機動戦士ガンダムSEEDASTRAY X INFINITY 作:ichika
side宗吾
『宗吾、今回の任務の手筈、分かっているな?』
イズモの格納庫内に置かれているブリッツのコックピットで待機していた俺に、一夏が通信機越しに話しかけてきた。
「あぁ、分かってるよ、酸素があるかも分からないし、さっさと探そう。」
彼の言葉に返しながらも、俺は改めて今回のミッション内容を思い返す。
今回はデータ収集をメインとし、グレイブ・ヤードでの活動がメインになっていた。
その主な目的としては、俺のブリッツの新しい近接武器の刀身に、レッドフレームが使用していると言うガーベラ・ストレートに近いモノにするための盗掘なんだ。
盗掘と言えば聞こえは悪いが、実際問題としてその通りなのだから言い訳はしない。
先人達の墓場に手を出す行為は流石に気が引けるけど、この行為を無にするか、有意義な物にするかは俺の手に掛かっている。
だから、気合い入れてかからねぇとな!
「行こうぜ一夏!援護頼むぜ!」
『了解した、先に出るぞ。』
一夏のストライクが先に出た事を確認し、俺もブリッツをカタパルトへと進める。
この発進ももう何度目になるんだろうな、つい半年前までは普通の学生をやっていた事がウソのようだ。
けど、それは前の世界での話、今の俺はMSパイロットだ、感傷に浸っている暇なんてない。
だから・・・。
「神谷宗吾、ブリッツ、行くぜ!!」
気合の籠った声で叫びながらも、俺は真空の宇宙へと飛び出した。
機体を注意して動かしながらも、俺は周囲の状況を観察するように目を動かした。
コロニーの残骸に紛れてMSの残骸なども漂っており、この場所で行われた戦闘の凄惨さを物語っていた。
「ひどいもんだな・・・、これが戦争なのか・・・?」
『どうだろうな・・・、コロニーを盾にする連合ももちろん非道だろうが、それと知って攻撃するザフトも、結局は人間だって事なんだろう。』
「人間だから、こんな酷い事ができる、ってか・・・?」
認めたくないけど、本当にそうなんじゃないかと思ってしまってる辺り、俺もニヒルになってきたのかとも考える時がある。
まぁ・・・、こんな様子ばっかり見せ付けられたら嫌でもそうなるか・・・。
『見えたぞ、あれがグレイブ・ヤードだ、入港ハッチがある筈だから注意して探せ。』
「了解、周囲の警戒を頼む。」
おっと、今はそんな事を考えている場合じゃない、集中して進入路を探さないとだな・・・。
モニターをズームモードに切り替えながらも目を凝らすと、掠れた文字ながらも宇宙港である事を示す表記のある隔壁を発見し、それを一夏に通信を入れて場所を教える。
『俺が外を警戒しておく、お前は中に入って探索を続けろ、なるべく物品は壊すんじゃないぞ、俺達は海賊じゃないんだ、そこら辺を弁えておけ。』
「分かってるよ、それじゃあよろしくな。」
彼の指示を受けながらも俺は宇宙港に近付き、脇に配置されていたコード入力型のキーを入力し、ハッチを解放して中に入った。
通路を進んで行き、行き止まりになった所でブリッツを停止させ、ハッチから降りて人が歩けるほどの広さしかない通路を進んでゆく。
しかし・・・、中は荒れ放題と言うか、人がいなくなって長い間手入れもされていなかったって所なんだろうか・・・。
酷い有様だ、諸行無常と言われればその通りなんだろうけど、虚しくもなる・・・。
「ここに、本当に何かあるのか・・・?」
話や、以前の記憶の事を頼りに考えてると、この場にいるとその事すら信じられなくなってしまう。
明かりも無い通路を、手に持った懐中電灯の明かりを頼りに進んで行くと、どうやら通路を抜けきって、人が生活していた空間に出た様だ。
けど、かろうじて生きのこっている非常用の電灯の明かりも心許無く、非常に暗い中での捜索を強いられる事は必須だった。
「ったく・・・、何処をどうやって探せばいいのやら・・・。」
酸素があるのかどうかも分からないけど、ゆっくりと行くとしようじゃないか。
けどまぁ、まずは詫びを入れる事から始めようじゃないか。
ヘルメットを脱ぐことは出来ないが、眼を閉じて頭を垂れて黙祷する。
墓荒らしをしに来ている様なもんだ、せめて、敬意だけは示しておかないとな・・・。
そんな時だった、俺の足元で何かが動いた。
「うぉっ!?」
慌てて足元を見ると、そこには何か大きめの物体が俺の足元にすり付く様に動いていた。
「なんだっ!?」
ライトで照らしてみると、黒っぽい大きな犬が俺の脚に身体を押し付けていた。
「アイェェェ!?犬!?犬ナンデ!?」
あまりに想定してなさ過ぎた出来事に、俺は一瞬だけパニくってしまう。
『どうした?何かあったのか!?宗吾!!応答しろ!!』
俺の悲鳴を聞いた一夏が何か言ってくるが、今の俺に気にしている余裕はなかった。
「はぁはぁ・・・!なんだよ・・・!と言うか、なんで犬がこんな所に・・・?と言うか、酸素が残ってるのか?」
犬と言っても酸素が無けりゃ生きてけない訳だし、それはこのコロニーにまだ酸素が残っていると言う証明でもある。
それに気付けた俺は、ヘルメットを脱いだ。
「ん・・・、お前のお陰で余分な酸素を使わずに済んだよ、ありがとうな。」
腰を落とし、行儀よく座る犬の頭を撫でた。
「お前だけか?他に住んでる奴は?」
まさか人がいるとは思えないが、コイツが一匹でいるのも何かとおかしな話だからな。
尋ねると、その犬は俺から離れて何処かに向けて走って行く。
「あ!おい、待てよ!!」
その犬の事が心配になったんだろう、俺はここに来た目的も忘れて追い駆けた。
だが、道は荒れ放題で思う様に走る事が出来ないが、俺は犬を追いかけて走った。
それからどれほど走った頃だっただろうか、犬が何かの前で立ち止まった。
「やっと止まった・・・!どうしたんだよ・・・?」
荒い呼吸を整えながらも、俺は犬の目の前にあるモノにライトを当て、それを見た。
「これは・・・?」
そこには、電源が落ちているだけで、機材自体には全く傷みが無いコンソールと、その脇に新しく作られたであろう墓が立てられていた。
「ここは・・・、まさか・・・!」
辺りを照らすと、補助電源を入れる為のレバーが見付かり、俺はそれに駆け寄ってレバーを押し上げた。
すると、その空間に生き残っていた全ての機材や照明に光が灯り、眩いばかりの光が視界を埋め尽くす。
光に目が慣れると、そこは途轍もなく広い空間である事が分かり、幾つもの墓と、その中心に存在する刀剣匠が使う様な台を巨大化させたようなものがあった。
いや、そのためだけに使う場所じゃなかったんだろう、聞くところによると、このグレイブ・ヤード、いや、世界樹は様々な技術分野のエキスパートが移住した場所らしい。
一つの空間で色々な実験をしていたとしても何ら不思議はないし、新しい技術を作ろうと思えば自然な流れであると考えられる。
「すげぇ・・・、ここが、技術の墓場なのか・・・!」
「宗吾!無事か!?」
俺が感激して辺りを見渡していると、大型のライフルを持った一夏が俺達の方へと走ってくる。
どうやら、さっき俺が上げた叫びを悲鳴と誤解して助けに来てくれたんだろう。
「一夏・・・!すまない、俺は何とも無いよ。」
「この野郎、心配させやがって・・・!」
すぐさま誤解だと伝えると、彼は心底安心したかのように息を吐き、辺りを見渡していた。
「驚いたな、まさかこんなにも早く見つけられるとは思わなかったよ、お手柄じゃないか。」
「いいや、コイツのお陰だよ、俺独りだったら迷子になってたかもしれないしな。」
お手柄だと褒める一夏の言葉に、俺は足元で行儀よく座る犬の頭をなでる。
それなりにデカい犬なのに、大人しい奴だな。
「犬・・・?もしかして、ここの住人の飼い犬だった奴か?」
「だろうな、でも、コイツ以外に生体反応は見当たらないし、飼い主はもう・・・。」
ここが廃棄されて早二年以上が経過している。
その戦禍の影響で大勢の技術者が死んだと聞いている。
この犬が生き残っていると言う事は、数か月前まで飼い主が生きていて、食料の備蓄があったと言う事だろう。
けど、今はそんな感傷に浸っている場合じゃない、やるべき事があったんだ。
「一夏、周囲の警戒とソイツの相手を頼む、俺はデータを集めるよ。」
「良いぜ、ハロを使って作業すると良い、性能はどんなAIよりも遥かに良いからな。」
「サンキュー、ありがたく使わせてもらうよ。」
彼が手渡してきたハロを受け取り、コンソールに接続、データの読み取りを開始した。
流石の規格外性能を持っているだけのことはある、ハッキングなんて俺がやるより早く終わったし、すぐにデータの表示、及びコピーを同時進行で行っていた。
「凄い量だな、俺独りでやってたらどんだけ時間が掛かった事か。」
『40ビョウデシタクシナ!!』
どっかで聞いた事有る様なセリフ喋るよな、このハロ・・・。
どんなプログラムを仕込まれて造られたのかが気になって仕方ない。
「っと・・・、あったあった、ガーベラ・ストレートのデータ、これがあれば十分だ。」
「見つかったか、念のために見せてくれ。」
俺の言葉に、一夏は犬を連れて此方に歩み寄り、開示されたデータに目を通した。
俺の目で見る以外にも、熟練した一夏の目ならば見落としも少なくなるだろうし、彼に着いて来てもらって正解だったよ。
「・・・、間違いない、前の世界で見たデータと違わない数値だ、アメノミハシラなら再現できる。」
「ホントか・・・?なら。」
「あぁ、ミッション・コンプリートだ、引き上げるぞ、お疲れさん。」
彼が確信めいた笑みを浮かべるのを見て、俺はガッツポーズを憚ることなくかました。
盗掘しておいてなんだが、せめて世界を、人々に生きる希望を与える為に使わせてもらうつもりなんだ、詭弁だと言われても、俺は戦うつもりだから。
先に通路を引き返す一夏の後を追おうとしたが・・・。
「・・・、お前・・・。」
何故か俺の脚にすり寄って離れない犬の姿に、何処か哀愁を感じてしまう。
飼い主も死んで、ここに独りぼっちは辛いだろうに・・・。
如何するべきか・・・。
「なぁ、一夏・・・、コイツ・・・。」
俺はせめて、罪滅ぼしの気持ちもあるが飼い主への義としてコイツを救ってやりたい。
そうじゃないと、そう遠くなくこの犬は死んでしまうから・・・。
難しい事だってのは分かってる、それでも・・・。
「アメノミハシラで・・・。」
「自分で決めろ、話を着けるのもお前が全部やるって言うんなら俺は咎めたりしない、ソイツが入る位の密閉されたケージ、さっさと探せ。」
「・・・!分かった・・・!ありがとう!」
ったく、素直じゃない奴だぜ。
さっきから表情が俺以上に曇ってたくせしてな。
けど、許可は貰ったんだ、さっさと準備しないとな!
使命感に突き動かされるようにして、俺は辺りをもう一度捜索し始めた・・・。
sideout
noside
「うわぁ~!フカフカだね~♪」
「本当・・・、先程までの様子が嘘の様ですわね。」
アメノミハシラの士官用のブリーフィングルームに、シャルロットの弾んだ声と、セシリアの慈しむ様な声が響いた。
彼女達の足元には綺麗に毛並みを整えられた、宗吾がグレイブ・ヤードで保護した犬が行儀よく座り、何処か嬉しそうに尻尾を振っていた。
宗吾に連れられてアメノミハシラにやって来た犬は、まずシャワールームに連れていかれ、身に着いた汚れを洗い流してもらい、今はこうやって綺麗になってここでお披露目と言う形になっていた。
「前の世界でドッグトリマー目指してて良かったわ、じゃないと誰も洗えないんだもの。」
そんな彼女達と犬の様子を眺めながらもジュースを啜る玲奈は、何処か満足げに微笑んでいた。
意外な所で嘗ての技術が役立ったのだ、少しは誇らしくも思いたいだろう。
「にしても、優しい所あるのね、ちょっと惚れちゃいそうよ?」
「やめてくれ、ほんの仏心さ、そういう事にしてくれよ。」
そんな彼女からの賞賛がくすぐったのだろう、宗吾は照れくさそうに笑って席を立ち、犬に歩み寄った。
「綺麗にしてもらって良かったなぁ、良いじゃないか。」
彼が頭を撫でると、犬も嬉しそうに鳴き、彼の顔を嘗めていた。
「はははっ!やめろよ、くすぐったいだろ・・・!」
「ふふっ、懐かれてるね、犬好かれの体質?」
くすぐったそうに笑う宗吾を見て、シャルロットは優しい笑みを浮かべていた。
これまでにないほど癒されているのだろう、切羽詰まった状況の中にいる彼等には癒しが必要だったために、ちょうど良かったのだろう。
「そう言えば、この子の名前は如何される御積りですの?」
そんな中、セシリアは犬の名前をどうするのか尋ねていた。
何時までもただの犬呼ばわりは寂しいと感じているのだろうが、すでにこの犬には伝八と言う前の主人に付けられた名前があったのだが、その事を彼女達が知る由も無かった。
「ん、そうだなぁ、主人の墓の前にいたみたいだし、忠犬なんだろうな。」
「へぇ、ハチ公みたいね、良い話だわ。」
そんな事も知らずに、宗吾は何気なしに伝八がいた場所の様子を語り、その様子から嘗ての世界の日本で所縁があった忠犬の名を思い出した玲奈は、感心した様に呟いた。
「それやめて、本当にやめて・・・っ!」
彼らの言葉に、シャルロットは突然涙目になり、首を横に振っていた。
「ど、どうしたの・・・!?」
彼女の唐突な涙に驚いた玲奈は彼女の体をさすって理由を尋ねていた。
「ハチ公・・・、僕が日本に来て初めて一夏に勧められた本なんだよぉ・・・!ダメだよぉ・・・!!」
「えぇ~・・・。」
まさかの返答にどう返せばいいものか、玲奈は思いっきり苦笑を浮かべていた。
確かに、一途に飼い主を待ち続けたハチ公は忠犬として有名であるが、まさかヨーロッパ系のシャルロットが心打たれるとは思ってもみなかったのだろう。
感動とは国境を超えるものなのだと、彼女が同時に納得した瞬間でもあった。
「で、でも意外だな、シャルロット達の方だったらパトラッシュが有名じゃないのか?」
「それもおやめくださいぃぃ・・・!」
話の流れを変えようとした宗吾だったが、今度はセシリアが顔を両手で覆って泣き崩れてしまった。
「うわっ!?セシリアまでどうしたんだよ!?」
「私はあのお話が苦手でぇ・・・!一夏様にお見せいただいた物ですがぁ・・・!」
「アイツほんと何やってんの!?」
またしてもな展開に宗吾は思わず叫ぶ。
一夏が何でそのお涙頂戴系を勧めたのか全く理解できなかったのだろう、困惑と同時に意外と言う様な表情が見受けられた。。
ちなみに、パトラッシュことフランダースの犬の人気があるのは意外にも日本だけであり、他の諸外国の反応はそれなりに冷ややかだそうだ。
「何の騒ぎだ、うるさいぞ。」
その混沌を極める空間に割って入ったのが、事の元凶こと織斑一夏だった。
その手にはドッグフード等が握られていたために、それらを伝八の為に調達しに行っていたことが伺えた。
「誰のせいで・・・!いや、お前のせいじゃないけど・・・!」
「何の話だ?まぁいい、パトラッシュ、こっち来な。」
「ワザとだろ!?ワザとなんだろ!?」
あまりにもピンポイントすぎる呼び方に宗吾が突っ込むが当の一夏はと言うと、はははと笑い流すだけで一切取り合わなかった。
どうやら、確信犯の様である。
だが、そんな彼の悪戯に釘を刺すつもりなのだろうか、伝八はそっぽを向き、宗吾の方へとすり寄ってきた。
「嫌われてやんの!傑作ね~?」
「笑うなよ・・・、皆が見てる・・・。」
その様子を見て笑う玲奈に向けて、一夏は少々傷付いたと言わんばかりの表情を浮かべたが、何かを思い出したのかタメ息を一つ吐いた。
「とりあえず、ミナと話着けて来てやった、それについての良いニュースと悪いニュースがあるんだが聞くか?」
「な、なんだよ・・・?まさか、返してこいとかって事か・・・?」
彼の言葉から嫌な予感がしたのだろうか、宗吾は表情を強張らせた。
だが、一夏はその懸念を他所に苦笑を浮かべながらも結論を述べた。
「安心しろ、ミナからの許可は貰ってきたよ、彼女も犬好きだからな。」
「ホントか!?良かったなぁ、わんこ!」
その言葉に、宗吾は伝八の頭を撫でて自分の事の様に喜んだ。
どれほど小さな命であろうとも救えたことには変わりないのだ、手放しで喜んでいた。
だが、それだけでは安心できない、何せ、悪い方の事を聞いていないのだから。
「で、悪い方だ、これは俺も驚いたよ。」
「な、なんだ・・・?」
苦笑と言うよりは呆れの色が強い一夏の表情に、全員が息を呑む。
まさか、何かあったのかとでも言うように。
「ミナの奴、犬アレルギーらしい。」
『・・・、えっ?』
一夏の言葉に、一瞬何を言われたのか分からなかったのだろう、四人は酷い間を開けた後にやっとの事で聞き返した。
「見てて哀れだよ、犬が好きなのに触ったら喘息とか酷くなるらしい。」
「えっ?ミナってコーディネィターよね?そのアレルギー問題は解決できなかったの?」
「知るか、大方、戦闘能力に特化しすぎたせいでおざなりな部分が出たんだろう。」
苦笑する一夏に、玲奈はどういう事だと言わんばかりに尋ねるが、彼とて真相を知っている訳ではない。
もっとも、彼も知りたいとは一切思わなかったそうだが・・・。
「ま、なんにせよ、宗吾、お前はお前の仕事をして来い、例のデータの解析が始まる、立ち会って確認して来い。」
「おっ、分かったよ、すぐに行く。」
宗吾は一夏の指示を受けると敬礼を返し、格納庫に向けて歩き出そうとしていた。
時分が扱う事になるであろう武器なのだ、間近で見てどうなるか確認しておきたかったのだろう。
そんな彼を追う様に、伝八も付いて行こうとしていたが、それを止めたのは玲奈だった。
「はいはい、わんこ、すぐに戻ってくるから待ってなさい。」
頭を撫でながらも、心配する事は無いと話しかけていた。
「頼んだ、ジャックさんに頼んで早く切り上げてくる。」
彼女に頼んだ後、彼は微笑みながらも部屋を出て行った。
護るべきモノの為に、そして、自分の為に強くなるために・・・。
sideout
次回予告
新たなる力は、彼等に進むべき道を示してくれるのだろうか、喩えそれが新たな戦いを生むとしても・・・。
次回機動戦士ガンダムSEEDASTRAY X INFINITY
牙と唸りと
お楽しみに