ハミングバードと対峙する摩那は腰のホルスターから黒刃のクローを装備する。
「へぇ、アンタの武器はクローってわけ。だったら近接戦闘向きね」
「だったらなに?」
摩那が怪訝な表情のまま問うと、ハミングバードはクスリと笑って『死滅都市の徘徊者』を指しながら、自信に満ち満ちた声で告げた。
「見てのとおりこの子たちは中距離から遠距離の攻撃が専門。まぁ使おうと思えば近距離もいけるんだけど。でもそれに対してアンタはクローによる近距離の攻撃だけ。どう考えたって優位に立っているのは私よ。
あぁそれと冥土の土産に教えといてあげるわ。この子達はアンタも面識のあるティナ・スプラウトのシェンフィールドと同じように扱っているの。だから、私が念じれば思うように動いてくれる。
序列十三位だかスカーレット・ファントムだか知らないけど、アンタと私じゃ相性上で私の方が上なの。わかる?」
小馬鹿にしたような態度からして、摩那の序列のことを信じていないのは目に見えていた。
……まぁ私の序列のことを知ってんのは蓮太郎達くらいだからしょうがないんだけど。
内心で肩を竦めながらも、摩那はハミングバードに切り返す。
「信じる信じないはアンタの自由だよ。でも、そんなおもちゃで私を捉えられると思ってるなら……」
瞬間、摩那が態勢を低くしてリノリウムの床を凹みができるほど踏み込んで一気に接近する。
ハミングバードもそれに臨戦態勢を取る。
しかし、摩那はニヤリと笑った後臨戦態勢を取ったハミングバードの肩口を踏み台にして彼女の後ろに控えていた『死滅都市の徘徊者』のうち一機、の中心部分にクローをねじ込み、中の基盤をめちゃくちゃに破壊する。
「なっ!?」
背後でハミングバードが驚きの声を上げる。そして、すぐにクローを突っ込まれなかったもう片方の徘徊者を回転させて、摩那をその刃ですりつぶそうとする。
「千切れろ!」
「ざーんねん」
危機的状況であるのに対し、至って冷静に答えると、腕を突っ込んでいた徘徊者を迫るもう一方に向けて投げつける。
それにより徘徊者の鋭い刃が届くまでにほんの一瞬隙ができ、摩那はその隙に距離をとる。
この一連の流れをハミングバードの目には、まるで真紅の影が駆け抜けたかのように見えただろう。
一方摩那を見やると、彼女はいつか見せた四つん這いの状態でハミングバードを見据えていた。真っ赤な髪の毛は燃えているように逆立ち、瞳孔もチーターのように細長くなる。けれど、彼女の一方の手に装備されていたクローは一つなくなっている。恐らく先ほどの徘徊者を壊す時に犠牲にしたのだろう。
ハミングバードの隣には壊れた徘徊者がショートしたのか、青白い電気を放出しながら煙を上げていた。
「ずいぶんとやってくれるじゃない」
「油断してる方が悪いと思うけど? それでどうする? 今退いてくれれば私はアンタを追わないし、アンタの命も取りはしない。でもまだ戦うのなら次は殺す」
脅しではない。摩那の瞳には明確な殺意があった。
「退くですって? 冗談言わないで。まだ一つが壊れただけ。それにアンタだってクローを一個犠牲にしたじゃない。普通に考えれば次にこの子を壊す時にそれを失って、最終的にアンタが私に攻撃できる手立てはなくなる。それにこの子を倒している隙にアンタの頭にバラニウム製の銃弾をぶち込めばそれで終了。万事解決よ」
「そんなこと言ってるけど、本当は私のスピードに目がついてこられてないんじゃないの?」
挑発するような声音で言うと、ハミングバードが苛立ちの表情を見せる。図星なのだろう。
すると摩那は小さく笑って告げる。
「さっきアンタは私に冥土の土産って理由で自分の能力をしゃべったけど……今度は私がアンタに冥土の土産に教えてあげるよ。
私の二つ名「幻紅」なんて名前がどうして付いたのか。私のモデルはチーター、言わずと知れた地上最速の肉食獣。そんで、私が力を解放した状態で走るとさ、この真っ赤な髪と相まって真紅の影みたいな、帯みたいな風になるんだって。
その姿がまるで真紅の幻みたいだからこういう二つ名が付いたってわけよ。はい、説明終わり。それじゃあさっさと決着つけようか?」
「死ぬのはアンタよ!」
言い切ると共にハミングバードは徘徊者を特攻させる。しかし、そんなもの摩那からすれば鈍重もいいところだ。
「残念だけど、これで終わりにさせてもらうよ」
真紅の残像を残しながら摩那は駆ける。疾風の如く。
眼前に迫った徘徊者を瞬時に避けると同時に、基盤にもう一方のクローを叩き込んでショート。
その隙に出来る一瞬を狙ったのか、ハミングバードは銃を構えて乱射する。
銃弾は摩那の額に向かって真っ直ぐに飛んでくるが、それが当たる直前に彼女は身体を捻って回転しながらそれを避ける。
しかしその手にはクローがない。だがそんな事はお構い無に一気に廊下を駆ける。途中銃弾を走りながら回避する様は、もはや人間の反応速度とはかけ離れていた。
「くっ!?」
BMIを両方破壊され、銃弾もいとも簡単に回避された彼女に既に打つ手はない。悔しさと、恐怖が入り混じったような表情をしたハミングバード。
次の瞬間、摩那が彼女の手前で飛び上がって口を大きく開ける。長めの犬歯がギラリと光る。その姿はまさにチーター。獲物を確実に仕留める強靭な歯に、ハミングバードは避けることすらままならなかった。
そして一瞬の後に摩那がハミングバードの後ろに駆け抜ける。
摩那が駆け抜けた後には、車がブレーキをかけたときのようなブレーキ痕のようなものが残っていた。
奇妙な静寂が両者の間に流れた。けれど、一秒が経った頃、ハミングバードの首筋から鮮血が散った。
背後で起こるスプラッタな光景に目をやることもなく、摩那は口に入っていたものを「ペッ」と吐き出した。
ベチャリと水音を立てながら、冷たいリノリウムの床に落ちたものは、ハミングバードの首の血管とその周りの皮膚だった。
そう、摩那はハミングバードの頚動脈をその鋭い犬歯で喰いちぎったのだ。
「そ……んな。はやす……ぎる」
喰いちぎられた頚動脈の傷口を押さえながら絶え絶えの声を漏らす。彼女はそのまま床に膝をついて身体を痙攣させながらその場に倒れ付す。
そんな彼女を見ながら摩那は思う。
……あの出血量じゃもう立てるとは思えない。まぁ頚動脈をちぎったから当たり前なんだけど。
すると、ハミングバードは身体をコロンと仰向けにさせて小さく笑いを漏らした。
「……ハハ。私も、ざまぁない、わね。新人類創造計画、の……里見蓮太郎なら、まだしも、名前も禄に知らない……イニシエーターに、負けるなんて……」
「油断は大敵ってヤツだね。まぁアンタが私の序列を知らないのなんて無理はないと思うけど」
「ホント、アンタ……生意気。ガキのくせに……見下してんじゃないわ、よ。でも、いいわ……どうせアンタは、死ぬ。いえ……アンタだけじゃ、ない。里見蓮太郎は、もちろん……紅露火垂、そして、アンタの大切な人、全部殺されるわ。
里見蓮太郎に、言っておきな、さい。ダークストーカー……が、再戦を……したがってた……って。アイツ、結構……評価、してる。見たいだったわ。
クク、でもまぁ……アンタにはそれは無理……ね」
残忍な笑みが戻ったハミングバードに対し、怪訝な表情を浮かべていると、彼女は熊のぬいぐるみのほうを一瞥して、もう一度摩那に笑みを見せたあと息を詰まらせて絶命した。
摩那はハミングバードが最後に見た熊のぬいぐるみを持ち上げる。だが、妙に腹の辺りに違和感と、普通のぬいぐるみにしては重過ぎることに気がついた。
まさかと思いながらくまの頭を裂くと、腹の中の綿が飛び出すが、問題なのはその中にあったものだ。
「マジ……?」
ぬいぐるみの中に入っていたのは粘土状に固められた物体と、ぐるぐるに巻かれた配線。そしてタイマーだった。
説明しなくてもわかるだろう。それは爆弾だった。
カウントは残り十秒。爆弾を放り投げるにしても窓がないこのマンションでは、外に放り投げるうちに起爆してしまうだろう。
「そんじゃ、私にできる事は一つかな」
軽く言ってのけると、摩那はぬいぐるみをハミングバードの亡骸に放り投げて、逆方向に駆けて回避運動を取った。
マンションの住人を外に避難させた蓮太郎は、後から合流した火垂とともに摩那が交戦している階へ向かっていた。
「無事でいてくれよ……!」
蓮太郎自身、摩那の実力を疑っているわけではない。自分の相棒である延珠はイニシエーターの中でも十分すぎるくらいの戦闘力を誇っている。
しかし、そんな彼女と比べても摩那は余裕で勝ちを得るだろう。IP序列十三位と言う超高位に存在していると言うこともそうだが、それを抜きにしても戦闘時の彼女は凛と同じほどの気迫が伝わってくることがある。
そんな彼女であるものの、ハミングバードがどんな敵なのかわからない今、あまり楽観視も出来ないのだ。
ふと隣を見ると、火垂も心配そうな表情を浮かべていた。
蓮太郎はそのままエレベーターのインジケーターに目を戻すが、そこで上階から衝撃が伝わる。
一瞬エレベーターが大きく揺れたが、運行自体に問題はなさそうで動き続けている。だが蓮太郎は先ほどの衝撃に覚えがある。
「……爆弾か」
「爆弾!? まさか、こんなマンションで……」
火垂が驚いたような声を上げるが、蓮太郎は被りを振る。
「標的を殺すためには一般市民の殺害だって厭わないやつ等だぞ? マンションの一つや二つ壊すことぐらいなんとも思ってやしないだろ」
言いつつ、腰のホルスターからベレッタを抜いて安全装置を解除。リロードしてからいつでも撃ち出せる状態にスタンバイ。
火垂もそれを見て銃を構える。
そしてインジケーターが目的の階を表示すると同時に、二人はそれぞれ銃を外に向ける。
しかし、二人の前には爆発によって生まれた煙と、所々に飛び火した火焔だった。壁には穴も開いている。
「二人はどこに……」
火垂が疑問を上げながら周囲を警戒しながら歩き出すが、ふと足を止めて口元を押さえた。
「どうした?」
「……これ」
彼女が指を差す先にあったのは、爆発の影響で身体がの部位がバラバラになり、さらに焼け爛れた足や腕。一見すると、少女のような体躯の死体だった。
「まさか……」
「いや、それはねーよ。これ見てみろ」
そういって蓮太郎はバラバラになった死体の一部を持ち上げてその傷口からぶら下がる、機械部品のようなものを指差す。
「これは俺と同じ機械化兵士の特徴だ。それに新世界創造計画は身体の半分以上を機械化するらしいからな、爆発があればこんな風に部品が出てもおかしくはない。だから、コイツはハミングバードってヤツだ」
「だったら摩那は何処に」
と、彼女がそこまで言ったところで蓮太郎達の左手の方向から「ジャリッ」っという砂を踏むような音が聞こえた。
弾かれるようにそちらに向かって銃口を向けるが、聞こえてきたのは聞きなれた声だった。
「いやー……まいったねー。まさか爆弾仕込んでるとは思わなかったよ」
あっけらかんとした軽いノリで煙のなかから姿を現したのは、赤い髪の少女、摩那であった。彼女の瞳はいつもの状態に戻っており、力を戻しているようだった。
蓮太郎は彼女の姿を確認すると同時に銃をホルスターに収めて大きなため息をついた。
「無事だったか……」
「お? その様子だと私のこと心配してくれてたんだねぇ。でもダイジョーブ、私はこんなことじゃ死なないって」
軽く笑ってみせる摩那だが、その口元には真っ赤な血がこびり付いていた。
「摩那、貴女その口……どうしたの?」
「ん? あぁこれね。そこで死んでるハミングバードの頚動脈を喰いちぎった時についたんだと思う。まぁあんな戦い方したのは久しぶりだったけど。あっ! そうだ蓮太郎。私のクロー両方壊れちゃったからナイフ貸してー」
「あ、あぁ」
頷いて摩那にナイフを渡すものの、蓮太郎を含めて火垂も今の摩那の言動に驚いていた。
クローで切り刻んだならまだしも、口で喰いちぎったと言うのが、いかにもチーターと言うか、そういったものを想像させてしまうのだ。
「……とりあえずここを離れるぞ」
「ええ」
「りょーかい」
三人は非常階段から降りてマンションを後にした。
櫃間は焦っていた。
先ほどハミングバードの心音が止まり、彼女が死んだことを知らされた。
本来であれば自身の完璧ともいえる計画がことごとく潰されてきたのだ。それも里見蓮太郎も含めて、イレギュラーである黒崎民間警備会社に。
その中でも特に癪に障っていたのが、木更との見合いについてきた断風凛だ。
上層部から聞いた話では要注意人物だと聞いていたが、まさかここまでとは思いもよらなかった。
「クソッ!」
近場のゴミ箱を蹴飛ばし、苛立ちを解消しようとするもののそんなもので晴れるわけもない。
すると、後ろから声が聞こえた。
「あーぁ、そんなに取り乱してどうするんですか? 上層部からこの作戦を任されているというのに」
振り向くとそこにいたのは悠河だった。彼は肩を竦めて笑みを浮かべていた。
「だから最初から僕を出しておけと言ったのに。ハミングバードの任務達成率は確かにどれを見ても百パーセント。でも、彼女がいままで相手にしていたのは小物ばかり。そんな彼女に任せてしまったのが間違いでしたね」
「私の失態だと報告するのか?」
「そんなこと言ってないじゃないですか。あぁそうだ、断風凛ですがどうやらこちらのことをかなり掴んでいるようです。よって早急に始末すべきはむしろ里見蓮太郎よりも断風凛の方だと思います」
確かに、と櫃間は思った。
見合いの席でもそうだったが、凛の瞳はまるで何もかもお見通しと言うような瞳だった。
口元に手を当てて数秒考えると、静かに頷く。
「いいだろう、今回はお前の意見を聞いてやる。里見蓮太郎の始末よりも先にまず最初は断風凛を始末することにする。しかし、送るのはソードテールだ」
「おや? リジェネレーターは使わないので?」
「ヤツを出す時はお前と同時期に出すのがよいというのが上からの指令だ」
「なるほど、わかりました。では僕のほうからネストへ伝えておきます。櫃間さんは早く多田島警部と金本警部のところに戻ったほうが良いと思いますよ。
あと、一つだけ言っておくと、多田島警部もそうですが、厄介なのは金本警部も同じなのでお忘れなく」
「フン、貴様に言われなくてもわかっているさ。だが、彼等もいずれは定年だ。自ら波風を立てるような真似はしないだろう」
肩を竦めてみるものの、悠河は若干呆れ顔だった。しかし、櫃間はそれには気がつかずに戻っていく。
そんな彼の後姿を見送りながら悠河は大きなため息をついた。
「やれやれ……上はどうしてあんな無能な人を『三枚羽根』を選んだのやら……」
櫃間を小馬鹿にしながらも悠河は、ネストへソードテールを出すと言うことを伝えるためにスマホを取り出した。
夜もふけた頃。
司馬重工の地下三階にある分析室に、未織と凛、夏世の姿があった。
「にしても、里見ちゃんが生きとるようでホンマよかったわー」
ほっと胸を撫で下ろしながら未織は目の前の端末を操作する。そんな彼女の隣のデスクには凛がガストレアの屍骸から採取した細胞の入ったフィルムケースが置かれていた。
ガストレアの死体安置所から戻った凛は、零子に報告をした後その足で司馬邸にいた未織にガストレアの細胞を調べて欲しいと頼んだのだ。
未織はニュースで蓮太郎が死んだと聞かされて落ち込んだ様子だったが、凛が生きているということを伝え、彼の無実を証明するために力を貸して欲しいと言うと快く了解してくれた。
「解析するのにどれくらいかかる?」
「そやねぇ……まぁ三十分くらい待ってくれれば出来ると思うわー。あ、その間暇やったら適当にどっかいっててもええでー。ここには夏世ちゃんもおることやし」
傍らでビーカーやら試験管の準備を始めていた夏世を見やりながら言うと、夏世も頷いた。
「ここには私が残りますから、凛さんは何処かに行っていても平気ですよ。何か来たとしても私が未織さんを守りますので」
「いやーん、こんなかわええのに守るだなんて、夏世ちゃんはええ子やねー」
夏世の頭を優しく撫でる未織に凛は苦笑を浮かべつつ、分析室を後にした。
そのままエレベーターに乗って一階のロビーに出ると、外の空気を吸うために本社ビルから出る。
自動ドアがスライドし、エアコンの効いた室内から真夏の暑さの余韻が残った熱帯夜独特の纏わりつくようなねっとりとした空気が肌を撫でた。
しかし、時折吹く風は気持ちよくもあった。
大きく深呼吸をして肺に空気を送った後、一気に吐き出す。たまっていた空気が排出されたことによりすがすがしい気分になった。
「できれば、あと数日以内には決着をつけたいかな」
真剣な表情のまま凛が呟いた。
「ほう、ではここで決着をつけてやる」
声は後ろからだった。
同時に凛は弾かれるように前方に跳躍して、空中で身体を捻って先ほどまで自分がいたところを見る。
そこには大振りのナイフが中に浮かんでいた。
疑問を持ちつつ、着地すると凛は姿の見えない人物に問いを投げかけた。
「いきなり後ろからとは……実に暗殺者らしいやり方ですが、貴方はどなたなんでしょうか」
問いには答えないかと思ったが、意外にも敵はそれに返答をしてきた。
「俺は『ソードテール』。新世界創造計画の一人だ。今日は貴様を殺すようにとの任務でな」
「それは怖い。じゃあ殺されないようにしなくちゃいけませんね」
凛は腰に手をかけて刀を抜こうとするが、刀はなく、バイクに収納したままだと言うことを思い出した。
「クク、丸腰の貴様など恐るるに足らず!」
ソードテールの声が聞こえると同時に、空中に浮いていたナイフがなくなった。
「……光学迷彩ってことでいいのかな」
声を潜めて言うと、凛は軽く笑みを零す。
「面倒くさそう……」
はい、今回はハミングバードさんご退場です。
摩那さん殺し方がえぐいよ。CCOみたいになってるじゃんガブッといっちゃってるしw
まぁ櫃間は無能でいいとして、ここからはもう原作とはまったく流れが違います。
ソードテールが凛と戦うことになってるし、既に調べも進んでるし……五翔会はもうダメだ♪
この後はそうですね、凛がソードテールをエグく切り刻んだ後に情報を漏らしてもらって、蓮太郎にそれを伝えてって感じですかね。
では、いよいよ原作とはまったく違う展開になってきましたが、これからも見てくださると幸いです。
感想などありましたらよろしくお願いいたします。
以下
今回入れようと思ったけどめんどくさいから入れなかったお話。
多田島達と別れた櫃間ザルは黒崎民間警備会社へと向かいましたとさ。
ちょうどその時間、零子さんは杏夏ちゃんが開発した銃弾の試験運用をしに出て行きましたとさ。
そこですっかり発情してしまった櫃間ザルは木更さんに急接近しました。
けれど、事務所の扉は固く閉ざされており、中からこんな声が聞こえましたとさ。
翠「せーはんざいしゃはおかえりくださいです」
焔「変態は家で寂しく自分のナニでも慰めてな」
櫃間ザルは大そう傷ついて自分の家に帰り、パソコンの秘密フォルダに入っている画像でいっぱいナニをしましたとさ。
けれど、秘密フォルダはすでに数人の人に見られているのでした。
おしまい♪