更新遅れまして誠に申し訳ありませんでした。
転職で東京に来てあれやこれやと忙しく・・・・・・
まあ、事情は本編の方で説明してあるわけですがw
またボチボチと投稿したいと思いますので、宜しくお願い致します。
「ほら、二人とも起きて起きて」陽向が二人に声をかけた。
「いきなり何を言い出すんだ、お前は」誠が不思議そうに言った。
「なんで寝てたことになっているのよ」由香も続けて言った。
「いや、二ヶ月も待機してたんだから冬眠してたのかなぁと」陽向が答えた。
「どこの世界に渋谷の真ん中で2ヶ月も冬眠する人間がいるのよ」
「さっきから1分も経ってないぞ」
「えっ、そうなの?あたしの体感時間じゃ2ヶ月くらい経過していたんだけど」
由香と誠が顔を見合わせた後で、陽向に言い聞かせるように説明した。
「あのね、陽向。あたしたちはあんたの呼び出しでお得感もドキドキ感も全くない「デート」とやらに呼び出されて渋谷にいるのよ」
「おまけに1人当たり420円しかないから、ウィンドウショッピングしようとしているんじゃないか」
「二人とも説明的なセリフをありがとう。お陰で思い出したよ」
「人を無理やり呼び出しておいて、数秒で設定忘れてるんじゃないわよ」
「なんだその体感時間ってのは?」
「いや、ちょっと別の世界線に意識が飛んでいたみたいで2ヶ月くらい経過していた感じがしたんだよね」
「こんな人混みの中で器用な真似するわね、あんたは」
「なんで2ヶ月なんだ」
「いや、あたしも良くわからないんだけどね。ある男が2月に東京に転職が決っているのに、12月に胆石の手術で2週間入院して、1月には虫歯が化膿して抜歯するハメになっても15日まで勤務した後で、残り日数で東京に引っ越したんだけど、2月から新会社で働きだしたらいきなり45年ぶりの大雪とやらで、原付でコケて肋骨にヒビを入れたお陰であたし達の時間軸が2ヶ月停止してしまうという影響が出たという・・・・・」
「随分言い訳めいた説明だが、それが俺たちに何の関係があるのかがわからんな」
「それにしても、たった3ヶ月の間にそんな目に会うなんて、一体前世でどれだけ悪行を重ねればそんなことが起きるのかしらね」由香が呆れたように言った。
「そんなことないよ。「品行方正」・「人畜無害」・「諸行無常の響きあり」とご近所でもご好評を頂いているはずな人だよ」
「なんでお前が言い訳してるんだ?おまけに評判が願望じゃねぇか」
「最後のは褒め言葉じゃないと思うんだけど」
世の中には、大人の事情というか一介の高校生には知り得ない世界というのがあるのである。
「じゃ、これまでの状況説明も終わったことだし、デートの続きをしようか」陽向が言った。
「あんた、誰に何の説明をしてたのよ」由香が訝しげに言った。
「いいからいいから、色々と事情というのがあるんだよ。ユカりん」
「それはそうと俺は前々から気になっていることがあるんだが」誠が首を捻りながら言った。
「何かな、マコちん」陽向が朗らかに答えた。
「今、何月なんだ?」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
陽向と由香の顔が曇った。
「何で二人とも黙りこむんだ?」
「・・・・・・マコちん、それは触れてはいけないタブーなんだよ」
「少しは書いている人の事じょ・・・、いや空気を読みなさいよ、竜崎」
「何で俺が怒られなきゃならんのだ」
「あのね、そもそも「プロットくらい書け」と怒られて「そんな物はまだ食べたことがない」なんて答えるレベルの人が書いているんだよ」
「いや、書くとかって何の話をしているんだ、お前は」思わぬ反撃に誠がウロたえたように言った。
「大体、デート1日の話書くのに半年以上かかっているのよ」何やら由香も怒っている様子である。
「勢いだけで2年も前にクリスマスデートの話書いちゃったもんだから、これからどうしようかと途方にくれているというのに・・・・・」
「というか、あれこの間の話じゃなかったか?」
「ただでさえネタが無くて困っているのに、そんなこと言うなんて・・・」由香が呆れたように言った。
「お前らの話は全く理解できん」誠がたまりかねたように言った。
「あのね、マコちん」陽向が教え諭すように言った。
「今度は何だ一体」
「日本の創作物はあまねく「サザエさん時空」という特殊世界に属していてね。時間の流れが止まるどころか、同じ歳を何度も繰り返すという規則なんだよ」
「そんな世界に生きてきた覚えはない」
「書いている人なんか、昔はカツオ君より年下だったのにいつの間にかマスオさんよりも歳上になってしまったという恐ろしい現実が・・・・・・」
「そんな個人の事情なんか知らんというか、個人情報をボロボロ公開しているんじゃねぇ」
「とにかく、マコちんにはクリスマス、正月、バレンタインとエロゲーイベントをこなしてフラッグ立てまくってもらわなきゃならないんだからね」
「エロゲー言うな。というか何でお前とそんなイベントこなさなきゃならんのだ」
「それには同意するわね。あんたと竜崎と二人でやってちょうだい」由香が言った。
「ユカりんもだいぶ腹黒くなってきたね」陽向が感心するように言った。
「とにかく!!この世の崩壊を招くような発言は謹んでね」陽向がビシっと誠に指を突きつけて言い放った。
・・・・・・・・・かくして世界はリセットされた。
だが今何月なのかはプロットを書かずに出オチだけの書いている人にもわからないのである。長門さんがいてくれたらと切に願う書いている人なのであった。
えー、ネタ的には全く進んでませんが、書き方ほとんど忘れてしまっているので
リハビリということでお許しいただければと思っております。
次からは普通になると思います・・・・・・・・多分。