バカ達と双子と学園生活   作:天星

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「じゃ、行ってみましょ~。

 光明さん、
 クロードさん、
 走り高跳びさん、
 青空猫さん、
 RC314さん、
 蒼龍さん、
 泡沫´さん、
 枝垂桜.さん、

 感想ありがとうございました!

 では、スタート」


11 その頃のグラウンド

 さて、彼らが突入している間、グラウンドではどんな事が起こっていたのか。

 時計の針を数十分ほど巻き戻そう。

 

 

  ……グラウンド、左翼前線……

 

 

 FクラスとBクラスの混成部隊が新校舎へと突入した。

 

「御空、成功すると思うか?」

「さあどうかしらね」

 

 代表からの問いかけにテキトーに答える。

 

「腕輪の能力を無視するなら2-Aの半数くらいなら屠れるくらいの戦力だし、万が一失敗しても坂本くんなら何かしらの情報は持ち帰ってくれるでしょ。

 それより、私たちはグラウンドを何とかしましょう」

「それもそうだな。無理はするなよ?」

「勿論! 代表ももうちょっと下がってなさい!」

「そうさせてもらおう」

 

 私たちBクラスの半分が今から相手にするのは3クラスの連合部隊だ。

 と言っても、3年のDクラスの9割りを壊滅させ、Bクラスも半壊させ、Aクラスも8人くらいしかこっちに向かってきてないけど。

 とりあえず、今のフィールドに居る虫の息の3年生達を殲滅し、フィールドを張り替える。

 流石に消耗した状態でAクラスを相手にするのは避けたい。

 

「さぁ、かかってきなさい! 試獣召喚(サモン)!!」

 

[フィールド:国語]

2-B 御空 零 569点

 

3-A 299点

3-A 368点

3-A 412点

3-A 468点

 

「……え?」

 

 

 

 

  ……旧校舎3階、本陣……

 

『伝令っ!!!』

 

 血相を変えてやってきたのはFクラスの生徒の一人だった。

 

「……どうしたの?」

『えっと……『予定通り3-Aが20名以上出てきたけど、平均点が約400点』だそうです!!』

「っ!!」

 

 その伝令の言葉を聞いて教室が騒がしくなる。

 パニック、とまではいかなくても皆動揺してるみたいだ。

 

「……皆、落ち着いて」

 

 私のその一言で多少は落ち着く。

 ……光なら完全に落ち着かせられたかな。こういう時のリーダーに私は向いてないのかもしれない。

 

「代表、どうするの?」

「……10秒考えさせて」

「え? うん」

 

 3-Aの平均点が400っていうのは事前の想定を大幅に越えている。

 新校舎に入った雄二たちも危ないかもしれない……けど、今の私ができる事は無い。雄二を信じて待つしかない。

 とにかく今はグラウンドの事に集中しないと。

 3-Aの平均点が2-Aの平均点を越えているとなると、EクラスとCクラスの中のAクラスもそこまで役に立たないかもしれない。

 だったら……

 

「……ここの最低限の守りを残して全員出撃。

 ……ここの指揮、三宮くんできる?」

「重要な役割ですね。分かりました。精一杯努めさせて頂きます」

「ちょっと待って、代表はどうするの!?」

「……勿論、私も出る」




「この間、10秒である」

「霧島さんなら納得できるわね」

「ちなみに、駄作者の解釈としては、
 『霧島さんはリーダーとしてのカリスマは割とあると想うが、騒ぐ群集を鎮める事はあまり得意では無い気がする』
 って感じらしいぞ」

「あ~、確かにそんな感じよね」

「大声で群衆を一喝するような光景は想像できないとか何とか。
 そういう面なら木下姉とかの方が上手くやる気はするな」

「では、また次回!
 ……5分後だからね!」

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