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アニメはとうとう過酷な戦いへ、この小説ではまだ最初のほうだから時間がかかるな。
「蓮太郎くん、私と手を組まないか」
「拒否するぜ、テロリストと手を組むだなんてまっぴらごめんだな」
「そうか君も宗樹くんと同じことを言うのだな」
「そりゃ宗樹だってそう言うさ」
「なるほど、しかし彼はいつかこちら側にくるだろう。彼は私と同じ人間だ、戦いを好み戦争を好み、殺しあいを好み、自分の命を掛けるのが好きなはずだ」
「そんなことはねぇよ。昔木更さんに宗樹の血筋の話をきいたがあいつはそんな人間じゃない!」
俺はそう言いきった。
あいつは昔のシャドウ・ウォーカーと一緒じゃない。
あいつは早川宗樹だ、俺と同じ高校のダチなんだよ。
「それよりお前イニシエーターはどうしたの?」
「小比奈かい?邪魔だったから宗樹くんの所においてきたよ」
「は?」
「小比奈も彼を襲っていなければいいのだが」
「ッ!!まさかお前!!」
俺は銃をなおし走り出した。
「蓮太郎!?」
「行くぞ延珠、宗樹の家だ急ぐぞ!」
「ではまた会おう里見蓮太郎くん」
まさか宗樹のところにあいつの娘の小比奈がいるとは。
宗樹が負けるとは考えられないが、小比奈もあの実力だ。宗樹といえど無事ではすまないかもしれない。
急げッ!!
俺は走る速度を上げる。
宗樹が住んでいるマンションに到着する。
エレベーターを使わずに階段で駆け上がる。あとちょっと。
「宗樹ッ!!」
「うがあああああああああ!!」
「まだまだ甘いぞ小比奈!」
「どうして、どうしてなの!?二刀流キャラは無双できるんじゃないの!?」
「それが通じるのはソードアート・オンラインだけだぞ」
「ならコレで!!」
「甘い!カウンター技だ!」
「うがあああああああああああああああああああああああああああ!!!」
コントローラーを握り締めた二人の姿があった。
「こんなゲーム斬ってやる!」
「おい、こらやめろ!俺の大事なゲーム、しかも限定版だぞ!」
今度は小比奈の腕を押さえている宗樹が目に映った。
「れ、れんたろう?」
「……」
どうやら取り越し苦労だったようだ。
「急いできてみれば、なんだよこれ!!」
「いや思いのほか楽しくてな」
「わーいたかーい!!」
小比奈を高く上げてあげる。
最初はお互いにらみ合ってピリピリしていたが、俺が警戒するのに疲れ格闘ゲームをやり始めたのだ。しばらくもくもくと遊んでいると小比奈が遊びたいと言い出したので対戦モードで二人で戦っていたのだ。
「はぁ~」
「幸せが逃げるぞ蓮太郎」
「誰のせいだよまったく。ってかお前大丈夫なのか?」
「何が?」
「いや。聖天使様に仕留めるように言われたんだろ?」
「それでも急ぐ必要はないだろ、いずれ絶対にいつかまた戦うんだし」
「うんそうだよ!宗樹は絶対に私がぶち殺すんだから!」
「女の子がブチ殺すとか言ってはいけません」
軽く小比奈の頭をたたく。
確かに聖天子様に殺すように言われたが今はいいだろう。
それより今日の飯どうしよう。
「私お肉がいい!ってかインスタント以外だったらなんでもいいよ!」
「まったくなんで手料理作らなきゃいけないんだよ」
「インスタント食べ飽きたもん」
なるほど、逃亡生活なのであまり居を構えずにいるのか。
今日だけ俺が何か作ってやるか。