魔槍の姫   作:旅のマテリア売り

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13話 嫌悪

 

 尾行し、咲月の情報を探っていた甘粕に権能「夢が紡ぐは嘘か真か」を使い、彼から自身に関する情報の幾つかと草薙護堂に関する情報、そして彼自身の意識を奪った翌日の月曜。咲月は普段と同じ様に4時に起床し、シャワーを浴び着替えた後で弁当を作り、朝食を食べて歯を磨き、両親の仏壇に祈りを捧げてから、6時に家を出て学校へ向かった。

 朝のまだ涼しい時間帯に、微風に髪を遊ばせながら咲月は住宅街を歩く。アテナの影響が無くなったのか、道や電線、塀の上、木の枝には彼女が到来していた時には見られなかった小鳥の姿が数羽だが見られる。スズメかメジロかは分からないが、チチチ……と鳴きながら木の実や虫を食べている。

 戦いの後、戻って来た日常の風景に僅かに目を細め、頬を緩ませながら咲月は歩く。

 神々との闘争は心を昂らせ、自分がその一瞬を生きていると言う事をハッキリ自覚させてくれるが、それとは正反対の静かで穏やかな日々は心を鎮め、落ち着かせてくれる。

 咲月が愛し、望んでやまない安寧の日々だ。アテナが日本に来ていたのは一日か二日程度の短い期間だったが、それでもようやく戻って来たと感じられるほど濃い日々だった。

 他にも、アテナと決着をつけると言う所で八人目のカンピオーネである草薙護堂が横槍を入れてきたり、戦いの後に正史編纂委員会の甘粕と言う男が尾行してきたりと嬉しくない事があったが、これから再び静かな日常を謳歌出来る。

 その事を喜びながら咲月は登校し、いつもの様に教師に挨拶して図書室に行った。

 

 図書室に行き、軽く掃除をした後で本を読み、朝礼の時間になる少し前に教室に戻る。教室の中はそれなりに賑わっており、男女関係なく朝礼までの時間をお喋りに使用している。僅かに耳に入る内容はゲームの話しであったり、土日に何をしたかであったりと年頃の少年少女らしい内容だ。

 そんなクラスメイト達を視界の端に収めながら、咲月は自分の席に向かう。校庭側の窓際前列2列目の席が彼女の席だ。

 自分の席に向かう際に男女問わず、クラスメイト達から視線を向けられたが、いつもの事なので気に留めない。

 鞄を置き、席に着く。授業に使う道具を鞄から机に移していると、一人の女子が咲月に近付いて来た。

 

「おはよ、咲月。今日も図書室行ってたんだ?」

 

 近付いてきた女子がにこやかに挨拶して来る。長い黒髪をポニーテールにした、活発そうな娘だ。

 

「お早う、美智佳。何年も、毎日やってる事だから、習慣になってるのよね。まあ、私が本好きだって言うのもあるけれど。朝早くだととても静かだから、よく読めるのよ」

 

 親しげに話しかけて来た美智佳と呼ばれた女子に、咲月は微笑みながらそう言って返す。友人なのだろう、気安く話す二人の間には壁の様な物は殆どと言って良い程感じられない。

 咲月に話しかけた少女の名前は佐山美智佳。物静かで一人で行動する事が多い咲月の数少ない友人の一人である。一般人である為、当然ながら咲月が神殺しの魔王である事を彼女は知らない。

 

「機嫌がいいわね。この土日に、何か良い事でもあったの?」

「あ、やっぱ分かる?」

「何年友人やってると思うのよ。少し見れば分かるわ。で、何があったの?」

 

 美智佳が纏う空気の感じから、咲月は彼女の機嫌が良い事を察していた。その事を問うと、からからと笑って美智佳は言った。

 

「いやね、兄貴がようやく……ほんっっっとにようやく一歩、彼女の人と進展してさ。兄貴の奥手は家族全員が知ってる事だけど、それが一歩でも進んだんだから……」

「ああ……だからなの」

 

 笑いながら言う美智佳に、咲月はやや感心した風な声を出す。彼女は何度か会った事も有る、件の男性を思い出していた。

 美智佳の兄である男性は、国立大学を首席で卒業し国家公務員となった才人である。また、頭の方もさることながら武道でもかなりの腕を持っており、特に剣道では全国でベスト8に入る程の実力を持つ。殺し合いならば確実に勝つが、単純に競技として戦うのであれば咲月さえ負けるほどだ。しかもその結果は才能の上に胡坐をかいて得た物ではなく、才能の上にさらに地道な努力を何年も積み重ねて手にした物だ。

 人付き合いも良く、天才ではあるが己の才を驕らず、心配りもでき別け隔てなく多くの人と接していた彼は友人も多く居る。無論、嫉妬されたりもしたが、それでも多くの友人が男女問わず居る。己の才能に日々の努力を重ね、文武両道を地で行く、真の意味での天才だ。

 しかしそんな天才でありながら、何故かこと恋愛に限って言えば奥手の一言に尽きる程に初心だと言える性格だった。しかもただ奥手なのではなく、その前に「究極の」と言う言葉が付いても可笑しくないレベルで奥手なのだ。

 美智佳が言った「彼女の人」とは、妹である彼女が知っているだけで既に3年の付き合いらしいのだが、デートに行っても未だに手を繋ぐのに顔を赤くする程で、キスになると硬直してしまうのだとか。

 美智佳が兄の彼女に聞いた情報によれば告白は兄の方からだったらしいが、その事を聞いた時は流石に奥手過ぎるだろうと思ったものだ。

 相手の女性は「それが良い」のだと言うが、完璧超人と言っても良い美智佳の兄の、ある意味で唯一の欠点とも言えるだろう。

 

「それは確かに機嫌も良くなるわね。で、どう進んだの?」

 

 彼の人となりを知るからこそ、咲月は純粋にそう思った。魔王と言う仰々しい称号を持ってはいるが、咲月も年頃の少女である。恋愛に憧れている訳でも、恋愛をしたいとも(そもそも普通に恋愛できるとも)思っていないが、美智佳から彼の事を聞かされる度に随分とやきもきしたものだ。

 しかしそれを聞いた途端、美智佳が急に黙った。気のせいでなければ、目の部分に影が差している様にも見える。

 突然の友人の変化に、僅かに戸惑いながら咲月はじっと見る。美智佳は少しの間沈黙し、そして言った。

 

「…………手を繋ぐ時に、顔を赤くして躊躇わなくなったって」

「………………ええ、と……そう」

 

 3年以上も付き合っていて、それは進展と言えるのだろうか。

 友人の言葉を聞いて咲月はそう思ったが、しかし声に出して問う事はしなかった。自分がどう思っても、友人やその家族が進展だと思っていればそれは進展なのだろうから。尤も、友人の反応を見る限りでは進展したと思いたがっているだけの様にも見えたが。

 何とも言えない微妙な空気が二人の間に発生する。それを嫌ったか、美智佳が話題を変えて来た。

 

「ま、まあ兄貴の事はもう良いとして! 咲月はどうなのさ? なんか、あんまり機嫌良い様には見えないけど」

「ああ……」

 

 友人の問いに、咲月はこの土日を思い出す。

 後輩の持ちこんだ神具の所為で神が来襲し、その神と戦う事になり、決着があと一撃でつきそうな場面で邪魔をされ、さらに正体がバレて甘粕とか言った呪術師に尾行された。しかも一方的に非難されたり自分の力を霊視されそうになったりと、正直に言って最悪な休日だったと言えるだろう。何せ、プラスが何一つとして無いのだから。

 そう思うと、再び怒りが込み上げて来た。

 

「知り合いとちょっとした勝負染みた事をしたんだけど、決着がつく瞬間に見知らぬ誰かに邪魔されてね……」

「あらら、そりゃまた何と言うか」

「あとちょっとで決着がついてたって言うのに……。私の機嫌が悪いと思った理由、分かったでしょ?」

「咲月は勝負事とかで邪魔されるの嫌いだからねえ、そりゃ機嫌悪くもなるか。でも、どんな勝負してたのさ?」

「ん……まあ、ちょっとしたゲームみたいなものかしら。チェスとか将棋とか、そう言った感じの」

 

 実際にはチェスなどではなく、命を掛けた神との殺し合いなのだが、それを言う訳にはいかない。言っても信じる事は無いだろうし、痛い子扱いされるだけだろう。もしくは中二病か。

 そう思われるのは嫌なので咲月は、全てではないが内容を変えてある程度を話した。急に発生した停電や暗闇等は正史編纂委員会の術者達が対処して忘れさせている筈なので、話すのは勝負を邪魔されたという程度で良いだろう。ボードゲームと実際の戦闘と言う違いはあるが、勝負事には違いないのだから。

 それ以外にも色々と話し、朝礼の時間になると美智佳は自分の席に戻って行った。

 

 ●

 

 午前の授業を終え、昼休み。大勢の生徒達が友人と弁当を食べたり、学食に向かったり、購買にパンなどを買いに行ったりする中、咲月は一人、薄桃色の布に包まれた弁当箱とボトル、水筒を持って屋上へ向かっていた。陽の下で食事を取る為だ。

 友人達と一緒に食事を取ると言う選択も有ったが、それは取らなかった。理由としては、何故か咲月の弁当を強奪していくからだ。

 4年前に両親を亡くしてから、咲月は一人暮らしである。その為、必然的に炊事・洗濯・掃除などの家事の一切を自分で行うことになる。惣菜等を買う事が余りなく、4年の間ずっと食事を作り続けていた咲月の料理の腕は、同年代の学生達の中では頭一つ抜けており、見た目も味も、さらには栄養バランスまで良い彼女の弁当は友人達に人気だったのだ。

 もちろんタダで強奪していく訳ではなく、物々交換の様な形でそれぞれのおかずを渡して来るのだが、自分の弁当なのに自分の作った物が無くなると言う妙な事になる事が非常に多いのだ。今まででそうなった回数は、裕に30回を超える。

 それを回避する為に、咲月は午前の授業終了と同時に教室を出て、屋上へと向かっていたのだ。それも、態々気配を消すと言う無駄に高度な技術を使用して。

 

「物々交換は良いんだけど、私が作った物なのに、私の分が全部無くなるって言うのはね……」

 

 そんな事を呟きながら階段を上り、屋上への扉を開いた。白い雲の浮かぶ青い空が咲月を出迎える。授業終了と同時に出て来たからか、屋上にはまだ一人も居ない。一番乗りの様だ。

 その事に若干顔を緩ませ、咲月は少し離れた場所にある、日当たりの一番良いベンチに腰掛け弁当の包みを開いた。運動部でもない女子が食べるには、やや大ぶりの弁当箱だ。

 色は薄い水色で、所々に小さな桜の模様が描かれている可愛らしいデザインだ。爽やかな微風と日光に目を細め、咲月は弁当箱を開いた。

 今回の弁当の内容は鮭混ぜご飯の他に、鶏の唐揚げ、ホウレンソウの白和え、貝柱のバター焼き、サトイモの煮っころがし、出汁巻き卵、そしてスープボトルに入れた味噌汁と、水筒に淹れたお茶である。サトイモの煮っころがしは日曜の夕飯の残り物だが、味がしみて良い具合になっているだろう。

 

「いただきます」

 

 手を合わせ、そう言ってまず味噌汁を口に一口分含む。白味噌の風味が程良く、塩分が食欲を増進させる。その食欲に促されるまま、咲月は箸を持って鮭ご飯から食べ始めた。小口だが、結構な速さで食べ進める。

 咲月が屋上に来て食事を始めてから少し経って、他にも生徒達がやって来た。それなりに多く、他のベンチに座ったり、シートを敷いてその上に座ったりして弁当やパンを食べ始めた。

 静かで、穏やかな休み時間。平穏なお昼時に、咲月はささやかな幸せを感じて弁当を食べていた。

 

「あ、アンタは!?」

 

 が、その時間は瞬く間に崩れ去った。味のしみ込んだサトイモを幸せそうな顔でもぐもぐと咀嚼していると、そんな声が聞こえると同時に強烈な視線を3つ感じた。その声は聞いた感じでは、どうも自分に向けられているようだ。

 何かと思い口を動かしながら、視線を感じる方へ目を向けると、そこにはつい数日前、アテナとの戦いの時に見た黒髪の男子と茶髪の女子、そして金髪の女子が居た。草薙護堂と万里谷祐理、そして名も知らぬ異国の少女だ。三人とも目を見開いており、気の所為でなければ万里谷祐理は微妙に震えている様に見える。怯えているのだろう。

 三人の手には弁当箱や、購買で買ったのだろうパンやジュース類がある。彼等も同じ様に、屋上で昼食を取るつもりなのだろう。

 

「…………うわ……」

 

 現状で一番会いたくなかった三人と図らずも遭遇したことで、咲月は口の中の物を飲み込んでから、思わず嫌そうな声を出してしまった。おそらく顔には、それはもう嫌そうな表情が浮かんでいる事だろう。

 そんな咲月の反応を見たか、草薙護堂は顔を歪めて近付いて来た。それに従う様に金髪の女子と、怯えた様子の万里谷祐理もやって来る。

 

「……何かしら」

「何って、何だよそのあからさまに嫌そうな言い方! 失礼だろ!」

 

 真直ぐに咲月の居る場所に進んで来た護堂に対し、咲月は食事を取りながら、多分に棘を含んだ口調で問う。護堂に向ける目は、戦闘時の様に鋭くはないが、冷たさと若干の敵意を孕んでいる。

 その視線と口調に護堂はやや怯んだようだったが、すぐに持ち直して文句を言う。

 

「失礼なのはそっちの方でしょ。貴方、1年でしょう。先輩に対する礼儀がなっていないわよ」

 

 護堂の文句に、咲月はやや不機嫌そうにそう言って返す。学年で言えば咲月は3年で、護堂は1年である。取分けて仲が良いと言う訳でもないのに、いきなり歳下にタメ口で文句を言われたりしたら機嫌も悪くなるだろう。

 さらに咲月には、自分の平穏を崩された事とアテナとの戦いで邪魔をされた事、そして正体が露見した事に対する若干の怒りと恨みがまだあるのだ。

 正体がバレた事はアテナと、彼女との戦闘に夢中になっていた咲月の自業自得の部分もあるのだが、戦場における最上の興奮を味わえる筈の場面で水を差され、邪魔されたのだ。露骨に嫌そうな表現をするのも、ある意味で仕方がないかもしれない。

 

「……で、万里谷祐理や誰かも分からない異国の魔術師を連れて、一体何の用かしら? まさかとは思うけど、此処で戦るつもり? だったら遠慮せずに叩きのめすわよ」

「何で会ってすぐにそんな話になるんだよ!もっと平和的な発想は出来ないのか!?」

「……私の平穏を崩して、さらに楽しみを邪魔してくれた元凶が平和的にだなんて、よくもまあ言えたものね」

「元凶って……って言うか、何でそんなに嫌悪感丸出しで言うんだよ」

 

 護堂の言葉に、さらに機嫌を悪くした様子で咲月が言う。それに護堂が反論しようとし、さらにどうして嫌悪感を出しているのかを問う。

 それを聞いて、咲月はあからさまな溜息を吐き、言う。

 

「元凶でしょう。あの時も言ったけど、アテナをこの国に呼びこんだのは貴方でしょう、草薙護堂。忘れたとは言わせないわよ、貴方が持っていた、アテナが求めた神具を」

「う……」

「貴方があんな物を持ち帰ってくれたおかげで、私の平穏は崩されたわ。貴方が神具を持ち帰らなければ、或いはアテナを斃していれば私の平穏が崩される事はなかった筈なんだけど……逆にあっさり斃されるわ、結果として私に押し付ける形になるわ。私が戦えば戦ったで、あと少しで決着がつくって言う時にやって来て邪魔をして……」

 

 一つ一つ、咲月は護堂の問いの答えを挙げて行く。それらを挙げられる事で、護堂は若干汗を額に浮かべながら小さく呻く。しかし、まだ終わらない。

 

「そう言えば、『もっと周囲に気を配れ』みたいな事も言ってたわね」

「あ、当たり前だろ! 大勢の人に迷惑がかかるんだぞ!」

「神との戦いは命懸けだって、貴方も知っている事でしょう? あの時も言ったけど、私達の戦いは大規模な物になり易いわ。周りの心配なんて、するだけ無駄よ」

 

 そう言って咲月は唐揚げを口に入れ、咀嚼する。時間が経っている為に作ったばかりのカリッとした触感は無くなっているが、それでも肉の味と触感が良い。

 

「……何でカンピオーネはこんな奴等ばっかりなんだ……」

 

 弁当を咀嚼していると、護堂が小さくそんな事を漏らした。それを聞き取った咲月は箸を止めて、口の中の物を飲み込み、口を開いた。

 

「まるで『自分は周辺に迷惑かけてません』とでも言いたげな台詞ね……本当に迷惑かけてないなら、大したものだけど」

「少なくとも、あんたよりは」

「コロッセオ爆破テロ」

 

 咲月の言葉に護堂が反論しようとするが、言い終える前に咲月が放った言葉で護堂は声を詰まらせた。それを見て、咲月は目を鋭く細める。

 

「その反応から見るに、あの事件はテロじゃなくて、貴方が権能で引き起こした事みたいね。世界遺産でもある観光名所を破壊しておきながら『迷惑掛けていません』だなんて、一体どの口で言うのかしらね。イタリア政府にとってはこれ以上ない迷惑でしょうに」

 

 護堂の反応を見て、吐き捨てるように咲月は言った。その言葉で護堂はカマを掛けられたのだと悟ったが、事実の為に何も言えない。向けられるその眼差しには、侮蔑の感情すら込められている様に感じられる。いつの間にか咲月の雰囲気は非常に剣呑な物になっていた。

 そんな咲月と護堂を見て、祐理は恐怖で身を震わせる。エリカも何かを言おうとしていたようだが、威圧に気押されたか止まっている。

 

「口では平和だなんだと言っておきながら、笑わせるわね。おまけに、自分に出来ない事を他人にやれ、ね……。棚に上げるのは結構だけど、自分の言動を振り返ってから物を言いなさい。それと……」

 

 言って、咲月はベンチから立ち上がる。いつの間にか、弁当箱は片付けられていた。話している間に食べ終えたのだろう。

 

「神との命懸けの戦いで、周りを気に掛けられる訳がないでしょう。貴方が言った『周辺に配慮しろ』って言葉は、『死ね』って言っている様な物だと理解しなさい」

 

 静かに、しかし護堂にハッキリ聞こえるように言い捨てて、咲月は屋上から校舎内に戻る扉に向かって歩いて行った。

 


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