 

 

『力を溜めるなら一番の近道なのだろう』

 

 

破壊力の高い攻撃を受けてもガルペスの体は再生する。更に奪った力で大樹を翻弄していた。

 

ガルペスは大樹を殺すことはせず、斬られた腕だけを持ち帰り離脱した。

 

その後を慶吾は追いかける。すると手に持った大樹の腕をカプセル容器に詰めて不気味に笑った。

 

 

「相変わらずお前は気持ち悪い奴だな。俺なら即捨てる。もしくは燃やす」

 

 

「ッ!?」

 

 

声を掛けると驚いた反応を見せる。俺の姿を覚えているのか、冥府神の力を感じたのか、ガルペスは表情を歪める。

 

 

「貴様ッ……!!」

 

 

「おー怖い怖い。力を奪われた奴って全員こんな気持ち悪いのか?」

 

 

「無駄口を叩くな。今ここで……」

 

 

「俺を殺せるってか? お前から奪った冥府神の力。そんな力を持った俺に、お前は本当に勝てるのか?」

 

 

挑発するように笑うとガルペスの表情が更に強張るのを見逃さない。

 

 

「ッ……!!」

 

 

歯を思いっきり噛み、ガルペスは怒りを抑えていた。それが滑稽(こっけい)で……

 

 

「今に見てろ……貴様らは全員俺が殺す」

 

 

「……くはっ……ははッ……ハッハッハッハッ!!」

 

 

———思わず笑ってしまった。

 

久々に声を出して笑った。

 

 

『クックックッ、捨て駒なりの意志だろう……!』

 

 

冥府神も同様に笑っている。

 

あまりにも惨めで、あまりにも愚かで……無様としか言いようがない。

 

 

「裏切られた神に復讐か!?根に持つんだな上野(うえの)君よぉ!?」

 

 

「その名前で俺を呼ぶな」

 

 

挑発にガルペスは乗らない。しかし、見下せばその冷静さは糸が切れるように簡単に失われた。

 

 

「じゃあ下の名前か? 航平(こうへい)君にするか? ザコと書いて航平と読ませようか?」

 

 

ガシャンッ!!

 

 

背後に機械兵器の様な物が降り立つ。自分の想像とは違った形で攻撃を仕掛けて来たが、やることは変わらない。

 

 

「ハッ、ゴミが」

 

 

鼻で笑い飛ばす。

 

右手に黒い長銃を握り絞めて早撃ち。威力を落とさず、狙いを正確に、そしてガルペスの戦意を奪う程の力を見せつける。

 

 

ドゴンッ!!

 

 

機械兵器の胴体に風穴を開ける。中のコードがいくつも(うごめ)いているが、冥府神の力は再生など許さない。

 

 

ゴオオオオオォォォ!!!

 

 

全てを無に還す黒い渦が機械兵器を飲み込んだ。まるでブラックホールにでも吸い込まれるように。

 

 

「ッ!?」

 

 

ガルペスの目の色が明らかに変わるのを逃さない。

 

抉れた地面や状況から何かを推察しようとしているが、ガルペスは答えを出せていないようだ。

 

 

『コイツをどうする気だ?』

 

 

(捨て駒でも使えることがある)

 

 

冥府神の問いに心の中でそう返す。

 

 

「これが、実力の違いだ。お前がどんな神の力を持とうとも、俺には勝てない」

 

 

「ッ!」

 

 

歯を食い縛りながら憎悪に満ちた目で睨むガルペス。その心意気を、慶吾は買うのだ。

 

楢原 大樹は、まだ弱い。それでも弱い。

 

奴が強くなるには、ガルペスを踏み台するのが早い。

 

 

「楢原 大樹を殺すのは、俺だ」

 

 

言う必要のないことまで喋ってしまう。それはもう自分に言い聞かせる呪詛の様な言葉に変わっていた。

 

ガルペスが更なる力を手に入れて、大樹の前に立ち塞がることを望む。

 

そして、潰えろ。復讐できないまま、静かにと。

 

 

________________________

 

 

 

最強の力を手に入れた。それでも転生しては世界を破壊し続ける。

 

当然邪魔はあった。世界を守る為に天界から降りて来た天使にも出会った。

 

神々しい天使の翼を持つ人の形をした存在。だが慶吾の前では全くの無力。

 

羽根が千切られ、真っ白な体を鮮血で染め上げられる光景を何度も繰り返した。

 

 

「……さすがに気持ち悪いな」

 

 

何十万ものの返り血を浴びている慶吾。人ですらない怪物の返り血も浴びている。慣れた異臭でも、気分が良い物ではない。

 

転生した先で適当に着替えよう。そう思い冥府神の力を借りて転生する。

 

深夜の洋服店に忍び込む。冥府神の力を使い監視カメラから認識されないようにすると、厳重に絞められたドアを幽霊でもあるかのようにすり抜けた。

 

適当な服を乱暴に掴んで神の力を附与(ふよ)させる。ただの服では一回の戦いで消し飛んでしまうからだ。

 

黒のジーパンに黒のコート。着ている服は闇へと消した。

 

 

「……………」

 

 

ふと鏡の前で足を止める。

 

白髪は血で汚れきっている。どんよりと(よど)んだ目が合う。

 

 

『ッ……大樹は悪くない! お願い、私の好きな人を傷つけないで!!』

 

 

———ガラスの破片が手に深々と突き刺さった。

 

大きな音を立てながら砕け散る鏡。頭の中で響く声を必死に掻き消そうとしていた。

 

それでも双葉(アイツ)は消えない。頭の中から、消えようとしてくれない。

 

 

「俺は……俺は……本当は……!」

 

 

今度は何度も頭を割れた鏡に叩きつける。額から血が飛び散っても、慶吾の思考は———ボロボロに崩れる。

 

全てを忘れたはずなのに、何度も蘇るのだ。

 

 

『———よろしくね』

 

 

———双葉の笑顔が、いつまでも離れない。

 

何度も彼女の笑顔が思い出される。脳の奥から湧き上がるように流れ出していた。

 

忘れたはずの記憶も、消したはずの感情も、覚えている感触も。

 

何度も何度も何度も何度も、思い出せと叫ぶように叩き付けられる記憶の拳。

 

頭を振れば出て来る思い出は加速する。目を閉じれば光景は鮮明に。

 

黙っていれば耳に声が響き———そして理解するのだ。

 

楢原大樹の戦い方を見て、生き方を見て、気持ち悪いから吐き気を感じていたのではない。

 

 

周囲を幸せにする奴に、嫉妬していたと気付いてしまった。

 

 

双葉が奴に惹かれた理由を知ってしまった。そして自分の過ちも知る。

 

 

それは取り繕っていた悪意も。

 

 

ドス黒く荒れていた考えも。

 

 

ほんの一瞬……刹那の(ほころ)びを見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「———お前だけが居れば……良かっただけなのに……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし———それを冥府神は許さない。

 

涙を流す愚か者に激痛を与える。脳に杭を打ち付けるように、何度も何度も激痛を与える。

 

冥府神の力で、馬鹿な考え事を消す。黒く、真っ黒に、闇に。

 

どれだけ消そうとしても、二度と見えないようにする。

 

 

「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

白く染まっていた髪が黒く戻る。

 

まるで白かったモノが、闇に飲み込まれるかのように。

 

 

『貴様はそのまま堕ち続けろ!! そのまま! 我の下で操られ続ければ……』

 

 

「黙れぇ!!! 俺はぁ……!!」

 

 

抵抗するように銃を右手に出現させる。そして銃口を口の中に突っ込み、

 

 

バンッ!!

 

 

引き金を引こうとするが、黒い煙が噴き出すと同時に右腕が弾け飛ぶ。銃は口に咥えたまま、左手で引き金を引かせようとするが、同じように左手も弾け飛んでしまう。

 

 

「———ッ!!」

 

 

バギッ!!

 

 

両腕を失った直後、銃を噛み砕いて冥府神の力を暴発させる。

 

 

ドゴンッ!!

 

 

焼けるような喉の痛みと共に薄れゆく意識。

 

それでも慶吾は———『抵抗した』のだ。

 

彼の人生の中、どんな時よりも自我を爆発させた。

 

 

『何故屈しない!? 貴様は【絶対悪】だ! 最底辺の人間だと分かった今、何故抗おうとする!?』

 

 

記憶の復元は冥府神の仕業だった。自分の身も危険だと判断した冥府神は体を乗っ取ろうとしたのだろう。

 

だが、慶吾は折れなかった。

 

喉が潰れて声が出ない。それでもハッキリと言える。断言できることがある。

 

悪に堕ちたからこそ、正義を潰そうとすることに意味がある。

 

 

———正義の勝利が、自分の間違いを肯定するからだ。

 

 

だから慶吾は願う。薄れゆく意識の中で必死に。

 

次に目を開けた時、『自分』は死んでいる。『間違った自分』が世界を滅ぼすのだろう。

 

 

「ごふッ……!!」

 

 

尋常じゃない血を吐き出しながら、もがき苦しむ。

 

 

だが、慶吾は笑う。

 

 

それは———悪魔でも冥府神に侵された笑みでは無い。

 

 

宮川 慶吾の持つたった一つの笑み———ざまぁみろと冥府神を嘲笑ったのだ。

 

 

そして最低なことを願う。

 

 

憎き奴に、自分の過ちの尻拭いを。

 

 

———双葉に救いの手を差し伸べて欲しいことを。

 

 

 

 

 

……………冥府神の力は、容赦無く、慶吾の心を壊し喰い尽した。

 

 

 




 
 
 
 
 
 
ギャグ「……裏で……スタん……ばってます……」

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