カードファイト!!ヴァンガードGX   作:稲兵衛

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初めまして、稲兵衛です。
あらすじにも書きましたとおり、この作品は遊戯王GXのカードの部分を遊戯王からヴァンガードに変えたものです。
簡単に言いますと、原作の作中内でデュエルモンスターズとなっているものがすべてヴァンガードとなるということです。カードが変わるだけなので、基本的に設定や世界観は遊戯王GXのままで、ヴァンガードの登場人物(例えば先導アイチ君)は出ないのでご了承ください
ストーリーは基本的には原作通りですが、ところどころオリジナル展開だったり、ゲームが違うが故の不都合も色々出てきますが暖かく見守ってください。
それ以外にも誤字脱字、日本語的な間違い等様々な点で間違いが多くなったりするかもしれませんが、そちらも、温かく見守ってください。
また、そういったものがありましたら是非、ご指摘の方もいただけるとありがたいです。
勿論、そんなものが無いように最大限注意していきます。
ここまでだいぶ長くなりましたが、どうぞごゆっくり楽しんでいってください。



運命の先導者(ヴァンガード)

この日、エリートファイターを養成する学校ヴァンガード・ファイトアカデミア通称VFアカデミアの入学試験筆記と実技に分けられており、この日は筆記試験で選抜された受験生たちが実技試験に臨んでいた。

この学園はエリートファイターを養成する学園。すなわち、ヴァンガード・ファイトの勝負こそが実技試験であり、この学園に入学するための最後にして最大の壁である。

 

SIDE ???

 

やっべ~。なんでこんな大事な日に限って電車が事故で遅れるんだよ!!

急がねえと、試験終わっちまう!!

いや、エキサイティング!これが俺に与えられた試練なんだ!!

 

「うぉぉぉぉ!待ってろよ~!VFアカデミア!!!」

 

SIDE CHANGE

 

SIDE受付

 

「さて、もうそろそろいいだろう。」

 

「はい。」

 

そう言って手伝いに来てくれた学生たちに言い、私も戻る準備をする。するとすぐ近くの草むらがガサガサと揺れた。

 

「受験番号110、遊城十代、セーフだよね。」

 

少年はそう言ってニッコリと笑った。

 

SIDE CHANGE

 

SIDE 受験番号一番

 

「三沢くん。いかに優秀な君でも私のこの手札をかいくぐってダメージを与えることはできない。」

 

今、俺は実技試験の真っ只中。相手は序盤から着実に手札を増やし、いまの手札は既に8枚。

これだけのガードがある中で相手にダメージを与えるのは確かに簡単ではない。

 

試験管 H(手札)8  D(ダメージ)5 S(ソウル)2

    

      R            V          R

    オラクルガーディアン オラクルガーディアン オラクルガーディアン

    ワイズマン      アポロン       ワイズマン

 

    オラクルガーディアン ダークキャット    empty

ジェミニ                  

 

三沢  H4     D4        S2

 

    ジャガーノート    スカイダイバー    ハイスピードブラッキー

    マキシマム

    

    ダッドリー・ダン   メカ・トレーナー   ワンダー・ボーイ

 

「ワンダー・ボーイのブースト、ハイスピードブラッキーでヴァンガードにアタック!

 ハイスピードブラッキーはアタック時、SB(ソウルブラスト)1でパワー+5000!」

 

ハイスピードブラッキー+ワンダー・ボーイ  22000

        VS

オラクルガーディアンアポロン       10000

 

「ロゼンジメイガスでガード、オラクルガーディアンワイズマンでインターセプト。」

 

ハイスピードブラッキー+ワンダー・ボーイ  22000

        VS

オラクルガーディアンアポロン       25000

 

「バトルを終えたブラッキーは山札に戻る。

 ダッドリーダンのブーストでジャガーノート・マキシマムのアタック!

 ジャガーノートもブラッキーと同様のスキルを持っている。

 SB1でパワー+5000。」

 

ジャガーノート・マキシマム+ダッドリーダン  20000

 

「さらにダッドリーダンのCB(カウンターブラスト)2!手札のスパイクブラザーズ一枚をソウルに置くことで山札からスパイクブラザーズ一体コールする。

 俺は、空いているリアガードサークルにジャガーノートマキシマムをコール。」

 

ジャガーノート・マキシマム+ダッドリーダン  20000

           VS

オラクルガーディアンアポロン         10000

 

「ならばビクトリーメーカーと手札のダークキャットでガード、そしてワイズマンでインターセプト。」

 

ジャガーノート・マキシマム+ダッドリーダン  20000

           VS

オラクルガーディアンアポロン         25000

 

「ジャガーノートはスキルで山札に戻る。

 ならば、もう一体のジャガーノートでアタックだ!スキルでパワー+5000!」

 

ジャガーノート・マキシマム   16000

       VS

オラクルガーディアンアポロン  10000

 

「ビクトリーメーカーとラックバードでガードだ!!」

 

ジャガーノート・マキシマム   16000

       VS

オラクルガーディアンアポロン  20000

 

「ジャガーノートは山札へ。ヴァンガードのスカイダイバーにメカトレーナーのブーストを加えてヴァンガードにアタック!」

 

スカイダイバー+メカトレーナー  16000

      VS

オラクルガーディアンアポロン   10000

 

「ソードダンサーエンジェルと、お天気お姉さん みるくでガードだ!!」

 

スカイダイバー+メカトレーナー  16000

      VS

オラクルガーディアンアポロン   20000

 

「ツインドライブチェック。

 ファーストチェック。」

 

ジャガーノートマキシマム

 

「セカンドチェック。」

 

ソニックブレイカー ☆(クリティカルトリガー)

 

「ゲット、クリティカルトリガー。

 効果はすべてヴァンガードに。」

 

 

スカイダイバー+メカトレーナー  21000 ☆2

      VS

オラクルガーディアンアポロン   20000

 

「ダメージチェック。」

 

オラクルガーディアンアポロン

 

試験管 D6

 

「おめでとう、三沢くん。君の勝ちだ。」

 

「ありがとうございました。」

 

SIDE CHANGE

 

SIDE 万丈目

 

「受験番号一番の三沢大地はなかなかやりますね。」

 

「噂を聞いて見に来た甲斐がありましたね、万丈目さん。」

 

「ナンセンス。所詮試験デュエルなどレベルが低目に設定されているもの。学園から出てきて損したよ。オンリーワン。デュエルアカデミアに二人のキングはいらない。」

 

SIDE CHANGE

 

SIDE 遊城十代

 

「あいつ、なかなかやるなぁ。」

 

俺がそう呟くと、目の前にいた背の低いメガネをかけた受験生が言った。

 

「当たり前だよ。受験番号1番、つまり筆記試験1番の三沢大地くんなんだもん。」

 

「へぇ~、受験番号ってそうやって決まってたんだ。」

 

正直知らなかった。

 

「試験は筆記試験の成績と合わせて決まるんだ。僕もファイトには勝ったけど、受験番号119の僕じゃ受かるかどうか・・・。」

 

「心配するな。運がよければ合格するさ。俺だって110番だ。」

 

「えっ!?100番台の試験はとっくに終わってるよ。」

 

「え!?」

 

SIDE クロノス

 

「受験番号1番の三沢くんは審議の必要はない。文句なしで合格だろう。これで全員か。」

 

「あの~、もうひとり時間ギリギリに来た受験生がいるのですが・・・。」

 

「筆記試験順位は?」

 

「受験番号110です。」

 

「時間ギリギリに来るようなドロップアウトボーイは我が学園に必要ないノーネ。」

 

「しかし、一応時間に間に合ったわけですし・・・。」

 

「理由も電車の事故ですし・・・。」

 

「マズイでしょう、受けさせないのは。」

 

「ノンプロブレーム!!ノンノン!」

 

prrrrr

 

「電話なノーネ。はーい、もしもーし。あ、校長センセ。」

 

「ひとり時間ギリギリで来た受験生がいると聞いてね。

 筆記試験の順位が悪くても試験を受けさせないなんてことは無いように。」

 

「地獄耳ーネ、たぬき親父ーノ。」

(VFアカデミアはエリートファイターのための学園。鮫島校長はなんでドロップアウトボーイに肩入れするーノ!?)

 

「いいでしょう。ドロップアウトボーイの相手はワタクシがしますーノ。」

 

「お待ち下さいクロノス教諭。試験用のデッキを。」

 

「そんなもの、必要ありませーん。自分のデッキを使うーノデス!」

 

SIDE CHANGE

 

SIDE 遊城十代

 

俺の目の前に座った受験番号1番に俺は話しかける。

 

「お前強いな、今年の受験生で、多分二番目くらいに。」

 

{受験番号110番遊城十代君。}

 

「よし、行ってくるか。」

 

「待ってくれ。どうして僕が二番目なんだい?」

 

「え?だって、一番は俺だからさ。」

 

「!?」

 

「僕より筆記試験の順位が9番良いだけでなんであんなに自信が持てるんだろう・・・。」

 

そして俺はファイトフィールドに来た。

 

「ボンジョールノ。ワタクシはVFアカデミアで実技担当最高責任者をやってルーノデース。」

 

「実技の責任者の人が相手をしてくれるのかぁ。光栄だなぁ。きっと俺、それだけ期待されてるってことかなぁ。」

 

(呆れてものもいえませーんノ)

 

「試験ファイト、開始ナノーネ!」

 

すると、俺たちの前にテーブルが現れる。

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまでで、とりあえず一話目です。
次回は十代VSクロノスからスタートです。
こんな駄文ですが、これからどうぞ末永くこの作品をよろしくお願いします。

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