ZMB48~少女たちは、ゾンビの徘徊する船上で戦い続ける~   作:ドラ麦茶

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Day 5 #04

 階段を下り、十八階の客室に出る。ゾンビはほとんど倒されていた。さっき亜夕美が出て行ったばかりだから、当然だろう。あたしは特に戦うこともなく通路を進んだ。エレベーターホールのゾンビも倒されており、静かなものだった。エレベーターの前に、亜夕美はいた。

 

「亜夕美、待って」

 

 声をかけると、亜夕美は振り返り、驚いたような表情。「何してんのよ?」

 

「あたしも一緒に七海たちを探すよ。二人の方が安心でしょ?」

 

「ふん、余計なお世話よ。これはあたしの問題だ。あたし一人でみんなを見つけ出す。あんたの手は、もう借りないよ」亜夕美は再び背を向けた。

 

 相変わらずの態度だ。普段のあたしなら「そんな言い方しなくていいでしょ?」と突っかかるところだけど、さっき深雪から亜夕美の性格を聞いているから、心に余裕が生まれている。

 

 深雪曰く、亜夕美は典型的なツンデレだそうだ。ツンツン接すればツンツンで返し、デレデレ接すればデレデレで返すらしい。つまり、ここであたしが突っかかれば、亜夕美はさらに言い返してくるのである。だから。

 

「ま、そう言わないの。一緒に行こうよ」

 

 笑顔で言って、亜夕美の側に立った。

 

 その反応が意外だったのか、亜夕美は目を丸くし、戸惑いの表情を浮かべる。でも、特に何も言わず、また目を逸らした。

 

 ふむ。デレは返ってこなかったけれど、とりあえずケンカにはならなかった。一緒に七海たちを探すのも許してくれたようだし、深雪の分析は、かなり信憑性が高そうだぞ。

 

 そうだ。

 

 いい機会だから、二日前のことを謝っておこう。

 

「あのさ、亜夕美――」あたしは、亜夕美の方を向き、まっすぐに、目を見つめ。「この前は、いきなり殴ったりして、ホントにゴメン」深く、頭を下げた。

 

「……な……何よ? 急に」戸惑った口調の亜夕美。

 

 二日前、亜夕美たちが立てこもっていたレストランで、あたしは亜夕美から、仲間が死んだことを告げられた。それを受け入れることができず、その責任を、目の前にいた亜夕美に全部背負わせ、自分の感情をぶつけ、殴り、罵った。

 

 あたしには、そんな資格は無いのに。

 

 由香里がいなければ、エリがいなければ、深雪がいなければ、美咲がいなければ、みんながいなければ。

 

 あたし周りの人は、もっと酷いことになっていただろう。

 

 それなのに――。

 

「あの時のあたしは、亜夕美の気持ちも考えず、感情を爆発させて、殴って、亜夕美のこと傷つけて、本当に、どうかしてた。謝って済む問題じゃないかもしれない。亜夕美の気が済むなら、あたしのことも殴ってもいいから」

 

 あたしは頭を下げ続ける。

 

 もちろん、それで許されるとは思っていない。あたしを殴ったくらいで、亜夕美の気持ちは収まらないかもしれないけれど。

 

 それでも、亜夕美が許してくれるまで、あたしは何でもするつもりだった。

 

 ふう、と、亜夕美が息を吐き出すのが聞こえ。

 

 そして、ぽん、と、肩に手を置かれた。

 

「もういいから、頭を上げて」

 

 優しい口調に、顔を上げる。

 

 亜夕美は笑っていた。「若葉が怒ったのは当然だよ。あの時あなたが言った通り、あたしは仲間を護れなかった。責められても仕方がないよ。でも、七海も菜央も、誰も、こんなあたしを責めなかった。それが、逆に辛かった。だからむしろ、若葉に殴られてスッキリしたくらいだもん。もう気にしないで」

 

「亜夕美……ありがとう」

 

「ううん。お礼を言うのは、あたしの方だよ。あたし、若葉にはすごく感謝してるんだ。あの日、公園で、あたしを止めてくれて」

 

 公園――船の五階中央、左側の公園だ。二日前、あそこで吉岡紗代と森野舞に襲われたところを、亜夕美に助けられた。あの時、亜夕美は紗代のお腹を刺し、そして、とどめを刺そうとしていた。

 

「あの時あたし、本気で紗代たちを殺してやろうと思ってたの。若葉が止めてくれなかったら、たぶん殺してたと思う。あたし、仲間を護れなくて、ヤケになってたから……。もしあそこで紗代を殺してたら、何と言うか……きっと、取り返しのつかないことになってた気がするの。ホントに、若葉には感謝してる」

 

 そして、今度は亜夕美が頭を下げた。

 

「よ……よしてよ、そんな。あたしなんて、感謝されるようなこと、なんにもしてないんだから。ホント、この騒動が起こってから、なんにも役に立ってなくて、自分でも呆れるくらいなんだから」

 

「そんなことは、絶対にないから!」顔を上げ、まっすぐにあたしを見る亜夕美。「睦美も、由香里も、美咲も、みんな、言ってたよ。若葉がいてくれて、本当に助かってる、って。誰よりも仲間のことを思って、自分にできることを、自分からやってくれる、って。それって、スゴイことだよ」

 

「あはは。みんな、優しいから。でも、ウソでもそんな風に言ってくれてたなら、嬉しいよ」

 

「ううん、絶対ウソじゃないと思うよ」

 

「……ありがと」

 

 そしてあたしたちは、しばらく見つめ合い。

 

 …………。

 

 恥ずかしくなって目を伏せ、そして、どちらからともなく笑い合った。

 

 それは、このゾンビ騒動が起こってから、初めて見る、亜夕美の心からの笑顔だった。

 

 ……しかし。

 

 スゴイよ深雪。あなたの、亜夕美ツンデレ操作大作戦(?)。あの亜夕美が、逆にあたしに謝って、その上ホメ殺しときたもんだ。ちょっとあたしのことを買いかぶり過ぎだと思うけど、でも、嬉しい。そしてこの笑顔だ。亜夕美の笑顔を見ることができるのは、何よりも嬉しい。

 

 …………。

 

 いや、待てよ。

 

 戦闘前に、それまで偏屈だった人が、急に素直になる。

 

 これって、よく美咲が言ってる、死亡フラグってやつじゃないのか?

 

 映画とかでこういう行動をとる人って、大抵死んでるような気がするぞ?

 

 しかもそれって、亜夕美だけじゃなく、さっきの深雪にも当てはまるんじゃないか?

 

 急に過去のことを話し始めて、それまで嫌ってると思ってた人のことを、実は尊敬してることを告白して……これ以上は無いってくらいの死亡フラグだな。

 

 もちろん、死亡フラグなんて本気で信じているわけではないけれど、なんか、ヤだな。もう一回ケンカしとくか?

 

 ……って、そんな場合じゃないか。

 

 あたしと亜夕美は、後ろから抱きつこうとしたゾンビどもに、それぞれの武器を叩き込んだ。

 

 青春映画みたいなことやってる場合じゃない。ここはエレベーターホール。じっとしていれば、当然ゾンビどもが集まってくる。あまり長居しない方がいい。

 

「……それにしても、エレベーター、遅いわね。何やってんのよ」

 

 亜夕美は、イライラした口調で言った。

 

 二台あるエレベーター。扉の上にある階数を示すランプは、両方とも十七階で停まっている。ゾンビどもが止めているのだろうか? ゾンビにエレベーターを使う知能があるとも思えないけれど、ありえない話ではない。何かの拍子にエレベーターを呼ぶボタンを押してしまい、ドアが開いたので乗り込もうとしたところ、つまずいて倒れ、そのままドアが閉まらなくなってしまったということは、十分に考えられる。

 

 このままここで待ってたら、どんどんゾンビが集まってきそうだな。しょうがない。どうせすぐ下の階だ。階段で行こう。あたしはそう言って、階段へ向かった。亜夕美はため息を吐き、後についてきた。

 

 と、階段を下りようとして。

 

「若葉!?」

 

 亜夕美の声が聞こえた瞬間。

 

 突然、天地がひっくり返った。

 

 何が起こったのか分からない。いきなりのことで、焦って木刀を手放してしまう。

 

 そして、ものすごい勢いで、木刀が、床が、亜夕美が、遠ざかって行った。

 

 ――いや、違う。

 

 ひっくり返ったのは、天地ではない。

 

 遠ざかったのは、木刀や床や亜夕美ではない。

 

 あたしだ。

 

 あたしがひっくり返って、そして、天井の方に引っ張られたのだ。

 

 右足に鈍い痛みが走っている。見ると、足首にロープが巻きつき、それが、天井へ向かって引っ張っていた。

 

 テレビなんかで見たことがある。動物が足を踏み入れると、ロープが巻きついて宙吊りにするワナだ。一体誰がこんなものを!?

 

 ――と。

 

 ピンポーンと、エレベーターがフロアに着いた音が鳴った。

 

 ドアが開き――。

 

「ひゃっはっはっはああぁぁぁ!!」

 

 狂気じみた笑い声を上げながら、女が飛び出してきた。

 

 右手に持つ鉄パイプのようなもの振り上げ、背後から亜夕美に襲い掛かる。

 

「亜夕美!!」

 

 あたしが叫ぶより早く、亜夕美は女の気配に気が付いた。大きく前に跳び、前転して振り返った。女の攻撃は空を斬った。

 

 女は、右手の武器――伸縮式の特殊警棒の先を亜夕美に向け、そして、にやり、と、不気味な笑みを浮かべた。

 

「……舞」

 

 亜夕美が、女の名を呼ぶ。

 

 アイドル・ヴァルキリーズランキング30位、森野舞。二日前、船内の公園であたしと美咲を襲い、称号を奪おうとした娘だ。このワナは、舞が仕掛けたのだろうか?

 

「やっと見つけたよ……亜夕美ちゃーん」

 

 左頬をなでる。

 

 その左頬は、耳の近くまで大きく裂けていた。二日前、亜夕美の薙刀に斬られた傷だ。

 

 その傷は縫合されていたけれど、縫い目はかなりいびつだった。本格的な医療技術のある人に縫合してもらったのではないだろう。恐らくは、自分で縫ったのだ。当然、医療用の縫い針でも、糸でもない。縫う時に麻酔もしていないだろう。縫った数は軽く十針を越えている。

 

 つまり、舞は。

 

 自分の顔に、麻酔無しで糸の通った針を刺しては抜くという行為を、一〇回以上も繰り返したのだ。想像しただけで全身に粟立つ思いだ。

 

「痛かったよぉ、コレ」恨みを込めた目で亜夕美を睨む舞。「この傷が痛むたびに、あんたも同じ目に遭わせてやろうって、ずっと探してたんだよぉ。やっと会えたよ、亜夕美ちゃん」

 

「フン、あんたなんかにあたしが殺れると思ってるの? バカにされたもんね」挑発するように笑う亜夕美。「紗代はどうしたの? 別にあたしは、二人がかりでも構わないんだよ?」

 

「紗代? さあ? あんたが刺した後、動かなくなったから、そこらに放っておいたよ。今頃死んでるか、ゾンビにでもなってるんじゃない? きゃはは!」

 

 ――そんな! 紗代が!?

 

 確かに刺されたけど、でも、お腹の端の方だった。致命傷ではないように思っていたけれど。

 

 でも。

 

 今の船内では、満足な治療は受けられない。普通なら死ぬことはありえない傷でも、死に至ることは十分にありえる。くそ! なんであたしは、あの後、紗代を探さなかったんだ!

 

 亜夕美の、薙刀を持つ手が震えている。紗代はあたしと美咲を殺そうとした。その前には、夏樹と由紀江を殺している。正当防衛ではあるけど、ショックは隠せない。

 

「紗代はまだいい方さ」舞は、ぱしん、と、警棒を手のひらに打ち付けた。「お腹の傷なんて、水着のグラビアができなくなるくらいで、まだアイドルとしては致命傷じゃないよ。あたしなんて、顔にこんな大きな傷つけられちゃった。あたしはさぁ、1位の誰かさんと違って、顔がウリってわけじゃないけどさ、いくらなんでもこれは酷いと思うんだよねぇ。もうアイドルなんてできないよ。亜夕美ちゃん、責任取ってよねぇ」

 

 亜夕美は大きく息を吐き出した。手の震えが止まる。そしてまた、挑発するように笑った。「――フン。傷がついたって前と大して変わりない顔のクセに。まあ、気に入らないっていうんなら、反対側も斬り裂いて、バランスよくしてやるよ」

 

 亜夕美は薙刀を構えた。

 

 舞も、腰を低く落とし、警棒を構える。

 

 舞は、本当に一人で戦うつもりなのだろうか? 本格的な武術は何もやっていない、ヴァルキリーズで義務付けられた週二回の剣道の稽古もサボりがちな舞に、亜夕美を倒せるとは思えない。何か企んでいるのだろうか?

 

 舞は、左手に持つ警棒の先を亜夕美に向け、間合いを測っている。

 

 うん? 左手?

 

 舞は右利きだ。二日前も、右手に警棒を持っていたはずだ。なんで左に持ってるんだ?

 

 舞は、右半身を後ろに引いた構えだ。右手は、あたしや亜夕美の位置からは見えない。何か持っているの?

 

「亜夕美、気を付けて――」

 

 あたしが言うよりも早く、亜夕美は薙刀を振り上げ、舞に向かって走った。

 

 舞は、不敵に笑っている。

 

 警棒を下げ、右手を出した。

 

 その右手には。

 

 拳銃が握られていた。

 

 ホールに、ぱんぱんぱん、と、三度、乾いた音が鳴り響いた。

 

 それは、ドラマや映画なんかで見るような激しい音ではなく。

 

 子供のころ、男の子が遊んでいた火薬鉄砲や爆竹と同じような音だった。

 

 亜夕美の足が止まる。

 

 一瞬、何が起こったのか分からないという表情で、自分の身体と、舞を、交互に見た。

 

 亜夕美の胴着、紺の袴の右太ももの部分が、より深い黒へと染まっていく。

 

 がくん、と、右ひざをつく。

 

 袴を伝って床に流れ落ちた液体が、黒から真紅へと変わった。

 

 舞が走る。薙刀を構えようとする亜夕美の手に、特殊警棒を打ち付けた。弾かれ、薙刀は大きく横へ飛ばされた。

 

 そして、亜夕美の顔に拳銃を突きつける。

 

「きゃはは! いいもん見つけたでしょ? 警官のゾンビが持ってたの。ゾンビなんかにはもったいないから、貰っちゃった」不快な笑い声をあげ、亜夕美を見下ろす舞。

 

 亜夕美は、憎々しげな視線で舞を見上げる。出血は太もものみだ。残りの二発は外れたらしい。それは幸いだったけど、でも、ピンチには変わりない。

 

「さすがの亜夕美ちゃんも、こういうのには敵わなかったみたいね。ちょっとあっけなかったけど、じゃあね」

 

 舞は、一度ウインクをして。

 

 そして、引き金を引いた。

 

 カチン!

 

 さっきとは違う音。

 

 舞は、立て続けに三回、引き金を引いた。しかし、乾いた音は二度と鳴らなかった

 

「ざーんねん、弾切れか」舞は、指先で拳銃をくるくる回した。「ま、しょうがないか。ゾンビ相手に、結構使っちゃったからね。でも、その方が良かったかも」

 

 舞は、拳銃を投げ捨てると。

 

「銃弾一発で終わらせたんじゃ、あたしの気がすまないからね!!」

 

 銃弾を受けた亜夕美の右脚を蹴った。

 

 血が飛沫となって床に散った。言葉にならない悲鳴とともに倒れる亜夕美。

 

 舞が傷口を踏みつけた。悲鳴が上がる。痛みにのた打ち回る。その姿を、面白そうに見下ろす舞。足をどけた。もちろん、満足したわけではない。今度は腹を蹴り上げた。亜夕美の体がくの字に折れ曲がる。何度も蹴る。やがてそれに飽きたのか、今度は顔を踏みつけた。

 

「きゃはは! ざまあないね、亜夕美ちゃん。どう? 痛い?」

 

 顔を踏みつけられた亜夕美は、しかし、鋭い視線を舞に返した。

 

「……そんなに痛くないみたいだね。良かった」舞は、狂気じみた笑顔を向ける。「これくらいじゃ、あたしもまだまだ気が済まないからね!!」

 

 再び、右の太ももを蹴った。

 

 血が床を染める。悲鳴が上がる。

 

 何度も、何度も、蹴り続ける。

 

 亜夕美は反撃しない。何もできない。ただ悲鳴を上げる。

 

「や……やめろ!!」

 

 あたしの叫び声も、もちろん届かない。右足を捉えたロープは、深く食い込み、あたしを放そうとしない。何もできない。叫ぶしかない。見ているしかできない。

 

 亜夕美は、やがて悲鳴すら上げなくなった。

 

 うずくまり、舞に蹴られ続ける。

 

 やがて。

 

「はあ。飽きちゃった」

 

 玩具で遊びつくした子供のような口調の舞。

 

「もういいや。ちょっと早いけど、終わりにしよう」

 

 めんどくさそうに言うと、舞は亜夕美の髪を掴み、無理矢理顔を上げさせた。

 

「安心しな。殺したりしないよ。あたしは優しいんだから」にやりと笑うと、ポケットから、折りたたみみ式のナイフを取り出した。「その顔を斬り刻んで、あたしと同じ苦しみを味あわせてやるだけさ」

 

 パチン、と音を鳴らして刃を立て、亜夕美の頬に当てた。

 

「やめろおおぉぉ!!」

 

 あたしの叫び声も届かない。こちらを見ようともしない。

 

 ナイフが動いた。

 

 その時。

 

「亜夕美から離れて!!」

 

 ホールに響き渡る声。

 

 あたしの声ではない。もちろん、舞や亜夕美の声でもない。

 

 舞の手が止まった。

 

 声の方を見る。

 

 客室側。操舵室へと続く廊下に、その娘は立っていた。

 

 右手に竹刀を持ち、鋭い目で舞を睨む。

 

 現れた人物があまりに意外だったのか、舞は、目を真ん丸にして驚いている。動かなかった亜夕美すら、声の方を見て、そして、驚きの表情。

 

「――深雪?」

 

 亜夕美と舞が、同時に言った。

 

「亜夕美から離れて」

 

 エレベーターホールに現れた神撃のブリュンヒルデ・神崎深雪は、静かな声でもう一度言い、そして、竹刀を構えた。

 

 

 

 

 

 


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