オレを踏み台にしたぁ!?   作:(╹◡╹)

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特に何があるわけでもありません。
むしろ何も起こりません。そんな一日です。


少年の平凡な一日

 朝、オレはまた“オレ”として目が覚める。ここにやって来てから3日目の朝だ。

 三度目の正直は実らなかった。おのれ、悠人少年の心に巣食った闇はまだ晴れないのか。

 それは即ちオレの努力が足りないということ。出来ることを少しずつこなすしかない。

 

 昨日は軽く引いてしまいパソコンを落とすのを忘れていた。さて、そろそろ落とすか。

 そう思いノートパソコンに向かうと、未開封メールが2000通に増えていた。

 ……愛が重すぎる。そっとしておこう。オレはクルリと背を向け、1階に降りていった。

 

 世の中には触れないほうがいいこともある。……弱いオレを叱ってくれ、ナタク。

 

 さて、1階に降りて朝のシャワーを浴びてスッキリしたら、調理の準備に入ろうかな。

 今日の食材は食パンにレタス、トマト、それから卵にバターといったところだ。

 リクエストにお応えして、オレが今現在こなせる唯一の食パン料理をお見せしようと思う。

 

 え? 誰もリクエストしてないって? ハッハッハッ、こういうのはノリが大事なんだぜ。

 

 食パンを袋から2枚取り出しつつ、レタス、トマト、卵にバターを冷蔵庫から取り出す。

 余った食パンは賞味期限が今日までなので冷凍庫にシュートだ。

 レタスは程々の大きさに千切りトマトは輪切りに切っていく。そして卵の目玉焼きを作ろう。

 

 卵が出来あがったら、食パン2枚をオーブントースターで焼いていこうじゃないか。

 あんまり焼き過ぎると焦げてしまうから、ここはあまり目を離さないようにな。

 出来上がったモノはトースト2枚に、千切れたレタス、輪切りのトマト何個かに、目玉焼き。

 

 これらをミックスレイドさせればオレの得意料理クラブハウスサンドの出来上がりなのだ。

 

 正確なレシピなんて知ったこっちゃないぜ。

 そもそも面倒になったらカップ麺の残り汁にご飯ぶっかけて卵落として満足するオレだぜ。

 謎の高揚感に襲われつつ、トースト2枚に片面ずつバターを塗っていく。

 

 それをトースト、トマト、目玉焼き、レタス、トーストで挟み込む。バターは内面だぜ?

 これで完成だが… 作ってみればお分かりになるかもしれんが結構ボリュームが凄いのだ。

 故に今回すべきは…

 

「ヘァッ! トゥッ!」

 

 気合を入れて、トーストの中央と縁の間にして四辺の真ん中くらいの場所に爪楊枝を刺す。

 その数4つ。満足したオレは一つ頷くとパン切り包丁を取り出しつつ刻んでいく。

 

「フフフ… 怖いか?」

 

 なんてったって世界基準軽く超えているもんな。何の世界基準かまでは知らないけど。

 切り方は対角線上にX字になるように。終わった頃には綺麗に4つに分かれているはずだ。

 

 ドロッとしたものがまな板を穢す。この黄色いモノ… やっちゃったぜ。

 目玉焼き、半熟だったぜ。諸君らはまな板を汚したくなければ固めに焼き上げた方がいい。

 出来上がったもののうち1つを口に運ぶ。うむ、中々にグラッチェだぜ! アミーゴ!

 

 目一杯味わった後にモーニング珈琲(ブラックの缶珈琲)で胃の中に流し込んだ。

 ……何故か色んな諸々が台無しにされた気がするが気のせいだろう。

 昨日、和食と一緒に食べた時よりはまだマシな気がする。だからセーフ… セーフなのだ。

 

 あと1つ食べてから、残った2つはラップに包んで本日のお弁当にすることにした。

 なんせ昨日はクロハラ(仮)さんに追い回されたり、校舎内を彷徨ったり、

 ゴリくんたちとエンカウントしたりでロクに昼を食う時間がなかった。弁当もなかったし。

 

 その点、コレは時間が経っても美味しいためにお弁当に最適だが、注意すべき点が一つ。

 ラップの包み込みが甘いと、トマトやらの汁がこぼれて大惨事を引き起こしかねない。

 しつこいくらいに巻き重ね固めに結んだほうが良い。よし、弁当の問題が片付いたら次は…

 

「今日は… 3、くらいか」

 

 持っていく相棒(という名のブラック珈琲)の選定だ。いや、どれも一緒なんですけどね。

 悠人少年の貧弱ボディでは余り多くを運べない上に、余ったら容赦なく体力を奪ってくる。

 暫し考えた末に、オレは3つほど持って行くことにした。今日のノルマは3。頑張れ、オレ。

 

 身嗜みを整え準備を終えたオレは、昨日より早目の時間にさっさと出発することにした。

 え? 名無しの少年たちを待たないのかって? 別に待つ必要ないじゃん。学校で会えるし。

 自分一人で行けるかどうかも確かめたいし、早く着いても本読んで時間潰しすればいいや。

 

 ………

 ……

 …

 

 今、オレはと言うと無事に下駄箱で靴を履き替えている。酔わなかった、そして酔わなかった。

 大事なことなので2度言いました。流石悠人少年、活字さえ読まなければなんともないぜ!

 万一に備えて自宅から酔い止め薬(エンド・オブ・リバース)を持ち込んでいたが無駄になった。だが、それがいい!

 

 身体が軽い… こんな気持ちで登校するのはじめて! もう何も怖くない!

 ヒャッハー! オレは自由だ! あい・きゃん・ふらーい!!

 

 ――ゴスッ

 

「まそっぷ」

 

 テンションに任せてクルクル回っていたら下駄箱にぶつかり、甚大な被害を受けていた。

 教訓『下駄箱で暴れてはいけない』… 刻んだぜ、劉鳳ォ。

 衝撃のファーストブリット(ただの膝蹴り)を下駄箱にかまし、痛みにあえでいるオレの前に。

 

 ――パサッ

 

 紙切れが落ちてきた。

 ほうほう、『昨日家で作ってみたの。良かったら食べてみてね♪ アリサ・バニングス』か。

 このアリサちゃんとやらは、はにかみ屋な妹系天使に違いない。実にいい子だ。

 

 紙切れが入ってたと思しき下駄箱を開ければ、誰かの上履きの他に可愛いラッピングを施されたマドレーヌが入っていた。衛生的にどうかと思わなくもないが、実に心憎い演出じゃないか。

 ならばこのオレも一肌脱いであげねば。甘いモノを食べたあとは大人の苦味。そう、珈琲だ。

 

 朝から早速1つ処分できるとは幸先が良い。しかもそれが良いことにつながるならば尚更だ。

 顔も知らぬアリサちゃんよ、礼は結構だ。キミが上手くいくことを心より期待しているぞ。

 ただ、“アリサちゃん”… 何処かで聞いたことがある響きだが。はて… 何処だったかな?

 

 まぁ、思い出せないってことは大したことがないんだろう。……あ、そうだ! 思い出した!

 ゴッドイーターのヒロインだったじゃないか。あの下乳丸出し&ミニスカで戦うエロい子だ。

 教室に辿り着いたオレは、席でニヤニヤしてるクロハラ(仮)さんを目撃した。何アレ怖い。

 

 次の休み時間。オレはまたもやクロハラ(仮)さんに追い回されることになった。解せぬ。

 

 こちらスネーク! 大佐、指示をくれ! クロハラ(仮)さんの加速が怖い! ヤバイ!

 ――君はあの下品な泥水を飲むつもりなのか? 凱旋飛行の最中に。

 ちげぇよ! 珈琲なんか飲んでる暇ねぇよ! オレが求めてるのはそんな言葉じゃねぇよ!

 

 使えない大佐に舌打ちしつつ、オレは駆け抜けていった。希望の未来にレディ・ゴー! だ。

 明日を救え、バルディオス。いや、ダメだ。オマエは駄目だ。明日を救えなかっただろ。

 やはりクロハラ(仮)さんは人類の手に余る存在だ。明日以降は決して近付くまい(フラグ)。

 

 ………

 ……

 …

 

 そして昼休み。

 オレは校舎内を徘徊していた。オレがいればみんな、落ち着いてお弁当を食べられまい。

 いずれは教室で食事を取りたいが、オレたちの間にはきっと時間が必要なのだ。

 

 だが、何処で食べようか? パッと思いつくのは屋上と便所飯の2つだ。

 屋上? 却下だ。間違いなくリア充の巣窟となっているだろう。多大な精神ダメージ確定だ。

 便所飯? 却下だ。飯くらい美味しく食べたい。あの環境で美味しく食べられるか? 否だ。

 

 ていうか便所飯に慣れてしまったボディを悠人少年に渡してしまってもアカンだろ。うん。

 そういうわけでオレは第三の選択肢… 校舎裏を求めて歩いていた。

 流石に小学生の頃から校舎裏で食べることを強いられるような訓練されたボッチ族はおるまい。

 

 そうして校舎裏に向かったオレを出迎えたのは… 聖帝十字陵(元悠人少年の席)の残骸。

 オマエ… ゴリくんに片付けられてから、ここにいたんだな。ここでずっとオレを待って…

 謎の感動に襲われたオレは、帰りを待っていた玉座に腰掛け、お昼を摂り始めるのであった。

 

 ……それは同時に、今後卒業するまでのオレのお昼の定位置が決まった瞬間でもあった。

 おかしいですよカテジナさん! そういう重要な選択肢はもっと早めに教えてもらわないと!

 好きな子の名前をつけ数多の犠牲者を出した伝説の作品かよ!? あれ、デマらしいですが。

 

 ………

 ……

 …

 

 ようやく放課後だ。

 週末なのであとは土日が待っているが祝日を挟んでいるため、振替休日により三連休となる。

 その解放感からだろうか、オレがいるにも関わらずクラスは賑わっている。良いことだ。

 

 オレはそんなクラスの様子を見て一つ頷くと、そっとその場を後にした。

 今のオレには目的地があるのだ。喫茶店『翠屋』… 大層評判が良いお店だそうだ。

 となればオレの好物も置いてあるんじゃないかと期待してしまうのも無理はない。

 

 そんなに頻繁に食べるつもりはないが、甘いモノが嫌いというわけではない。

 それに流石のブラック珈琲もケーキには良く合うことだろう。

 何回かに分けることになるとはいえ、美味しく処分できるならばそれに越したことはない。

 

 ――カランカラン…

 

 ドアベルを鳴らして店内に入る。なかなか良い感じのお店だ。小洒落ており、綺麗。

 開放感があるというか… ふむ、オープンな雰囲気があるな。悪くない。むしろ良い。

 だが、どういうことだ? このピリピリした空気は。しかもオレに注がれているような…

 

 店員と思しき人物は2人。ウェイターをやっている青年とレジを担当している女性。

 どちらも若いな。二十代前後といったトコロか? 彼らが経営者の筈がない。

 店長さんがちょっと所用で外しているために、臨時で店内を任された… というあたりか。

 

 同時に理解する。この“おやつの時間”に程近い時間帯、客に溢れる喫茶店は戦場だ。

 しかも慣れないスタッフがたった2人で切り盛りするのだ。並みの緊張感ではあるまい。

 そこに現れたオレ。「また現れやがったか!」と思わず睨んでしまうのも無理はない。

 

「フッ… 分かり易いな」

 

 解けてしまえばなんてことはない謎だ。思わず笑いが込み上げてくる。おっと、失敬。

 いきなり現れたと思えば客かどうかも示さずにいきなり笑い出す人間。こりゃ不味い。

 営業妨害と思われても仕方ないで、工藤。「全くやで、工藤」と車椅子の少女も言ってる。

 

 いつまでも店の入口に突っ立ってたら邪魔だ。まずはゆっくりと中に進もう。

 女性が少し青褪めている。ふむ… コレ以上のキャパシティは厳しいってことかな?

 立ち止まり、席の様子を眺めると同時に「ブォン!」と風が吹き抜けた。オレに。

 

「失敬… 埃がついていたもので」

 

 トレイを振り抜いた構えと、その言葉からウェイターの青年の気遣いを瞬時に理解する。

 忙しくとも来店した客の埃を払う気遣いを忘れないとは。店内の客への気遣いにもつながる。

 なるほど、こうしたコトが自然に出来るからこのお店は繁盛しているのだ。立派なモノだ。

 

「ありがとうございます。……一名ですが、席は空いていますか?」

「申し訳ありません。現在は混み合っておりまして。予約も含めて満席となっております」

 

 なんと! まだちょっと空いてるように見えたのは全て予約席だったのか。残念だなぁ。

 とはいえ、ここまで出来た店員さんがいるのだ。予約を求めるほど流行っても仕方あるまい。

 喫茶店で本を読みながら時間を潰すとかやってみたかったんだけどな。また今度にするか。

 

「ふむ… 待ち時間はまだかなりかかりますかね?」

「そうですね。つい先程満席になったので1時間か… ひょっとすれば2時間程は」

「分かりました。それでは持ち帰りでお願いします」

 

 流石に二時間も待っていられない。ウィンドウ内のケーキを物色していく。

 定番のイチゴのショートケーキ。甘くて美味しいチョコレートケーキ。季節のフルーツケーキ。

 みんなちがってみんないい… だけどオレの好みのモノは置いてないようだ。

 

「すみません」

「は、はい! ……なんでしょうか?」

 

 そんなに緊張しなくても。あぁ、店長さんいないもんね。トラブル発生したら困るか。

 うーん… 個人的には店長さんでもないのになんでも解決しようとしたら疲れると思うが。

 まぁ、その心意気は立派といえる。こちらもそれに甘える形で質問をさせてもらおう。

 

「売っているケーキはコレで全部ですか?」

「い、いえ… 幾つかは売り切れてますし、それに日によって売るものも違います」

「ふむ… 他には?」

「ほ、他には… お客様の要望があれば、それを作ることも…」

 

(言質を)取ったぞ! オレの瞳が煌めく! その言葉、もはや取り消せんぞ!!

 

「桃子ッ!」

「ッ! ご、ごめんなさい… 士郎さん…」

 

 何やらウェイターの人と揉めているようだが、へっへっへっ… 知ったこっちゃないぜ。

 店長さんの不在時に勝手に仕事を引き受けるのは問題だろうが、オレも手ぶらじゃ帰れない。

 まぁ、無理なら無理でしょうがない。その時は諦めて別のところに向かうまでよ。

 

「フランクフルタークランツ… というケーキをご存知ですか?」

「え、えぇ…」

 

 マジで? 知ってる人、意外と少なかったりするんだよね。コレ。オレは大好物なんだけど。

 シンプルで真っ白なケーキで、飾り気もなにもない。だが、それがいいのだ。コレは。

 ドイツ製のケーキで見た目はバームクーヘンにクリーム塗りたくった感じかね? 知らんが。

 

「それを小さめで一つ、お願いできますか?」

「は、はい」

「それから… オレンジシフォンケーキを一つ。コレも小さめでお願いします」

「か、かしこまりました。フランクフルタークランツとオレンジシフォンケーキですね?」

 

 イヤッホぉおおうッ! まさか通るとは思ってなかったぜ! 翠屋さいこぉおおおおうッ!!

 まぁ、オレンジシフォンケーキはオレが好きってよりオレが好きな子が好きなケーキなんだが。

 ……いいじゃん、初恋が二次元だって。誰にも迷惑かけてないしさ。遠い目しちゃうよ?

 

「……はい、お願いします。支払いは今ですか? 商品と引き換えですか?」

「えと… 商品と引き換えでお願いします」

 

 やったやった。あ、無駄遣いしちゃったかな? 悠人少年、お金は返すから許して欲しい。

 オレもちょっとは癒やされたいんだ。家で好きなモノを食べて読書したりしたいんだ。

 だから許して欲しい。コレはそう… 自分への小さなご褒美というやつだ。何もしてないけど。

 

「出来上がりましたら、お電話でご連絡差し上げますので…」

「了解しました。書きます。いつでも電話してください。出なかったら留守電にお願いします」

 

 マジで可能な限りいつでも対応しますよ。夜中の2時とか3時にかかってきても許す。

 ウキウキ気分で帰ろうとしたオレの前に、名無しの少年と三人娘が現れた。

 何故ここに? 小学生の頃から喫茶店に入り浸るのはどうかと思うぞ。人のこと言えんけど。

 

「桜庭… オマエ、何故ココに?」

「愚問だな… オレがココに来る用事など、決まりきっているだろう」

 

 喫茶店に何しに来るかだって? オマエ、そんなんお茶しに来るに決まってんじゃん。

 満席だったからお茶出来なかったけどさ。でも、充分な成果はGETできた。

 大丈夫だよ、遠坂。答え(よやく)は得た。オレは、これからも頑張っていけるから… 死んでまうがな。

 

 フッ、コレが勝者の余裕というやつか。悪いと思ったがつい哀れみの視線を送ってしまう。

 キミたちはイチゴのショートケーキやマロンモンブランやチーズケーキを召し上がるといい。

 オレは、オレだけのために作られたオレ専用のケーキを召し上がるのだぁ! ……後日な。

 

 なんか、クロハラ(仮)さんが「なのはは渡さない!」とか叫んでたけれど…。

 なんで菜の花が関係してくるんだ? あ、ひょっとして八百屋と間違えて入っちゃったのかな。

 小学生らしい凡ミスだ。喫茶店で菜の花を買うのか… かなり難しいミッションだと思うが。

 

「果たしてできるかな?」

「……できるかどうかじゃない。やるんだ!」

 

 おお、名無し少年はすごい気迫だ。そ、そうだな… 最初から諦めてたら何も出来ないよな。

 でも、お店の人に迷惑だから今度からは出来るだけお店を選ぶようにしようぜ?(震え声)

 声に出して注意できずにスタコラサッサなオレ、マジチキン。店員さん、後の対応は任せた!

 

「そうか… 成果を期待している。精々オレを楽しませてくれ」

 

 でもまぁ、夢があっていいと思うよ。うん。八百屋兼喫茶店さん、斬新でいいじゃないか。

 もし成功したらどんな感じだったか聞かせてくれよな? オレも楽しみにしてるからさ!

 気合に燃える彼らの横を通り抜けながら、オレは悠人少年ハウスへと凱旋するのであった。

 

 あ、やべ。買い物忘れてた。……今から出るとまたタイムセールの時間になるじゃねぇか。

 だが、待って欲しい。

 コレはつまり高次の意思より「YOU! 行っちゃいなYO!」という振りではなかろうか?

 

 落ち着け、冷静になれ。

 オレはタイムセールの為に戦うんじゃない… 悠人少年のために、オレ自身のために戦うんだ!

 くっ…! 落ち着け! こんな安っぽい振りに乗るな!

 

「うおおおおおっ!」

 

 桜庭悠人… 三日連続でタイムセールの主婦に手痛い敗北を喫する。

 嘘だと言ってよ、バーニィ…。




次回で無印編前の話は終わる予定です。

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