IS〈インフィニット・ストラトス〉 守鉄の剣   作:刀馬鹿

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敵組織

「更識楯無……」

 

殺気を感じて振り向いたその先には、扇子を広げて優雅に佇む、知り合いの女性がそこにいた。

 

「え~呼び捨て? お姉さんちょっとショック」

 

からからと笑いながらそんな事を目の前の女子は言ってくる。

先ほど開いた扇子で口元を隠しているので表情がよく読めないが、笑っている事だけは確かだろう。

 

「……名家とも言える更識家の今代当主が、没落した門国に何のようだ?」

「あらら警戒してる? 以前みたいに幼名で呼んでくれるとお姉さん嬉しいな」

 

名家として発展する、更識。

それに対し、父が死に没落の一途をたどる門国。

裏の組織の一つとして活動していた頃に知り合った年下の女の子だ。

父が死ぬ前、つまりまだそこそこの力を持っていた頃はまだ会う機会も多少はあったが、それでも父が死に、裏の組織として機能しなくなってしまってからは会っていなかった。

別に没落する事自体、俺自身は何とも思っていなかった。

普通の生活は出来ているのだし、それに使いこなせない(権力)など持っていたところで無駄な事だ。

 

「抜かせ。幼名で呼んでいた頃は遙か昔の話だろう」

「遙か昔って……たった十年くらい前じゃない。寂しいなぁ……」

「……ならもう少し寂しそうにしたらどうだ?」

 

寂しいと言っておきながらその態度に寂しさなど微塵も見られない。

まぁ対暗部用暗部という裏の実行部隊の家の当主ならば感情を隠すなど朝飯前だろう。

 

「俺がここにいる理由は知っているだろう? お前がいると知らなかったから情報操作も何もしていないしな」

 

まぁ仮に知っていたとしても情報操作など何もしなかっただろう。

したところで何の意味もない。

それになりより面倒くさい。

 

「あれ? 私がいるって知ってて来てくれたんじゃないの?」

「……あまり冗談ばかり言っていると怒るぞ?」

「本気で言ってるのに~」

 

先ほど同様、笑いながらそう話してくる。

感情を読ませないためか、自然に笑っているようにみえるが、実際は違う。

昔の笑顔を知っているのならばそれが貼り付けられた笑顔だというのがわかる。

 

だが知らなかったら見分けがつかないな。さすがこの年で当主になるだけはある

 

その仕草や振る舞いが一般レベル以上の領域に達しているのに素直に感心してしまう。

 

「まぁ半分は冗談として……」

 

……もう半分は何だよ?

 

「一応生徒会長として言わせてもらうんだけど、門国さん? あんまり危ない物装備して寮内をうろついて欲しくないんだけど?」

 

そう言って開いた扇子で俺の足下を差す。

若干服が起伏しているのは確かだが、それでも人間というのは顔付近を注視して生きる生物だ。

足首に装備されている装備を一瞬で見抜くのは観察眼がある証拠だ。

 

ほう、服の起伏だけで俺が装備しているのを見抜いたか。っていうか生徒会長なのか?

 

意外なその立場に若干面を喰らってしまうが、だがしかしそれで時間を使っている場合でもない。

俺は気を引き締めると更識に向かってこう言った。

 

「気づいていないわけではあるまい? この雰囲気に」

 

さすがにこの台詞で相手もからかうのをやめて笑みを引っ込めて真剣な表情になる。

 

「どう動くつもり?」

「敵の狙いは間違いなく一夏のデータだ。そして俺の勘だが、今回は無人機以外にも、人員も動員しての作戦を決行するだろう。俺はその人員が隠れているであろう場所に向かい制圧を行う」

 

前回の無人機での失敗から敵としても同じ轍を踏みたいとは思わないだろう。

ならば人を使うのだが妥当といえる。

 

「……信じていいの?」

「仕事で来ているから安し……」

 

ズズン

 

そうして廊下でにらみ合っていると、大きな音と共に振動が寮の廊下を伝い、俺たちに届く。

その瞬間に走り出していた。

 

「予想よりも早い」

「やるね、敵も。この警備体制のIS学園に本当に襲撃してくるなんて」

 

そう言いながら手元に立体ディスプレイを展開し、情報を把握しながら俺に併走してくる。

どうやら大分手練を積んできたようだ。

 

やるな……

 

素直に更識に感心してしまう。

幼少の頃からずば抜けていたが、今でもそれは健在なようだ。

 

……感心している場合でもないか

 

いったん目をつぶって俺は意識を切り替えた。

更識の言うとおり、前回の襲撃を考慮し備えていたこの学園に襲撃を再び仕掛けられるとは……。

相手も相当な規模の組織なのは間違いないだろう。

 

「では先ほど言ったように俺は敵が潜んでいるであろう場所へと向かう」

「わかったわ。私は生徒会と生徒の指揮に当たるわ」

 

二人で併走しながら会議を終える。

そうしてちょうどアリーナと俺の目的地への分かれ道へとさしかかり、それぞれ別々の道へと進む。

 

「……また後で会いましょ」

 

その時、更識が何の偽りもない、本心をぼそりと呟いた。

俺は走りながら咄嗟に振り向いてしまうが、その時にはすでに更識は曲がっており、真意を問いただす事は出来ない距離へと遠ざかっていた。

 

「……気が向いたらな」

 

届かないとわかりきっていたがそれでも俺は礼儀として返事をする。

意識を切り替えると、俺は前を見据えて足音をほとんど立てずに先へと急いだ。

 

 

 

面倒な任務だ

 

私は装内心で愚痴りながら隠し持っていたISに使われているセンサーカメラを起動させる。

昔からアナログな物ほど複製が困難で証拠も残りにくいが、その分足をつけられやすい。

それに今回撮影するのはISだ。

普通のカメラでは撮影する事すら出来ないだろう。

だからこうして面倒だがIS企業の渉外として今日忍び込んだのだ。

 

お~だいぶ混乱しているな

 

私はここからカメラ越しに見える、アリーナの様子を見てそう内心呟いた。

騒ぎが起きて我先にと逃げ出す政府関係者に企業関係者。

そして平和にどっぷりと浸かっていて、悲鳴を上げるくそガキども。

どれも見ても反吐がでるほどに腹が立つ。

 

……くずどもが

 

心で罵倒しながら私はカメラをアリーナ中央、今回の目標である織斑一夏のISへと向ける。

とその時、違和感を覚えた。

 

……五機?

 

今回の目標である織斑一夏と親しいのは全部で六人。

織斑一夏の白式、イギリス代表候補生BT(ブルーティアーズ)、中国代表候補生の甲龍、フランス代表候補生のリヴァイブ、ドイツ代表候補生のシュヴァルツェア・レーゲン。

日本の女は専用機を持っていないので除外。

最後に最近転校してきて自衛隊に所属している……

 

「動くな」

 

チャキ

 

安全装置(セーフティー)が解除される音が後ろで響く。

耳に聞こえたその音は、間違いなく本物であった。

 

「両手を挙げてゆっくりと振り向け。変な挙動をすれば警告なしで発砲するぞ?」

 

言われたとおりに私はゆっくりと両手を挙げて後ろを振り向いた。

そこにはナイフを左手で逆手に握り、それを前に突き出して左手首で拳銃の銃床を固定してこちらを睨みつけている男がいた。

 

「門国護」

 

 

 

まさか本当にいるとはな……

 

残念なことに俺の勘が的中して心の中で溜息を漏らす。

無論いることを想定して動いていたのでいるのは構わないし、逆に予想とは違う場所で活動された方が厄介なのだが……いない方がいいことに代わりはない。

 

一夏の方は?

 

それとなく気づかれないようにアリーナの方へ眼を向けると、どうやらこの前教官に見せていただいた敵無人機のISが複数体、アリーナのシールドを突き破って侵入したようだ。

だが一夏を初めハーレム軍団に、教師陣の防衛部隊も出陣しているのでそこまで大事にはなりそうにない。

そのことに安堵しつつ、俺は眼前の敵を見据える。

教官と同じようにスーツを着用しており、擬態用の名札には企業の名前と偽名が記されていた。

 

「予想外だ。まさか織斑のガキの護衛を放りだし……」

 

パン

 

「余計なことは話さなくていい」

 

余裕たっぷりに話しかけてくる相手の出鼻をくじくため、俺はあえて高圧的に威嚇射撃を敢行した。

相手はその俺の動作に驚いているのか、最初はきょとんとしていたが、すぐに歪んだ笑みを浮かべた。

 

「意外だな? 専守防衛の自衛隊が随分と過激なことを」

「今は一時的に自衛隊に所属していない。おとなしく投降しろ」

 

狙いを定め直して、威嚇を行いゆっくりと近寄っていく。

しかしそれでも相手は余裕ある態度を崩さなかった。

 

「そっちがその気ならこっちも存分に……殺せるってもんだ!」

 

ゾクッ

 

その声と共に、俺は左の方から何かを感じて咄嗟に膝を折って故意に態勢を崩した。

 

ピュン!

 

レーザー兵器!?

 

一瞬前まで俺の頭があった場所に、蒼いレーザーが飛来し、モニュメントを穿った。

後方支援(バックアップ)があることは予想していたがそれがまさかISで、しかも一切のためらいも躊躇もせずに殺してきたことに少し呆気に取られた。

しかも崩すときに咄嗟に殺気を感じた方へ視線を投じたが、少なくとも俺の普通の視力では特に変な物は見あたらなかった。

となると遠距離からの攻撃という可能性が高い。

光学迷彩を使用してすぐ傍にいるのかもしれないが、それならば直接援護に来るはずだし、光学迷彩はエネルギーを消耗しやすいので長時間使用することも出来ない。

 

「はっ!? よく避けたな! ならこれはどうだ!?」

 

態勢を崩している俺の耳にそんな言葉と共に、相手の右手が発光し、装甲で覆われたのが見えた。

 

ISの部分展開!?

 

展開と同時に何かを投げる動作を見せた相手の弾道を予測し、咄嗟に回避したつもりだったのだが、それは予想外にも鞭のようにしなり、俺の体に巻き付き……。

 

バババババ

 

「っが!?」

「どうだ? 電気ショックの味は!!」

 

巻き付いたと同時にそれは放電し、俺の体を痛めつける。

しかもこの攻撃、俺が所持しているカメラや録音機を破壊することもかねた攻撃だ。

出力が弱めなのは……おそらくほとんど部分展開をしていない影響だろう。

 

「あばよ!」

 

糸を切り捨てて、女はそのままモニュメントから飛び降りて逃げだそうとする。

だがそのまま逃がすつもりなど俺にも毛頭無い!

 

「させるか!」

 

俺は飛びそうになる意識を必死につなぎ止めて、どうにか右腕を巻き付かれた糸から抜き出し、グロック26を連続で発砲した。

 

パンパン! バキャ!

 

「何!?」

 

どうにかして飛び終える前に敵が持っていた記録装置を破壊することに成功した。

敵がISを所持していることを確認できた時点で殺すことはないとわかったので、どうにか冷静に攻撃することが出来た。

 

「ちっ!」

 

多少驚きつつもすぐに動揺を抑えて、敵は空へと舞い降りてISを展開して一瞬光ると、すぐに姿を消してしまった。

恐らく光学迷彩を使用したのだろう。

これでは肉眼では絶対に見ることは出来ない。

 

他に敵は?

 

モニュメントの足場に体を伏せながら、俺はしばらくの間身を隠して、周囲を警戒する。

が、特に何も起きなかったことから、俺はゆっくりと立ち上がって、下のアリーナの様子をうかがった。

どうやら撤退命令が出たらしく、先ほど俺の頭を射撃したレーザーと同じと思われる攻撃が、遠距離から飛来し無人機の撤退を援護していた。

ここから見える限りでは一夏達のISにも被弾し損傷した箇所は見られず、それを装着してる本人達も無事だ。

それを確認して俺はようやく張り詰めていた糸をほぐした。

 

危なかった……

 

まさかあそこまで容赦なく殺しにかかってくるとは思わなかった。

咄嗟に避けられたからよかったものの、敵に奪われることを想定して守鉄は自室に保管してきたので、仮に当たっていたら俺の頭は綺麗に灼き穿たれてお陀仏していたところだった。

 

寿命が縮んだな……

 

俺は薬室に送り込まれている弾薬を静かに抜き、弾倉も外して安全装置を施錠した。

今回の戦闘ではどちらも損も得もしない、痛み分けになっただろう。

唯一の気がかりの遠距離射撃型のISも、アリーナにはシールド張り巡らされてるので、そう簡単にそれの内部を撮影することは出来ないので、まぁ気に病むことはないだろう。

 

「動かないでください!」

 

そうして俺がとりあえず生きていることを実感しながら分析していると、複数のISが俺のいるモニュメントへと飛来してきて、銃を一斉に構えた。

当然やり合うつもりは無いので、俺はすぐに拳銃をトリガーガードに人差し指を通して宙に浮かすと両手を挙げた。

量産型ISのラファールに搭乗し、俺に銃を向けてきているうちの一人はなんと山田先生だった。

いつものほわほやな雰囲気は微塵もなく、厳しい表情で俺に狙いを定めている。

 

「こんなところで一体何を……って門国さん!?」

「お疲れ様です、山田先生」

 

俺のことを認識すると、山田先生の凛々しいとも言える雰囲気が霧散し、いつもの優しい山田先生になってしまう。

周りの生徒達も俺の顔は知っていたようで戸惑っている様子だった。

 

凛々しい山田先生もかっこいいが、やはり山田先生は柔らかい雰囲気の方が合っているな……

 

「ど、どうしてこんな所に?」

「拘束し、尋問していただいても構いません。抵抗はしません。なので出来れば銃をおろしていただけないでしょうか?」

「あっ!! すみません」

 

俺の言葉でようやく俺に向けられたままだったIS装備の五十一口径アサルトライフル『レッドバレット』をおろしてくれた。

生徒も同じ装備を使用して俺に照準を向けていたので生きた心地がしなかった。

 

あ~怖かった

 

「そ、それでは……心苦しいですけど拘束させていただきます」

 

こほんと、咳払いをしてから生徒達に指揮をする。

生徒の一人が装備を全て差し出して欲しいと言われ、俺はそれに素直に従って、全ての装備を手渡した。

そしてその後、俺は山田先生を先頭に、二機のISに尋問室へと運ばれた。

 

 

 

「つまり、午後の部が始まる前に寮へと戻った貴様は、自衛隊で支給されていた装備を取りに行き、敵が潜んでいるであろう場所へ赴き敵を発見。拘束しようとしたが敵の援護でそれは不可能になり、逃してしまったと」

 

学園にある灰色で統一された部屋で俺は、イスに腰掛けてその向かい側に教官が、そして出入り口に山田先生が控えている状態で、尋問を受けていた。

 

「はっ。その通りです。残念ながら敵の攻撃によって、カメラと録音機が破壊されてしまい、決定的に身を潔白する物はありませんが、敵が襲撃を仕掛けたその時、生徒会長である更識楯無と寮の廊下でいましたので彼女が一応私の無実を証明してくれるかと」

「安心しろ。別に貴様自体は疑っていない」

「恐縮です」

「貴様自体は嫌疑していないが……貴様が装備していた武器、あれに関してはさすがに見過ごせんぞ?」

「申し訳ありません」

 

疑われてはいないようだが、俺は主に装備の件でもの凄く怒られてしまった。

別に没収といった罰則はないみたいだが。

だが保管は厳重にするようにと、釘は刺された。

 

「しかし敵を撮影したカメラが破壊されたのは痛いな」

「そうですね。結局何の手がかりも掴むことが出来ませんでしたし」

 

俺の所持品のカメラと録音機を見ながら、教官と山田先生が共に深い溜息を吐いた。

先生方の方でも動いていたらしいが、あいにく相手の尻尾すら掴むことが出来なかったらしい。

 

「まぁいい。過ぎたことだ。無事で何よりだったが、今後独断行動を控えるように」

「はっ。ところで織斑先生? 他に被害は? それと一夏は?」

「安心しろ。被害といえばシールドが破壊されて、貴様がいたモニュメントが若干破損したくらいだ」

 

どうやら本当に痛み分けのようだ。

その後俺は退室を言い渡され、ドアを開けてくれた山田先生も礼を言って、尋問室を後にした。

こうして二回目のクラス対抗戦は、波乱に満ちたまま終えたのであった。

 

 

 

「結局、相手は一体何がしたいんでしょうか?」

 

私は、門国さんが尋問室を出て、しばらくした後ドアを閉めて、イスに腰掛けている織斑先生へと声を掛けてみた。

 

「わからんよ。一夏のデータが欲しいのはわかったが、それを何に利用するのか……」

 

実際わからないことだらけだった。

ISを無人機仕様に変える技術力。

そしてそれらを用いての学園の襲撃。

何を目的としているのか全くわからなかった。

 

「ところで山田君?」

「はい?」

「あいつが装備していた物品はこれで全部か?」

 

織斑先生が机に置かれている、門国さんから預かっている装備品の品を指さしながらそう口にした。

 

「えぇ。私が見つけたときも何かを隠しているような怪しい素振りは見られませんでしたし、多分それで全部かと……」

「……あの馬鹿者が」

 

織斑先生が怒りながら小さくそうつぶやいていた。

でも何のことだかわからない私には、どうして織斑先生が怒り出したのか不思議だった。

 

「ど、どうしたんですか? 織斑先生?」

「いや……あのバカにあきれ果てているだけだ」

「??」

「あいつのISがここにない。つまりあいつはISを装備しないで独断行動を行ったと言うことだ……」

 

頭に?マークを浮かべている私に、織斑先生はそう教えてくれた。

 

えっと……門国さんのISの待機状態は確か手甲グローブでしたよね?

 

門国さんが専用機として使用しているIS打鉄の待機状態は手の甲を覆うようなグローブ。

でも彼が差し出した装備品の中には確かにそれが無い。

ということはその独断行動の時に外していたと言うことで……

 

……あっ!?

 

そこでようやく私は気づいた。

つまり彼はISによる襲撃の対策行動を、ISなし(・・・・)で対応に当たったと言うことで……。

 

「これは灸を据える必要があるなあの大馬鹿物には……」

 

苛立ちながら織斑先生が立ち上がると、私の方に見向きもしないで尋問室を出て行ってしまう。

 

「ま、待ってください」

 

織斑先生の怒りに恐怖しつつ私もその後を追うのだった。

 

 

 




ちなみに、自衛隊で採用されている拳銃は本来

9mm拳銃(9ミリけんじゅう)

というもので一個人の自衛官がグロック系列の拳銃をもてるのかどうかと言われたら・・・・・・おそらく無理かと思いますwww

けどグロック系列が好きなもので・・・・・・
そこらはつっこまないでくれるとうれしいですw

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