風雲の如く   作:楠乃

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現時点でのキャラ設定など

 

 

 

 現時点での、(まだまともな)設定があるオリジナルキャラの解説。

 参考 東方求聞口授

 

 

 

 

 

 

・中立妖怪     詩菜    sina

 

・能力     衝撃を操る程度の能力

・危険度    中

・人間友好度  中

・主な活動場所 神出鬼没

 

 

 全国を旅する鎌鼬。妖怪の山の裏手に一応家があるらしいが、あまり使われていないらしく神出鬼没。何処にでも顔を出してはからかったり何もせずに何処かに行ってしまう。

 妖怪の鎌鼬と同時に、風雨と旅の神様でもある。旅好きが高じてこうなってしまったらしい。

 その為か信仰を特に集めようとしていない。気が付いたら集まっていたというのが彼女の本音のようだ。

 八雲紫の式神もやっている為、種族は、『妖怪(神霊)(鎌鼬に憑く式神)』と非常に分かりづらい。その式神もどうやら特殊な結び方をしたらしく、実に分かりにくい立場である。

 

 眼が微妙に紅く、髪は肩で切り揃えるか、肩胛骨まで髪を伸ばして頭の後ろで束ねた髪型をしている。その時の気分で髪型を変えるらしく、その二つの髪型しかしないのは何か理由があるのか、謎である。

 性格は気分屋、自由奔放で、文字通り気分で人を助けたり襲ったりしている。また偏屈な部分もあり奇天烈な行動や言動をしたりする(※1)。

 誰かに対して怒ったりは滅多にしない(※2)が、前述の通り時たまおかしな行動をしたり、良く誰かをからかったりする為に、性格を知った他人からはあまり好かれたりはしない。

 分かりやすい性格をしているが、思考や行動が分からない。正体不明ならぬ理解不能、らしい(※3)。

          (※1) 彼女曰く「他人なんだから分かる訳ないでしょ?」。

          (※2) 本人の話なので信憑性はあまり無い。

          (※3) 上司の八雲紫談。

 

 八雲紫の式神の為、『境界を操る程度の能力』を使う事が出来る。しかし能力の持ち主に計算等を全て任せているので、咄嗟に発動したりは出来ないらしい。その為遠距離の移動手段や物置位にしか使われていないのだとか。

 その能力の持ち主である当の本人とは本当に式神なのかと思う程の態度を取っている。八雲紫自身が良いのなら良いのかもしれないが、傍から見ていて式神とは思えない態度しかしていない(※4)。

          (※4) あの方をからかうのは彼女ぐらいしかいないだろう。

          慌てふためく妖怪の賢者を私はあの時初めて見た。

 

 体外に出した力を操るのがとても苦手で、だからか弾幕を造っても両極端な性能にしかならない。それに空を飛ぶ事が出来ず、出来て空中に静止する事しか出来ないらしい。

 能力によって高速移動が出来る(※5)。

          (※5) アレはもしかすると天狗よりも速いのでは……?

 

 旅の神様もやっているので、目的地に向かう前に祈願をすれば何事もなく辿り着けるかもしれない。

 ただ、やはりその時の気分によって変わるので何かあったりするかもしれない(※6)。

          (※6) 本人は「頼まれたらやるよ」と言っているが、

          やはり嘘か真か定かではない。

 

 対策も何も、行動原理がその時の気分なので予防というものが意味を成さない。普段から親しければ鬱な時でも攻撃はしないそう(※7)だが、その欝になる時期も未だに分かっていない。本人にすら分からないらしい。

 襲い掛かられた時に何かしら気に入るような事をすると攻撃をやめるかもしれない。その時に気に入る事も気分によって変わるそうだが(※7)。

          (※7) これらも本人からの話。本当か嘘かはわからない。

          因みに取材中は『躁』状態だった。

 

 

 

 

 

 

・鬼ごろし     志鳴徒   sinato

 

・能力     衝撃を操る程度の能力

・危険度    中

・人間友好度  中

・主な活動場所 神出鬼没

 

 

 詩菜と同一人物。性格も行動も能力も詩菜と変わりはしない。変わるのは言葉遣いと容姿だけだそうだ。

 ただ単に容姿が変わっただけなのだが、詩菜と同一人物だと知らない相手だと、面白がって態度や接し方を変えたりする。同じだと教えていない人物の方が多いらしい(※8)。

          (※8) 何故そこまでして隠すのかを訊いてみた所、

          「その方が面白いだろ?」との事。実に呆れ返ってしまう。

 

 切れ長な細目で、詩菜に比べると若干眼が紅い。髪の毛は基本手入れも特にしない為、いつもボサボサ(※9)。容姿を変えると服装も体格に合わせて変化するらしい。

          (※9) 髪型は詩菜の時と違って特に思い入れもないようだ。

 

 空を飛べないのは相変わらずらしいが、一応飛ぶ事は出来るがその為には、『鎌鼬』になって風にならないと飛べないらしい。逆に風の姿になると防御も何も出来なくなる為に、何かしらの力に触れただけで消滅してしまうそうだ。

 いつも扇子を持ち歩いている。意味は特にないらしく、気に入ったのを身に着けているだけらしい。

 二つ名の由来は、『鬼よりも強い力で吹き飛ばし天狗よりも素早く移動する』から(※10)。

          (※10) 彼曰く「鬼の力を能力で跳ね返しているだけで、

          俺が力強い訳じゃないんだがなぁ」。

 

 

 

 

 

 

・半妖の武士    彩目    ayame

 

・能力     刃物を扱う程度の能力

・危険度    低

・人間友好度  極高

・主な活動場所 妖怪の山、人間の里等

 

 

 身長が二メートルを超える、日本人女性としては異常な程の身長の侍。

 『刃物を扱う程度の能力』(※11)を持った半人半妖で、形式としては詩菜の娘という事になっている(※12)。種族としては『人間と鎌鼬の半妖』だろうか。

 親と同じで全国を武者修行で周っており、基本的に半妖だという事を明かさずに妖怪退治を生業としている。上白沢慧音とは旧知の仲。

          (※11) 剣術や武術等は能力の範囲には入ってないらしく、

          具現化した物に振舞わされる事もあるとか。

          (※12) 母娘にしては、あまりにも似てなさすぎるが。

 

 男口調で喋るが、性格も良く面倒見が良い。妖怪の山の裏手にあるという彼女達の家も、ほとんど彼女が管理しているらしい。

 能力は刃物ならば見て触る事によっていつでも具現化する事が出来るという物らしい。謂れや能力も再現出来るらしく、実質彼女は多重に能力を持っている事になる。

 

 彼女は非常に人間に優しい。理不尽な事をしない限りは怒ったり攻撃する事もないようだ(※13)。

          (※13) 本人によると一番理不尽なのは母親で、

          詩菜さんの行動が一番理不尽だとか。

          母娘でそれはどうなのかと思う。

 

 

 

 

 

 

・回生する記憶   神代 牡丹 kousiro botan

 

・能力     記録を再生する程度の能力

・危険度    低

・人間友好度  低

・主な活動場所 彼岸、無縁塚等

 

 

 身長が一メートル程しかなく、いつも黒色の服装を着ている地獄の冥官。能力を使ってあの世に来た者の過去を調べ、人生でどのような事をしてきたのかや魂の行き先を閻魔帳に記す仕事をしている。

 真面目な性格なのだが、無口無表情で感情もそれほど表に出さない為、あまり人からは好かれては居ないようだ(※14)。

          (※14) 人間の里に来る事すら滅多に無い事なので、

          知られていない、というのもあるかもしれない。

 

 能力の『記録を再生する』というのは、物や生物の記憶を読み取って具現化するという能力らしく、今では彼岸で良く死ぬ体験を視てしまい、その体験を他人に強制体験させる事が出来てしまうのが悩みだとか(※15)。

          (※15) そんな事は絶対にしないと慌てて付け足していた。

          見た目は幼いが、正直に言って恐ろしすぎる。

 

 妖怪になる前はその能力を使って暴れていたのだとか。その時に詩菜に助けられ(※16)、八雲紫や閻魔の手によって今の職場に就く事が出来たらしい。

          (※16) 似たもの同士、集まる糸でもあるのだろうか。

          似たような性格ではないのだが、何処か似たような

          雰囲気があるような気がする。

 

 出遭ったとしても危害を加えようとしたり脅したりしなければ問題はないだろう。もしかすると貴重な体験をしたいと依頼すれば、奇妙で摩訶不思議な体験が出来るかもしれない(※17)。

          (※17) その体験から帰って来れるかどうかは別だが。

 

 

 

 

 

 

・天狗の元締め   天魔    tenma

 

・能力     なし

・危険度    高

・人間友好度  中

・主な活動場所 妖怪の山

 

 

 身長二百五十センチを超える、巨漢という言葉を超える程の身長の天狗。山の天狗の長を務めている(※18)。

          (※18) 今回は詩菜さんの友人という事で取材が出来た。

          何故妖怪の山の長があの人の言いなりなのかは全くもって

          謎である。弱みでも握っているのだろうか?

 

 能力は特に持たないが、身体能力や思考の速さ、妖力等でそれを補い、能力持ちの妖怪をも倒す事が出来たりする。性格は好々爺で話してみると意外にも気さくである。

 身長のせいで荒々しい印象を受けるがもしかしたらかなり誠実な性格かも知れない。排他的な妖怪の山の風潮も、彼の熱血で仲間思いの精神から来たものかもしれない(※19)。

          (※19) 余計にひねくれ者の詩菜・志鳴徒との接点が

          分からなくなってくる。

 

 対策としては人里に滅多に降りて来ない為、やはり妖怪の山に近付かない事である。

 もし出遭ったとしても彼ならば、真摯に謝りそして人里へと戻ると約束すれば見張りを付けて返してくれるかもしれない。

 

 

 


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