機動戦士ガンダムSEEDASTRAY X INFINITY   作:ichika

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英雄として

sideセシリア

 

『セシリア、準備は良いかい?』

 

「はい、何時でもよろしいですわ、ジェーンさん。」

 

南米大陸の西側沿岸部にて、私はジェーンさんと共に敵が来るのを待っておりました。

 

今の私の乗機がフォビドゥンブルーと言う事もありまして、海中での戦闘をする事となりましたの。

 

海の中と言う事で、正直に申し上げて怖くは無いとは言い切れませんが、今の私には心強い先立ちがいてくれていますから。

 

『頼りにしてるよ?アンタ達がこうやって手を貸してくれるんだ、私も頑張らないとね!』

 

「そんな・・・、勿体無いお言葉ですわ、愛する御方の下に戻るために、しっかりと生き残りませんと。」

 

『それもそうだねぇ!』

 

ジェーンさんは女性とは思えぬ程の豪快な御方ですわね・・・、何と言いますか、あの方を思い出しますわね。

 

それにしても、こうやって一夏様とシャルさん以外の方と共闘するなど、嘗ての世界では考えられなかった事ですわね。

 

昔の私達には、自分達以外を信じると言う概念がありませんでしたから、余計にそう感じられます。

 

こういう風に、誰かを信じられるようになったのも、サーペント・テールの方々と、私とシャルさんの弟の存在があればこそ・・・。

 

だからこそ、私は頂いた物を、また新しい形に変えて行くと致しましょう。

 

『敵さんのお出ましだね!さぁ、行くとしようか、セシリア!!』

 

そんな事を考えておりますと、ジェーンさんから敵が近くまで来たと言う警告が耳を打ち、顔を上げますと、彼女の機体が海へと入ってゆく姿が見受けられました。

 

敵が来たと言う事は、他の場所にも侵攻を開始したと言う事・・・。

 

一夏様やシャルさんは大丈夫なのでしょうか・・・?

 

・・・、いいえ、今は信じるだけしか、私には出来ません、ですから、今は私に出来る事だけをやると致しましょう。

 

ここで私が死ぬような事になってしまったら、一夏様やシャルさんがどうなってしまうのか分かりませんし、宇宙で帰りを待っている愛機の下に帰れませんし、ね・・・?

 

「セシリア・オルコット、フォビドゥンブルー、潜航します!!」

 

ここで勝って、我が家に帰ると致しましょう!

 

海中に潜ると、辺りは一気に暗くなり、視界も悪くなってしまいました。

本当にこんな中で戦闘が行えるのでしょうか・・・?

 

いいえ、この中でだからこそ、意義があるのでしょうか。

 

暫く進んでゆくと、それも更に悪化して光も届きにくくなってきました。。

 

これでは何処にいるのかも分かりませんわね・・・。

 

『ボサッとしてたらヤラれちまうよ!周りを警戒しな!!』

 

「はいっ!!」

 

いけませんわね・・・、何時敵が来るかも分かりませんのに・・・。

 

そんな時でした、前方から何かが接近している事を告げる警告音が耳を打ちます。

 

レーダーを確認いたしますと、音速を超える速度で何かがこちらへと向かって来ます。

 

MSにしては早すぎますわね・・・、これは、魚雷・・・!それもスーパーキャビテーティング魚雷・・・!!

 

それを近くすると同時に、私とジェーンさんは全くの同時にフォノンメーザーを発射、迫り来る魚雷を撃ち落しました。

 

『行くよ!!付いて来な!!』

 

「はいっ!!」

 

潜水艦から放たれたモノでないとするなら、この機体と同系列のMSと言う事・・・。

それならば、私の領分である格闘戦でなんとかなりますわね。

 

ジェーンさんと共にトライデントを構え、私は海中を突き進みます。

義を果たすために、そして生き残るために・・・!

 

sideout

 

sideシャルロット

 

「バリーさん、もうすぐ降ろしますよ?準備は良いですか?」

 

南米大陸北側の上空を、僕はストライクダガーに乗り込んだバリーさんをレイダーで目標まで運んでいた。

 

今回は肉弾戦をMSで行うバリーさんを、僕が上空から支援するって形だ。

彼が危なくなれば、僕が助けに入ればいいんだけど、この機体で格闘戦が出来るだなんて思っちゃいない、寧ろ一番やっちゃいけない事だろうけどさ。

 

『あ、あぁ、問題はない・・・!』

 

声が上擦ってるけどどうしたんだろう・・・?

まさか、バリーさんみたいな歴戦の猛者が戦闘に向かうと言うだけで緊張するものだろうか?

 

いや、そんな訳は無いとは思うけど、よく分からないや・・・。

 

そんな事は後で考えればいいんだ、今はただ、やるべき事をやって、生き残る事だけを考えないとね。

 

このレイダーも悪くは無い機体だけど、愛機は別にあるし、もう一度バスターに乗るためにも、何としてでも勝たなくちゃいけないんだ。

 

それに、一夏やセシリアとは、まだ約束を果たせていないしね!

 

「この真下かな?バリーさん、降ろしますよ!」

 

『分かった、後は頼んだぞ。』

 

レイダーの高度を出来るだけ下げ、ストライクダガーが敵から約500mほど離れた場所に着地したのを認めた僕は、レイダーを操ってわざと敵の真上を飛行する。

 

僕を見付けたからだろうか、敵のダガーLが背中に装備されたカノン砲みたいなものを撃ち掛けてくるけど、自由に空を飛び回れるこの機体には当たりはしない。

 

それに、今の僕は陽動程度にしか役割を成しちゃいない、本命は、君達の目の前に迫ってるんだから、ねぇ?

 

『はぁっ!!』

 

森林から飛び出したバリーさんのストライクダガーが森林から飛び出し、手近なダガータイプのMSに得意の肉弾戦を挑み、蹴りや殴打を次々に繰り出していた。

 

凄いなぁ、どれもこれも敵を一撃で沈黙させてるなんて、僕には真似出来ないや。

 

だけど、僕には僕の役目がある。

 

「彼を撃たせやしないよ!!」

 

ライフルやカノン砲を構えるダガーLに向かって急降下しながらも、レイダーの機銃の掃射を浴びせかける。

これなら、たとえ外れたとしても牽制にはなるだろうし、バリーさんを狙わせないためにも効果的だよ。

 

まぁ、本当なら数は減らしておきたいところだけど、四の五の言ってる場合じゃないのはよく分かってる。

 

だから掛かって来なよ、この僕達が相手だ!!

 

sideout

 

noside

 

南米の北西部の市街地跡に、凄まじい爆音が響き渡った。

 

「くっ・・・!!」

 

そのすぐ傍にいたソードカラミティ二号機に乗るエドは、撃ちかけられたビームを何とか回避するが、彼の背後にあった建造物に直撃し、盛大に爆ぜた。

 

それを為した機体が爆煙の中からゆっくりとその姿を現し、彼の前に立ちはだかった。

 

「そんな・・・、敵もソードカラミティだなんて・・・!」

 

そう呟くのは、彼等から少しだけ離れた場所に隠れる様にしてシューティングコートを展開したアウトフレームに搭乗しているジェスだった。

 

彼とて、ソードカラミティという機体が、エドが乗る一機だけでない事は知っていた、だが、いざ同じ機体同士の戦いとなると、勝敗を決するのはパイロットの腕という事になるのだ。

 

「ソード使いの俺をソードで討つ気か?嫌味も程々にしてくれよ、レナ教官・・・!」

 

「投降しなさい、エド、この戦いに、南米の勝利は絶対に有り得ないわ。」

 

顔見知り同士なのだろう、勘弁してくれと言わんばかりのエドと、ソードカラミティ初号機に乗るパイロット、レナ・イメリアの冷たい言葉の応酬が始まった。

 

「貴方は勝ち過ぎた、だから連合は貴方だけを攻めるのを止め、この大陸全土に兵を送り込んだわ。」

 

「・・・っ!」

 

彼女の言葉に、操縦捍を握るエドの手が震えた。

 

レナの言う通り、ついこの間までは大挙して侵攻してこなかった連合が、最早形振り構わずに大部隊を送り込んで来ている。

それは間違いなく、戦術の初歩の初歩、圧倒的物量による殲滅戦だ。

 

これを招いたのは他でもない、エドの活躍故だ。

この時、連合とプラントは終戦条約の締結に向けての調整に動き出していた時期でもあり、軍のメンツを保つためにも、反抗する南米は鎮圧せねばならないのだ。

 

だが、彼の奮戦により戦闘は予想以上に長期化し、条約締結が目前に迫りつつある中、戦いは今だ終ってはいないのだ。

 

彼を討ちさえすれば良いと踏んでいた連合だったが、彼は名立たるエースを退け、逆に南米に反連合の勢いを加速させたのだ。

 

それにより、連合は圧倒的な戦力差を持って、南米を制圧すると言う最終手段に打って出たのだ。

 

それは、エド自身がよく分かっていた事でもあり、彼は目を伏せ、どうすべきかと言う様に表情を顰めていた。

 

「既にこの南米に多くの兵が送り込まれているわ、そう、貴方達の軍では太刀打ちできないほどのね。」

 

「・・・。」

 

ある種の投降勧告に、彼の心は僅かに揺れ動く。

このまま戦い続ければ、軍の人間だけではなく、多くの一般市民が巻き添えになるかもしれないのだ、彼とて、戦争を早く終結させたいのは山々なのだ。

 

「間もなく貴方の故郷が火の海になる、それを避けたいのなら、ここで貴方が投降するか、討死する以外ない!貴方の英雄ゴッコが、この国を滅ぼすのよ!」

 

「・・・!!」

 

英雄ゴッコという言葉に、彼はいよいよ進退を決めなければならなくなっていた。

 

ここで戦う事を止めてしまえば、今まで南米の為に戦い、討たれて行った者達や、今も戦い続けている者達に顔向け出来ないのだ。

 

だが、ここで戦いを止めれば、南米の独立と、自分の命と引き換えに南米の兵や、協力者達を生かす事が出来る事にも彼は気付いていた。

 

命の重さを、その身を以て重々承知している彼は、そのために迷い、後一歩を踏み出せずにいたのだ。

 

「エドっ!!迷うなっ!!」

 

そんな時だった、物陰から出てきたアウトフレームから、ジェスが彼に発破をかけた。

 

「バカが・・・!ジッとしてろ野次馬!!」

 

「なにっ!?伏兵・・・!?」

 

同乗するカイトは頭を抱えながらも彼を宥めようとしていたが、レナは彼等の事を南米軍の伏兵だと認識したのだろう、彼女はソードカラミティの右肩からマイダスメッサーを引き抜こうとしていた。

 

「待て、レナ!!アイツは民間のジャーナリストだ!!撃つな!!ジェスも何やってるんだ!!」

 

それを止めるべく、エドはレナに対して警告を発しながらも、ジェスを叱り付けていた。

 

だが、それにも動じず、言葉を続けた。

 

「俺はこの南米を、エドの事をずっと見て来た、エドのやってる事をどうこう言える立場にないのは分かってる、だけど、俺が見て来た《切り裂きエド》は本物だった!!ここで迷って戦いを放棄するなんて、アンタらしくないじゃないか!!」

 

「・・・ッ!!」

 

自分がこれまで辿って来た道が、戦い続けてきた姿勢こそが《切り裂きエド》であったと言うジェスの言葉に、彼は驚いたような表情を見せたが、それもすぐに穏やかな笑みに変わる。

 

「そうだよなぁ、ここで迷って戦わないなんて、俺らしくないよな、ジェス、お前の言う通りだ!」

 

自分にはやるべき事がある、それを成し遂げるまでは、立ち止まる事など許されないのだ。

だからこそ、彼は戦う、己のためだけでなく、すべての者のために。

 

「俺は南米の英雄!≪切り裂きえど≫だ!戦う理由なんてそれだけで十分さ!!」

 

「・・・、そう・・・、それが貴方の決めた道なのね・・・。」

 

シュベルト・ゲベールを両手に構えたエドを見たレナは、僅かだが寂しげな表情を見せた。

 

嘗ては共に戦ってきた仲で、それ故に自身の手に掛けたくは無かった存在を討たねばならぬ事への哀愁か、それとも別の何かか・・・。

 

だが、それも一瞬の事、その次の瞬間にはその表情も消え失せ、彼女は一人の戦士としての表情になった。

 

「ならば、私もこの戦争を終わらせるために剣を抜く!!貴方はここで散りなさい、≪切り裂きエド≫!!」

 

シュベルトゲベールを左背から引き抜き、その流れで右肩からもマイダスメッサーを引き抜きながらも投擲、エドのソードカラミティはそれを半身になって何とか回避した。

 

彼女を討つべく、エドも機体を動かすが、それより早くレナが左腕から射出したパンツァー・アイゼンがエドの機体の右腕を掴み、彼女の方へと彼を手繰り寄せる。

 

「くっ・・・!!」

 

機体がバランスを崩し、転倒しかけている所を狙い、レナのソードカラミティがシュベルト・ゲベールの斬撃を繰り出し、エドのソードカラミティのバックパックの一部を破壊した。

 

「レナのやつ・・・、砲撃戦が得意な筈なのにエドを翻弄している・・・!?」

 

その様子を見ていたジェスは、目の前でエドが翻弄される姿に驚愕していた。

 

近接格闘ではそれこそ負け無しと呼んでも差し障りの無いエドのソードカラミティを、本来は砲撃戦が得意なレナが圧倒しているのだ、ある種の戦慄を覚えても致し方あるまい。

 

『レナのソードカラミティの反応速度は並のコーディネィターを上回っているぞ!』

 

数値を測っていた『8』は、レナの動きがナチュラルとは思えぬモノだという結果を叩き出し、エドを上回る勢いを持っている事を示していた。

 

「得意の分野は最後まで取っておく、プロとして当然の戦法さ。」

 

「そんな・・・、エド・・・!」

 

同じ戦闘のプロであるカイトの口から飛び出した言葉に、ジェスはこの戦いにエドが勝てるのかと不安になっていた。

 

勝ち目がない訳ではない、ただ、それがあまりにも少なすぎるのだ。

 

「くそっ・・・!器用にソードを乗りこなしやがって・・・!妬けちまうぜ・・・!」

 

「貴方はシュベルト・ゲベールに頼り過ぎている、威力の高い武器は隙も大きいと教えたわよ。」

 

「こんな時でも授業かよ、レナ教官・・・!俺は落第生かっての・・・。」

 

荒い息を吐きながらも、彼は自分以上にソードを乗りこなしているレナに純粋な尊敬の念すら覚えていた。

 

彼女の言う通り、自分はソードに頼り過ぎている所はもちろんある、だが、それだけでない事も、彼は自負していた。

 

「だけどな、俺はコイツの剣を信じているんだ!!俺は、コイツで勝つ!!」

 

必殺の意志を籠め、彼はシュベルト・ゲベールを二本重ねにし、レナに向けて走り出した。

 

「いいでしょう!!南米の英雄の最期!見届けてあげるわ!!」

 

それを迎え撃とうと、この一撃で決着を着ける意志があると見た彼女は、ここに来て温存していたスキュラを使用した。

 

ベース機から幾分かパワーダウンさせているとは言えど、その威力は折り紙付きであるスキュラならば、一撃で勝負を決する力を持っているため、最後の最後でそれを使う事にしたのだろう。

 

胸部から放たれた光条はそのまま突き進み、ソードカラミティを捉える、筈だった。

 

だが、エドは機体を僅かに沈める事で、右肩アーマーと頭部右側を犠牲にしながらも更に突き進む。

 

「うぉぉぉぉぉっ!!」

 

「なにっ・・・!?」

 

間合いに入り、必殺の意志が籠められたシュベルト・ゲベールは、受け止めようとした初号機のシュベルト・ゲベールを砕きながらも進み、遂にその機体を捉えた。

 

装甲が一瞬刃の動きを阻害するが、エドは構わず刃を振り抜く。

 

その拍子に、切り口から大量のオイルが血飛沫の様に吹き出し、彼の機体に降り注ぐ。

 

「やった・・・!やったぞ!!」

 

エドが勝った事に喜ぶジェスだったが、エドはそうではなかったようだ。

 

何せ、機体は血の涙を流しているかの様に汚れていたのだから・・・。

 

sideout

 

noside

 

「レナ!無事か!?」

 

初号機が完全に沈黙した事を確認した後、エドは自機から降り、切り裂かれたコックピットまで攀じ登った。

 

それを見たジェスは、彼の後を追う様に機体を降り、彼を撮り続けていた。

 

「流石・・・、英雄は・・・、強いわ、ね・・・。」

 

当たり所が悪かったのか、レナは身体の到る所から血を流し、息も絶え絶えにエドの強さに感心していた。

 

「あんまり喋らない方が良いぜ、傷が酷くなっちまうだろ・・・。」

 

何とか喋れるぐらいには無事な事に安心したのだろう、エドは僅かに口元を緩めた。

 

自身の教官と戦っていたのだ、せめてそれが終わった後ぐらいは気を遣ってもバチは当たらんだろうと思ったのだろうか・・・?

 

「優しいのね・・・、あの子が貴方に惚れたのも・・・、分かる気がするわ・・・。」

 

そんな彼に、何処か呆れる様な表情を浮かべながらも、彼女は薄く笑っていた。

 

教え子に倒されるならば、教官としても誇らしいとでもいうのか、その表情には純粋な喜色が混じっていた

 

だが・・・。

 

「でも・・・、此処は戦場よ・・・、その優しさが、命取りと、教えたわよ・・・?」

 

だが、その表情のレナは、隠していた右手に握られた拳銃を、エドへと向けた。

 

それを見たエドの表情が、驚愕と困惑に彩られ、次の瞬間には恐怖が浮かぶ。

 

彼は気付いてしまったのだ、彼女は最初から軍人として自分を討とうとしていた事に、そして、そのために自分をここまで誘き寄せたのだと・・・。

 

「さようなら・・・、南米の英雄サン・・・。」

 

その言葉と同時に引き金が引かれ、発なたれた弾丸は彼の左胸を貫き、彼の身体はその弾みで宙を舞う。

 

「エドっ・・・!?」

 

その真下で写真を撮り続けていたジェスは、彼の身に起こった事が理解の範囲を超えていたのだろう、驚愕で身体が硬直してしまっているようだ。

 

だが、彼の目の前で、エドの身体が地面に叩き付けられると同時に自失から持ち直し、彼はエドに駆け寄った。

 

「エドっ・・・!!」

 

彼を抱き起すが、エドに意識は無く、左胸に穿たれた穴からは止め処なく血が流れ出すばかりだった。

 

抱き起す自分の手を濡らしていく彼の血に、ジェスの表情からはどんどん血の気が失せて行く。

 

それは、恐怖以外の何物でも無く、エドが死に向かっているのではないかと言う恐れ・・・。

 

「エドォぉぉぉぉぉッ!!」

 

彼の慟哭にも似た叫びが、廃墟に木霊しては消えて行った・・・。

 

sideout




次回予告

瀕死の重傷を負ったエドを救うため走るジェス、だが、戦争は思わぬ方向へと向おうとしていた。

次回機動戦士ガンダムSEEDASTRAY X INFINITY

絶望を希望へ

お楽しみに~

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