ZMB48~少女たちは、ゾンビの徘徊する船上で戦い続ける~   作:ドラ麦茶

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心理戦

 名前と能力をノートに書かれただけで死ぬという恐ろしい能力の持ち主・根岸香奈をなんとか倒したものの、森野舞さんという大きな戦力を失ったあたしたち。体勢を立て直そうとした矢先、あたしたちの前に現れたのは、ランキング2位の超武闘派・本郷亜夕美さんだった。その戦闘力は、マーシャル・アーツの達人・並木ちはるさんや、空手の達人・桜美咲を大きく上回る18万。その上、ヴァルキリーズの絶対的キャプテン・橘由香里さんをはじめ、キックボクシングの元アマチュアチャンピオン・吉岡紗代さん、剣道初段のダークナイト・水野七海さん。ランキング11位の宮本理香さん、そして、剣道二段のチーム最年長・遠野若葉さんも一緒だ。

 

 ……恐れていたことが起こった。亜夕美さんチームと由香里さんチームが組んだんだ。これは、マズイことになったぞ。

 

 と。

 

「あー! 若葉先輩だー!」空手家の美咲が、ものすごい笑顔になる。「ひょっとして、あたしに会いに来てくれたんですか? やったぁ!!」

 

 嬉しそうに駆け寄り、若葉さんの左腕に抱きついた。クソ。あの娘、やっぱり若葉さんチームのスパイだったのか?

 

「美咲――」と、若葉さんが笑顔で美咲を見た。

 

「はい?」

 

「あなた、大会前に、あたしを倒す、って、宣言しなかったっけ? そのために、愛子のチームに属したって、聞いてたけど?」

 

「はい。そうです」

 

「じゃあ、あたしとあなたは敵同士よね?」

 

「…………」

 

「…………」

 

「あ……そうでした。忘れてました」

 

 ゴン! 頭に特大の鉄拳を喰らう美咲。たんこぶをさすりながら、トコトコと元の場所に戻った。これからバトルになるかもしれないのに、余計なダメージを喰らうなよ。

 

「これはまた、豪華なメンバーを連れて来たわね、由香里」愛子さんが言った。若葉さんと美咲のほのぼのショートコントを見ても――もとい、圧倒的に不利な状況を前にしても、相変わらず落ち着いた口調だ。

 

「そうね。愛子とちはるがみんなを集めてチームを作ってる、ってウワサを聞いて、こりゃ、あたしたちも負けてられないぞと思ってね」由香里さんも落ち着いた口調で話す。

 

《気を付けてください》頭の中に、由紀江の声が響いた。連絡係の能力で、山頂からみんなに話しかけているのだろう。《由香里さんたちの戦闘力の合計は34万3千、愛子さんたち戦闘力の合計は、15万4千です》

 

 ……倍以上の戦闘力差だ。まともに戦っても勝ち目はない。それどころか、みんなで束になってかかっても、亜夕美さん1人に敵わない計算になる。愛子さん、このピンチをどう切り抜けるつもりだ?

 

《テレポートのカードはあります。何人か、そっちに飛びましょうか?》と、由紀江。

 

「いえ、構わないわ」愛子さんはこめかみに指を当てて応える。「それより、由香里たちがそっちに飛んで行く可能性もあるから、気を付けて。今、由香里たちが飛んで来た能力は、『能力名・寄らば大樹の陰。半径1キロメートル以内にいる、グループで行動しているプレイヤー(半径5メートル以内に4人以上)の元に飛ぶ。能力使用者を含め、最大6人まで同時に飛ぶことができる』よ。誰の能力かまでは分からないけど、恐らくは理香でしょうね。あなたたちは、3人以下のグループに別れて、お互い6メートル以上離れておきなさい。こっちは大丈夫だから」

 

 愛子さんは相変わらず落ち着いた口調だけど、本当に大丈夫なのだろうか? 亜夕美さんの戦闘力は18万。紗代さんや若葉さんの戦闘力もかなり高いだろうし、遥たちに助っ人に来てもらって、少しでも戦力を増やした方が良くないだろうか? 15万4千じゃ、とてもじゃないけど勝負にならないぞ?

 

 …………。

 

 ……待てよ?

 

 15万4千って、ちょっと低くないか?

 

 愛子さんとちはるさんと美咲が5万5千。これだけで16万5千だ。あたしの戦闘力が1万。真穂さんの剣道の腕前は、初段の深雪さんには敵わないだろうけど、それでもマジメに取り組んでいるから、2万近くはあるだろう。さゆりも今のあたしよりは強いと思う。20万は超えているはずだ。スカウト・レーダー使いの玲子が計算を間違えたのだろうか? それとも、誰かが戦闘力を高く偽っているのか? あるいは……。

 

「へぇ?」と、由香里さんが感心したような声を出す。「もしかして、あなたたちのチーム、愛子がリーダーやってるの? 意外だわ。愛子に、そんな素質があったんだね。なんで今まで隠してたの? 早く言ってよ。そうと分かってたら、この前の愛知ドームのコンサート、いろいろと任せたい仕事があったのに。ま、いいわ。これから、いろいろとお願いするね。よろしく」

 

「冗談よしてよ。リーダーなんて、ゲームで面白そうだからやってるだけ。現実世界ではお断りするわ。それにあなたには、次期キャプテン候補の遥がいるでしょう?」

 

「遥もねぇ。マジメなのはいいんだけど、もうちょっと、積極的になってくれたいいのに、と思うよ。コンサートのMCとかでも、面白いことを1つも言わず、淡々と進行しようとするし。あ、もちろん、お仕事はちゃんとしてくれてるよ? いろいろと手伝ってもらって、ホント、助かってる。でも、ヴァルキリーズもどんどん大きくなってきて、あたしの負担は増える一方。あたしももう若くないし、そろそろ堪えるだよねぇ。理想としては、遥みたいな娘が、10人くらい欲しいよ」

 

「……ゴメンね、由香里」と、若葉さんが謝る。「最年長のあたしがもっとしっかりしていれば、あなたの負担はもっと軽くなるのに」

 

「何言ってるの! 若葉はちゃんとやってくれてるよ! 後輩の面倒をしっかり見てくれてて、ホントに助かってるんだから!」

 

「ホントに? そう言ってもらえると、ホント、嬉しいよ」

 

「ちょっとちょっと……」と、亜夕美さんが呆れ声で言う。「のんきにリーダー論語ってる場合? 今、戦闘前の一触即発状態なんだけど?」

 

「亜夕美も、後輩の面倒を見てくれるのはいいんだけど、時々暴走するのが玉にキズだよね。そのフォローをするのに、あたしがどれだけ神経をすり減らしていることか。それと、真理を可愛がるのはいいんだけど、ちょっと、甘やかしすぎなんじゃない? 時には厳しく接するのも愛情だよ? あとね――」キャプテンの愚痴は続く。

 

「うっさいわね。そんなの、今はどうでもいいでしょうが。それより――」亜夕美さんが愛子さんを見た。「向こうのリーダーが愛子なら、愛子を倒せば、ほとんど勝負は決まったようなものなんだよね?」

 

「まあ、そうだろうね」由香里さんが頷く。「向こうには遥もいるはずだけど、リーダーとしてみんなを導くのは、まだまだ力不足じゃないかな? あの娘も、ファンの間じゃ次期キャプテン候補、なんて言われてるけど、もっと積極的に先輩たちにも意見できるようにならないと、とてもキャプテンは任せられないよ。今後は、その辺をじっくり教えていかないと――」

 

 止まらないキャプテンの愚痴を無視し、亜夕美さんは地面を蹴った。薙刀を振り上げ、愛子さんに向かって行く。良かった! 亜夕美さん、あたしの暴言のことはそんなに気にしていないようだ……なんて言ってる場合か! 亜夕美さんと由香里さんの言う通りだ。あたしたちのチームには遥がいるとは言え、ここまでこのチームを引っ張ってきたのは間違いなく愛子さんだ。柔道の腕前もさることながら、そのリーダーシップと能力の知識を失うのは、あまりにも大きすぎる。どうする? 単純な戦闘では、とてもじゃないけど亜夕美さんには敵わない。なら能力に頼るしかないけど、今いるメンバーのうち、あたしと愛子さんと美咲とさゆりの能力は戦闘向けじゃない。ちはるさんと真穂さんの能力はまだ不明だ。戦闘向けの強力な能力だといいんだけど――。

 

 亜夕美さんの薙刀の間合いに愛子さんが入った。愛子さんは動かない。余裕の表情で、亜夕美さんを見つめるのみ。ブン! 勢いよく振り下ろす。ヤバイ! ちはるさんと真穂さんが強力な戦闘系の能力を持っていたとしても、もう間に合わない!

 

 と、思ったら――。

 

 がきん!

 

 亜夕美さんの振り下ろした薙刀は、愛子さんの身体に触れる手前で、何かとてつもなく硬い物を叩いたかのように弾き返された!

 

「――――!?」

 

 亜夕美さん、驚きの表情。愛子さんは動いていない。なのに、攻撃が弾かれたのだ。

 

 亜夕美さんはもう1度薙刀を構え、今度は横薙ぎに振るう。愛子さんは動かない。これも弾き返された。まるで、見えないシールドに護られているかのように。

 

「由香里!? どうなってんの!?」亜夕美さんが振り返る。

 

「あ、はいはい。えーっと……」ようやく愚痴りモードから抜け出した由香里さん。真剣な表情で愛子さんを見つめ、「……愛子の能力じゃないね。これは……」と、他のメンバーに視線を移す。「いた。真穂の能力だね。『能力名・非戦闘地帯。能力発動すると、20分間、その地点から半径10メートル内は、全てのプレイヤーが一切の直接攻撃を行えない。能力は対象外。同時に2ヶ所以上で能力を発動することはできない。能力発動中、新たに能力を発動した場合、最初の能力の効果は消える』。なるほど。真穂らしい能力だね」

 

 確かに。真穂さんは何度もメンバー同士のケンカを止めてるからな。

 

 ――それよりも。由香里さん、なんで見ただけで能力が分かったんだ? まさか、由香里さんも『ジーニアス』の能力を持ってるのか? いや、能力は各メンバーそれぞれ違うはずだ。だとしたら……。

 

「へぇ――」と、愛子さんが感心した声を上げる。「そっちこそ、いかにもキャプテン様らしい能力じゃない。『能力名・把握。目視しているプレイヤーが能力を使用した場合、その能力に対する知識を得る』。要するに、見ただけで何の能力か分かるわけだ」

 

「そういう愛子は――」由香里さん、愛子さんをじっと見つめる。「えっと、『ジーニアス』か。いかにも愛子らしい能力……って、なんでやねん。愛子が『ジーニアス』? 冗談でしょ?」

 

 それはたぶん誰もが思うところだろう。しかし、愛子さんは気にした風もなく言う。「『把握』の欠点は、能力カードを使用した場合は効果が発揮されず、知識を得ることができない、というところね。対象は、あくまでも能力のみに限られている」

 

「そっちの欠点は――」負けじと由香里さんも言う。「あくまでも能力の知識があるだけで、能力が発動しているかどうかは、本人が気づくかどうかにかかってる、という点ね。例えば、カスミが岩になって隠れていた場合、あたしの『把握』なら気づくけど、愛子の『ジーニアス』だと気づかない可能性が高い。そうでしょ?」

 

「まあ、そうね」愛子さんは静かに目を伏せた。

 

 ……少しタイプは違うけど、お互い能力については深い知識があるようだ。

 

 さて、どうする?

 

 真穂さんの能力で、しばらくこの一帯は直接攻撃、つまり、肉弾戦は行えない。ということは、能力を使って戦うしかない。今の所、今ここにいるメンバーで戦闘用の能力を持っている人はいない。後は能力カードだけど……あたしの持っているカードで使えそうなのは、何と言っても、今手に入れたばかりの香奈の能力カード『キル・ノート』だ。プレイヤーの顔を思い浮かべ、ノートに名前と能力を書き、全てが一致すれば、名前を書かれたプレイヤーは心臓麻痺で死ぬ。由香里さんと理香さんの能力は分かった。使ってみるか? ……いや、この能力は、書いた内容が間違っていた場合、死ぬのは自分だ。慎重にならなければいけない。『寄らば大樹の陰』の使い手が理香さんだとは断定できない。由香里さんの『把握』も同じだ。さっき香奈が愛子さんの名前と能力を書いて失敗した時のように、そう見せかけているだけで、実は違うという可能性も考えられる。くそ。愛子さんが香奈に、「あなたの能力はいらない」と言った理由がよく分かる。効果は絶大だけど、失敗した時の代償があまりにも大きい。香奈みたいに、頭のネジが2、3本飛んでる状態じゃないと使えない。あるいは、『蘇生』か『復活』の能力があれば……。

 

「能力でしか戦えないのなら、あたしの出番だね」

 

 そう言って前に出たのは、由香里さんチームの水野七海さんだった。ランキング8位で、亜夕美さんの幼馴染。剣道初段を取得しており、大学も卒業しているダークナイトクラスの人だ。

 

「ふうん。どんな能力なのか、楽しみだわ」

 

 相変わらず余裕の愛子さん。

 

「ふん。あなたのその自信がどこから出て来るのか分からないけど、これを見ても、自信たっぷりでいられるかしら?」

 

 七海さんが右手のひらを上に向けて広げた。そこには、小さな黒いクモが1匹。

 

 …………。

 

 ……へ? クモ?

 

 七海さんがニヤリと笑う。同時に、クモが光の矢となり、愛子さんに向かって飛んだ。愛子さんは動かない。相変わらず余裕の表情で立っている。

 

 光の矢が、愛子さんに命中した。

 

 まぶしい光に包まれる。

 

 ――が。

 

 光が消えても、愛子さんは何事もなかったようにそこに立っていた。何だ? 能力失敗か? そう思ったけど。

 

「――――!」

 

 それを見て、みんな、息を飲む。

 

 愛子さんと七海さんの間に、突然、テーブルが1台とイスが2脚現れたのだ。テーブルは真ん中についたてが立っていて、それぞれテーブルの上に、A・B・Cと書かれた四角い枠がある。そして、その横には色の違う10匹のクモの模型が置かれてあった。

 

 あれはまさか、スパイダー・マスターマインド!?

 

「これがあたしの能力」七海さんが自信に満ちた目で愛子さんを見る。「『能力名・スパイダー・マスターマインド。半径10メートル以内で対象プレイヤーを選び、スパイダー・マスターマインドの勝負に持ち込める。この勝負に負けたプレイヤーは死ぬ。ゲームの拒否はできない』よ」

 

 スパイダー・マスターマインド。与えられる情報を元に、相手が配置した3色のクモを当てる頭脳ゲームだ。前回の特別称号争奪戦で行われたゲームである。これはマズイ。何がマズイって、七海さんは大学卒業のキャリアを生かし、大会ではベスト8に入っている。後ろの由香里さんはベスト4だ。対して、こちらのメンバーは全員見事に初戦敗退だ。当然、超体育会系の愛子さんも、である。山の上にいるメンバーの中には、由香里さんを破って3位となった遥を始め、好成績を収めた娘が何人かいるけど、今さら呼んでも遅いだろう。すでに愛子さんに能力が発動している。拒否はできないと言っているし、恐らく、ゲームが始まってしまえばアドバイスは不可能だろう。

 

「ご想像の通り――」と、七海さんが言う。「ゲームが始まれば、終了するまで、能力使用者と対象プレイヤーはあらゆる能力や攻撃の対象にならない。周りの様子は見えなくなるし、声も聞こえなくなる。正々堂々、1対1の勝負よ。さあ、座りなさい」

 

 七海さんが席に着いた。余裕の表情だ。ベスト8と初戦敗退じゃ、当然だろう。

 

 だけど、愛子さんも変わらず、余裕の表情を浮かべている。「ひとつ、いいことを教えてあげるわ」

 

「いいこと?」

 

「あなたの言う通り、『スパイダー・マスターマインド』の能力が発動中は、対戦者は一切の戦闘行為や能力の対象にならない。例えば、相手の心理を読む能力を持っていたとしても、ゲーム中は使えないの」

 

「そうよ? それが、どうかした?」

 

「でもね、ひとつだけ、抜け道があるの。何だか分かる?」

 

「抜け道? そんなものがあるのなら、ぜひとも教えてほしいわね」

 

 七海さんは相変わらず余裕の笑みを浮かべている。抜け道なんて無い、そう言わんばかりだ。

 

 愛子さんは、ゆっくりとした口調で言った。「ゲームが始まる前に自分自身に使っていた能力は解除されない」

 

「――――」

 

 七海さんの顔から笑みが消える。

 

 ゲームが始まる前に自分自身に使っていた能力は解除されない? どういうことだろう?

 

 七海さんは、ふふっ、と、笑った。「――何? まさか、スパイダー・マスターマインドの勝負になることを見越して、ゲームで有利になるような能力をあらかじめ使っていたとでも言うの? ありえないわね」

 

「さて、どうかしら?」

 

 愛子さんは含みのある笑みを浮かべると。

 

「――じゃあ、勝負を始めましょうか」

 

 自信に満ちた顔で、席に着いた――。

 

 

 

 

 

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

 

 

TIPS 15:第3回特別称号争奪戦トーナメント表

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

  優勝:緋山瑞姫

 

  2位:藍沢エリ

 

  3位:篠崎遥

 

  4位:橘由香里

 

ベスト8:水野七海

 

     神野環

 

     西門葵

 

     沢井祭

 

 

 

 2012年10月、日本武闘館にて行われた、第3回特別称号争奪戦・スパイダー・マスターマインド大会。

 

 大会前、優勝候補として、多くの大学卒業メンバーや在籍メンバーの名前が挙がる中、全くのダークホースとして藍沢エリが勝ち上がるも、優勝は大方の予想通り、K大卒のインテリアイドル・緋山瑞姫となった。

 

 瑞姫はこの大会中一切メモを取らず記憶力のみで戦い、圧倒的な強さを見せつけた。瑞姫に与えられた特別称号は『Our Heroine(俺たちのヒロイン)』。

 

 同時に瑞姫は、アイドル・ヴァルキリーズ20枚目のシングルCDでのセンターポジションを務める権利を得たが、瑞姫はこれを「自分には向いていない」と辞退。これにより、繰り上がりで2位の藍沢エリがセンターポジションを務めることとなった。

 

 この件に関し、藍沢エリは笑顔で「こんな屈辱は、生まれて初めてです」と語り、その後、テレビ番組や雑誌のインタビューなどで再三瑞姫に対する暴言を口にした。しかし、事務所やプロデューサーの圧力により、それらは全て闇に葬られた。

 

 

 

 


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