ブラック・ブレット『漆黒の剣』   作:炎狼

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杏夏編第一話とありますが、内容は八割がた違いますので本格始動は次回からです。
その辺りをご了承の上、呼んでいただけると幸いです。


杏夏編
第一話


 八月の終わり。凛が未織の家に執事として仕え始めて、数日が立った頃。黒崎民間警備会社には、なんともいえない空気が漂っていた。

 

 事務所にはノートパソコンを開いている杏夏。書類整理をしている凍。そして凛がいないことで机に突っ伏してどんよりとしたオーラを撒き散らし、次元をゆがめている焔がいる。普通に考えれば焔がこの空気の張本人のようにも見えるが、今は違うようで、焔を除いた二人の視線は窓際のデスクにいる零子と、彼女の前で真剣な表情をしている蓮太郎に注がれていた。

 

 そう。事務所内にはびこっていたなんともいえない空気はこの二人から発せられていたのだ。蓮太郎は一度小さく息をつくと零子に言い切った。

 

「黒崎社長、アンタなんだろ。目の力を自在にオンオフできるのは」

 

 目の力という単語に杏夏と凍は首を傾げるが、零子は小さく頷いたあと椅子からゆっくりと立ち上がった。

 

「その話をするのなら場所を移そうか。三人とも今日は適当に切り上げて帰って良いからな。夏世ちゃんには私から連絡しておく」

 

「あ、はい。わかりました」

 

 杏夏が答えると、零子は頷いて蓮太郎と共に事務所から出て行った。

 

 少しすると一階の車庫から零子の持つアヴェンタドールのエンジン音が聞こえ、車で出かけたことがわかった。

 

 そこで今まで黙っていた凍が杏夏に問うた。

 

「里見はさっき目の力がどうの言ってたが、義眼のことか?」

 

「たぶんそうだと思います。二人は同じ義眼入れてますから」

 

「なるほどな。その中でまだ隠された力があるってことか。……まぁそれはさて置いてだ。杏夏、聞きたかったんだが、お前は凛の何処に惚れてるんだ?」

 

「ブハッ!?」

 

 凍のド直球極まりない質問に杏夏は口に含んでいたコーヒーを噴いてしまい。事務所に黒い霧が舞った。

 

「え、えっと、いつからそれに?」

 

「最初からだ。凛に対する反応が焔と殆ど同じだったからな。無論、焔よりは全然マシな反応だけどな」

 

 肩を竦めた凍は焔に視線を移した。彼女は未だに黒く禍々しいオーラを放っており、そこは相変わらず時空が歪んでいた。

 

 そんな焔に苦笑いをしながら杏夏は給湯室から布巾を持ってきて飛び散ったコーヒーを拭く。

 

「で、なんで凛の何処が好きなんだ? あぁ、そこのバカは気にするな。どうせ何にも耳に入っちゃいない」

 

「本当ですか?」

 

「ああ。じゃあ試しに引っ叩いてみるか? 反応すらしないぞ」

 

 凍は立ち上がって焔を軽く叩こうとしたが、杏夏がそれを止めた。そして杏夏は小さく溜息をついた後、小さな声で言った。

 

「えっと……強くて優しいところが一番です」

 

「ふぅん。強くて優しい、ねぇ。まぁ焔の場合はもっとカオスな答えが返ってきそうだから、その辺で言えばお前は純粋だよなぁ。

 でも一つだけいいこと教えてやる。凛はパッと見だとなんでもできる完璧超人って感じだろう?」

 

「はい、まぁ……」

 

「確かにアイツはこと剣術に対しては天才だ。これは断言できる。でもあれ以外は結構からっきしだったらしいぞ。特に勉強とかはな」

 

 悪戯っぽい笑みを見せる凍に杏夏は首をかしげる。

 

「凛は中学高校と赤点ばっかりとっていたんだとさ。高校にいけたのも奇跡らしい」

 

「そうなんですか? でも、日常生活は普通ですし、なにより戦闘中だとすごく頭が回転してる感じがしますけど」

 

「戦闘中とかその辺は頭が働くんだよ。そのかわり日常生活だと若干感情がうまく制御できないことがある。特に怒りの感情は激しい」

 

 肩を竦めていう凍の言葉に思い当たる節があったのか、杏夏はハッとした。確かに杏夏が見ていて凛の怒りは時折恐怖を覚えるほどのものだった。光が灯っていない彼の絶対零度の瞳は全てを凍りつかせてしまいそうな、そんなものだ。

 

「とまぁこんなことを話してはいるが、杏夏。出来ればお前の初任務の話でも聞かせてくれないか? オレ的になにやらそれがお前が凛のことを好きになったきっかけだと思うのだが」

 

「ふぇッ!? わ、私の初任務なんて聞いても面白くないですって!」

 

「いいや、オレは面白いと思う。ホラ、親交を深めるって感じでさ。もちろんただでとは言わない。話してくれたら凛を落とす有力な情報を教えてやろう」

 

 凛を落とすという言葉を聞いた瞬間、杏夏は口元に手を当てて真剣に悩み始めた。そして彼女はコクンと頷いてから告げた。 

 

「……わかりました。約束ですよ?」

 

「ああ」

 

「じゃあコーヒー淹れて来るんで、その後で話しますね」

 

 杏夏はそういうと給湯室に消えた。

 

 そんな彼女を見送りながら凍は実妹である焔に視線を向ける。彼女からは相変わらず黒いオーラが発せられており、その手にはペンが握られていた。見ると手元にはA4サイズの用紙があり、紙にはビッシリと「兄さん」の文字が書かれている。

 

「……わが妹ながら恐ろしいな。もうちょっと純粋に好きになることはできないものか」

 

 若干の恐怖を覚えた凍は、念のために焔の耳に耳栓を施しておいた。

 

 

 

 

 

 

 黒崎民間警備会社から車をとばして十数分。零子と蓮太郎は東京エリアの郊外にある広場にやってきていた。

 

 外周区に程近いためか、人の姿はなく閑散とした広場は所々雑草が生い茂っている。いまだ残暑は厳しく、二人を照らす陽光は一切の容赦がなかったが、二人は特に気にした様子もない。

 

「さて、まぁ『二千分の一秒の向こう側(ターミナル・ホライズン)』については菫から聞いてるだろうから解説はいらないな」

 

「ああ。それよりも教えてくれ。どうやったら『二千分の一秒の向こう側(ターミナル・ホライズン)』を自在に操れるようになるんだ?」

 

 蓮太郎は焦り気味に問うてくる。しかし、彼が焦ってしまうのもしょうがないだろう。ダークストーカー、巳継悠河との戦いで彼は劣勢に追い込まれた。無論今までとて劣勢にならなかったわけではない。対影胤戦でも重傷を負ったことだって相当な劣勢だ。

 

 けれども今回の敵は下手をすれば彼以上の強敵だったといえるだろう。そして蓮太郎は死ぬか生きるか極限の状態で義眼の新たな力、『二千分の一秒の向こう側(ターミナル・ホライズン)』を開眼した。

 

 だからこそ蓮太郎はその力を自由に扱えるようになりたいと望んでいる。いや、手に入れなければならないのだ。大切な者達を守るために。

 

 無論零子もそれに答えたいとは思っている。だが、彼女は渋い顔をしている。

 

「まぁ教えてあげたいのは山々なんだが……こればかりは個人的な問題だからな。こうやれば出来るなんていう絶対な方法はない」

 

「そう……か」

 

 蓮太郎は悔しそうに顔をゆがめたが、零子はタバコを携帯灰皿に入れてから眼帯を外した。

 

「しかし、アドバイスはしてやれる。他人がやっているのを見ればおのずとやり方がわかるかもしれないからな」

 

 言いながら蓮太郎を真正面から見据えた零子の右目の奥では、幾何学的な模様が高速回転を始めていた。演算を開始しているのだ。

 

 すると、蓮太郎もそれに気が付いたのか、自身の義眼を解放する。

 

「蓮太郎くん。義手と義足も解放しろ」

 

「え?」

 

「たかが銃弾を避けるだけなら通常開放でも余裕だ。『二千分の一秒の向こう側(ターミナル・ホライズン)』を使うのなら、私を殺すつもりでなければならない。一切の容赦、情けはいらない。全力で来い」

 

「……わかった」

 

 答えると同時に人工皮膚が剥げ、ブラッククロームの義肢が覗いた。そして彼は天童流戦闘術の構えを取る。

 

「行くぞ」

 

 言ってくる彼の言葉には、やはりどこか緊張の色が見える。それはそれで仕方のないことだろう。しかし、それではいけない。

 

「蓮太郎くん。緊張するのはわかるが――」

 

 言った瞬間、零子は猛禽類のように鋭くなった眼光を蓮太郎に向け、黒塗りのデザートイーグル二丁を抜き放ち、蓮太郎に向かって発砲した。

 

 弾かれるように飛びのいた蓮太郎だが、すぐさま彼に銃弾が打ち放たれる。

 

 義眼の演算能力でなんとか軌道を読み、何秒後に自分に着弾するかを計算した蓮太郎はそれすらも避けきって見せるが、顔は戸惑いを見せていた。

 

「なにを驚くことがある。言っただろう、殺す気で来いと。だからこそ私も君を殺すつもりで行く」

 

 そういう零子の瞳には一切合切の容赦がなく、覚悟の炎が灯っている。すると、蓮太郎もそれに答えるように立ち上がると、大きく深呼吸をした後零子を睨む。

 

「いい目だ。そうでなくてはこちらも本気を出す理由がない」

 

「本当に殺す気で行くぞ」

 

「当然だ。こちらもそのつもりなのだからな」

 

 言いながら彼女は銃を構え、蓮太郎は戦闘術の構えを取った。

 

 数秒間、二人の間に沈黙が流れる。そして二人の間を一迅の風が吹きぬけた瞬間、蓮太郎が最初に動いた。

 

 脚部のスラスターを開き、カートリッジを撃発させた推進力で一気に零子へと接近するが、零子はすでに彼の行動を演算で見切り、真横に飛びのいた。

 

 同時に彼女は銃口を蓮太郎に向け、銃弾を二発発射。

 

 銃口炎が吹き上がり、腕を伝わる強い衝撃と鼻を突く硝煙の臭い。照準は完璧であり、蓮太郎の腹部と頭部を的確に打ち抜く軌道を描いた銃弾は真っ直ぐに飛んでいく。

 

 しかし、義眼を装備しているのは蓮太郎も同じこと。彼は空中で身体を捻ることで、銃弾と銃弾の間に身体を滑り込ませて避けきる。

 

 同時に彼は腰にあるXD拳銃を抜き放ち、銃口を零子の頭部に向けて発射。瞬間、それは零子がまたしても放った弾丸によって撃墜され、目の前で火花が散る。

 

 それでもここまでは双方共に予想していたことだ。だからこそ、二人は次の行動に移る。

 

 零子は小さく笑うと、一方のデザートイーグルの銃口を蓮太郎に向けて立て続けに銃弾を撃ち放つ。彼女はそのまま一方が空になるまで撃ち続けたが、義足による機動力を持つ蓮太郎にはあたることはなかった。

 

 けれども、零子は落ち着いて対処し、空になったマガジンを吐き出させてから新たなマガジンを二本、別々のタイミングで空中に放る。その間もまだ銃弾が残っている方で蓮太郎を追撃。

 

 連続して放たれる弾丸に蓮太郎は苦い顔をするが、そこまで追い詰められているわけでもなさそうだ。今、彼はこちらへ攻め込む体勢を整えているのだろう。蓮太郎は確かに零子よりも戦闘能力は上だ。

 

 それでも零子が踏んできた場数は彼に負けることはない。本来の領分は狙撃手だった彼女でも、二丁拳銃での戦闘は十年以上の年季が入っている。

 

 すると、全ての銃弾を打ち切ったのか、撃鉄が渇いた音を立てる。同時に蓮太郎がこちらに向かって駆けてくるが、彼女は空中を舞っていたマガジンがちょうど自分の目線の高さに落ちてきたところで殴るようにマガジンをセットし、銃弾を撃ち出しはじめる。

 

 再び巻き起こる銃弾の雨に蓮太郎は真っ向から対峙する。しかし、彼の双眸に恐れはない。義眼による演算能力が弾道を予測しているため、どのルートで進めば避けられるのか予知が出来ているのだろう。

 

 すると、彼は最初の銃弾を避けたところで脚部のカートリッジを吐き出し、一気にこちらに肉薄する。そして彼は叫んだ。

 

「天童式戦闘術一の型十五番ッ! 雲嶺毘湖鯉鮒ッ!!」

 

 声と共に腕のカートリッジが飛び出した。恐るべき程の速度で放たれた拳は零子の鳩尾を的確に補足しており、これをまともに喰らえば内臓破裂は免れないだろう。

 

 しかし、そこで零子は内心で笑みを浮かべ念じた。

 

 ――『二千分の一秒の向こう側(ターミナル・ホライズン)起動(セット)――。

 

 同時に彼女が今まで見ていた世界が白一色になり、蓮太郎の姿は光りの線で描かれる。その動きは驚くほどのスローモーション。当たり前だ。今の零子には一秒が二千秒に感じているのだから。

 

 そして零子は蓮太郎が放った雲嶺毘湖鯉鮒を直撃する瞬間に、バックステップで避けきる。それでも僅かに掠めたのか、シャツが少し切れたが身体にダメージはない。

 

「なっ!?」

 

 蓮太郎の驚いた声が聞こえるが、それも無理はないことだ。今のは明らかに人間の反応速度を超えた人外の為せる超反応。だが、零子は彼に次の一手を踏ませる前に彼に接近してから、回転しながら落下してきたもう一方のマガジンを込めて蓮太郎の額に二丁の銃口を押し当てた。

 

 彼女は義眼の能力をゆっくりと閉じながら笑みを浮かべて告げた。

 

「はい。これでお終い」

 

「ぐっ……」

 

 悔しげな顔をする蓮太郎だが、すぐに両手を挙げて「参った」をあらわす。

 

 

 

 戦闘が終わってから数分後、零子は持参していたスポーツドリンクを蓮太郎に渡し、二人は向かい合って話を始めた。

 

「さて、今回は私の勝ちで終わってしまったわけだが……蓮太郎くん、私がタミホラを使ったタイミングはわかったよな?」

 

「ああ、最後オレが雲嶺毘湖鯉鮒をしたときだろ。つか、タミホラって……」

 

「いいだろう別に、長いし。まぁアレは誰でもわかるか。しかし、今回は勝てたが、実際君が本調子だったらどうなっていたかわからないな」

 

 零子の試すような視線を受け、蓮太郎はギクリとした。

 

「まぁ事件から大して時間もたっていないのだから当たり前か。だがあまり感心はできないな。焦りすぎだ」

 

「でも、いつまた五翔会の構成員が攻めて来るかわからねぇだろ。だから」

 

「うん。確かに君の言うことも最もだ。しかし、あちらさんも一度に四人の戦闘員と四人の構成員をなくしている。早々攻めては来ないだろう」

 

 肩を竦め笑みを浮かべる零子だが、蓮太郎は未だに浮かない顔だ。それでも零子は蓮太郎に向かって少し厳しい言葉を向ける。

 

「確かに備えあれば憂いなしだが、今の君の行動はただ身体を壊しに行っているようなものだ。そんなことでは次の戦闘中にガタが来るぞ」

 

「……それでも、オレは木更さんや延珠、ティナを守るために力がほしいんだ」

 

「ああ。それはわかるともさ。だがそこまで急ぐことでもないだろう。焦りは人に大きな隙を作る。身体にも、もちろん心にもね。だから君の今の仕事はその傷を完治させることだ」

 

 かけられた言葉に蓮太郎は遣る瀬無い表情をしていたが、少しだけ唇を尖らせながら小さく頷いた。

 

「わかってもらえたようでよかったよ。それで、タミホラの明確な使い方だが、私の場合は念じることでオンオフしている。多分これは個人で変わりはないと思う。そして私の場合は君のように極限状態で目覚めたわけではない」

 

「いつ目覚めたんだ?」

 

「実験中に目覚めたんだよ。どうやら私の脳はそれだけの思考の臨界線を突破できる構造をしていたみたいでな。今ではこの通りってわけさ。

 あぁでも、負担はかかっているよ。私がこの力を連続で使用できるのは最大で五十三秒。それ以上行くと脳が耐えられなくなって、最悪死ぬ。良くて廃人だろうね」

 

 蓮太郎が飲みかけていたスポーツドリンクをゴクリと音を立てて飲み込んだ。だが、彼とてこれだけの力に危険がないとは思っていないだろう。

 

「……オレには何が足りないんだろうな」

 

 彼は俯きがちに呟いた。

 

「いや、足りないことはないだろう。むしろタミホラを使えたんだから素質は十分すぎるくらいに備わっているのさ。でも、それが出来るきっかけが今はないんだろうね」

 

「きっかけか……」

 

「そう、きっかけだ。しかしそう気負っていてもしょうがない。私も暇な時は鍛錬に付き合おう。でもまずは体の傷を全て治すことだ。いいね」

 

 その言葉に蓮太郎は小さく息をついてから「木更さんと同じこというなよ」とぶつくさ言いながら頷いた。事務所に来る前に木更と一悶着あったのかもしれない。

 

「あぁそうだ。火垂ちゃんの今後の処遇は決まったのか?」

 

「いや、まだだ。今は聖天子様が計らってくれてIISOの干渉は防げてるけど、多分近いうちには送還されちまう」

 

 若干暗い面持ちで言う蓮太郎だが、零子は特に気にかけることはせずに告げる。

 

「それまでに新しいパートナーを見つけるか、あるいは彼女にイニシエーターを辞めさせるかだな。パートナーにあては?」

 

「まだないけど、もしかしたら未織んとこの民警部門で預かってもらえるかもしれねぇ。けど、火垂自身の意見も尊重してやりたい」

 

「その辺りは本人の選択の問題だからな。私達が下手に手出しする問題ではない。さて、とりあえずもう少し義眼のことを話してから今日は戻ろうか」

 

 その言葉に頷いた二人は一旦車内に戻り、空調を聞かせながら話を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 一方、二人が話し始める少し前。事務所に残された杏夏と凍はコーヒーとお茶菓子を中心に向かいあっていた。

 

「えっと、それじゃあ話しますけど……笑わないでくださいね?」

 

「ああ、笑わない。じゃあよろしく頼む」

 

「はい。私の初任務、というかこの事務所に入社したのは二年前の春で……」

 

 こうして杏夏の過去話が始まったわけだが、その間、凍は真剣に聞いていたが、焔はいつの間にか事務所の隅に移動して床にいじいじと文字を書きながら一言。

 

「……部屋のスミスは落ち着くなぁ……」

 

 と、光の灯っていない瞳を晒して呟いていた。しかし、相変わらず空間は歪んでいた。




はい、前書きのとおり、杏夏が出てきたのは最初と最後だけでしたね。
真ん中はタミホラの話ばかりでした。

まぁ蓮太郎も怪我してますから今回ばかりは負けてしまうのもしょうがないでしょう。
といってもけが人を割りと本気で殺そうとしている零子さんもどうかとおもぶげら!?(頭に風穴が)

はい、愛の鞭って奴ですねわかりまひゅ。
次回からは本格的に杏夏編に入っていきますので、次回はから数話は彼女が主人公です。
美冬との出会いやらもありますので、それなりにお楽しみにしていただけると幸いです。

前回の終わりで例のリトさんを出してみたんですが……リトさんもうちょい控え室にいてください。
八巻が出ないもんだから下手なこと書けませんw

では、感想などありましたらよろしくお願いいたします。

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