戦場のヴァルキュリア 蒼騎士物語   作:masasan

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第十一話

「どうだった、ネームレスは?」

 

軍基地にある、ガリア軍諜報部中佐、ラムゼイ・クロウの執務室。そこで彼は現在、移動した部隊での初任務を終えた男性、数日前にヴァリウス達と会話を交わした、クルト・アーヴィング少尉、現部隊での呼称名、No.7へと部隊の感想を尋ねていた。

 

「最低です。他に表現のしようもありません」

 

彼は、全く覚えの無い罪状、「反逆罪」に問われ、懲罰部隊である422部隊、通称ネームレスへと配属となっていた。そこには、名前を奪われ、正規軍の盾とされる、所謂捨て駒とされるべく集められた隊員達がいた。

 

彼らは、様々な罪に問われ、懲罰部隊送りとなった者達ばかりであり、誰も彼もが一癖も二癖もある人材ばかり。そんな部隊で先日任務を果たしたクルトだったが、その任務で他の隊員達がまさかの作戦拒否という、普通の部隊では考えられないことをしでかされたばかりなので、クルトは自身の思ったことを、正直にラムゼイへと伝えた。

 

「だろうな。アイスラー少将が心配してたぞ?「なぜこのようなことになったのか分からない。申し訳ない」・・・だとさ」

 

「戦績を上げて、恩赦を得る。それしか道はないと考えて、やるしかありません」

 

懲罰部隊であるネームレスは、戦績を出していき、それが評価されれば、恩赦という形で、一般部隊への配属が可能となっているのだ。

 

クルトは、その恩赦を得て、正規軍部隊へと戻るために、彼はなんとしててでも、生き残ると決意し、ネームレスでの戦績を上げていく覚悟を決めたのであった。

 

「だな・・・軍というものは、一度決まったことは、簡単にくつがえらんものさ。さて、次の任務は、アスロンにある拠点攻略だ。72時間でやれ」

 

「72時間で、ですか?」

 

無謀としか思えないその命令に、クルトの顔が険しくなる。ラムゼイは、そんなクルトにむかって、「俺さんの決定じゃないぜ?司令部がそう言ってるんだ」と、飄々と口にする。まさに、ネームレスを捨て駒同然に扱う司令部の考えそうな任務であった。

 

(遊撃戦なら、地の利が活かせる・・・隊を立て直すにはいいか)

 

バラバラなネームレスを、この機会に立て直すことを決めたクルト。「了解しました」と答え、早々ni

部屋を退出しようとしたクルトだったが、

 

「おいおい、まだ話は終わってないぜ?」

 

背後から掛けられた言葉に足を止める。この前の任務では、すぐに出て行くように言われていたのでその通りにしただけなのだが・・・

 

「まだ、何かあるのですか?」

 

「ああ。本来なら、この作戦、お前さん達だけでやることになってたんだが、さっき事情が変わってな。

先に進軍してった、第133独立機動小隊も、アスロンにある拠点を攻略しに行ったらしい。彼らと協力して、拠点を攻略しな」

 

「133小隊が、ですか?しかし、なぜそんな急に彼らが・・・」

 

自分がこのネームレスへと送られる直前に出会ったヴァリウスと、セルベリアの顔を思い出した。正規軍最強とも言われている彼らとならば、この任務は、かなり楽なものになるはずだ。しかし、なぜ最強と謳われる彼らが、自分達のような懲罰部隊と共に・・・?

 

「あそこは、コーデリア殿下から、独立行動を容認されてる部隊だ。それに、ヴァリウスのヤツは、ダモン将軍に嫌われてるしな。正規軍の行うクローデンの森攻略作戦に配属されなかったんだろ」

 

ラムゼイからの話を聞き、クルトはあのような部隊を私情で作戦に参加させないダモン将軍に対して、ガリアの現状がしっかりと認識出来ているのかと、疑問を抱く。

 

(いや、それを言ったら、軍上層部自体が、現状を認識しているのか疑問だな・・・)

 

帝国の進撃に大した指示も出さず、上層部は連邦との同盟の話で頭がいっぱいだそうだ。そんな連中が上層部に居ると言う時点で、ダモン将軍のその行動も、納得出来てしまえるのだから、どうしようもない・・・

 

(いや、今は上層部よりも、隊の事を考えねば)

 

「了解しました。133小隊指揮の下、アスロン攻略を目指します。それでは」

 

今度こそ執務室から出て行くクルト。目指すは、基地の外にいるネームレスのキャンプだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネームレスが?彼らもアスロンを攻略しに来るのか・・・」

 

ネームレス合流の報がヴァリウスの下へ届いたのは、丁度アスロン攻略のため各分隊長達と会議を行っていた最中だった。アスロンへの進軍ルートで、帝国の防衛網に引っかかる位置はそう多くはなく、今はその引っかからない地点である森林で休息をとっていた。

 

「ネームレスか・・・またイムカに絡まれる事になるのかね・・・」

 

「それを言えば、私もそうだな。こういう言い方はなんだが、丁度良いな。彼らは、連携こそ拙いが、個々の戦力は下手な正規軍よりも高い。援軍としては、そこそこ期待できるだろう」

 

ヴァリウスの愚痴にも似た呟きに、セルベリアは同意しながらも、彼らが援軍として来ることのメリットを述べる。実際、懲罰部隊であるネームレスは、個人個人の戦闘能力は決して低いものでもない。使い方を誤らなければ、彼らは中々使える部隊なのだ。少々キャラが強くはあるが。

 

「まぁ、それもそうだな。で、ネームレスは後どれくらいでこっちに着くんだ?」

 

「約2時間後に合流できるそうです」

 

「了解した。こっちはこっちで、会議を続けるとしよう」

 

「いいんですかい?奴さん達を待たなくっても」

 

「何、こっちはこっちで会議しとけばいいさ。その上で、ネームレスとも話し合えば良いんだ」

 

ギオルの疑問に答え、「続けるぞ」と地図を再び指さした。

 

「帝国軍のアスロン市防衛戦は、この森から向こう、アスロン市近辺に集中している。先程殲滅した偵察部隊がアスロン市の本隊へと通信を入れた様子は見えなかった。が、確認のため、ホーク分隊は偵察を行ってくれ。無いとは思うが、油断はするなよ」

 

「了解です」

 

「次に、アスロン市では、グラジオラスを中心とした砲撃隊形での突入を見当している。合流するネームレスの戦車と共に、支援砲撃の後、歩兵部隊での敵拠点制圧だ。何か質問は?」

 

ヴァリウスが確認のために周囲を見渡すと、すかさずシルビアが手を挙げた。

 

「周囲を包囲して砲撃を行うより、アンスリウムでの、高速一点突破の方が良いのでは無いでしょうか?」

 

アンスリウムの高速起動を用いての、敵を攪乱させた後、グラジオラス、ストレリチアでの一斉攻撃、そして歩兵での敵制圧。133中隊の一番得意とする戦術を提案する。しかし、ヴァリウスは、「残念ながら、今回はいつものようにはいかない」と言って、シルビアの意見を否定した。

 

「確かに、アスロン市で陣を張っている帝国軍の配置を考えれば、アンスリウムの、単機高速機動での一点突破の方が、俺達にとってはやりやすい。が、今回はネームレスも一緒にいるんだ。彼らは、確かに通常の正規軍部隊よりも、戦闘能力は高い。しかし、俺達の作戦スピードに着いてこいと言っても、着いてこられはするだろう。が、あくまでついてこられるだけだ。一点突破をするならばむしろ俺達だけでやった方が効率がいい。それに、さっき話した奇妙な部隊の事もある。情報が不足している敵を相手に突っ込むのはリスキー過ぎる」

 

「そうですね・・・すみません、失念していました」

 

「いや、謝らなくて良い。さて、他に何か質問は?」

 

再び周りを見渡す。今度は誰も意見しなかった。

 

「無いのなら、今会議はこれにて終了とする。各部隊は装備点検を再度確認しろ。作戦決行時間はネームレス合流後、再度協議する。では、解散!」

 

「「「ハッ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間半後、ネームレスの移動用トレーラーが到着。ヴァリウスはネームレスの隊長と作戦を協議するため、彼らのトラックへと向かっていた。

 

「・・・ヴァリウス・・・」

 

「ん?うぉ!!」

 

セルベリアに呼びかけられ、彼女を見てみると、彼女はある一点を指さしていた。そちらを見てみると、ネームレスのトレーラーから、凄まじい勢いで駆けてくる一人ダルクス人である少女の姿があった。

 

「またアイツか・・・」

 

「みたいだな。私が相手をしよう」

 

げんなりと肩を落としながら呟いたヴァリウスの前にセルベリアが進み出る。彼女は接近してくる少女へ向かって、警告も無しに軍刀を振りかぶった。

 

「フッ!!」

 

「!!クッ!!」

 

ガキィン!!

 

少女の巨大な武器の刃と、セルベリアの軍刀が激突し、甲高い金属音が鳴り響く。唐突に始まった少女とセルベリアの、剣舞は次第に激しさを増していき、常人には立ち入ることの出来ない領域へと昇華していく。

 

「全く、アイツも毎回毎回、良くやる「No.1!!一体何をやっている!!」あれ?」

 

セルベリア達の剣舞を眺めていたヴァリウスは、トレーラーからこちらに駆け寄ってくる男性に思わず声を上げた。

 

「クルト・アーヴィング少尉?なぜ君がネームレスに・・・?」

 

「!!ヴァリウス中佐、現在自分は、第422部隊へと配属されている、No.7です。それより、なぜあの二人が戦っているのですか!!」

 

口早に質問を投げかけながら、剣を合わせているセルベリアと、少女の方を指さすクルト。ヴァリウスはヴァリウスで、この前話した新任士官が、なぜ懲罰部隊であるネームレスへ配属となっているのかと疑問に思いながら、「ああ、いつものことだ。心配するな」と、何でも無いかのようにクルトへと答えた。

 

「いつものこと?友軍の兵士同士がいきなり戦闘を始めるのが、いつものことなのですか!」

 

興奮気味に迫ってくるクルトに、「まぁ、落ち着け」と声を掛ける。

 

「これは、偶に俺達と同じ任務に就くときに、彼女から頼まれた事なんだ。こっちも、それを承諾しているから特に問題は無い」

 

そう言って、セルベリア達の方を見ると、丁度剣舞も終盤のようだ。苦しげな表情で剣を振るう少女に対し、セルベリアは余裕さえ窺える表情のまま片手で剣を振り上げる。すると、両手で剣を持っていた少女の方が万歳をしたような姿勢となり、次の瞬間には首元へと剣を突き付けられていた。

 

「グゥ!!」

 

「勝負ありだ・・・。続きは、任務が終了してからだな」

 

「・・・分かった。次こそは、負けない・・・」

 

そう言って、少女、No.1は武器を持ちトレーラーへと戻っていく。その姿を複雑な表情で見つめていたクルトは、ヴァリウスへと振り返ると、「失礼しました」と頭を下げてきた。

 

「事情はどうあれ、彼女が大尉へと攻撃しことは事実です。そのことに関し、謝罪します」

 

「だから、別に良いってのに。それよりも、今は君がネームレスの指揮官なのか?」

 

ヴァリウスの質問に対し、クルトは「今は、一応臨時の指揮官と言う事になっています」と答える。色々な事情がありそうだと察したヴァリウスは、「まぁ、がんばれよ少尉」とクルトの肩を叩き、そのまま彼を伴ってネームレスのトラックへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イムカによる予定外の騒動があったが、ヴァリウスは当初の予定通り作戦についてネームレスの代表者であるクルトと意見を交し合っていた。作戦の骨組みはすでにできているのだが、それはあくまでヴァリウスが知っているネームレスの戦力を想定してのもの。人員の入れ替えが激しいネームレスにおいて、過去のデータと言うものはハッキリ言ってあてにならない。故に、現状でのネームレスを知っているクルトと共に作戦の肉付けを行う必要があるのだ。

 

「さて、アスロン市に駐留する帝国軍だが、奴らは現在この森とアスロン市の中間に部隊を展開している。もちろん、全戦力と言うわけではなく、半分ほどだ。残りの部隊は市内に依然として駐留中だ」

 

「数では五分五分ですね。具体的な作戦は決まっているのでしょうか?」

 

「大まかにだけどな。まず、この中間地点に展開している部隊だが、わざわざ全戦力を投入して倒す必要は無い。相手にすればそれだけ敵の援軍が来る時間を与えてやることになるんだ。だから、こいつらに対してはうちの隊からハウンド、およびホーク分隊を当てる。敵の練度にもよるが、そう長くはかからないはずだ。で、ネームレスからも何名か出してほしいんだが、大丈夫か?」

 

「・・・ハッキリ言いますと、自分はまだ隊をすべて掌握しているわけではありません。自分の命令を聞かない隊員もまだ多くいます。そんな状態で、自分から指名したとしても、応じてくれるかどうか・・・」

 

「なら、俺から伝えよう。中佐たちからの命令だと言えばあいつらだって文句は言わないはずだ」

 

「グスルグ・・・」

 

「お、なんだ久しぶりじゃないか、グスルグ。元気してたか?」

 

「おかげさまで、今のところは元気ですよ、ヴァリウス中佐」

 

トラックの入り口から入ってきた青年、グスルグに対し、クルトは彼がヴァリウスと親しくしていることに驚きの表情を見せ、ヴァリウスはまるで旧友にでも会ったかのような笑顔を見せた。

 

「どういうことだ、グスルグ。中佐たちの命ならば、ネームレスの面々も聞くというのは」

 

「ああ。ネームレスは何度か133小隊と行動を共にしたことがあるんだ。その際、他の正規軍連中とは違って、捨て駒扱いなんて全くしない上に、物資不足で困窮してた時とかに物資を分けてもらったことがあるんだ。だから、中佐達に対してならば、他の奴らも素直に言うことを聞くと思うぞ?」

 

「・・・そうか」

 

自らがまだまとめきれていないネームレスの面々からの信頼を、目の前の人物はすでに勝ち取っている。複雑な心境を抱きながら、クルトはそれならば今回は作戦に支障をきたすことはほぼ無いなとひとまず区切りをつけた。

 

「グスルグの言う通りならば、中佐の策に何の問題もないと思います。それで、アスロンの方はどうするのですか?」

 

「戦車部隊と共に前進、市内に潜入しだい歩兵を中心とした機動部隊によって敵指揮官を迅速に撃破。指揮系統の壊滅により混乱する敵兵の掃討を行う予定だ。うちは歩兵をライガーとグリーズ、戦車三台だな。ネームレスは?」

 

「戦車一台と、森へ投入しなかった全戦力を当てます。数的には不利な状況ですが、十分に勝利を狙えるはずです」

 

「ああ、その通りだ」

 

数では敵戦力の半分程度しかないが、練度は明らかにヴァリウス達の方が上。恐れる要素など一欠けらたりとも存在していない。

 

「作戦決行は明朝0700時に開始する。しっかりと休息を取っておいてくれよ?」

 

「了解しました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いよいよだな」

 

「ああ。支障なければ2時間後にはアスロンは俺たちの手に戻ってきてるはずだ」

 

0530時。作戦開始まであと30分と迫った時間帯、ヴァリウスは完全装備でセルベリアと共にアスロン市近くの森の中で時を待っていた。

 

早朝のため、アスロン市には季節特有の霧がかかっており、数メートル先が霧で見えない状態となっている。本来ならば、このような状況下での戦闘は同士討ちの可能性が高くなるので回避すべきなのだが、拠点を襲撃するヴァリウス達にとってはむしろ好都合であった。

 

敵戦力が偵察通りの布陣にて展開しているのならば、霧に紛れて奇襲が可能となるのだから、願っても無いことだ。

 

「こうも都合よく霧がかかってくれるとは。都合が良いな」

 

「確かにそうなんだけどさ・・・正直、よすぎると碌なことがないんだよなぁ・・・」

 

「ジンクスか?」

 

「俺の経験上の話」

 

「今までは劣勢を強いられてばかりだったからな。偶にはこういうこともあるだろう」

 

心配しすぎだと笑うセルベリアに「そうだと良いんだけどな」と返し、懐中時計の示す時刻に「そろそろか」と口にする。

 

腕を掲げ、待機中の各車輌へと合図を送る。エンジンに火が入り、次々とラジエーターにラグナイト特有の蒼い光が灯りだす。前車輌がアイドリング状態になったのを確認したヴァリウスは懐中時計へ視線を固定。秒針が刻む時を見つめる。

 

「隊長、別働隊配置完了しました。いつでも行けます」

 

「そのまま待機。合図とともに行動開始だ」

 

時計から目を離さず報告に来た隊員へと返答する。傍らのセルベリアは敬礼をして去っていく隊員の姿を黙って見送り、アスロン市がある方向へとまっすぐ目を向ける。

 

「―――そろそろだ」

 

「各車、前進微速。行軍開始」

 

通信機を手に各車輌へとセルベリアが指示を出す。ジープを先頭にゆっくりと森から抜け出すアスロン攻略部隊。霧は深く、まだ敵には発見された様子はない。

 

「―――15,14,13,12―――」

 

秒読みを開始。スピードは低速。発見された様子は無し。

 

「――9,8,7―――」

 

「・・・気づかれたな」

 

カウントは10秒を切った。しかし、前方にラグナイトの光を発見。敵が攻略部隊を発見し可能性があるが、セルベリアは淡々としている。部隊にも、焦った様子は全くない。

 

「―――6,5,4―――」

 

「―――総員、突入準備」

 

敵陣がにわかに慌ただしくなり始める。速度は依然変わらず低速。

 

「―――3,2―――」

 

「1」

 

時計から目を離し、口角を歪める。

 

「ゼロ」

 

――――ドガァァッッン!!――――

 

敵陣から爆発音が轟いた。深い霧を吹き飛ばすかのような爆発により、ヴァリウス達を迎撃しようとしていた部隊は自陣で起こった爆発で浮き足立ち、足並みが崩れ始めた。

 

それを横目に、ヴァリウスは静かに言い放つ。

 

「作戦開始だ」

 

アスロン市奪還作戦の幕が、切って落とされた。


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