転生
俺は今、真っ白な世界にいる。
何でここにいるんだ?
さっきまで家で寝てたと思うんだが。
「ここは死の世界と下界の世界の狭間じゃよ。」
声のする方を向いてみると白髪のじじぃがいた。
「お前は誰だ?あと、何故、俺がこんなところにいるんだ?」
「わしは神じゃよ。
それと、お前さんが死んだ理由じゃが・・・わしがお前さんの書類を燃やしてしまったから存在がなくなってしまったのじゃ。すまんのう。」
「へ~、俺は死んだのか・・・えっーーーーーー!?」
なんと、おれはこのじじぃに殺されてしまったらしい。
特に前世は好きなこととかなかったからいいんだけど。
「本当にすまんのう。」
「気にしないでくれ。それで俺はどうなるんだ?
あの世へ行くのか?」
「お前さんは死ぬはずの人間じゃなかったから異世界に転生させてやる。
転生できる世界が決まっていてのう。
選べる世界はハイスクールD×D、ロザリオとバンパイア、フェアリーテイルの3つじゃ。」
「どれも生前に好きなアニメばかりだな。
そうだな――――ロザリオとバンパイアの世界にしてくれ。」
「本当にいいのじゃな。」
「ああ、その世界で頼む。」
「ロザリオとバンパイアの世界で決定じゃ。
じゃが、肉体一つだけだときついじゃろ?特典を付けてやるぞい。」
「本当か。
一つ目はハイスクールD×Dの赤龍帝の籠手と白龍皇の光翼。
二つ目はフェアリーテイルの滅竜魔法。
三つ目はドラゴンボールのサイヤ人の力。
四つ目はここで修行をさせてくれ。
この四つで頼む。」
「チートすぎるがわしのせいで死んでしまったからこれぐらい目をつぶろうかのう。」
「サンキュー。さっそくで悪いんだが、今から修行させてくれ。」
「うむ。ついて来るのじゃ。」
と言われ、俺は神に連れられ大きな広場のような部屋へ来た。
ここも何もない無の部屋だ。ドラゴンボールの精神と時の部屋みたいなところだ。
「ここでなら修行ができるのじゃ。
生活でいるものはすべて揃っているからそれを使ってくれ。
50年ほどしたらまたここに来るからのう。」
「わかった。恩にきるぜ、神様。」
「がんばるんじゃぞーい。」
☆★☆★☆★☆★
~50年後~
この部屋に神様が訪れてきた。
おそらく50年たったのだろう。
「お前さんどうじゃ?強くなったかのう?」
「ああ、自分でいうのもあれだが強くなったと思うぞ。」
特典も使えるようになった。
赤龍帝の籠手にいるドラゴン―――ドライグ
白龍皇の光翼にいるドラゴン―――アルビオンと話せるようになった。
この二人が問題児でいつも喧嘩していたんだよね。
だからOHANASIをしてあげたら仲良くなりました。仲良しが1番!
滅竜魔法もカンペキ。オリジナルの属性も使えるようになったし。
肉体面で変わったことはこの部屋に入ってサイヤ人特有の尻尾が生えたことだ。
イレギュラーだが自分で尻尾を出したり、引っ込めたりすることができる。
おそらく神様がその時に特典を追加してくれたのだろう。
「もう転生先に送るのじゃがやり残したことはないのかのう?」
「ああ、大丈夫だ。
あともう一つ頼みがあるんだがいいか?」
「それはなんじゃ?」
「アカーシャたちがアルカードと戦う2年ぐらい前に送ってくれないか?」
「それぐらいいいじゃろう。」
「サンキュー、神様。」
「それでは行って来るがよい。良い人生を・・・」
そして俺の体が光に包まれ徐々に消失していく。
意識が遠退いていく・・・
「少年よ、苦難を乗り越えていけ!」
本当にありがとうよ、神様。感謝するぜ。
今、ここから一人の少年の物語が始まる。