想星さん、
蒼龍さん、
走り高跳びさん、
泡沫´さん、
シャラットさん、
光明さん、
クロードさん、
枝垂桜.さん、
ルルの鈴さん、
火水 総さん、
久未美男さん、
感想ありがとうございました!
では、スタート」
[フィールド:物理]
Fクラス 姫路瑞希 455点
Fクラス 坂本雄二 452点
Aクラス 空凪 光 423点
Aクラス 霧島翔子 698点
最終決戦の科目は物理になる気がしていた。
結果的にとはいえ、剣が散々煽ったせいで翔子の物理の成績が恐ろしい事になってるからな……
一応他の科目でもいくつか400点越えにしたが……物理はより力を入れた。
それでも目標値+50点程度にしかならなかった。勉強に費やした時間が違うとはいえ、翔子の化け物っぷりがよく分かるな。
「姫路、頼むぞ!」
「ええ!!」
計画はこうだ。
俺がどうにか翔子を押さえている間に姫路がなんとか空凪妹を倒す。
そして2人で霧島を倒す!
……ああ、正直凄く曖昧だってのは自覚してる。
だけどこれが一番勝算がある。やるっきゃない!!
「ってわけで、お前の相手はこの俺だ! 翔子!!」
「……今度こそ、勝つ!」
私の相手は空くんの姉であり妹でもある光さん。
点数は大体拮抗しているので、勝算は五分五分、といったところでしょう。
……そう思っていたのですが……
[フィールド:物理]
Fクラス 姫路瑞希 455→376点
Aクラス 空凪 光 423→269点
何か、優勢に進んでます。
装備重量とか武器射程とかの召喚獣の個体差が上手く働いているという事も要因の一つだと思いますが……
「やはり兄妹ですね。空くんの思考パターンと何となく近いです」
「くっ!!」
空くんの分析なら誰にも負けない自信があります。
今頃どこかでまた無茶をしてるんでしょうね。帰ってきたらオハナシですね♪
それはさておき、
光さんもパターンを読まれているのは理解しています。
なのでパターンを変えようとするのですが……その変動のパターンまで大体分かってしまいます。
これなら、簡単に勝てる!!
何て事を考えていたらその慢心をあっさりと看破して仕掛けてくるでしょうね。空くんなら。
最後まで絶対に気を抜かず、倒します!!
兄さんのパターンを読むだけで私は完封されちゃうのかぁ……
それはつまり、少なくともパターンを変える能力は兄さんに劣るって事ね。
いや、それだけじゃないか。意表を突く事ができないだけじゃなくって、正攻法の戦闘力でも、姫路さんの想定を越えられてない。
別に兄さんとの勝ち負けにそこまでこだわってたわけじゃないけど、何かちょっとショックだわ。
昔は、何でもかんでも私の方が強かったんだけどね。
今じゃ勝ってるのは公式的な学力と、あと腕力くらいかな。
あと、持続力もか。でもそれをカウントするのはなぁ……
そして姫路さんは、そんな兄さんに並び立てるようになったのね。
ああ、ダメだ。これは勝てない。
せめて姫路さんが油断でもしてくれたら奥の手を使えるんだけどね。
一挙手一投足ガッチリと警戒されてて、不用意に近づいた瞬間に一刀両断されるわね。
……私は、負けるでしょう。
でも、それにAクラス全員を巻き込む気は無い。
最後まで足掻いてみましょうか。
「今回短いなぁ……」
「これ以上やると長くなりすぎるってわけでもないのよね」
「まぁ、駄作者が切りたかったなら仕方ないな。うん」
「では、明日もお楽しみに!」