ハヤテのごとく!~another combat butler~ 作:バロックス(駄犬
長くなってしまいました。 千里、ギャグ回です。
「そろそろ働きたいと思うのだ」
朝の三千院家、朝食が並んでいるテーブルについていた千里がそう言ったのを聞いて、場の空気が固まった。
「ハヤテ、ちょっとこのコーヒー苦すぎないか?」
「あ、そうですかお嬢様。 ちょっと待ってください、今お砂糖持ってきますので」
ナギがちょっとぎこちない動きでカップを手に取り、ハヤテがその中に角砂糖を一つ淹れる。 千里は片方の眉を釣り上げて、震える手を抑えながらもう一度。
「そろそろ働きたいと思うのだ」
「あらナギ?ダメですよパンくずを零しちゃ。 黒羽さん、ナプキンを」
マリアが黒羽から受け取ったナプキンでナギの口の周りを拭き取る。 千里は尻が椅子から5センチほど離れた所で動きを止めると肩を震わせながら静かにまた椅子に座る。
「そろそろ・・働きたいと・・・ッ」
「うん? なんか筋肉モリモリ、マッチョマンの変態が重要な事でも言ってるのか? 分かる黒羽さん?」
「いえ分かりません。 私の耳の鼓膜はちょっと遠くのウドの大木さんが発している言葉を捉えることができていないようです。 あ、木が喋るなんて現実的に考えてありえませんでした」
「貴様ら人の話を聞けェェェ!!」
テーブルを激しく叩いたウドの大木の叫びが屋敷内に響き渡った。
第106話~王は人の心がわからない、的な~
「働きたいって・・・なんでいきなりそんな狂言じみたことを言うんだよ王様」
食事後、ある程度収まりがつき場所を外に移して話は続けられた。 千里とナギはテーブルにつき、小さなバスケットにフランスパンとジャム、紅茶が置かれている。千里が紅茶を一口含むと背もたれに背を預けた。
「そろそろ俺の会社を取り戻そうと思う」
「まーた何訳わからんこと言ってんだか・・・そもそも、お前の会社じゃねぇだろ」
腕を組んだ状態でテルが言うと千里が鼻を軽く鳴らして続けた。
「いずれ俺が継ぐハズだった会社だから俺の会社だ。 俺の会社だから取り戻す事は当然のことだ」
「別に誰かに奪われたワケでもないのにか?」
「確かに表向きでは・・・だ。 どうも今回の会社の倒産騒ぎ、俺は納得していない」
「というと?」
マリアが聞くと千里は側に寄ってきた自身のペット、ヘラクレスにパンをひと切れ渡す。
「あの完璧主義の権化とも言える父上が経営で失敗なんて事は有り得ない。 元々他人に任せるのは信用ならないからほとんどの会社の大まかな方針は父上が行っていた。 だからこそここまで高い地位を築くことが出来た」
紅茶をカップの中で揺らして千里は言う。
「どうも、この倒産。 何か裏を感じてならない・・・直感だが。 だからこそ、俺が今やらねばならんのだ」
決意に満ちた表情。 それに返ってきた仲間たちの言葉は。
「そうかそうか。 うん、勝手にやっていてくれ」
「仕事の辛さに発狂して街中で犯罪を起こすのは勘弁して欲しいです」
「なぁハヤテ、これ以外の紅茶持ってきてくれないか?」
意外に冷ややかなものだった。
「オイ貴様ら。 俺の話を聞いていたのか?」
「ええ聞いてましたよ。 別に会社を立ち上げたりするのは勝手です。 どうぞお好きにしてください・・・で、私たちにどうしろと?」
笑顔でそう言ってきたのはマリアだ。 マリアはその笑顔で続ける。
「大体、会社を立ち上げるのに何年かかると思ってるんですか。 普通の人でも下手したら10年くらいかかるものですよ? 独立するんですか? それに元手は? お金の工面はできるんですか? 経営学も勉強しておかないといけませんよ?」
「・・・・」
迫られて無言になる千里。 この反応を見る限りで何も考えなしに行動を移そうとしていたということが分かる。
「やっぱり何も考えてなかったか」
「う、五月蝿い! 俺はやると言ったらやるのだ!」
じゃあ。とハヤテが千里に一つ聞く。
「千里さん。 会社を作るに当たって必要なことってなんだと思いますか?」
「なんだ?」
手札から速攻魔法を発動するくらいの速さで言う千里にハヤテがふぅ、と息をついて口を開いた。
「お金です。 さっきマリアさんも言ったとおり、会社を作るには立ち上げるための資金が必要です。 今では昔ほどお金がかからないといっても手続きやらで結局は100万というお金があったとしてもすぐになくなってしまうでしょう。 そうですね・・・大体1000万くらいないと始まらないんじゃないですか?」
「それくらいなら俺の口座に・・・」
「今千里さんの口座って凍結されてるんですよね? つまり千里さん、貴方は資金がゼロなんです!」
ビシッとハヤテに指を差されて千里は自身の今の状況がかなりヤバイ状態だということに気付くが見栄を張って鼻を鳴らす。
「ふ、フンッ! そんなもの、俺が金を稼げばいいはずだ!」
「そうですか・・・では千里さん、どうすればお金を稼げると思いますか?」
ジト目で続けるハヤテに千里が一瞬首を傾げて答えた。
「む? FXで資金を投資して元手を増やす」
これを聞いたマリアとテルが頭を抱えた。
「ま、まさかこの状況でナギと同じ思考を持つ人物がこの世に二人といるとは・・・」
「なんというダメ人間ッ!」
「お、お前ら! 主を馬鹿にするなァ――――!!」
「千里さん。 今まで働いた経験は?」
「無論、ない。 今まではFXの金と親の仕送りで生活してきたからな」
先程の朝食では物足りなかったのかパンにジャムを塗って千里は口に運んでいく。 この男、食欲だけは別格だ。
「そうですか。 だったら・・・直接学んでもらうしかありませんね。 働くということを、その体に、ね」
「ハヤテ君、男性相手にその言い回しはちょっとアレでは・・・」
「なんですかこれは。 ハヤテさんもやっぱりホモだったんじゃないですかやだー」
「マリアさんなんてこと言うんですか! 黒羽さんもジト目と棒読みのダブルコンボでありもしないこと言わないでください」
「そしてさりげなく『も』って言われてるのは俺のことなのか? 俺ホモじゃねぇし!勘違いすんなし!」
木原とのホモ疑惑をそう言えば野放しにしていたなとテルは思い出したのだった。
「何が何だか分からんが、俺はやるぞ! さぁハヤテ。 俺に働くということを教えろ! 俺の体に教えてくれ!」
この男は、さっきの会話の流れとか聴いてるのに自分で言っている言葉がわかっていないのか。 一同がそう感じながらもかくして、乙葉千里のハヤテによる「働く」というレクチャーが始まるのであった。
〇
思い立ったらすぐ行動、という概念の男だった千里はさっそく外に出ることになり、一同は小さな街の喫茶店に集まっていた。
「なんでここに来たんですか?」
席に着いたマリアが辺りを見回しながらハヤテに聞く。 ハヤテは人差指を立てながら答えた。
「バイト未経験者がやる定番と言ったら飲食店ですよ飲食店! やっぱり最初はこういう小さな所で始めてくのが手っ取り早いと思ったんです」
「悪かったわね。 こんな小さな場所で」
とカウンターの方から一人の女性調の男が出てきた。 この人物がこの喫茶店『どんぐり』のマスターである。
「あ、いやその・・別に小さいからってどうってことはないですよ。 ホラこの店は静かであまり人も来ないからひと目も気にせず寛げるじゃないですか」
「ハヤテ、多分フォローになってない」
慌てて答えるハヤテにテルが静かに突っ込んだ。
「というかココってナギ達が働いている所だよな? いいのか?」
「ああ、別にいいのよ。 丁度高校生のバイト探してたところだし・・・ボスの別の店の店長任されてるのよ私。 それでこの店も色々大変でね? ヒナギクちゃんとかナギちゃんの他にもひとり欲しいと思っていたのよ」
軽く笑って答えるマスターにテルは安心する。 ここのマスターは口調が女っぽいのが多少アレだが人格は保証できる。 だが問題は千里だ。 今までこう言った働くという行為をしてこなかった男がこの場所に適応することが出来るのか。
と、考えていると向こうのドアが開いて人が二人ほど入ってきた。 二人だ。 男女である。
「ちょっとキツいぞこの服は・・・」
ウェイターの服装になった千里がやってきたのを見てテルたちが意外にも様になっていることに驚いていた。 カウンターのマスターは申し訳なさそうに腕を組む。
「あらごめんなさい。今店にあるサイズの服がそれしかないの。 テストに合格したら丁度いいサイズ注文しておくわ」
「テスト?」
と、マスターの言葉に疑問が浮かんだが千里の眉が吊り上がった。マスターが頷いて続ける。
「ええ。 やっぱり基本的な事が出来ないことにはお店側としては困るわ。 簡単なことだから安心して頂戴」
笑顔で言って千里が鼻を鳴らす。 やる気はどうやらあるようだがその一方で先程からの不安は増えていった。
「うーん、大丈夫かな?」
「はっきり言っていきなり接客というのは難しいかと思います。 客と喧嘩するのが目に見えますね」
「アレ? 黒羽さん、なんでアナタまでウエイトレスの格好してるのー?」
いつの間にか店の制服を着ている黒羽がいることにテルは目を丸くしている。
「せっかくなので私もやらせていただきました。 と、言うのも嘘でマリアさんが積極的に人気を取りに行けと・・・これで私の人気もうなぎ登りという奴でしょうか」
「どうって言われてもな・・・普段メイドの仕事とかしてるのにここで似たような仕事やって人気って出るのかな?」
「ともあれ、テスト行うわよ。 そろそろ常連の暇人が来るから接客術がどれくらいのものか見させてもらうわ・・・そうね、黒羽ちゃん、だっけ? 一番手は貴方にお願いするわよ?」
「はい、宜しくお願いします」
マスターにお辞儀をした黒羽がカウンターに向かう。 マスターが言ったとおりに程なくして店の扉が開いて呼び鈴鳴った。
入ってきたのは二十代前半の男。 片手にハローワークの本を持ってそのまま席へと座る。
「マスターの言うとおり、見た目通り暇人がやってきたよ。 下手したら一日中暇人の大人が」
とテル。
「まぁカフェですることって言ったら大抵くつろいだり漫画書いたり原稿あげたり就職本読むくらいですからね」
とハヤテ。
「いきなりハードルが高い相手がきましたね」
「なんでですか? そう難しそうな相手には見えませんけど」
マリアの言葉にテルが首を傾げた。 マリアが何かスイッチ入ったように表情を変える。
「ああいう人って結構内心焦ってたりするんですよ。 次の就職どこだーとか、もうお金なくて生活できないとか、そんな悩みを抱えてる人がいたりするんです。 飲食店の接客というのはお客様をどれだけ『大切にする』かの他にどれだけ『気遣える』かですよ!」
「どこでそんな知識を・・・」
専門家のような説明をするマリアに他の三人が息を飲む。 するとカウンターの黒羽が動いた。 足取りは軽く、真っ直ぐに座っている客の所に辿り着く。
「いらっしゃいませ。 ご注文は」
「次の求人は・・・ブツブツ・・・」
「お客様・・・ご注文は」
「俺は一体どうすれば・・・」
男は黒羽の言葉が耳に入ってきていないのか、ただひたすら座ってから本を開いて何やらブツブツ呟いていた。
「あー、アレは結構メンドくさいパターンのお客さんですよ」
「知っているんのかマリア!?」
黒羽がいる場所とは少し離れた席で座っていたマリアとナギがその様子を確認していた。
「就活捗っていない社会人って就活の事で頭がいっぱいになってしまうんですよ。多忙期っていうのかしら・・・あの人、言いにくいですけど前の仕事場が合わなくて勢いでやめちゃったタイプの人じゃないでしょうか」
「やめて自由になったがいいがやりたいことが見つからない・・・みたいな?」
テルの言葉にマリアが小さく頷いた。
「親とかにもいろいろと言われると切羽詰ってきますからね。 取り敢えずで就いた仕事じゃあまり長続きしませんし、そういうの繰り返したせいで余裕がないんでしょうね」
「つまりこの状況で黒羽にとってマズイのは?」
テルが聞いてマリアはコーヒーをテーブルに置いた。 ナギはシュガースティックをまた一本追加してコーヒーの中に注いでいる。
「ええ、新人バイトにありがちな『対処法が分からない』でしょう。 この場合無理に聞く事はできますがそれだとお客様が『俺はこんな簡単な応対も出来なかったのか』というただでさえ就活で追い込まれてるあの人をさらに追い詰めることになってしまいます」
「そういう・・・ものなんでしょうか」
「さて、ここで黒羽さんがどう対応するのか・・・見物ですよ」
と一同はその対応を見るために口を閉じることにした。
そして黒羽に動きがあった。 そのまま注文を取らず、カウンターに向かっていく。
○
喫茶店で座っている男は本に掲載された就職に関する情報を見ながら今までの事を思い出していた。
「これで12社目・・・一次選考は通っても面接で落とされた。 なんでだ?」
男は思い出す。 元々不慣れな職場ではあったが自分は友人関係に疎く、まともな友人を作れないでいた。 そもそも親に紹介されて何も下調べもなしでその職に就いためだろうか。
特に思い入れのある職でもなかったため、辞職するときには無表情で上司に届けを出した。
それからはひたすら就活。 朝起きたらネットカフェに向かい今の自分の興味のありそうな仕事を片っ端から探していき、エントリーが通ったらスーツを着て選考へ。
落ちたらまたネットカフェに向かい仕事探しの繰り返し。 そして落ち続けて終わらない就活を初めて早二年。 実家の両親に報告するのも嫌になってきた。
・・・やりたいことがないって辛いなァ。
否、正確にはやりたいことはある。 だが世間一般的にはその職業は他人から見たら相当博打のものだ。
男はただ周りの目が怖かったのである。 だからこそ親の進める仕事に入り、やりたくないことを続けてきたが上司との衝突がきっかけでやめることになったのである。
・・・マジで死にてェ。 つーか俺、なんで生きてんの?
そもそも今まで自殺ということを考えなかった事こそ奇跡に近い。 時々、ゲームのリセットボタンのように人生のリセットボタンがないだろうかと考えたことがあった。
・・・死ぬなら、どうせなら周りに迷惑をかけない方がいいよな。 首つりは一番困るらしいし。
ハハッ、と昼の喫茶店で何を考えているのかと自嘲していた時だ。
「失礼します」
横を向くと少女の店員がテーブルの上にコーヒーカップを置いた。
「あ、あの・・・まだ注文は」
「すみません。 お悩みを抱えてそうだったので、こちらで勝手に出させていただきました」
少女は静かに、ただ静かに告げた。 不思議な雰囲気を持つ人だと視線を向けていると、少女が口を開く。
「どうかなさいましたか?」
「い、いや・・・ほんとに良いんですか? このコーヒー」
「構いません。 それに焦った時や、悩んだりするときはまずはコーヒーを一杯です。 人の悩みと言うのは、コーヒーを一杯飲んでる間に心の中で解決するものです・・・問題は」
振り返った少女は静かで落ち着いた状態を崩さずに言った。
「あとは、それを実行できるかどうか・・ではないでしょうか」
そう言って少女はカウンターに戻っていった。 ふとコーヒーカップの皿に添えられていた小さな紙があった。
男はそれを開く。
・・・これって。
男の時間が止まった気がした。 その紙は求人票だ。 ただの求人ではない。
漫画家のアシスタントの求人だったのだ。
男は思い出す。自分がやりたかったことを。体裁を取り繕う前の自分が、初めて邪念なしで本気で目指していたのは何だったかを。
コーヒーを飲み込んで、苦みとともに涙が出た。 ふと、先ほどの彼女の言葉を思い出す。
『あとはそれを実行できるかどうか』
男は立ち上がるとすぐにカウンターに向かった。 少女に向かって頭を下げる。
「ありがとうございました」
顔を上げた男は目を真っ赤にしながら続けた。
「俺、ホントは漫画家を目指したかったんです! でもあんな博打やめろって言われて、失敗するのが怖くて・・でも今日、あなたのおかげでまた昔の夢を自分のやりたかったことを思い出せました! もう逃げません! 」
再度頭を下げて男は言った。
「あ、あの・・・それで会計なんですけど。 俺、今財布忘れちゃって・・」
「そうですか・・・」
ポケットに手を突っ込んだ時に、最後の最後にミスをしたと思った。 だが少女は目を閉じてそのまま男に告げる。
「なら、貴方が漫画家になり夢を叶えた時の、『出世払い』ということで結構です」
「あ、ありがとうございました! お、俺! 頑張ります!」
少女の言葉に希望を見出した男は満面の笑みと涙を浮かべながら店を出て行った。
後に彼が某週刊誌で連載してプロの漫画家になるのはまだ先の話である。
○
「か、カッケェェェ! カッケェッスッ黒羽さん!」
喫茶どんぐりにて歓声が沸きあがった。
「まさか一杯のコーヒーで人の人生を変えてしまうとは・・・」
とマリア。
「いや、でもお店的には困るんじゃないのか? 品を出してお金を取らないのは・・・」
とナギ。
「まぁ、漫画的にアリではないかと・・・」
とハヤテ。
『さっすがマスター! ウェイトレス姿もさることながら相手の悩みを解決するその姿に感激ですッ!』
え?と、突如聞こえた知らない声に一同が耳を疑った。 皆がテルを見るとテルが何やら慌ててポケットに何かを押し込んでいる。
「え? ちょっとテルくん、今何か聞こえませんでしたか・・・『やー』って」
「い、いえ? 何も聞こえませんでしたよ? 気のせいじゃないですか?」
・・・このチビ! 黙ってろって言っただろうが!
マリアの問いに目を逸らしながら、テルは手でポケットの中にいるチビハネの頭を掴んでいた。
客が帰っていったのを見て、マスターが目を輝かせて駆け寄る。
「合格ッ! 合格よ黒羽ちゃん! もう一発採用! どう? ウチで本格的に働いてみない?」
「その話ですが、お断りさせていただきます」
「ええー? どうして?」
驚くマスターに黒羽がこう告げたのだ。
「私の場合、三千院家のメイドで働けているのでこれ以上労働力を増やす必要がありません・・・給料もそれなりなので」
確かにそうだ! とマスター以外の人物がそう思ったのだった。
「じゃあ次はあなたの番ね。 見せてもらうわよ千里くん」
「任せておけ」
マスターがそう言うと千里は鼻を鳴らしてやる気に満ちた表情で言い放った。
「見せてやろう・・・王者の接客をッ!」
不敵な笑いを浮かべいる千里を見て、ここにいる一同はこう感じざるを得なかっただろう。
・・・これは何のフラグですか?
後書き
飲食店でバイトはもう懲り懲りです。