聖櫻学園記   作:ササキ=サン

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文芸部で小説作らなくてはならなくて更新できない。


第二十二話 ゴールデンウィークがオワタ、けど......

閑話 ちょっとした呟き

 

怖かったよ、綻君。

 

私、最悪のことを想像しちゃってとても悲しくなったんだよ?

 

まだあって一ヶ月も経たないのに、どうしてあんなに悲しい気持ちになっちゃったんだろうな、私。

 

でも、私、綻君が好きだよ。

 

絶対に死のうなんて思わないで。

 

お願いだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークが明けた。鬱だ、死にたい。

 

連休明け特有の学校行くのダルイ感に悩まされながら、学校に登校する。

 

蛇足だが、初日以降の残りのゴールデンウィークは実家で過ごした。寮にいると何かしら変なイベントに巻き込まれそうだったので避難したのだ。一応しっかり部屋の扉の前にはゴールデンウィークにつき実家に帰省なう。と書いてから実家に逃げた。あの日以降櫻井と会ってないので、どうなってるかは知らない。どんな感じになってるか正直ワクワクする。ガチ冗談、会うのが怖いお。

 

「HEY!そこのお嬢さんたち、学校なんかサボって俺と遊びに行かないか?」

 

えっ、まだいるのかゴールデンウィークマン。

 

思わず面を食らう。いや、ゴールデンウィークマンのくせになんでまだいんの?季節外れの何ちゃららってやつ?

 

絡まれてる金髪の女子生徒と目があった。

 

朝から通学路で変なものを見てしまったな、そう思って俺はそのまま学校に向かう。絡まれてる女子はご愁傷様です。ラノベ展開は他所でやれ。

 

「ちょ、君スルーするそこ!?今ばっちし目があったよね!?」

 

我知らぬ存ぜぬ。

 

そう思ってダッシュ。

 

「ちょっ、待ちなさい!こういうのは普通女の子を助けなさいよぉ!」

 

逃げながら少し思う。あのパッキン、前に会ったことがあるようなないような..........はっはっはっ、あるわけないか。知らぬ知らぬ。

 

「うわぁ、やばいやばい!のわ、捕まるぅ!」

 

さっきからうるさいな。しかも女性にアルマジロな、いやあるまじき悲鳴をあげているが、そこのところどうなんでしょうか望月なんちゃららさん。む、意外と覚えてーら。

 

「はぁ、テンションに任せてパルティアンショットオォォォ!!!!」

 

解説しよう、パルティアンショット(Parthian Shot)とは古代において中東地域を支配したパルティア王国(紀元前247年頃 - 226年)に代表される、遊牧民族の弓騎兵による一撃離脱戦法一般を指す。なお、この戦法はパルティアのみに見られるものではない。by.ウィキペディア

 

拾った小石を女子生徒目掛けて指で撃つ。ダッシュしながらの振り向いた後の速射、うむ、まさしくパルティアンショットだ。

 

俺が放った小石は人間一人くらいなら頭に当てれば殺せる程度の手加減で撃ったので、およそ時速200kmくらいで女子生徒に向かって飛翔する。よし、これで地球からうざいパッキンが一人消える。でわ、さらばだ。

 

と、思っていたが、小石はなんとゴールデンウィークマンに当たった。

 

あれぇ〜おっかしいなぁ〜。

 

「チッ、外したか」

 

「ナイスショット!って君、私狙ってたの!?」

 

俺がコントロールミスするなんて珍しいな、そう考えていると、唐突に手が滑った。

 

たまたま俺が気分で手に持っていた先の尖ったシャーペンがたまたま俺の手が思いっきり滑ってたまたま石が当たって悶絶していたゴールデンウィークマンの額にブスリと刺さった。

 

いや〜、今日はたまたまが多い日だな。まじ卑猥。

 

シャーペンで止めを刺されて消えていくゴールデンウィークマンを見ながらそう思った、まる

 

「あっ、ありがとう.....?」

 

「たまたま手が滑っただけですね。真に狙った標的は今もピンピンしている........」

 

「それは私を狙っていたって言いたのかな君は!?」

 

ガクンガクンと望月何ちゃらら先輩に首を揺さぶられる。俺を全然恐れていないなこの先輩。ちょっと前にかけた力がどうやらしっかり聞いてるように思える。

 

このことの説明をすれば、前にあった俺が誘拐犯扱いされた新聞に関しての事件で、謎の不思議パワーを使ってそんなこと始めからなかったことにしたことが関係する。俺の力まじ球磨川さん。

 

その件の最中にこの望月先輩は俺に若干怯えているようだったが、記憶を消して関係をリセットしたため、その怯えが一切見えない。これが俺の思った訳である。

 

うむ、これもぶっちゃけて漫画見て始めて使った力だから成功するかちょっと不安だったんだよ。無事成功して良かった。俺の力の規模的に世界とかなかったことにできそうだったからな。本当に成功して良かった。

 

「はははははは、まぁ、助かったから良かったじゃないですか。終わり良ければすべて良しですよ、先輩」

 

「まあ、そうだね。うん、とりあえず助けてくれてありがとう。私は望月エレナ。女の子大好きなカメラマンだよ」

 

「どうも、俺の名前は阿部高和です。よくいう言葉はやらないか?で、ノンケだって構わず食っちまう男大好きな男です」

 

「.............」

 

「.............」

 

 

 

 

 

 

 

 

空気が凍った。




やばい、櫻井さんがヤンデれてきた!

やめろーやめるんだ櫻井!気を鎮めろー!

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