ブラック・ブレット『漆黒の剣』   作:炎狼

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第五十四話

 顔に吹き付ける涼風で蓮太郎は目を覚ました。

 

 ぼんやりとした視界がやがて鮮明になり、蓮太郎は仰向けで寝かせられていると言うことがわかった。

 

 頭がボーっとするが、なんとか生き残ったようだ。どうやらここはどこかの民家の一室のようで、室内は襖が閉められた和室で、エアコンが冷たい風を送っていて夏の暑さは感じられなかった。

 

 靄がはったような頭を覚醒させるために軽く頭を振ると、ゆっくりと起き上がる。瞬間、腹部に痛烈な痛みが走り思わず顔をゆがめる。

 

 上半身は裸にされているようで、腹部には包帯がきつく巻かれていた。血も出ていないことから出血は収まっているようだ。 

 

 けれどどこか焦げ臭いのはなぜだろう。

 

 すると、またしても声が聞こえてきた。

 

「昨日凛から説明を聞いたと思うけど、水原さんはこの二つ、『新世界創造計画』と『ブラックスワンプロジェクト』がどういうものかを知って五翔会って連中に殺されたんだよ」

 

「それは貴女のプロモーターから聞いたわ。確かに、思い返してみれば殺される日まで鬼八さんの様子はおかしかった……。でもその二つはまだわかっていないんでしょう?」

 

 声は襖を挟んだ向こう側の部屋から聞こえてきた。一人は聞き知った摩那のものだったが、もう一人はつい最近聞いたような声だった。

 

 腹部が痛むため押さえながら立ち上がり、そのまま襖に手をかけ開ける。

 

「あ、蓮太郎やっと起きたー」

 

「摩那……。ここは……って、お前は確か」

 

 襖の向こう側の部屋には摩那とショートボブが特徴的な少女だった。

 

「どうも、里見蓮太郎。私のことわかる?」

 

「……ああ、水原のイニシエーターだろ。名前は紅露火垂、というかどうしてお前がここに?」

 

「怪我した蓮太郎を川から引き上げたあと、ちょうど火垂がいてね。そのままここまで一緒に運んだってわけ」

 

「最初は殺すつもりだったのだけれどね」

 

 肩を竦めながら言う火垂に苦笑いをうかべつつ、その場に腰を下ろして問うてみた。

 

「最初はってことは今は殺す気はないってことか?」

 

「そうね。少なくとも今は貴方を殺そうとは思っていないわ、摩那のプロモーターの断風凛って言う人から今回の事件について色々教えてもらったから」

 

「そうか……」

 

 安心してほっと胸を撫で下ろしたのはいいものの、ふと目に付いたテレビのニュース番組の日にちを見た瞬間、驚愕してしまった。

 

「アレから三日も俺は眠ってたのか」

 

「うん、もう死んでんじゃないかってくらい寝てたよ。多分、傷もあると思うけど今までの疲れが来たんだろうね。でも、これからどうする? いったんウチの事務所に行く?」

 

 摩那が問うてくるものの、蓮太郎は首を横に振ってそれを否定した。

 

「いいや、それはダメだ。俺が動けばそれだけ目立つ、それに凛さんたちのとこには木更さんもいるんだろ? だったらあの人を危険な目に合わせるわけにはいかねぇ」

 

「そう、まぁ良いけどさ。それじゃあこの後どうすんの?」

 

「……俺なりに水原が『新世界創造計画』と『ブラックスワンプロジェクト』の何を知ったのか、調べに行こうと思ってる。あいつは、俺に何かを伝えようとしてくれていた。だから、アイツが俺に伝えたかったことを俺が調べてみようと思う」

 

「本気? 世間的には蓮太郎は死んだ事になってるから、バレたら一大事だよ?」

 

「それでも俺は、やらなくちゃならねぇ」

 

 覚悟を決めた眼光に摩那は小さくため息をつくと、呆れながらも頷いた。

 

「わかった、それじゃあ私も手伝うよ。凛には事情を説明してあるし、それに蓮太郎も延珠と同じスピード特化の私がいた方が何かとやりやすいでしょ?」

 

「いいのか?」

 

 問いに対し、摩那は静かに頷いた。

 

 確かに、彼女の申し出は蓮太郎にとってもありがたいものであった。摩那と延珠は同じスピード特化型のイニシエーターだ。得物は違えど、驚異的なスピードを持っていることには変わりはない。

 

 それに指示を出すのも延珠と同じやり方で間違いはないだろう。

 

 すると、話を聞いていた火垂が蓮太郎に救急箱を渡して告げた。

 

「私も行くわ。でも、勘違いしないでね? 貴方の為じゃなくて、鬼八さんを殺したダークストーカーってヤツと、暗殺を指示した櫃間って男を殺すためだから」

 

「復讐をするためだけならやめろ。水原はそんなこと望んじゃいない」

 

「綺麗事ね。安い刑事ドラマみたい。いい? 例え鬼八さんが私に復讐をして欲しくなかったとしても、私は鬼八さんを殺した奴等が許せないのよ」

 

 彼女の瞳は赤熱しており、その奥には憤怒の炎が見え隠れしていた。

 

 しかし、蓮太郎は内心で彼女の言うことも尤もだと思った。確かに今のセリフは安い刑事ドラマやサスペンスドラマのような御伽話のようなセリフだ。

 

 死者と話せるわけでもないのに『○○は復讐を望んでなんかいない』、『そんなことをすれば○○が悲しむだけだ』。こんなセリフはただの気休め程度だ。いや、気休めにすらならず、むしろ逆効果にもなりうるだろう。

 

 菫が聞けば『人間は何でもかんでも自分達に都合のいいように作り変えるものだからね。だからそんなセリフも生まれてくる。けど、それはただの幻想にしか過ぎないと私は思うよ』なんていいながらニヒルな笑みを浮かべることだろう。

 

「……わかった。だけど、あまり無茶はするなよ」

 

「そんなのわかってるわ。貴方に指図されなくてもね。でも、一応貴方には謝っておくわ。鬼八さんを殺されて周りが見えなくなっていたとはいえ、行動が軽率すぎたわ。犯人だと思ってて悪いわね」

 

「もう済んだことだ。気になんかしてねぇよ。あの状態じゃ俺が疑われるのしょうがねぇ。しかしだな、ここでお前等二人に聞きたいことがある」

 

「「?」」

 

 二人は前から打ち合わせていたかのように小首をかしげた。

 

「俺のこの傷はどうやって塞いだんだ?」

 

「「焼いて直した」」

 

「……あぁうん、大体わかってた。焦げ臭かったしな」

 

 若干遠い目をしながら包帯をほどき、蓮太郎は傷口に救急箱から取り出した生体ノリを取り出して貼り付ける。

 

 ひんやりとしたノリが心地よかったが、同時に痛みも走った。ノリをきれいに貼り終えると、その上から新しい包帯を巻いていく。

 

 包帯を巻き終え、服を着たところで火垂が黒い何かを放った。

 

 キャッチし黒い物体を見ると、それはナイロン製のヒップホルダーだった。一つはナイフ用と、もう一つは銃のものだった。

 

「SATからくすねたやつか。ナイフはいいとして、銃は……ベレッタか」

 

「そういえば蓮太郎はいつもXD拳銃使ってたけど、ベレッタで平気なの?」

 

「使えねぇことはないだろ。けど、やっぱり扱いが少し違うんだけどな」

 

「XDなんて安銃よく使う気になるわね」

 

「うっせ、俺はあれに慣れてんだっつの」

 

 火垂に対して言ってみるものの、彼女は摩那に目を移して問いを投げかけた。

 

「摩那、貴女は銃を持たないの?」

 

「うーん、銃って使ったことないんだよねぇ。それにスピード特化型だからこういう近接武器の方が私の性に合ってるんだよ」

 

 腰のホルスターに収まっている黒刃のクローを見せながら摩那が言うと、火垂は「それもそうね」とだけ告げた。

 

 すると、それを見ていた蓮太郎の腹がなった。

 

「死にかけていたのにお腹って空くのね」

 

「俺の意思とは反してっけどな。ちょっと台所借りるぞ」

 

「お好きにどうぞ。ここは鬼八さんの部屋じゃないし」

 

 彼女の言葉に思わず眉をひそめてしまった。しかし、改めて室内を見回してみると確かに物が足りないように見える。

 

 水原は火垂を実の妹のように大切にしていた。それなのにベッドが一つしかないのはおかしい。

 

「じゃあ、ここは何処なんだ?」

 

「火垂がIISOに捕まらない様に逃亡した、外人とか、所謂カタギじゃない人たちが使ってる非合法のアパートみたいなものだよ」

 

「なるほどな……確かに、こんなところならIISOの局員も予想はしないか」

 

「納得したならさっさと食事を済ませたら? あと、私の事は名前で呼んでくれて構わないわ。『お前』なんて呼ばれるのは好きじゃないの」

 

「ああ、わかったよ。火垂」

 

 火垂はそれに対し頷くと摩那と事件のことについて話し始めた。

 

 そんな彼女等を見つつ、蓮太郎はとりあえず空っぽになった胃に何かを入れるために調理を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーむ……。やはり解せないな」

 

 黒崎民間警備会社の社長用のデスクで、零子は高級な椅子にもたれかかりながら大きくため息をついた。

 

「やっぱり気になりますよね?」

 

「ああ、気になることだらけだよまったく」

 

 苛立たしげに凛の問いに答えた彼女はタバコを取り出し、紫煙を燻らせる。

 

 一番気になっているのは、警察の展開の早さだった。あの時、木更が蓮太郎から連絡をもらって彼が勾田プラザホテルにいるという情報は、事務所にいたものしか知らなかった。

 

 更に付け足すならば木更が連絡した凛と摩那も含まれる。

 

 しかし、その中の誰も警察には連絡などしていない。それはそうだ、蓮太郎を守るべくして動いている自分達が蓮太郎を売るなどする事はない。

 

「考えられるとすれば……この事務所内が盗聴されている可能性があるということと、木更ちゃんの携帯に盗聴器が仕掛けられている可能性だな」

 

「どちらかというと後者じゃないですかね。事務所には零子さんがいますから何か物音が合ったら気付くでしょう?」

 

「まぁな。ふむ、彼女が帰ってきたら一度携帯を調べさせてもらうか。あ、カンペを忘れるなよ? 盗聴している側にはばれていない風を装うからな」

 

「了解しました」

 

 凛はそれに頷くとパソコンでカンペを作り始めた。

 

 それに続くように自分も木更のスマートフォンを分解する工具を取り出して準備をする。

 

 全ての準備が終わり準備万端となった頃、事務所の扉が開いた。

 

「ただいま戻りました。すみません、途中で例の櫃間が声をかけてきたものでして」

 

 言いながらコンビニ袋を片手に入ってきたのは焔だった。そして彼女に続くように翠、木更、夏世の順で事務所に入ってくる。

 

 事務所に入った四人はまだ話を続けていたが、そこへノートパソコンを持った凛が声をかけた。

 

「お昼は何を買ってきたの?」

 

 それに対し木更が答えようと凛の方に振り向いて話をしようとしたところで、木更の瞳にパソコンの画面が写った。

 

 彼女の様子に他の三人もパソコンを覗き込む。

 

 画面にはこう書かれていた。

 

『盗聴されている可能性があるからこれを見たら普通を装って。木更ちゃんはスマホを零子さんに渡して』

 

 四人がそれを全部読み終えると、凛は口元に手を当てて人差し指を立てた。四人もそれに頷くと、木更が先ほどの質問に答えるように告げた。

 

「えーっとですね、お昼ごはんはコンビニ弁当とサンドイッチ、あとはおにぎりですね。いっぱい食べたい人はお好きにどうぞ。あとは、飲み物もちゃんと買ってきました」

 

「ありがとう、それじゃあ木更ちゃんは零子さんにお弁当を渡してくれる?」

 

 木更はそれに頷くと弁当とお茶を持って零子の元まで行った。同時に、ポケットからスマホを取り出して彼女に渡す。

 

「どうぞ、零子さん」

 

「ん、悪いね」

 

 短く言って弁当とスマホを受け取ると、零子は静かにスマホをデスクの上に置いた。

 

「さて、とりあえず腹ごしらえをしよう。話はそれからだ」

 

 わざとらしく言うと、皆がそれに返事をしてそれぞれ弁当を広げた。

 

 零子も弁当を広げるが、彼女の手には箸ではなくドライバーやらピンセットなどといった工具がもたれていた。

 

 既に凛達は他愛のない話を始めており、零子も時折その話に加わりながらスマホを分解する。

 

 そして分解している途中で零子の動きが止まった。

 

 ……あった。

 

 内心で「ビンゴ」と思いながらも声には出さずに凛にアイコンタクトを送る。彼もそれに頷くと事務所の棚から防音加工のケースを取り出して彼女の元まで持っていく。

 

 デスクの上に置かれたケースの蓋を開け、零子はピンセットでスマホ内部に仕掛けられていた盗聴器を取り出して、ケースの中へゆっくりと入れ、音がたたないように蓋を閉める。

 

「ふぅ……これで完了だ」

 

「やっぱり盗聴器でしたか」

 

「ああ。けれどあれは多分電話の時だけに働くものだろうな。したがって私達がつかんだ情報があちらにもれている事はないだろう」

 

「でも、一体いつつけられたんでしょうか」

 

 木更が心配そうに聞いてくるが、零子は肩を竦めた。

 

「それはわからないな。君が眠っている時かもしれないし、お見合いの時かもしれないし、まぁどちらにせよこれで会話が聞かれる事はなくなったわけだ。そういえばさっき櫃間がコンタクトを取ってきたらしいが?」

 

「そうなんですよ! 私達がコンビニから出たら、まるで待ち構えていたみたいに、すぐに木更に声をかけてきて。すごく不甲斐無さそうな顔をしながら「すみません、私の力不足で里見くんを……」とか言ってきたんですよ!? ホント人をなんだと思ってんだか、ねぇ翠」

 

「はい。同情を誘うような顔をしていてとても不快に思いました。全部あの人が命令しているのに」

 

「まぁそうですね。流石にアレは私もどん引きです」

 

 口々に言われる櫃間に対する暴言に零子は肩を揺すって笑った。

 

 ……まったく、滑稽だな櫃間篤郎。

 

 笑みの中には残忍性もはらんでいたが今はそんな事はどうでもよい。

 

「それで木更ちゃんからも何か言ってやったのか?」

 

「もちろんです。あの人、「里見くんの代わりと言ってはなんですが、私を頼ってくださってもいいんですよ?」なんて言って来たんでこういってあげました。

 『私には里見くん以外にも支えてくれる人たちがたくさんいますからご心配なさらず。あと、勝手に里見くんを殺さないでくださいますか? 彼はあんなことで死ぬような男じゃありません』って」

 

 とてもすっきりとした顔で言う彼女に、零子を含めその場にいた全員が爆笑した。

 

「ハハハッ! いやはや、言われた時のヤツの顔が見てみたいな。さぞ悔しかっただろうなぁ」

 

「そうですね。自分の思い通りに木更ちゃんを篭絡できると思っていたんでしょうが、本当にご愁傷様です」

 

 肩を竦めながら凛も冷笑を浮かべた。

 

 すると、夏世が凛の服の袖を引っ張って彼に問うた。

 

「ところで、里見さんと摩那さんは大丈夫なんですか?」

 

「うん。さっき摩那から連絡があってこれから水原君の殺害現場に行ってみるってさ。摩那は延珠ちゃんがいない蓮太郎くんの臨時パートナーとして動くみたい」

 

「なるほど。紅露火垂も同行する形ですか?」

 

「そうだね、摩那から聞いた話だとそうみたい。まぁ下手に僕達が動くと、蓮太郎君たちも動きづらいだろうからこっちは別行動をするけどね」

 

 凛はそういうと事務所のドアノブに手をかけて零子に告げた。

 

「それじゃあ零子さん。ちょっと調べものがあるので行って来ます」

 

「わかった、行って来い」

 

 凛を送り、タバコを灰皿に押し付けると零子は食べ進んでいない弁当をかき込んで昼食を終える。焔たちは食べ終えていない昼食をたいらげるために席へと戻った。

 

 そしてもう一度タバコに火をつけたところでデスクの上においておいたスマホが鳴り、通話ボタンをタップする。

 

「もしもし?」

 

『どうも、零子さん。少し振りです』

 

「おや、杏夏ちゃん。君が電話してきたってことは……出来たのかな?」

 

 問うてみると、杏夏は少し黙ってから短く笑うと答えた。

 

『……はい、出来ましたよ。超長距離狙撃用の弾丸、名付けて「ガングニエル」』

 

「『ガングニエル』ね。随分とかっこいい名前だな。だが、嫌いじゃない」

 

『今から持っていくので、夜にでも試し撃ちして見ますか? 作れたのは5発だけですけど』

 

「そうだな、一応二回ほど撃って感覚をならして置くか。それじゃあ待っているよ」

 

 零子の言葉に杏夏は「はい」とだけ答えて通話を切った。

 

「ヘカートの手入れでもしておくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 凛はバイクを走らせながらある場所を目指していた。

 

 そのある場所とはガストレアの死体安置所だ。ガストレアは倒した後、そのガストレアの情報を解析するために一旦死体を解剖される。

 

 菫もそれをやっているが、凛も実際に行ってみるのは初めてだ。

 

「確か水原くんが最後に倒したのは飛行型のガストレア……それが今安置されているのは……ここか」

 

 バイクの液晶画面には水原と火垂が屠ったガストレアが安置されている死体安置所までのルートが表示されていた。

 

「まずはそこに安置されているガストレアに何かしらの情報があるはず」

 

 急加速の影響でエンジンが唸りを上げるが、特に気にせずに突き進む。




今回はそこまで物語は動きませんでしたが、いろいろ準備が整ってきましたね。
次で蓮太郎が水原の携帯を発見してハミングバードの登場までいけたらいいんですが……はてさてどうなるやら。

ガングニエル……まぁグングニルを適当にそれっぽくしただけです。
普通に英語で訳したりすると「ウルトラロングスナイプバレット」ということになってしまうので、それよりは伝説上の武器を参考にしたほうが良いかと思った次第ですはい。

凛はしばらく単独行動ですね。
そして蓮太郎は摩那がいることによって延珠と同じ指示が出せて色々楽になると……アレ? 火垂いなくね? とか言っちゃダメ。

では感想などありましたらよろしくお願いします。

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