ブラック・ブレット【閃剣と閃光】   作:希栄

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第十一話

朽ち果てた街の中、一人立たずんでいる男の姿があった。いや、“一人”と言うのは間違いであろう。なぜなら、その男の周りには大量の死体があるのだから。

 

男…将監は言葉を失っていた。

 

まず将監は視線を右に移す。そこには腕が切り取られ、足をもがれ、頭部を切り離され、斬殺された光景。

次に、左へと視線を移す。こちらは速やかに銃殺されている。血の海と化したその場はまさに、地獄絵図。

 

「グッ………テメェ…!!」

 

自身も相当の深傷を負いながら、前方を睨みつける将監。そこにはつまらなさそうに頬を膨らます小比奈と、月を見つめる蛭子影胤の姿が。

 

「………つまらないものだ」

 

「な……にぃ…?」

 

「聞こえなかったのかい?つまらない、と言ったのだ。時間潰し程度にはなると思ったが、君たちは本当に期待はずれだよ」

 

やれやれ、と言わんばかりにシルクハットの位置を直す影胤に将監は苛立ちしか覚えなかった。いつもなら食ってかかる所なのだが、思うように体が動かない。それどころか、目の前がぼやけつつある。

 

自身の不甲斐なさに将監は唇を噛む。

 

やがて、飽きたのか。影胤は冷ややかな眼で将監を見下ろすと、「小比奈」とだけ呟いた。その瞬間、小比奈の眼が嬉しそうに輝く。

 

一歩、一歩、そしてまた一歩ゆっくり近づいてくる小比奈に、将監は死を予感する。それはまるで、死神が鎌を持ちながら死へのカウントダウンを行っているようであった。

 

___チッ、ここ…までなのか……。

 

眼を伏す将監は自身を切り刻むであろう衝撃を覚悟した。

 

「何やってるのよ、このバカ!」

 

聞き覚えのある幼い声が将監と小比奈の間に割って入る。恐る恐る眼を開けると、八葉が仁王立ちしていた。

 

「な、んで……テメェがここに…」

 

「……まだ聞いてないから」

 

主語のない言葉に将監は疑問を浮かべる。何を、と質問するより先に八葉が言葉を重ねた。

 

「さっきの質問の答え、まだ聞いてないから死なれたら困るの」

 

目を丸くする将監を横目で見ると、すぐに前方を見据えた。

 

「パパァ、八葉だ。八葉だよ」

 

今まで何の興味も示していなかった影胤が小比奈より前に出る。フム、と八葉の周囲に目を凝らす。

 

「君のプロモーターはどこにいるのかね」

 

「水晶なら訳あって別行動中だよ」

 

「ほう。では、君は一人でのこのこ現れて何をするつもりだい。負傷者を庇いながら私たちと戦うのは不可能だと理解できるはずだ」

 

「そんなのやってみないと分かんないじゃん」

 

ニコッと笑う八葉に初めは驚いていた影胤だったが、すぐに高笑いすると仮面の下の眼を怪しく光らせる。

 

「少しは暇つぶしが出来そうだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中を風のように駆けぬける水晶は刀を手に急いでいた。急ぐ理由はというと……少し前、夏世の元に将監から待ちに待った連絡が入ったのだ。しかもその内容が影胤たちに奇襲をかけるというもの。これは急がずにはいられなかった。

 

ちなみに、夏世は道中で出会った蓮太郎たちに預けてきた。

 

「ふるるるぐるるるるう!」

 

異様な雄叫びとともに、五体のイノシシのような生物が巨体のわりに俊敏な動きで行く手を阻む。見た所ステージⅡ。だが、水晶はその敵をむこうに一歩も引かなかった。

 

イノシシたちの強烈な突進を左右への華麗なステップで全てを避けきる。向き反転させるためにわずかに大勢を崩したその隙を見逃さず水晶は反撃に転じた。

 

白銀にきらめく白桜を次々と突き入れる。見事にヒットし、一体撃破。仲間が殺られ悲鳴にも似た雄叫びを上げている一体の横腹を蹴り、奥の二体を巻き込む形で吹き飛ばす。そして、刀を数回振ると射程距離のある斬撃を放ち、三体一緒に切り刻む。

 

最後の一体となったガストレアに視線を移すと、再び突進を繰り出していた。水晶は焦る様子もなく、カウンターのような形で剣を振るう。剣は狙い違わずイノシシの首に吸い込まれるように命中。ザンッと骨が断ち切られ、頭部が勢い良く宙に舞うのと同時に、残った体は糸が切れたように乾いた音を立てて崩れ落ちた。

 

これらは全て僅か数秒の出来事。

 

水晶は何事もなかったかのように先に進む。

 

ここまで四回ガストレアと遭遇したが、ほとんどダメージを負うことなく切り抜けている。幸い、まだステージⅣのガストレアに遭遇していないとは言え、一年以上のブランクにしては悪くないと言って良いだろう。いや、それどころか戦いを重ねる毎に“あの頃”の自分の動きに戻りつつある。

 

喜ばしい事なのだろうが、水晶の表情は晴れていなかった。

 

森を抜けると少し見晴らしの良い街が見下ろせる小高い丘につく。眼下には不気味なほど静まり返った街があった。もしや、すでに戦闘は終了したのか。それでは、八葉は_____。

 

「八葉…………ッ」

 

嫌なか感じがし、水晶は走り出す。徐々に街に近づくにつれ、前から聞きなれた声が聞こえてきた。

 

「水晶!」

 

衣服がボロボロながら、誰かを背負って八葉がこちらに向かって来たのだ。

 

「八葉!」

 

安心するのも束の間、今度は背負われている人物を見て驚愕する。……あれは。

 

「将監さん!」

 

血まみれの伊熊将監であった。

 

水晶は素早く駆け寄り彼を草原の上に寝かす。複数の傷があったが、一番酷い腹の傷を止血帯でおさえて将監を見た。正直この酷い傷で生きているのは不思議なくらいだ。

 

「八葉は大丈夫?」

 

「うん!逃げるが勝ち、って言って逃げてきただけだから」

 

それでもあの二人からよく逃げて来られたな。と、思いつつ傷を押さえる手に力を入れる。だが、

 

「もう……いい。や……めろ」

 

言葉を必死に繋ぎながら、将監は止血している水晶の手を払いのける。

 

「何するの!このままじゃ死ぬわよ!」

 

「いいって…言ってんだろ……!!それより…さっさと行きやがれ」

 

ガハッと口から大量の血を何度か吐き出し、ようやく治まったと思った時には将監は息は浅くなっていた。目にも光が灯っておらず、命が残り僅かだと物語る。そんな時、水晶はポツリと呟く。

 

「ふざけないで……」

 

「あ…?」

 

「ふざけないで!あなたも私に目の前の命を見捨てろって言うの?また……」

 

「俺はもう、助からねぇ…。テメェにも…もう……わかってんだろ…ゲホッ、グッ」

 

将監の言葉に、水晶は返す言葉を失う。俯く水晶の後ろで唖然と立っていた八葉に、将監は声を掛ける。

 

「“あなたは何の為に戦ってるの?”だったか…」

 

「え…う、うん」

 

突如話しかけられ我に返った八葉は頷く。しばらく黙っていた将監であったが、フゥと荒い呼吸を整えた。

 

「俺たちも……一度だけ…“人”として生きる道を選んだ事があった…。けど、すぐにやめた…いや、逃げたんだよ…。それからだ……」

 

一度大きく区切ると一呼吸。

 

「それから……唯一、自分の存在を感じられる…戦いにのめり込んだんだ……」

 

その返答に水晶と八葉は驚愕した。つまり、彼はずっと自分たちの存在を戦いの中で見出す為に戦い続けていたのだ。

 

「将監さん…」

 

「ったく……最後の最後で…こんなやられ方で…。しかもよりによって……こんなガキに理解されるなん…てな…っ。ゼェ、ゼェ…気に食わねぇが…テメェになら……出来んだろ…ゼェ、蛭子影胤をとっとと倒してこい」

 

ドンっと肩を押される。おそらく、これが彼の残った最後の力だろう。水晶はためらったが、それも一瞬の事でゆっくりと立ち上がると、将監に背を向ける。

 

「………最後に、アイツを……夏世を頼む…」

 

ピタリと足を止める。将監の消え行く声を聞き届けると、深くそして強く頷いた。そしてもう二度と振り返ることはない。

 

「……………じゃあな、夏世…。おまえは……生きろ…よ……」

 

それが最後の言葉となった。

 

 

八葉はギュッと水晶の服の袖を握る。

また人が死んだ。自分の目の前で、だ。だが、瞳から涙があふれでることも、何かしらの感情を抱くこともない。____なぜ?

 

かつて、己の無力ゆえに“仲間”を失った時に、涙を流すこともあらゆる感情も一緒に失った。否、捨てたのだ。

そうすれば再び同じ過ちを繰り返すことはない____などと、何と愚かで、浅はかなことを考えたものだろう。私は何も解っていなかった。こんな……こんな中途半端な気持ちを抱えたままじゃ何もできやしないのに……。

 

 

「これは驚いた。世界に絶望したはずの君たちが私を止めるために立ち上がるなど……。フフフ、最高のシナリオではないか。そう思わないか?神澪さん」

 

ワインレッドの燕尾服に袖を通した仮面男____今回の全ての元凶である影胤が大袈裟な身振りで両手を広げると言った。

 

「……そんなこと関係ない」

 

「ほう……」

 

「あなた達が世界を滅ぼそうが何人殺そうが、私にはどうでもいいことよ」

 

冷たく突き放す口調に、水晶が本音で語っていることがこの場にいた三人は何となく解った。氷刃の如き眼差しで、理解させられた。

 

「ただ、あなた達は触れてはならないものに手を出した。私は、私と八葉…私たちと関わりのある人たちの日常を損なおうとするものを、全て排除する。それだけが、あなた達を止める理由よ」

 

その言葉を合図に水晶は刀を二本抜きさり、八葉は赤い瞳を向ける。ビリビリと大気が震えるのを肌で感じた影胤は仮面を押さえながらくっ、くっ、と笑う。

 

「面白いッ、実に面白いよ神澪さん!!さあ、時はきた…始めよう!命を賭けた殺し合いを!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を同じくし、高度八百メートルから水晶と影胤の両ペアの対峙を静かに見下ろす電子の眼があった。

 

東京エリア第一区の作戦本部、日本国家安全保障会議では、偵察飛行している無人機からほぼリアルタイムで会議室のモニターに表示されている。

ただ先ほどまでの静けさが一転、作戦本部には驚きと不安の声が上がっていた。

 

「しょ、少女ではないか!」

 

「彼女たちに一体何が出来るのだ!付近に他の民警は!?」

 

「は、現在一組の民警の姿は確認。ですが、それ以外のペアの到着には数時間以上かかるかと____」

 

その言葉で辺りは一層ざわめき立つ。ある者は冷や汗を拭い、ある者は慌てふためき、またある者は眉一つ動かさない。いわゆるパニック状態に近かった。

それもそうだろう、序列が圧倒的に低い年端もいかない少女たちに東京エリアの命運と自らの命を預けなければならないのだから。

 

「落ち着いてくださいみなさん、大丈夫です」

 

聖天子の凛とした声はざわめく空間を意図もたやすく支配する。たった一言、何の根拠もない一言であったが、誰もその言葉に疑問を投げかけなかった。

 

聖天子の視線の先にはモニターに映る水晶の姿があり、真剣な面持ちで黙って見つめていた。その見つめる瞳には絶望の色などない。ただあるのは勝利を信じた希望の光のみ。

 

それを隣で控える菊之丞は横目でみつつ、視線を再びモニターへと戻した。

 

____お前が再び戦場へと戻ってくるとはな……。

 

「やはり許せなかったか、悪魔の子よ」

 

菊之丞の呟きは誰にも届くことはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒヒ、ヒハハハハハハッ!楽しいッ、楽しいよ!神澪さん!!」

 

けたたましい笑い声を上げながら影胤は二挺のフルオートカスタムベレッタから弾丸を発射させる。その全てを断ち切り、又は弾きながら水晶は全力で地を蹴った。約八メートルの距離を瞬時に駆け抜けながら、右手で握る白桜に力を込める。

 

「シッ!」

 

短い気合とともに、弓から撃ち出される矢の如く右手をまっすぐ突き出した。純白の残光を引いたその一撃は、影胤との間で大音響とともに空中で静止する。チッと心の中で舌打ちをし、影胤からの追加射撃を警戒してバックステップを踏む。

 

その隙を狙い小比奈が斬りかかった。けれど八葉がそれを許さず、八葉の双手突きが小比奈の胸に突き刺さる。目にも止まらぬ速さで放たれた拳は、小比奈の身体を吹き飛ばしコンテナに激突する。

 

八葉の援護に感謝しつつ、水晶は左手の黒い刀を握り直した。

 

____やっぱり簡単には破れないか。

 

水晶は深く息を吸うと、ぐっと止める。再度地面を蹴って飛び出した時には、意識は完全に研ぎ澄まされていた。今度は、影胤のほうも仕掛けてくる。

 

「さて、君ならどうするかな?マキシマムペインッ!!」

 

青白いフィールドが膨張し、水晶に轟然と襲いかかってきた。だが、水晶の表情に焦りの色など全くない。

 

「_____神澪流剣術、二式ッ。飛燕抜刀百烈斬り(ひえんばっとうひゃくれつぎり)ッ!」

 

二刀を瞬時に複数回振り下ろし、爆発じみた衝撃音と共にフィールドをバラバラに斬り裂く。影胤を中心に足元で舗装された路面もめくれ上がる。

 

「なッ…」

 

影胤が驚愕の声を上げた。それが何を意味するのかはわからないが、察するに三つの事だろう。一つ目は、自身の技が破られたこと。二つ目は、水晶の放った剣技の威力。そして三つ目は……、

 

ポタッという水滴が落ちるような音が聞こえる。見れば、彼のワインレッドの燕尾服の至る所が切れており、血が傷口から滴り落ちていたのだ。

 

「……これほどとは…。クク、ハハハ、フハハハハハッ。本当に君は予想外だらけだ!いつも私を楽しませてくれる!」

 

「それはどうも」

 

軽く礼を述べる水晶だったが、感情は何一つこもっていなかった。

 

「さっすが…」

 

八葉は自身の相棒の背を見つめそう呟く。だが水晶の姿しか目に入っていなかった八葉に、横合いから小比奈が斬り掛かった。

 

「八葉ァッ!!」

 

「げっ!」

 

完全に反応が遅れた八葉はバック転の要領で回避____とまでは行かず、彼女の頬には切れた傷口から流れる血が伝っていた。

 

八葉が不安定なバック転から大勢を立て直した時には、二刀の小太刀が喉元に迫っていた。八葉は顔をのけぞらせ同時に前蹴りを出す。でたらめな蹴りであったがそれでも、運良く小比奈の身体に命中。一旦、それぞれのペアの元へと戻る。

 

「イテテ、ひぇー。バッサリいっちゃったよ、これ」

 

見て、というように傷口を指差す八葉に水晶は苦笑いをする。

 

「油断したのが悪いんでしょ」

 

「誰もしたくてしたんじゃないんですー」

 

すねるように八葉は顔をそむけた。この反応から予測するに、どうやら心配してほしかったようだ。はあ、と短いため息をついた後、優しく頭を撫でる。これで八葉の機嫌がなおったかは定かではないが、すぐさま視線を影胤たちに戻した。

 

「ふむ、この状況でその余裕…ククク。君は正常か?」

 

「その言葉、一番貴方だけには言われたくない。それより、降参してくれません?」

 

水晶の言葉は最もだった。片や、ボロボロのペアと片や、まだ余裕を見せるペア。目に見えて勝敗は明らかであった。

 

「………神澪さん、君は自分が存在する理由がわかっているか?」

 

影胤からの突然の投げかけに、水晶は不思議そうに眉をよせた。しかし、それを気にもせず影胤は話を続ける。

 

「我々新人類創造計画は殺すために作られた。それはつまり、戦ってこそ我々の存在意義は証明される。それは呪われた子供たちも同じこと。ならば、この世に平和が訪れたとき我々はどうすればいい?」

 

「…さあね」

 

「君にはわかりかねる事かもしれないが、我々にとっては重要なことなのだよ。いや、君にもわかるはずだ。私と同じ目をし、人を殺したことのある君ならば!」

 

冷たい風が両者の間を吹き抜ける。水晶は無言のまま何も答えない。ただ、視線はそらさずに彼を見つめていた。

 

「戦争は終わらない、終わらせない。最後にもう一度だけ問う神澪さん!私と共に来い!世界を滅ぼし、私の求める世界…理想郷を実現させようではないか!」

 

「はい、ではもう一度言いますね、お断りします」

 

そうにこやかにきっぱりと話す水晶に、影胤は思わず固まる。

 

「立派な理想だとは思うけど、私本当に興味がないので。それにどういった経緯で新人類創造計画の兵士になったかは知らないけどさ、少なからず生きるために選んだ選択なんじゃないの?知り合いの死体愛好家が…昔、そう話してたわ」

 

いつもデタラメを言い楽しんでいる彼女が写真を見つめ震えながら話したのを水晶は思い出す。あれは彼女の罪悪感からだろう。

 

「だから、勝手なことばっかり言わないで。…気がついたら望まなぬものになった人もいるんだから…」

 

そう話す水晶の視線は遠くのほうを見つめている気がする。隣では八葉が心配そうに水晶を見ていた。

 

 




……戦闘描写が書けません。その辺は優しい目で見ていただければと思います。

細かい所はまた後々直しますので!

今回で少しは水晶の過去がわかったかなー、と思っております。あ、そろそろ蓮太郎くんたちも活躍させるので待っていて下さい!

神を目指した者たちもようやく終盤戦。とりあえず、次回でかなり進めたらいいかなと…。

感想やアドバイスなどありましたらよろしくお願いします!


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