ハイスクールD×D ~自堕落主と相談屋~   作:タロー☆マギカ

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ランドロスの厳選終わらんマジ鬼畜


いつも通りの日常です?

 「おーい、イッセー。これから購買行くんだけどお前もどうだ?」

 

 ようやく授業も半分以上が終わり、現在は昼休みの時間帯。

 

 別の場所に行って弁当を食べる者もいるため、教室が何時もより広くなったように感じてしまう。

 

 購買を利用している者は買ったその場で食べるか、友達が集まってる所まで行って食べるか、など様々な選択肢がある。

 

 そしてその購買をよく利用しているのが、俺の親友である松田と元浜だ。

 

 二人とは長い付き合いで、よく一緒に女子更衣室を覗いてはそこで着替えてた女子達に粛清されていた。

 

 それでも俺達は覗くコトを止めなかった。何故ならそこに桃源郷があるからだ。

 

 だが俺は最近それから足を洗いつつある。理由は当然、

 

 「あ、悪い。俺アーシアが作ってくれた弁当食べるから」

 

 覗く必要が無くなったからだ。俺には常にアーシアが隣に居てくれるから。

 

 今も俺の隣にいるアーシアは、俺がアーシアに惚れる要因となった笑顔を振りまきながら、鞄に入っていた弁当を広げている。

 

 前にハーレム王になるなんて戯れ言を吐いていたが、今になって思えば本当にバカらしく思う。

 

 俺にはもったいないぐらいの彼女がいるのに、他の女にうつつを抜かす訳にはいかない。

 

 ……いやでもやっぱり男である以上女の子の柔らかい感触に包まれたいという願望もないわけではーーーー

 

 「何故だぁぁぁあああああ!何故イッセーにだけあんな可愛い女の子をゲット出きるんだぁぁあああ!」

 

 「泣くな元浜!ここで泣いたら、ここで泣いたらあぁぁあああ!」

 

 「うるせえなお前ら!そんなに俺に彼女が出来たコトが可笑しいか!?」

 

 アーシアがこのクラスの一員になり、俺の彼女であるコトが知られてからというもの、コイツ二人は毎回こんな反応をする。

 

 女子達だって全員がアーシアの側に駆け寄り、『考え直した方がいいよ!』だの『騙されてるよ!』など俺の評価が低いというコトをアーシアに分からせようとしていた。

 

 いくら何でもあれはひどくないか?女子に嫌われるような犯行を枚挙にいとまがない程重ねてきたツケだと自覚しているが、彼女が出来たコトをとやかく言われる筋は無い。

 

 故に俺とアーシアの関係については素直に見守ってほしいと思う。

 

 ……いやでもやっぱり女子達の言い分も分かるし、俺も松田か元浜に彼女が出来たら同じ反応をするだろうというコトがいとも簡単に想像ーーーー

 

 「ちくしょう!仲間だと思ってた俺達がバカだったんだああぁぁああああ!」

 

 「お前なんかアーシアちゃんとイチャラブしながら愛を育んでいけばいいんだぁぁあああああ!」

 

 「蔑んでるのか応援してんのかどっちだよ!」

 

 魂からの叫びを上げながら退場していく友人二人の背中には、少し哀愁が漂っているように見えた。

 

 今度女の子紹介して……あげられるような子一人もいないや。だって全員高嶺の花だもん。

 

 「愉快な人達ですね。イッセーさんがいい人であるように、あの人達もいい人ですね」

 

 俺のぶんの弁当も用意してくれていたアーシアが、顔を少し赤くしながらそう言った。

 

 恐らく元浜のイチャラブの部分に反応したのだろう。アーシア自身はまだ汚れを知らないピュアな女の子であるため、こういったワードですぐ恥じらいの感情を露わにする。

 

 初めは俺も周りからーーーー特に摩耶さんにーーーーからかわれたりしたらすぐ赤面していたが、今となってはもう慣れたもので、皆も俺の反応が薄くなったせいかからかわなくなってきた。

 

 それでも未だ松田と元浜の抗議や、女子達によるアーシア説得は続いているのだが……。

 

 「あの二人は本当にいい奴らだよ。なにをする時もずっと一緒だしな」

 

 覗き行為だけでなく、ゲーセン巡りやカラオケなど普通の高校生がするような娯楽をいつも三人でしていた。

 

 最近俺が悪魔になり、相談部に入ったコトから二人とは疎遠がちになっているのだが、それでも俺と友好関係を保ってくれているコトにはいくら感謝してもしきれない。

 

 アーシアの言うとおり二人の人間の良さを噛み締めていたら、後ろからおちゃらけた声が届いてきた。

 

 「なにって一体ナニをしていたのかしら?兵藤」

 

 到底昼食時には聞かないであろう言葉を口にした本人が誰なのか一瞬で理解した。

 

 ……極力アイツにアーシアを接触させたくないんだけどな~。

 

 俺は溜め息を吐きながら後ろを振り返り、何食わぬ顔で立っていた女子に文句を言い放つ。

 

 「桐生!アーシアのいる前でそういうコトは言うなって何度も言ってるだろ!」

 

 「そういうコトって言われてもどういうコトか分かんな~い。それより兵藤の弁当は相変わらずの愛妻弁当ですかな?」

 

 「話を逸らすな!ていうかなんだよ愛妻弁当って!」

 

 「知らないの?新婚ホヤホヤのお嫁さんが夫の為に真心込めてーーーー」

 

 「そういうコトじゃねえよ!」

 

 人を食ったような態度で女子生徒ーーーー桐生藍華は流暢に言葉を発する。

 

 俺達変態三人組ーーーー不名誉な渾名だがーーーーに話しかけてくる唯一の女子であり、ソッチ方面の話題が好きなトラブルメーカーである。

 

 また、男性のアレを見ただけで数値化するコトが出来るため、一部の人間からは『匠』という渾名で知られていたりする。

 

 因みに俺の中での要注意人物の筆頭でもある。コイツのせいでアーシアが汚される危険もあるし、アレを数値化されるなんてたまったもんじゃない。

 

 「い、いきなり何言い出すんですか桐生さん!」

 

 「あら、アーシアったら照れちゃって~。別に間違ったコトは言ってないでしょ?」

 

 「気が早すぎます!私達はまだそういうんじゃ……」

 

 「でもいつかはそうなるんでしょ?」 

 

 「そ、そりゃ……いつかはイッセーさんと身を固めたいと思ってますが……」

 

 条件反射のように顔を真っ赤に染め、モジモジと動くアーシアの姿に愛嬌を感じてしまう。

 

 うは、やっべぇー!めさくさ可愛い!

 

 「うは、やっべぇー!めさくさ可愛い!とか思ってんじゃない?兵藤?」

 

 「人の心読むなよ!」

 

 そういうのは摩耶さんだけでいいっていうのに!

 

 「それはそうと兵藤。あんた達もうシた?」

 

 「くぼぁ!」

 

 止まらない桐生の爆弾発言に、思わず変な解答をしてしまう。

 

 休む暇も与えてくれない桐生の手腕が、ここに来て最悪の状況を生み出してしまった。

 

 「お前はさっきから何言ってんだよ!」 

 

 「何よ、言わせる気なの?やっぱりアンタは肉食ね~」

 

 すると桐生は『こういうコトよ』と言いながら、右手の人差し指と親指で輪っかを作り、左手の人差し指をその輪に差し入れし始めーーーー

 

 「おい止めろお前!それはシャレにならないから!」

 

 俺は迅速に桐生の両手首を掴み上げる。

 

 「あら?もしかして私襲われるのかしら?」

 

 「だからお前そういうコト言うなって!」

 

 明らかに楽しんでいる桐生とは裏腹に、俺の心中は穏やかではない。

 

 アーシアの目の前でこれ以上害になる物は見せられない。摘める芽は出来る限り摘む!

 

 桐生は俺の腕を振り払おうとする素振りを見せるが、俺は更に手に力を込めるコトによってそれを妨害する。

 

 俺を挑発するかのように笑みを浮かべる桐生。だが、その顔から滲み出ている脂汗から、彼女に余裕がないコトが手に取るように理解できた。

 

 何たって男である上に、悪魔でもあるからな。コイツ程度ならいとも簡単に制圧出来るわ!

 

 さすがの桐生もこれ以上の抵抗は無意味と判断したのか、溜め息を吐きながら手にこもっていた力を抜く。

 

 これにて一件落着ーーーーそう、思っていた。

 

 「桐生さん。あの、さっきの行動は一体どういう意味が?」

 

 せっかくこの問題に収拾がつくかもしれなかったのに、最愛の彼女が余計なコトを口にする。

 

 それが動力源になったのか、桐生の顔に邪悪な笑みが蘇り、アーシアの問いに関する答えを説き始める。

 

 「そうねぇ、アーシアに分かるように言ったらーーーー操を捧げる、かしらね」

 

 「み、みさ……ッ!」 

 

 その言葉を聞いたアーシアは、これまでとは比べものにならないほど顔を真っ赤にした。

 

 周りには水蒸気のような物が見えーーーーるように思えるーーーー、顔が燃えてしまうのではないかと心配してしまうほどだ。

 

 いつもなら愛嬌を感じ取る仕草なのだが、ここまで行くとさすがにやりすぎだ。

 

 それでも口を閉じようとしない桐生を止めようとした矢先、

 

 『イイイ、イッセーぇぇえええええ!』

 

 購買に飯を買いに行ってた親友二人が、叫び声を発しながら戻ってきた。

 

 かなり急いでいたのか、二人は肩だけで呼吸を繰り返していた。

 

 手に持っているパンは握りつぶされており、パンを包んでいるラップには焼きそばがこびりついている。

 

 恐らく二人が買ったのは焼きそばパンだったのだろうが、二人の手の中にあるそれは原形を保ってはいなかった。

 

 桐生も二人の焦りようが半端じゃなかったからか、目線を二人の方へ向けている。

 

 一体何をそんなに焦ってるんだ?

 

 「イ、イッセー……」

 

 一足早く回復した松田が、ここまで焦っている原因を述べる。

 

 「お前んとこの部長滅茶苦茶怖いじゃねえか!」

 

 ……何でそこで摩耶さんが出てくるの?

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 松田の話によると、二人は購買で焼きそばパンを買った後、喋りながら教室に戻ってこようとしたらしい。

 

 あまりにも会話が盛り上がってしまったため、周りをよく見てなかった松田が、摩耶さんにぶつかってしまったとのコト。

 

 松田は即座に謝罪をしたが、それに対する摩耶さんの反応が、

 

 『あぁ?』 

 

 との一言だけだったらしい。

 

 体が射抜かれそうな鋭い眼光に、二人は戦慄を覚えたと言う。

 

 やがて摩耶さんは二人を睨みつけるのを止めた後、購買で普通にパンを買ったらしい。

 

 そしてその買ったパンを、肉食獣が他の獣を食べるかのように、豪快に食いちぎったらしい。

 

 その姿を見た二人は恐怖が更に込み上げて来て、急いで教室に戻ってきたとのコトだ。

 

 以上の点から、摩耶さんの機嫌が悪いというコトは明らかだ。そしてその原因となった出来事が何なのか、残念ながら心当たりがある。

 

 恐らく昨日俺がデスクワークをすっぽかし、アーシアと一緒に帰ってしまったコトに苛立ちを感じているんだろう。

 

 そう考えてしまったら、当事者である俺には一体どんな仕置きが待っているのだというのだ……。

 

 そのせいで残りの授業は全て馬の耳に念仏状態。隣にいるアーシアがかなり心配していた。

 

 このままではアーシアに気苦労を掛けてしまうので、早急に気持ちの整理をする必要があった。

 

 だが時の流れというのは残酷な物で、俺にそれをさせないまま放課後まで針を進める。

 

 「やっべ……滅茶苦茶怖ぇ」

 

 内心恐怖で揺れる中、俺は重い足取りで相談部へ向かっている。

 

 かすかに聞こえる運動部の叫び声が、俺にとっては悟りに聞こえる。

 

 そろそろ現実を認めろよ、と。

 

 そんな妄想にふけってしまうコトが自分の首を絞めているというのに気付きながらも、考えるのを止められない。

 

 断ち切れない負の連鎖に苦しめられている俺に救いの手を差し伸べてきたのは、やはりアーシアだった。

 

 「考えすぎですよイッセーさん。いくらマヤさんだってそんなに根に持つコトはありえませんよ」

 

 「そうかなぁ……」

 

 あの人地味に子供っぽい一面あるからなぁ……やるコトは大人で中身は子供って面倒くさいコトこの上ない。

 

 「それにその……マヤさんにも悪い所があったというか、面倒くさがらず真面目にしていれば……」

  

 どうやらアーシアにも思うところがあるらしく、言葉を濁す。

 

 彼女がそんなコトを思うなんて意外だったが、そうなるまで奇行に走った摩耶さんの意外性が異常だと改めて認識させられる。

 

 そうだ、そうだよ。摩耶さんが面倒くさがらず素直にペンを走らせていたらこんなコトにはならなかったんだ。確かにあれだけの業務を捌くのは骨が折れるが、受け持った以上最後までやりきるべきではないのか。

 

 部室に着く頃には不安が憤怒に変わり、恐怖なんて微塵も感じなくなった。

 

 今日こそガツンと言ってやろう。『アナタは部長なんだからもっとしっかりして下さい!』って。

 

 そんな決意を抱きながら、俺は相談部の扉を躊躇なく開く。

 

 勢いがついた扉はかなりのスピードでスライドし、端にぶつかった瞬間クラッカーを鳴らしたような大きな音が響いた。

 

 「うるっせえな。もっと静かに開けらんねえのか」 

 

 やはりと言うべきか、俺達より先に部室に居た摩耶さんはソファーに寝転がりながらコントローラーのような物をいじっていた。

  

 口調もいつもと変わらない物で、松田の話に出てきた摩耶さんの雰囲気とかなりかけ離れている。

 

 ……もしかして機嫌直ってる?早くね?だとしたらさっき部室前で意気込んでいたのは何だったのか。

 

 出鼻を挫かれたような気分になり、すっかり意気消沈してしまった俺は摩耶さんが手にしている物体について訊ねる。

 

 「何持ってるんですか摩耶さん?」

 

 「ゲームコントローラー」

 

 俺の質問に答えつつも、視線をこちらに向けようとしない。

 

 摩耶さんの視線の先には、昨日まではなかった薄型テレビ、更に側にはゲーム機が鎮座していた。

 

 プレイしているのは格闘ゲームのようで、摩耶さんが操作しているであろう男性キャラクターが女性キャラクターをたこ殴りにしていた。

 

 何故摩耶さんが優勢だと分かったか……それは摩耶さんが有り得ないスピードでコントローラーを操作し、それに連動して男性キャラクターが怒涛の勢いで女性キャラクターを攻撃していたからだ。

 

 ……何ですかあれ。俺も松田と元浜と一緒に遊ぶ時にゲームとかやるから腕前はかなり上だと自負していたが、摩耶さんのテクニックはそれを遥かに凌駕している。

 

 あの人暇な時にゲームとかしてるのか?

 

 「してるぞ。寝すぎて寝れない時とか、ソーナからの説教から逃げるためにゲーセン行ったりしてな」

  

 ……もう既に読心はやられてるから驚かないぞ。驚かないからな、うん。

 

 「じゃ、じゃあ……とりあえずお茶淹れますね」

 

 アーシアがいつものようにお茶を淹れようと、茶葉が入っている戸棚に向かう。

 

 どうやら俺の心配は杞憂だったようで、いつも通りの放課後が幕を開ける。

 

 『あ、あぁぁぁああああああああ!』

 

 ーーーーそう、思った直後だった。

 

 テレビから女性の悲鳴が轟き、思わず俺は視線をテレビに向ける。

 

 どうやら決着がついたらしく、摩耶さんのキャラクターが女性キャラクターを押し倒し、マウントを取っていた。

 

 だが、女性キャラクターを押し倒すどころじゃ飽きたらず、摩耶さんのキャラクターは女性キャラクターの唇を無理矢理奪いにいった。

 

 え?何これ?格闘ゲームだよね?格闘ゲームだよね!?

 

 目の前で繰り広げられている戦況に戸惑い、ゲームのジャンルを疑い始めた瞬間、

 

 

 

 男性キャラクターがそのまま女性キャラクターの顔の肉を食いちぎった。

 

 

 

 

 「……………………え?」 

 

 その悲惨な光景を目にした俺は、一体何が起こったのか理解出来なかった。

 

 男性キャラクターの攻撃は止まるコトを知らず、じわじわと女性キャラクターの顔を削っていく。

 

 やがて全てを食らいつくすと、残っていたのは夥しい量の血液と、顔だけない扇情的なスタイルをした女性の肉体だけだった。

 

 「……え?」

 

 やはり理解できない。どうしてこんな悲惨な光景をこの場所で目撃せねばならぬのか。

 

 そして何故摩耶さんがこのゲームを選んだのか!

 

 「さあ、どうしてだろうな……それよりお前の彼女さっさと介抱してやれよ」

 

 「え?」

 

 摩耶さんに言われてアーシアがいる方を見てみると、そこには泡を吹いて気絶しているアーシアの姿があった。

 

 「ア、アーシア!?大丈夫かアーシア!?」

 

 急いで俺はアーシアを抱きかかえ、いつもは摩耶さんが寝ているベットに寝かせる。

 

 作業中にあの光景を見てしまったのか、アーシアの手には急須が握られていた。アーシア……あんな光景見たら一番驚きそうだからな。

 

 「なあ、イッセー」

 

 「は、はい!」

 

 ただ名前を呼ばれただけなのに、背骨に直接命令されたように感じてしまう。

 

 あの時、男性キャラクターが女性キャラクターを食い尽くした瞬間ーーーー摩耶さんは笑っていた。

 

 この人の感性はやはり戦闘に酔っている。そんな状態の摩耶さんから名を呼ばれるのは正直言って怖い。

 

 コンマ一秒を切る勢いで背筋を伸ばし、摩耶さんの次の発言に耳を傾ける。

 

 「死体の臭いってさぁ、どんな感じか知ってるか?」

 

 ーーーー刹那、俺は確信した。

 

 摩耶さんやっぱりキレてました♪

 

 

 




イ「そのゲームとかテレビどうやって買ったんすか?」

摩「ソーナに部費ねだったらくれたからそれで買った」

イ「もっとましなもん買ってくださいよ!」

摩「じゃあ次エロいビデオでも借りに行くか?」

イ「いいですねそうしましょう!」

 後日、ソーナから説教を喰らう男子生徒二人の姿が……

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